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人狼物語 三日月国


227 【身内RP】une jeune sorcière【R18】

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【憑】 虹色カンタビレ サアヤ


信じる、か。
信じるだけじゃダメかもしれないけど、これがコイツの性格なんだろうから黙っとく。
好ましいものではあるしね。愚かしいとも思ってしまうのは、ボクが人間ではなくなったからかも?
 
それにまさか精霊王が喋るとは思わなかったな。ほら、ベアトリスひれ伏しちゃったじゃん!
首元のイーリスを撫でながらボクは苦笑い。
まあ良いけどね、ボクにしてるように見えてボクにしてるんじゃないんだし。
ちゃんとイーリスのお世話だってするつもりだし、ボクはイーリスに分け与えられた力は好きにさせてもらうつもりだしね。
 
(24) 2023/10/29(Sun) 8:33:26

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
「勿論。ボクはベアトリスについていくよ。
 でもベアトリスがドローイグで辛い目に遭うなら
 さっさとドローイグを滅ぼすか、
 ベアトリスを攫って逃げるからね。
 今のボクは人間とも精霊とも判断基準が違う。
 根っからの、じゃないから
 どちらの感覚もあるだけでさ?」
 
 
彼女に絡みついて頬を擦り寄せる。
くすくす笑って、でもね。
 
 
「…イーリスじゃないけどさ。
 3日に一度は抱いてよね。
 その時だけ生やせるようにする?」
 
 
君と繋がるのは気持ちよかったんだ。
まぁ今度生やすとしたら、君の魔力自身でどうにかできるようにしたいけど。
えへ、大好き。**
 
(25) 2023/10/29(Sun) 8:33:44

【人】 純真アンサンブル リッコ


エスポワとなったサアヤたちが去って、数時間後。
もう翌朝になってしまったのかな。
わたしは胸元に虹色の宝石を置かれたままで懇々と眠りについていた。
瞼を震わせ、そっと瞳を開ける。
全身が痛い。体に力が入らない。
視線をだけで辺りを探ると、啓介の姿が見えた。良かった、生きてた。
 
 
「啓介…。」
 
 
良かった。生きていてくれた。
それが嬉しくて涙を滲ませてしまう。
その後、生きての再会はどうなったのかな?
虹色の宝石はイーリスのようで、少し違う。
それを握りしめながら、わたしは診察を受けることになるだろう。
わたしは詳しいことはわからないけれど全身が失血したような症状を起こしていて、今後歩くことは難しいかもしれないと診断された。
診断されたその時、啓介は横にいたのかな。
それとも、わたしから伝えることになったのかな。
確かに両脚の感覚がない。
──死ぬかと思っていたから、生きているだけありがたいけれど。
 
(26) 2023/10/29(Sun) 8:42:59

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「…ありがとう。それと、ごめんね。」
 
 
巻き込んでしまって。
戦わせてしまって。
 
好きだと言ってくれたのに、こんな状態になってしまって。
 
二人きりになれた時。
ベッドの上か、車椅子で何処かにいたか。
ぽつりとそんな呟きを。**
 
(27) 2023/10/29(Sun) 8:43:19

【人】 水の魔騎士 ユスターシュ

チアキローズとユスターシュ。
千秋と譲。

どちらの世界においても共に生きていく。共に寄り添って歩むと約束を胸に刻んだ。

彼女はプロポーズを快く受け入れてくれる。
艶やかな睫毛が伏せられ、ピンクの唇が譲を待っていた。

 「チアキローズ。貴女を必ず幸せにする。」

身を屈めて触れ合わせる誓い。
それは婚儀の場でなくとも神聖なもの。

二人はこうして、多くの苦難を乗り越えたのちーー婚約者としてではなく、互いを選び結ばれたのであった……。**
(28) 2023/10/29(Sun) 16:25:58

