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人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:人

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【人】 従者 ヨシュア


[ 一晩かけて街を駆け回り。
  心当たりを探す。
  手紙に書いてあった宿も当然あたってはみた。
  周辺の宿は観光客で賑わい、殆ど満室で、
  そのどこにも、お嬢様とメイドの姿はなかった。


  …… 心当たりは、ある。>>1:@25

  他ならぬ自分が、彼女へ望んだこと。 ]
 
 
(7) 2020/09/24(Thu) 0:26:29

【人】 従者 ヨシュア



  痛い腹を探られるのを厭うたか?
  ならば愚かなことだ。


[ 眦を吊り上げて、吐き捨てるように口にする。

  悠長に証拠固めをしている時間はない。
  お嬢様のお身体は、
  いつ何が起こってもおかしくないのだから。 ]


  …… 多少、無茶をする必要があるな。


[ 呟くと、身につけている物から、
  ハイアーム家と縁があるものを外し、物陰に隠すと。
  一振りの剣だけ、握り締める。 ] 
  
(8) 2020/09/24(Thu) 0:27:10

【人】 従者 ヨシュア


[ やがて朝日と共に、コンペ二日目を迎える。
  昨日の余韻が冷めやらぬのか、
  興奮した人々の間をすり抜けて。

  目指すは教会。─── その奥部。

  参拝客に紛れ、女神の像を仰いだ後。
  気配を殺すと、公開されているエリアから外れ。
  関係者のみに許された戸に、手を掛けた。 ]** 
   
(9) 2020/09/24(Thu) 0:27:55
従者 ヨシュアは、メモを貼った。
(a2) 2020/09/24(Thu) 0:32:50

【人】 従者 ヨシュア


[ スン、立ち止まり、鼻を鳴らす。
  神を崇める神を神聖な場所、そのはずに。
  伏魔殿の如く、陰鬱で不快な臭いで満ちていた。

  その中に、鉄錆の香りが紛れていたのは、>>27
  もしかしたら気のせいだったかもしれないが。
  些細なことでも、今は見逃すわけにはいかないと。
  そちらへ歩みを進める。 ]
 

  ……エヴィ嬢?


[ 臭いの先で横たわる娘が垂らすのは、豊かな栗色の髪。
  お嬢様ではなかったと安堵の胸を撫で下ろす。
  しかし誰なのか気付けば、
  すぐさま、眉を潜め、その名を呼んだ。
  返ってくる声はあっただろうか。 ]
  
(31) 2020/09/24(Thu) 10:18:43

【人】 従者 ヨシュア


[ やはりこの教会はおかしい。

  疑惑を深めつつ、エヴィが目覚めぬようなら
  ひとまずこの場に寝かせたままに。
  もし、開いた双眸がこちらを映すようならば、
  間髪入れずに尋ねるだろう。 ]


  お嬢様を知りませんか?


[ ただ、その答えが是でも否でも。
  自分はもう、確信している。 ]
 
(32) 2020/09/24(Thu) 10:19:18

【人】 従者 ヨシュア


[ お嬢様はもとより、
  危険に晒されているのは彼女も同様だ。
  ならば、己がすべき事は。

  頭の中で整理したそれを、口早に告げる。 ]


  すぐにお逃げなさい、エヴィ嬢。
  
  ここを出て、その足で、
  ハイアームの屋敷に行くのです。
  時計塔の裏に、私の外套を隠しています。
  そこに刻まれた紋章を家の者に見せて、
  ヨシュアに言われたと。
  そうすれば旦那様とお会いできるはずです。
  そこで、貴女が伝えたいことを、言って下さい。
 
 
(33) 2020/09/24(Thu) 10:19:39

【人】 従者 ヨシュア


[ 果たして、彼女は救われたいと願うのか。
  いつかの傷薬の時のように、
  自身の無力を知る結果に終わるだけかもしれない。

  それを承知の上で。
  祈るような気持ちで、言葉を続ける。 ]


  ここにくる途中。
  道ゆく人々が皆、昨日のコンペの噂をしていました。

  …… 俺は聴けずじまいでしたが。
  特に飛び入りである栗毛の娘の歌が
  素晴らしかったと。


[ 該当する者など、いくらでもいるだろう。>>1:109
  だからそうであればいいと、思っただけ。 ]
  
