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【人】 販子 ジャヤート[そこそこの距離を歩いてさすがに疲れ、 一旦小休止をとって振り返って] まだ距離あんのか? いつもこんなに時間かけて通ってんの。 [荷車が重い理由は、人が乗っているせいだけではない。 それは彼女の姿を見ていてもわかった。 そうまでしてその暮らしに拘るのは、 それが職人というものなのだろうか。 ジャヤートは話をするうち、 彼女に興味が湧き始めている自分に気付いた]* (42) 2022/08/01(Mon) 21:57:43 |
【人】 糖画 ユゼえ、ちょ、ま、まって………! [急に激しく降り出して来た雨と、激しい雷の音に竦んでしまう。 やばい、仕事道具が台無しになる。 それもあるのだが。] お、お前ちょっとすぐ先に宿屋あるから!!!一旦そこまで急げ!!! [……雷が怖い、だなんて。子供じゃあるまいし……と思ってしまうのだが。大人になっても怖いものは怖いのだ。]** (46) 2022/08/01(Mon) 23:13:07 |
【人】 販子 ジャヤート[少々経って、宿へは無事到着した。 軒下に荷車を入れて、雨が凌げそうなのを確かめて、 そのまま外壁にもたれた] 大丈夫かぁ……? 災難だったな……。 [さすがに疲れ果てた様子を見せながら、 彼女は無事かと視線を送る。 短時間とはいえ、ここまでの間、雨に打たれていたのだ。 もっとも、それはジャヤートも同じことなのだが]** (49) 2022/08/01(Mon) 23:36:35 |
【人】 糖画 ユゼ(コイツ、なんで妙にこっちの事気にかけるんだろ。) [拐おうとした手前、油断させるつもりなのか……とも思ったが。長い帰路でのやり取りから察して、どうも本気で此方の身を案じているらしい。 初見の時はあんなだったのにな、と思いつつ。妙な縁ができたものだ。] (56) 2022/08/02(Tue) 15:26:42 |
【人】 探索者 アメジスト宝石の力で先程の二人の様子を追えなくなりました。 秘密の空間で新たな叡智が生み出されている可能性があると私は考えます。 雷に甚く狼狽した糖画士が、轟音に怯えて販子の懐に入り込む。 父親の回想だったり、女単身で生きていくことの心細さなどを絡めた心理描写がありそうです。 ジルジルはどう読みますか。 [真顔のジルコンのおっぱいを揉みながら] (63) 2022/08/02(Tue) 22:26:48 |
【人】 守護天使 ジルコン[ジルコンは、先日、神様からいただいた仕事の報酬──音声を記録できる石に録音したアメジスト宛のメッセージに不備がなかったか思い出そうとしている] >>63 ……ん、ああ、そうだね。 僕は、あんまり興味が湧かないなあ。 厳密には、心理に興味はあるよ。 その心理によって生じる性交渉や恋愛模様に興味はない。 宝石が元の僕らに、性別は、あるようでないに等しいし、 天使の僕は、博愛主義だからさ。 偏った愛情を傾ける恋愛や性的興味は、皆無に近い。 僕がそれに近い感覚で気になる事柄となると、 アメジスト……。 君という個人だと断言できるね。 尤も、これは恋愛や性的興味ではなく、 君の透き通った魂への陶酔と形容すべき感情だろうけれど。 (64) 2022/08/03(Wed) 1:20:26 |
【人】 守護天使 ジルコン[天界──天使居住区の一室にて、音声記録者ジルコンの心境変化に応じて起動した記録石が音声を流し始める。空虚な部屋で、彼の声が独りでに響く様を神のみぞ知る] (65) 2022/08/03(Wed) 1:31:46 |