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

人間でもない、精霊でもない。
それはすなわち、人間でもあり精霊でもある、という事だ。

しかもイーリスを彼女は身に付けた。エスポワの得た力を考えるならば、ベアトリスはずっとひれ伏してもおかしくはなかったろう。

しかし、彼女と自分は対等であり、パートナーとなったことをベアトリスは知っていた。

たとえサラマンダーが使役できなくなろうと、彼女がいたら千人力だろう。

 「ドローイグを滅ぼすですって?
 過激ねえ。
 私はね、貴女と静かに暮らせたら
 それで満足なんだけど。」

見た目はこんなに愛らしい少女なのにエスポワったら!
でもそこがまた彼女の魅力かもしれない。

 「三日に一度じゃ私が足りなくて疼いてしまうわ?
 毎日、毎晩愛でたい。
 貴女の隅々を。ね?」

触れている柔らかな頬も、輝くような色の髪も、悪戯に光る瞳も、スレンダーなボディも、全部私のもの、とほくそ笑む。

それは大好き、と同義であろう。
(29) 2023/10/29(Sun) 16:26:27

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

その世界の人々は、精霊の力を借りて豊かな反映を遂げた。

ドローイグ帝国は絵画の力により、色彩鮮やかな精霊を友として。

国のあちこちの石壁には、子供たちが描いた絵がたくさん残っている。それは落書きと忌み嫌われたりはせず、街を彩るもの、というのがドローイグの認識だ。

 「私はね、この貧しい街に生まれたの。」

ベアトリスはエスポワを伴い、貧民街を訪れている。
生家は燃えて失くなってしまったが、町並みはあまり変わってはいなかった。

子供たちが絵の具を使い夢中に壁に絵を描いている。
自由で愉しそうだ。

 「確かこっち……あったわ。ほらこれ。
 私が描いた絵なの。」

それは弟ユスターシュと手を繋ぎ並ぶベアトリスの絵である。
小さな二人ではなく、大人になった姿を想像で描いたのだ。
マント姿のユスターシュと、ドレスのベアトリスが並んでいる。

ベアトリスはふ、と目を細めてそこに人物を描き足した。
勿論それはエスポワである。
(30) 2023/10/29(Sun) 16:27:02

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

 「それにしても、ドローイグの王は
 情けなかったわねえ。」

実は二人は貧民街に来る前に王に謁見していた。宮廷魔術師であるベアトリスの使命はイーリス奪還であった。そして、ベアトリスはイーリスを首につけたエスポワと帰還した訳である。
これが王にはどう見えたか。

 『え、エスポワ様!平に、平に〜!』

なんでも願いを叶える宝石を手にする少女は、さながら紋所を手にする水戸黄門といったところか。

その脅威にただただ平伏する王がベアトリスに何か文句を言うなどあり得なかったのである。

二人は王宮に住まいを得たし、望むならいつでも異世界に行く事も。諸国漫遊していた光國と似たようなものだ。
(31) 2023/10/29(Sun) 16:27:25