(34) 2020/09/24(Thu) 10:20:25

【人】 従者 ヨシュア



  エヴィ嬢。
  どうか光のあたる道をお進み下さい。
 
  俺もアメリア様も、それを願っています。


[ 自分も彼女の歌を聞いてみたかった。
  とは言わない。
  何故なら己は、歌が嫌いなのだから。

  だから、ぎこちなく微笑んで。
  
ああ、やはり自分は笑うのが苦手だ。

  代わりの台詞で、そっと彼女の背を押そうと。 ]**
 
(35) 2020/09/24(Thu) 10:20:57
従者 ヨシュアは、メモを貼った。
(a7) 2020/09/24(Thu) 10:21:46

【人】 従者 ヨシュア



  申し訳ありません。
  ハンカチを持っていなくて ……


[ 零れる雫に、ばつが悪そうに、謝罪する。
  自身の立場に繋がりそうな物は、
  全て置いてきてしまった。>>8

  埃や涙で汚れた顔。>>45
  それでも真っ直ぐに上を向く姿は、
  これまで見た中で、一番美しいと思う。 ]
 
(46) 2020/09/24(Thu) 13:40:17

【人】 従者 ヨシュア



  …… 嫌な予感が当れば。
  この教会で、これから
  とても、良くないことが起こります。

  その前に、貴女は。
  貴女のいるべき世界へ行って下さい。


[ 再び教会から去るように急かし、
  ちらり、地下へ続く階段へ視線を送った後。
  目線を戻し、射抜くような眼差しで
  エヴィ嬢の顔を見つめる。 ]
 
(47) 2020/09/24(Thu) 13:42:15

【人】 従者 ヨシュア



  どうか、貴女の歩む道に。
  貴女の信じる神の祝福があらんことを。


[ 交わした言葉は、それが最後。

  そのまま、エヴィ嬢に背を向けて。
  後は振り返ることなく、
  日の届かぬ地下への道を、一人降りて行く。]* 
 
(48) 2020/09/24(Thu) 13:43:03

【人】 従者 ヨシュア



  ── 地下室 ──



[ エヴィ嬢に教えられた階段を下る。
  地上から離れれば離れるほど、
  冷気とカビの臭いが、身体に纏わり付いた。 ]


  アメリア様……!
  ご無事ですか?


[ やがて廊下の先に、
  探し求めていた人を見れば駆け寄って。
  身体に不調がないか確認する。

  力を失った肢体。
  従者が嘘つきならば、>>1:177
  主人も嘘をつくのだろう。>>@14

  しかしこの場で違和感を問い詰めることはせず、
  幼い頃からそうしていたように、
  熱を孕んだ細い身体を抱き抱える。>>@15 ]
 
(54) 2020/09/24(Thu) 14:47:39

【人】 従者 ヨシュア



  …………。


[ 男の齢は25。
  色恋とは無縁でも、女を知らぬわけではない。
  ある程度は清められていただろう。
  それでも。

  抱き上げた拍子に漂ったかもしれない。
  破瓜に伴う血の匂い。
  常の鈴を転がす可憐な声は、掠れていて。
  精を主張する、不愉快な臭いが鼻腔に纏わり付く。

  それらは一切の慈悲もなく、
  男に知らしめただろうか?
  
─── お前は間に合わなかったのだと。


  …………例えそうでなくとも。
  ぐったりと力のない姿を見れば、
  無意識のうちに、ぎりと歯を噛みしめる。
  しかし、直ぐに顎の力を緩めると、
  一転して唇は、ゆったりとした微笑みを形作って。 ] 
  
(55) 2020/09/24(Thu) 14:49:04

【人】 従者 ヨシュア



  お疲れでしょう。
  そのままお休み下さい。


[ 笑みが不得手な自分。
  それでも今くらいは、安心させるような顔を 
  作れているといいと、そう願いながら。 ]*
 
(56) 2020/09/24(Thu) 14:49:37
従者 ヨシュアは、メモを貼った。
(a12) 2020/09/24(Thu) 14:53:50

【人】 従者 ヨシュア

 
[ さて、そのまま無事屋敷へ戻れただろうか。
  邪魔立てする者がいれば、
  腰に差した剣で、容赦も慈悲もなく切り捨てよう。

  屋敷に着けば、お嬢様をベッドに寝かせ、
  医者とメイドを呼ぶ。
  後のことは彼らに任せたなら、
  すぐに旦那様への謁見を願う。 

  望むのは、ただ一つ。 ] 
 
(57) 2020/09/24(Thu) 15:06:58

【人】 従者 ヨシュア

 

  私から従者の任を解いて下さい。


[ 行く当てのない子供を拾い
  育ててくれた、大恩ある人へ。
  その決別を、乞う。

  お嬢様を辱め、傷付けた輩。
  直接手を下したのは、誰なのか。
  そんなことはどうでもいい。 ]


