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【人】 犬井 ぐる狂宴から幾つもの時が過ぎた。 少年探偵として活躍していた彼の家は、もう一人の為のものじゃない。 共に歩む家族として少年二人と共に過ごしていたある日のこと。 かつて同じ施設で過ごした旧知の仲である少年が遊びに来た。 無機質な視線たちはもうない。ここにあるのはありふれた、けれど愛おしい毎日だけ。 さあ、今日はどう過ごそうか。 (0) 2021/11/14(Sun) 21:58:55 |
【人】 貴戸 高志「久しぶりだな」 仏頂面は相変わらずだ。 その固い様子とは裏腹に、声も内側も穏やかなもの。 来たばかりの頃はどうしても緊張が残っていたが、今はそれもなく。 さも当たり前といった様子で玄関に立ち客人を迎え入れるだろう。この一軒家に住む家族の一人として。 「元気そうで何よりだ。ゆっくりしていくといい。 俺は歓迎しよう」 (1) 2021/11/14(Sun) 22:07:06 |
【人】 迷彩 リョウ「 いらっしゃ〜い! 」二階から慌ただしい足音と共に、住民のひとりが降りてくる。 数年前に比べれば随分と背丈が伸びていた。 「オレねー、オセロとか色々できるようになったよ! あと味噌汁できるようになったし、ごはん炊けるし……」 話したい事は沢山あるらしい。 きっと夜遅くまで付き合わされるはずだ。 (2) 2021/11/14(Sun) 22:29:17 |
【人】 探偵 闇谷 暁あれから時も経ち、 生活の傍らで探偵業を再開し、生計を立てている。 少年院を出てすぐは苦難ばかりであったが、 今はある程度軌道に乗り安定し始めている──そんな愛すべき毎日の、とある日。 大欠伸をしながら、客人を迎える。 「来たか。 部屋は多いから、好きに過ごしてくれ。 仕事部屋だけ荒らさないで貰えると助かる。」 (3) 2021/11/14(Sun) 22:31:48 |
【人】 鏡沼 創「久しぶりぃ。しばらくおじゃましま〜す。 え〜。リョウちゃんすごいじゃーん。 ご飯、美味しかったら食べるねぇ」 美味しくなかったらチェンジで。 そう言った少年も、以前より多少は伸びただろうか。 間延びした口調や厚かましさに変化は見られない。 「心配しなくても荒らしたりしないよぉ。 馬に蹴られる趣味はないからねぇ」 (4) 2021/11/14(Sun) 22:43:27 |
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