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

 『りっこちゃんは恋人がいるから向こうの世界に
 残るのよね。

 まあ、私達は行き来出来るから
 いつでも逢えるけど。

 そう言えば、チアキローズ姫はどうするの?
 あの二人はーー結婚するのよね?』

姫と結ばれた弟を案ずる。しかしきっと二人も道を歩んでいくのだろう。

エスポワに身を寄せ、ベアトリスは小さな手を握る。

その姿は壁に描かれた絵ととてもよく似ているのだった。**
(32) 2023/10/29(Sun) 16:28:02

【見】 不良少年 滝沢啓介

里津子が眠りについている間、啓介はずっとベッドの傍らにいて手を握っていた。

夜中付き添っていたかったが親族ではない、未成年という理由で泊まりは許されず仕方なく家に帰る。

両親と弟、家は無事であった。事情を知らない家族たちは自然災害がいっぺんに起きたのだと思い込んでいる。

本当は精霊の暴走で、魔法少女たちが命をかけて食い止めたのだが、その魔法少女が恋人だなんて説明は……あまりに長いし信じて貰えるかわからないから控えた。

みんなで元気な事を喜んだ後、
啓介は家族に告げた。

 「俺、恋人が出来たんだ。同じクラスの
 女の子。
 だけど今回の事に巻き込まれて大怪我を負って…。
 入院したから、治る迄出来るだけ
 傍にいてやりたい。」

そんな言葉を聞いて弟が笑った。
(@3) 2023/10/29(Sun) 18:06:22

【見】 不良少年 滝沢啓介

 『兄ちゃん、また気にしてるんだろ。
 その子を護れなかった、て。
 俺が怪我した時にすんごい気にしてたもんな。
 でもさ、兄ちゃんはいつも精一杯で一生懸命じゃん?
 兄ちゃんが護りたい人はさ、
 その気持ちだけで嬉しいんだよ。』

兄ちゃん、大好きと言って無邪気に啓介に抱きつく弟。
そんな様子に父は。

 『どんなに頑張っても人間には
 出来ないこともある。
 起こった事はどうしようもない。
 だが、出来ることもあるんだ。
 お前に出来ることをやりなさい。
 彼女さんはきっと、お前がついていることを
 きっと喜ぶだろう。』

啓介は強く頷き、父の言葉を噛み締めた。
(@4) 2023/10/29(Sun) 18:06:40

【見】 不良少年 滝沢啓介

翌朝、学校は災害の爪痕のせいで休校との知らせが来たので、啓介は朝から病院に向かった。

病室に入ると窓から日の光が差し込んでいる。
ベッドに寝そべる彼女が丁度目覚めた。

 「里津子ッ」

啓介は駆け寄る。ひし、とまた手を握った。

 「里津子ーー里津子。
 目覚めてくれて良かった……
 ごめんな、本当にごめん。
 お前の事護りきれなくて。
 いやーー俺の命を救ってくれて、
 ありがとう……すまねえ。」

想いと言葉が溢れる。それを遮ったのは看護婦の『検診です』という言葉だった。

医者がやってきて、二人に身体の状態を説明してくれる。
脚に外傷があるわけではない。神経が死んだり骨も折れてはない。が、彼女の脚は動かない状態だと告げられた。

 「……歩け、ないのか。」

啓介は青ざめた。里津子と医者を交互に見つめる。
(@5) 2023/10/29(Sun) 18:06:59

【見】 不良少年 滝沢啓介

 「先生、頼むよッなんとか治してくれッ!
 なんなら俺の脚をやるからッ」

それでどうにもならないのは啓介もわかっていたが叫ばずにはいられなかった。

医者は、少しずつリハビリをしましょうと告げて去っていく。
治るとも治らないとも言えないのを苦しそうに。

二人だけになる。広い病室は静かだ。啓介はまた、彼女の手に手を添える。

 「大丈夫、リハビリ頑張ろうぜ!
 俺、毎日学校の帰りに来るからさ?
 お前の分のノートも取っとくし!」

わざと明るい口調を作る。

 「……て。お前、さ。あっちの世界には
 帰らない、んだよな……?」

謝る里津子に啓介の胸は苦しくて堪らない。*
(@6) 2023/10/29(Sun) 18:07:58

【人】 純真アンサンブル リッコ


目が覚めた時、圭介が駆け寄って手を握ってくれた。
そのことに目を細めて微笑んで。
でも謝罪されたことに首を微かに横に振る。
 
 
「ううん、その気持ちだけで嬉しいの。
 だから謝らないで。
 こうして隣に居てくれるじゃない。」
 
 
目が覚めた時、一人きりだったらきっと泣きそうになっていたと思う。
圭介がいたから微笑むことができた。笑顔は人を明るくできると知っている。
サアヤや姫様の笑顔に救われてきたのはわたしだったから。
そして今、啓介の笑顔が見たかったけれど…。
 
診察が始まって、その結果が出て。
 
(33) 2023/10/29(Sun) 18:47:02

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「啓介。」
 
 
圭介の言葉に首を横に振ったのは、そんなこと願っちゃダメと思ったから。
経緯はよくわからないけれど、私の手元にある虹色の宝石──魔力を宿すこれは、イーリスのそれによく似ていた。
だからこそ、どこまで願いを
叶えてしまうか
分からない。
だから迂闊なことは言わないでほしくて。
 