  あの教会に、聖職者はおりません。
  いるのは人の皮を被った、醜い畜生です。
 
 
(58) 2020/09/24(Thu) 15:07:13

【人】 従者 ヨシュア

 
[ 首を刎ねない理由はどこにもない。
  訴える眸は、暗く強い光を宿し。

  とはいえ、仮にも神父の位を持つ相手。
  旦那様やお嬢様に迷惑はかけられない。

  やるのは、ハイアーム家の従者ではなく
  ただのヨシュアだ。 ] 
  
(59) 2020/09/24(Thu) 15:07:26

【人】 従者 ヨシュア

 
[ 許しを得られれば、
  教会へ舞い戻り、宣言通り、聖職者を騙る下衆の
  首を刎ねるだろう。

  まだ神父が教会にいるかは定かではないが。>>53
  それは今の男には、わからぬこと。

  “とても良くないことが起こる”>>47
  そう、それを起こすのは自分だ。

  決意を帯びた眼を、ふっと閉ざす。
  それから、エヴィ嬢があの時の頼みを聞き入れてくれて
  惨劇の場に不在であることを願った。 ]** 
  
(60) 2020/09/24(Thu) 15:08:03
従者 ヨシュアは、メモを貼った。
(a17) 2020/09/24(Thu) 19:20:42

公爵家長男 ヨシュアは、メモを貼った。
(a27) 2020/09/25(Fri) 11:01:25

【人】 ヨシュア



  これまでお世話になりました。
  お嬢様にもよろしくお伝え下さい。


[ 旦那様に向かって告げ、深く頭を下げる。

  この屋敷に拾われなければ、
  無力な幼子だった自分は、
  のたれ死んでいたかもしれない。

  下した決断に、後悔はない。>>58
  未練があるとすれば、
  その恩義に最後まで
  報いることができなかった事。 ]
  
(116) 2020/09/25(Fri) 11:33:44

【人】 ヨシュア


[ 確たる証拠も得られないまま、
  地位ある者を討てば。
  自分は絞首台へと上がるだろう。

  かと言って、証拠を集め、事が世間に公になれば
  アメリア様の身に起こった事も、白日の元に晒される。

  被害者、加害者は関係ない。
  傷物となった令嬢に、幸せな縁談は訪れない。

  ならば事は、全て闇のままで葬る。
  贖いは、元凶である神父と、
  お嬢様を救えなかった自身の命によって。

  この国で出会った、縁のある者達。
  彼らとも今生の別れとなるかもしれない。
  その覚悟は、既にできていた。 ]  
  
(117) 2020/09/25(Fri) 11:37:25

【人】 ヨシュア


[ そうして、旦那様と別れ、ただのヨシュアに舞い戻り。
  一振りの剣と共に、教会に向かえば、
  何やら施設内の様子がおかしい。
  自身の侵入が露呈したのかと思えばそうでもなく。

  耳を澄ませれば、ありがたくない報せ。
  自身が討つべき相手。
  神父の行方が、昨夜から知れないらしい。

  …… やれ、面倒なことになった。

  眸の奥の剣呑な光と共に、嘆息する。 ]  
  
(118) 2020/09/25(Fri) 11:37:49

【人】 ヨシュア


[ 昨夜の捕物を知らぬ身。
  さて、どこを探したものか、思案する。
  務めをサボり、酒や女にうつつを抜かす、
  生臭坊主である可能性も否めないが ───

  ……あの豚とて、コンセールカリヨンの生まれ。
  音楽に何らかの思い入れがあるのかもしれない。

  ならばコンペの会場に?
  可能性が低いのは承知の上。
  音楽家達の晴れ舞台を、血で汚すつもりはないが
  それでも身柄くらいは確保したい。

  そこまで考えて、男は険しい目つきのまま
  あれほど忌避していた、コンペ会場へ向かう。 ]**
 
(119) 2020/09/25(Fri) 11:40:20
ヨシュアは、メモを貼った。
(a28) 2020/09/25(Fri) 11:46:30

【人】 ヨシュア


[ 神父はコンペ会場にいるのでは?>>119
  そう思ったのは、心当たりをあらかた潰した後。
  しかし依然として行方は不明なまま。
  男は最後の候補地へ向かう。

  気付けば、空は茜色に染まり始め。>>110
  プログラムも終わりに近い頃。

  もしや、身の危険を感じて遠くへ逃げたのか?
  焦燥感を抱きつつ、一縷の望みを託し
  今日の会場である、大ホールの戸を開く。

  …… 遠目に見えるのは、
  メイレン・シュレグマーだろうか?
  彼女や奏者達の邪魔にならぬよう
  目立たぬホールの片隅に立つと。
  音楽を楽しむとは程遠い、鋭い視線を、
  憎き獲物を求めて彷徨わせた。 ]
 