【人】 守護天使 ジルコン 人間が無駄に多く繁殖した甲斐あって、現在に至るまで、 戦争と悪知恵の詰まった人類史に終わりはない。 下界の人類滅亡の日まで天使の仕事にも終了は訪わず、 それゆえ天使は、特に、人間を見守る僕ら守護天使は、 今年こそ、人類が滅亡しますように── ……などと不謹慎な願望を内に潜めていたりする。 僕も、そんな同胞と大差ない願い事の持ち主なのだろう。 大昔に任されたアダムとイヴの監視は既に果たされたが、 地球最古の鉱物の名を冠する僕に回される任務内容は、 いずれも人類史に名を残す重要人物の監視だらけで。 そういう災禍の起因になる人間が好むものは大抵、 異性と酒と煙草だと相場が決まっている。 偉ぶる人は、どうしてこう酒臭く煙草臭いのかな。 おまけに戦争の火種になりやすい。 そんな職場に、僕は、ずうっと辟易していた。 でも、今は、心の浄化が一通り済んだみたいだ。 人工物になりかけていた僕の濁りを清めてくれるのは、 人生の悪酔いから目を覚まさせてくれる君だけだよ。 ……ねえ、アメジスト。 今の僕は、君の守護石になれているかい。 こんな問いが出てくる時点で、 まだまだ君に守られてばかりいるのだと自覚しているよ。 (66) 2022/08/03(Wed) 1:50:00 |
【人】 守護天使 ジルコン 自分だけじゃどうにもならないことでも、 頼る人によっては解決にいざなってくれる。 君から教わったのは、それだけのことさ。 職場の環境は変わらずとも、 魂に安穏が訪れたのは間違いない。 僕の職場の環境改善なんて、どだい無理なお話だ。 全人類に善性を植え付けるよりも、 どこかの神様の気まぐれで、 世界を滅ぼすほうが手っ取り早いほど、 人間の多くは悪に満ちているのだからね。 ──脱線したね。 ……さて、昔語りに戻ろうか。 諦観で精彩を欠き、破滅願望を持つジルコン。 本来の鮮やかな輝きと乖離した以前の僕の魂はまるで、 人の手で生み出されたジルコニアのようで。 僕と初めて会った君が、 「表情がない」と驚愕したのを今も覚えている。 君と出会ってからの僕は、 君とのくだらないふれあいのおかげで毎日楽しい。 少なくとも、前より自然に笑顔が生まれるようになった。 君から見ても、僕の表情が豊かになっていると嬉しいな。 (67) 2022/08/03(Wed) 1:55:12 |
【人】 守護天使 ジルコン ……アメジスト。 君は、こんな話を知っているかい? 酒の神ディオニュソスは、 悪酔いの暇潰しがてら、 最初に出会った人を猛獣に襲わせようとした。 そこに通りかかったのが、 月の女神セレーネの女官アメジストだったのさ。 ディオニュソスが獣をけしかけ、 今にもアメジストが襲われてしまう。 惨事を予期した女神セレーネは、 アメジストを瞬きする間も無く純白の水晶に変えた。 その後で、酔いから覚めたディオニュソスは、 自分の罪を猛省し、アメジストが姿を変えた水晶に、 自分が作ったぶどう酒をたっぷりと注いだのさ。 たちまち水晶は透き通った紫色に変わり、 美しい紫色の宝石アメシストになったのだそうだよ。 アメジストとも呼ばれるけれどね。 語源となったギリシャ語のamethystosは、 酒に酔わない、といった意味を持つそうだ。 (68) 2022/08/03(Wed) 2:08:28 |
【人】 守護天使 ジルコン これからも、僕を人生の悪酔いから守り続けてほしい。 そうして心身共に僕が成長した暁には、 僕が、君の守護石となってみせるよ。 たとえ君が壊れて、 この廃れた世界に取り残されようとも、 ……君だけを、見つめて生きるから。 (69) 2022/08/03(Wed) 2:11:17 |
【人】 守護天使 ジルコン[冷静にメッセージ内容を思い返しながら] (いやいや、音声メッセージで、あの長さって、有り得ないでしょ。録音当時は、情熱のままに愛を叫ぶようなことをしていたけれど、小説みたいな長さのメッセージだし、あんなの聞いてるうちに眠くなっちゃうよなぁ。おいら、話を簡潔にまとめるの下手すぎるよぉ……) (もっと、こう……煙水が議論中にくれたアドバイスみたいに、簡単に結論から話すようにしたほうが伝わるんじゃないかなぁ……) (照れくさくて録音メッセージを選んじゃったけど、こういうのって、やっぱり言葉と行動で伝えるべきだよなぁ。アメジストは、前に、言葉よりも行動を重視して見ると口にしていたし、僕も行動で思いの丈を表現する派になるべきじゃないか?) (70) 2022/08/03(Wed) 2:25:06 |
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