そう。
この脚が動かないのはきっと、イーリスによる願いを叶えた代償の一つ。
人一人の命を掬い上げたのだ。本来は自分の命が代償になっておかしくないのを、機能一つで何とかなった。
本当にそうかも分からないのに。
 
病室に二人取り残されて。
わたしは病室──入院してる部屋、だろうか。
個人的な話をしてるから、きっと個室に戻ってたんだと思う。
 
(34) 2023/10/29(Sun) 18:47:23

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「私は騎士の一人だもの。
 あちらの世界に帰っても仕事はないわ。
 姫様をお護りすることもできない…。」
 
 
でも。だからと言ってこちらに残るとも言えない。
あちらの世界にとって、私の存在意義が無くなったのだとしても。
 
 
「でもこちらの世界では、わたしはただ
 脚の機能を失ってしまった一学生に過ぎないの。
 あちらに戻る理由もないけれど
 こちらに止まる理由は──。」
 
 
ジッと啓介を見る。でも、そんな重荷を背負わせたくもないの。
貴方だけを理由にはできない。
それはいけないことだと思っている。
わたしのことを好きだと言ってくれた彼だからこそ──枷になりたくないの。
じわりと滲んだ涙をそっと手で拭う。
 
(35) 2023/10/29(Sun) 18:47:42

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「──姫様の癒しの力が残っているのなら
 リハビリ?の助けになるかもしれない。
 だから、もし癒しの力が残っていたなら
 姫様の力を借りつつ、
 リハビリを頑張れれば良いと思っているわ。
 もし姫様の力が喪われていたのだとしたら
 リハビリを…頑張るしか、無いわね。」
 
 
その結果がどうなるのかは今の自分には分からない。
魔力が関わる疾患だからこそ、こちらの医学では対応しきれないだろうし、魔法での治癒も難しいかもしれない。
ただ、リハビリをしてみる価値もあるとは思う。
 
私に添えられている啓介の手。
ぎゅっと握りしめて、すう…と息を深く吸った。
気持ちを落ち着けて、にこりと微笑む。
 
 
「…啓介。わたし、大丈夫だよ。」
 
 
だから手を離しても大丈夫。
だから離れても大丈夫。
そんなことを言いたかった。言いたかったけど。
結局握りしめた手をわたしは離せない。
離せないまま、顔を俯けさせてしまった。
 
ぽた、と二人の繋いだ手に雫が、落ちた。**
 
(36) 2023/10/29(Sun) 18:48:00

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ


音楽を愛でるミュジーク。絵画を愛するドローイグ。
どちらも芸術を愛する国でありながら、仲違いをしたのは大きな力のせいだったのかもしれない。
人々に指標を委ね、全てを叶えさせてしまう大きすぎる力。
──だからこそのボクだ。
希望の名前を与えられたことでその指標を明確にした、希望の篝火。願いの道標。
悪辣なもの、身勝手なものは通さない。
とは言え、イーリスそのものが願いを叶えるわけでも無い。
ボクはただ、その余波のような──まあボクに分け与えられた力を使ってる。
今のところ尽きる予定は無いけどね。
ボクが使う予定? そうだなあ、ベアトリスの肉体が朽ちる時にはボクと同じにしちゃおうかな!
イーリス…ドリームも孤独だったからね。
ボクは新生ベアトリスと永き時を生きる予定さ!
 