(128) 2020/09/25(Fri) 15:23:37

【人】 ヨシュア


[ ─── 次のプログラムが始まった。

  そんなこの神聖な場に相応しくない男の耳を、
  音の濁流が、激しく打ち鳴らす。
  洗練された音の色は空気を揺るがし、
  人々の心をも叩いて行く。

  二度と歌うまいと誓った。
  その日から、音楽は忌避するものだった。

  …… 離れていたからこそ、
  久方ぶりに触れるそれにひどく圧倒され。
  息を飲むと、暫しその場に佇んでいた。 ]**
  
(129) 2020/09/25(Fri) 15:25:04
ヨシュアは、メモを貼った。
(a31) 2020/09/25(Fri) 15:28:44

ヨシュアは、メモを貼った。
(a37) 2020/09/25(Fri) 19:34:52

【人】 ヨシュア



 ── 回想、花屋 ──



[ よく手入れのされたソファに腰をかけると。
  店内の様子がよく見えた。
  自分は、花にはあまり詳しくないが、
  店内を飾る色彩豊かな花々は、
  どれも瑞々しくて美しい。

  だが何よりも目を引いたのは、
  どう言った手順なのか、男には珍紛漢紛な動きで
  たちどころに花束を編む、女主人の細い指。 ]
 
(173) 2020/09/26(Sat) 7:58:06

【人】 ヨシュア


[ 男に花の声は聞こえない。>>156
  だから、メルーシュ嬢の笑みの意味はわからない。
  単純に、心地の良いものと受け取って
  この穏やかで美しい時間を楽しんだ。 ]


  …… 私に、ですか?


[ 差し出されたのは、二つの花束。
  驚いたように、ぱちりを眸を瞬かせる。

  お嬢様宛の花束は、期待に違わぬ出来栄え。>>157
  それどころか、毎回期待を軽々越えていく。
  しかし今の視線は、白い花束の方へ向けられて。 ]


  ………… 似合いますか?


[ 男の認識では、美しく繊細な花束は、
  同様の性質を持つ女性達にふさわしいもので。
  無骨な自分とは似つかわしくはないのでは、と。

  否定の言葉を期待しながら尋ね、
  花束を受け取ると。
  胸元でそっと白いコスモスの花弁を揺らした。 ]**
 
(174) 2020/09/26(Sat) 8:00:39

【人】 ヨシュア


[ ホールからは見えない空は、それでも。
  茜から藍へとゆっくりと時の流れを示して行く。

  それはコンペも終わりを迎えようと言う頃。
  あろうことか、憎き男を追い求める目を止めて。
  残りの2つの曲に聞き入ってしまった。

  これから追加で飛び入りを募る可能性もある。
  再び音によってこの場に縫い止められる前に。
  歩み出そうとした足は、
  今度は言葉で制止される。 ]
 
(178) 2020/09/26(Sat) 8:40:14

【人】 ヨシュア



  …… お前は。


[ 随分探しましたと苦く笑うのは、
  ハイアーム家の者だった。
  今の自分とは関わりがないはずの人間。
  なので会話は、視線を合わさないままで。 ]


  ………… 神父が?


[ 果たすべき事のため、凪のようにと努めていた心に。
  その知らせは、それでも小さく波を立てた。

  つい先程、旦那様の元へ入った情報。
  公にか、内密かは定かではないが。
  神父が捕らえられ、王の裁きを受けると言う。>>81 ]


  …… そう、か。


[ 何とか、その一言だけ絞り出す。
  敵討ちを果たせぬまま怨敵は、
  自分の手の届かぬところに行ってしまったのだと
  そう理解して。 ]
 
(179) 2020/09/26(Sat) 8:42:43

【人】 ヨシュア



  滑稽だな、俺は。


[ 務めを果たした使いの者を見送りながら。
  自嘲するように笑う。

  従者の立場を捨て、仇討ちだけを求めた結果。
  結局何も果たせぬまま、お嬢様も救えない。

  先ほどまでの憎悪に満ちた心を、今。
  虚無が支配する。 ] 
 
(180) 2020/09/26(Sat) 8:43:37

【人】 ヨシュア


[ 歩もうとした足は、しかし。
  行く場所も、帰る場所も持たない。

  すべき事を見失った空っぽの男は、
  虚な眼で顔を上げて ───。 ]


  エヴィ嬢。


[ …… 僅かに、目つきを和らげる。>>164
  もしかしたら、彼女の横には大勢の子供と。
  彼女の身を案じる青年がいたかもしれない。
  その事実は、男を安堵させ。

  改めて見た彼女の顔の傷痕に、眉を顰めた。 ]
  
(181) 2020/09/26(Sat) 8:44:53