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人狼物語 三日月国


179 【突発R18】向日葵の花枯れる頃【ソロ可】

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視点:人


高峰 誠一郎は、メモを貼った。
(a9) 2022/10/14(Fri) 23:37:02

【人】 高峰 誠一郎

届いたパフェとアールグレイをまじまじと見つめる。>>17
学生時代に食べていた物よりは小柄で、シンプルで。

—『ちょーだい?』とねだられたガトーショコラも刺さっていない。

溶けないうちに一口。
甘いバニラとほんのり苦いチョコのアイスが口の中でとろけ合う。
…………ああ。

あいつと、あいつの結婚相手。
まさにこのアイスみたいだったな…………。
(86) 2022/10/15(Sat) 21:03:24

【人】 高峰 誠一郎

蘇る結婚式の思い出。
高砂であいつはずっと笑っているか、腑抜けた顔で結婚相手を見つめていた。
口を開けて肩をすくめて、笑う先に俺は居なかった。
カットしたケーキを食べさせる相手—黙って気遣うあいつは一口が小さく済むようにしていた—も、俺じゃない。
『せーちゃん』なんて腑抜けた呼び方じゃなくて、きちんと相手の名前を呼んで振り向かせていた。
(87) 2022/10/15(Sat) 21:06:55

【人】 高峰 誠一郎

あいつはバニラアイスだ。
甘くて、誰からも愛される—愛される術を、知っている。

腹が立つ。

無意識でそれをやってのけるあいつにはもちろん。

それにまんまと引っかかった、俺自身にも。
(88) 2022/10/15(Sat) 21:08:20

【人】 高峰 誠一郎

パフェを黙々と食べたら紅茶で冷え切った腹を落ち着かせる。
むしゃくしゃして堪らない。
レモンの香りも爽やかな風味もこの怒りの前では無意味に近い。
顔には出してない……とても出せたもんじゃない。
さっきの店員さんとかにみられてなけりゃいいけど。

流石にこのまま日を経ていくのは俺のは勿論、他の人の精神衛生上良くない。ので。
スマホで軽く、ストレス発散法を調べて見たりなんだり。
(89) 2022/10/15(Sat) 21:15:47

【人】 高峰 誠一郎

「……………」

すぐに出来そうなのは【ノートに書いてみる】だった。
……ワンルームの家には背広と引き出物、そして。

あいつが投げた結果俺の手中に収まってしまった、白と黄色、オレンジの花で作られたブーケがある。
目に入るとあいつの『ナイスキャッチ!』が蘇るので見たくない、だが捨てるに捨てられなくて逃げてきたのだ。>>0:17

どこまでも半端な自分に嫌気が差す。
空になったパフェグラスとティーカップを見つめ、伝票と荷物を持って立ち上がった。
さっきの店員さんが会計に立っていたら、支払いを終えた後に軽いお礼をしようと決めて。
(90) 2022/10/15(Sat) 21:33:13

【人】 高峰 誠一郎

その後の記憶はあまりない。
気づいたら自宅に戻って、棚から未使用のノート、ペンケースから黒の水性ペンを出して机に向かっていた。

ぐちゃぐちゃした気持ちのせいで気が紛れていた、そんなところだろう。

ペンの蓋を外し、俺は。
今の気持ちを全て吐き出す勢いで書き連ね始めた—……。**
(91) 2022/10/15(Sat) 21:37:04
高峰 誠一郎は、メモを貼った。
(a18) 2022/10/15(Sat) 21:38:04