まあそれはずっと遠い話。
精霊の感覚だとあっという間かもしれないけど。
 
(37) 2023/10/29(Sun) 19:27:43

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
「あっ、ユスターシュの横に姫様描いてあげてよ!
 ボクは絵、からっきしだからさ。
 …ここの子達も教育が必要だね。
 日本の識字率にはびっくりしたんだ!」
 
 
ベアトリスたちの過去を思うこともできるけどさ。
ボクたちに出来ることは過去を悔んだとしてもそれを糧に生きる事。
ボクを書き足してくれたのは良いけど、姫様もね!と笑いつつ。
 
 
「ん〜、まあ、ぶっちゃけさ?
 ベアトリスに探させてたなら
 ベアトリスが横取りするとか想像の範疇?
 王様自身が探しにくればよかったのにねって
 ミュジークにも思ったけどさ。
 なーんだかんだ動かないから
 想定外のことになっちゃうんだよね、お偉いさんって。
 まあボクがこうなるのは予想外も予想外だけど!」
 
 
王のことを思い出して鼻で笑う。
確かに情けなかったねー、でもベアトリスが奪うとかまでは想像できるじゃん。
イーリスを得たボク自身がベアトリスのパートナーになるのは完全想定外だっただろうけとさ。
でも。 
 
(38) 2023/10/29(Sun) 19:28:05

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
「城の一室とは言わずさあ。
 本当なら王に取って代わっても良いんだよね。
 今のベアトリスの立場。
 ボクも平和に暮らせるなら良いけどさ。」
 
 
あえて事を荒立てたりはしないさ。
こちらに牙を剥いたら容赦しないだけで。
 
 
「リッコは…まあ、まだ時間かかるかな。
 リッコ、不器用だから。
 姫様と弟くんはね。…ふふふっ。」
 
 
さあて、二人はどうなるか?
想像して楽しくなって、ボクは笑いながらベアトリスの指に指を絡めて。
背伸びをしてキスをして、自分の方に引き寄せる。
 
ねえ、今日もお互いを愛そうよ。
それが別々の肉体を持っている者同士、繋がれる一つの方法なんだから。**
 
(39) 2023/10/29(Sun) 19:28:27


【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
──ちなみに、姫様の癒しの力については説明したよ。
ボクにはそれが判ったからね。
ハグよりキス。キスより胸。
それよりもエッチが癒しの力が強いって。
でも、基本的にハグだけにしときなよって。
姫様の身体は安く無いからね?
ある意味それが癒しの能力の枷なんだと思ってるよ。
姫様自身、そんなに肌を晒すのは治癒のためと言っても抵抗あると思うしさ。
治癒のためにしてるのに淫乱姫、なんて呼ばれたら可哀想だろう?
 
 
それにただのハグだけだって、勘違いする奴は人間でも精霊でもいやがるからさ。
 
(40) 2023/10/29(Sun) 19:43:05

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
──そこんとこ、頑張って守ってやってね。
弟くんこと、ユスターシュ・サマ?**
 
(41) 2023/10/29(Sun) 19:43:31

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

ドローイグの貧民街の子供たちは、壁の絵が増えているのに気が付いた。

ドレスの女性の隣にキラキラした虹色の女の子、マントの男性の隣にお姫様が。

そして、この世界にはない真っ黒な学生服を着た少年。
彼は黒髪の女の子をお姫様だっこしている。

総勢6名。

その絵が、後に立国されるとある国の王と王妃に似ていると噂になるのは先の事だ。
良い観光名所となったであろう。**
(42) 2023/10/30(Mon) 1:14:54

【見】 不良少年 滝沢啓介

 「俺、女の子と付き合う事になったら、
 その子を命がけで護りてえんだ。

 辛いことや悲しいことがあっても、
 傍にいて面白い事言ってさ?
 笑顔にしてやりたい。

 その子を虐めるだの害する奴がいたら
 絶対赦さねえし、こてんぱんにする!

 怪我とかしないように。大事に大事に、
 護るーー俺の全てで。」

弟に啓介がそんな風に言ったのは、いつだったろうか。

ーーあれから。

精霊たちが暴れる事はなくなり、世界に平和が訪れた。

エスポワの力が及んだこと、チアキローズの尽力があったことなど、向こうの世界に関わることに啓介は詳しくはない。

それでも。

世間は魔法少女たちの活躍が見られなくなったのを呑気なファンたちは悲しんだりしたが、啓介は知っている。

彼女たちの活躍によってこの平和が得られた事を。

ーーその時に払われた大きな犠牲も。
(@7) 2023/10/30(Mon) 1:15:36

【見】 不良少年 滝沢啓介

 「里津子!わりー、遅くなった。
 今日はゼミの話し合いが長引いてさ。」

病室に駆け込んできた啓介の姿は、高校時代よりちょっと背が伸びて大人びている。

二年が過ぎ、啓介は大学に進学していた。
高校の頃は勉強嫌いだったが不良少年であったが、今は将来の目標のために真面目に勉学に励んでいる。

啓介の夢は、介護士になることだ。里津子のリハビリの手伝いをするうち、専門知識があれば…と思うようになったから。
 
 「あ、でもいいもん買ってきたぜ!ほら。
 ライオンクレープ!
 お前、好きだろ?これ食べて今日も
 リハビリ頑張ろうぜ。」

クレープを差し出して一緒に食べようという啓介は、見た目が成長しても中身はあんまり変わらないのかも。いい意味で。

 「お姫様と有馬先生の結婚式、
 楽しみだな!

 ……お前が歩けなくても、
 心配すんなよ。
 俺が抱っこして花嫁の近くまで
 連れてってやるからさ。」
(@8) 2023/10/30(Mon) 1:16:05

【見】 不良少年 滝沢啓介

チアキローズとユスターシュ、否、千秋と譲の結婚式は二回行われる。

異世界と、この世界で。啓介が話しているのはこちらの世界での結婚式だ。

式までに歩けるようになれば。
そんな希望を抱いて二人で頑張ってきた。
しかし、残念ながらそれは叶わなかった。

だけど、啓介は全く落ち込んだりはしていない。

彼女の脚が動かないなら啓介が脚になればいい。
生きて傍にいられるだけで幸せだ。彼女と共にいられるだけで。

 「里津子」

クレープは半分こ。お互い仲良く齧る。啓介の頬にはクリームがついている。

 「俺が傍にいる限り、もう悲しい想いで
 お前を泣かせはしねえよ。
 約束する。

 結婚式で感極まって泣くのはいいけどな?」*
(@9) 2023/10/30(Mon) 1:16:25

【人】 純真アンサンブル リッコ


わたしは、日本に残ることになった。
だって、大好きな人がそこにできたから。
かけがえのない人。彼の笑顔で、わたしは救われている。
 
 
「ふふ、久しぶりね、そのクレープ。
 またわたしも動物園に行きたいわ。」
 
 
一緒に行くには、動物園の坂道とかが大変だけど。
平坦な道を歩くのも良いし、わたしも車椅子に慣れてきた。
それに少しずつ、足に力も戻ってきている。
 
 
姫様の癒しの力のことは聞いたけれど…それを辞退したのは、わたしはこの世界で生きようと思ったから。
あと、単純に浮気してる気になってしまうからもある。
だからハグでほんの少しずつ。
それとリハビリで頑張る日々を過ごしている。
 
 
啓介の頬にあるクリームを指先で拭いてぺろり。
 
(43) 2023/10/30(Mon) 21:36:43

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「ふふ、頼もしいわね。
 ──それって私たちの結婚式の時も?」
 
 
なあんて、ね。
くすくす笑いながら二人でクレープを食べて、わたしはこの世界のことを勉強している。
今は弾き語りのシンガーソングライターとして活動を開始したりしてるんだけどね。
啓介に車椅子を押されて散歩する日常。
くい、と啓介の袖を引いて。
 
(44) 2023/10/30(Mon) 21:37:03
 




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リッコ
9回 残----pt

 

ベアトリス
9回 残----pt

 

ユスターシュ
5回 残----pt

 

クロ
1回 残----pt

 

犠牲者 (1)

サアヤ(2d)
12回 残----pt

 

処刑者 (1)

チアキ(6d)
9回 残----pt

 

突然死者 (0)

舞台 (1)

滝沢啓介
10回 残----pt

 

発言種別

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