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人狼物語 三日月国


138 【半突発R-18】隠り世への送り雛【飛び入り歓迎】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:人


助勤 サクヤが参加しました。

【人】 助勤 サクヤ

 
―現世/授与所―


日乃輪神社には噂がある。
実しやかに囁かれる噂だ。
 
 
「千円のお納めで御座います。」
 
 
鈴の音。この世ならざる場所。
見目麗しい男女に囲まれた酒池肉林。
そんな噂があるからか。
それとも髪飾りがこうだからか。
助勤、つまりバイトの巫女である私たちの髪にも鈴が飾られている。
その鈴が、派手に鳴る事はそうないけれど。
 
 
「ようこそ御参拝下さいました。」
 
 
求められるお守りを渡して。
お金を間違える事なく受け取って。
笑顔でお見送りする。
 
他の子の髪にも飾られている鈴を見て。
まさかね――なんて思うのだ。**
 
(4) 2022/03/15(Tue) 7:50:36
助勤 サクヤは、メモを貼った。
(a2) 2022/03/15(Tue) 7:52:41

【人】 助勤 サクヤ

 
―現世/授与所―


>>5聞き覚えのある声に振り向く。
ずっと。ずうっと昔。
自分が子供の頃にもその手を取った気がする。
その時の記憶と、目の前の男性の姿とが余りにも変わらない気がしたから。
もしかしたら親類か、気のせいなのかもしれない。
でも、ふと気付くと。
迷子の手を引く彼の姿は、前の年も。その前の年も。
 
 
「ええ、勿論構いません。
 いつもありがとう御座います。」
 
 
先の年末年始も。
その前の祭りにも、確かこうして。
だから
いつも
と言い添えて笑顔を返す。
迷子の前に立つとしゃがんで。
大丈夫よ、とまた別の微笑みを向けた。**
 
(6) 2022/03/15(Tue) 12:19:59

【人】 助勤 サクヤ

 
祭りの最中、親の手を離してしまって。
聳え立つ大きな背中たちに戸惑って怯えた。
どちらに行けば良いか分からず立ち竦み。
べそ、と涙に濡れたとき差し出された手。
片側にはゆらり、提灯が下がってて。
 
 
そんな時を思い出す。
社務所で飲んだ甘酒は温かく。
いつしかその手が誰のものだったのかも忘れて。
 
 
さくや。
そう名前は伝えたけれど。
遠い昔の記憶はもう朧。
今ではこうして自分もまた迷子の手を取る側に。
 
(9) 2022/03/15(Tue) 15:42:00

【人】 助勤 サクヤ

 
―現世/授与所―


「お祭りに…ですか?」
 
 
確かにお祭りは楽しいもの。
迷子の手を取り、首を傾げて。
 
 
「そうですね、夜にはお祭りに行こうかと思います。
 大晦日と違って、夜には仕事も終わりますから。
 
 ご心配ありがとうございます。」
 
 
にこり。微笑みを。
軟派とまでは受け取らないけれど。
仕事の合間に行くこともあると思う。
終わってからも多分間に合う。
だから大丈夫。そう、彼に礼を言う。
柔らかで温かな迷子の手。
繋いで、足は社務所へ向かう。
 
すぐに社務所で手続きは出来て。
迷子を預けると、また表へと。**
 
(10) 2022/03/15(Tue) 15:42:17

【人】 助勤 サクヤ

 
―現世/社務所前―


(親切な人だったなあ。)
 
 
>>12迷子をよく連れてきてくれる。
提灯と白い服が目印の男の人。
それだけでも仕事なのか、親切なのか、と思っていた。
彼と別れて、社務所前で竹箒を手に清めを行う。
そうしながら思った。
けれど、若いからこそ。
今だからこそできることがこれでもあって。
 
 
(巫女装束、着てみたかったものね。昔から。)
 
 
お小遣い稼ぎと。可愛い格好と。
子供の頃から慣れ親しんだ神社。
大人になってから申し込むには勇気が萎みそうだ。
今だからこそ。気軽に働ける。
祭りの時だからこそ。
 
(14) 2022/03/15(Tue) 20:21:27

【人】 助勤 サクヤ

 
(お祭りも。…誰かとなら。)
 
 
誰かと隣り合ってなら。
しかし今は寂しい独り身。
友達と歩くのも楽しいけれど。
友達だって、友達よりは大切な誰かと。
 
 
(…縁結びのお守り、買おうかな。)
 
 
ほう。
悩ましげなため息ひとつ。**
 
(15) 2022/03/15(Tue) 20:21:46
助勤 サクヤは、メモを貼った。
(a7) 2022/03/15(Tue) 20:23:13

【人】 助勤 サクヤ


―現世/社務所前―


ざかり。ざかり。
砂利の上、落ちた葉や花びらを片付けて。
 
 
「…あら?」
 
 
>>16視線の先。
両手に戦利品を携えた姿を見る。
目を瞬かせ。傍に迷子がいない事は、此方にとっては良いけれど。
楽しんでいるようだと笑みを深めた。
 
 
「お祭り、楽しんでいらっしゃるようですね。
 手提げ、必要ですか?」
 
 
戦利品が個々に包まれているなら、手提げに入れてしまったほうが安全だろう。
直ぐに食べられるように、包まれていないならどうしようもないけれど。
一先ず持つのに苦労しそうと予想して。
近づきながら声をかけた。**
 
(21) 2022/03/16(Wed) 5:58:30
助勤 サクヤは、メモを貼った。
(a10) 2022/03/16(Wed) 6:01:50

【人】 助勤 サクヤ

 
―現世/社務所前―


>>24差し出された綿飴。
反射的に手を出し受け取った。
けれど、仕事中の身だから共に食べるという考えにはならず。
>>25提灯を片手にする相手に、ああ、手を空けたかったのかとは思い至ったけれど。
 
 
「きゃっ!?」
 
 
小さく悲鳴をあげたのは、背後から誰かに抱きつかれたから。
さっちゃ〜ん、と泣きついてきたのは。
>>17艶やかに巻かれた栗毛が可愛らしい、ご近所のお姉さん。
半泣きの彼女からは、ほんの少しお酒の香りがする。
ぱちぱち。目を瞬かせながら。
どうやら彼氏に振られたらしく。
何やらプリプリ怒ってはいるけれど、理由もなんだか判然としない。
困った顔をして、提灯を提げた彼に頭を下げつつ。
綿飴はそっと返そうとしたけど。
そのままだったか、お姉さんに取られたか、わからない。
よしよし、とお姉さんを慰める事にして。
愚痴を一通り聞いてから、また一息。
 
(26) 2022/03/16(Wed) 9:03:52

【人】 助勤 サクヤ

 
お姉さんの元、になった恋人を見た事はある。
頭を下げて挨拶をした事はあった。
付き合い期間が長かったなら、年末年始や神社でのバイトの時に見たこともあったかもしれない。
それ以外ではどうだろう?
 
 
「…ここ、縁切りもしてたっけ?」
 
 
掃除に戻りながら。はて、と考え込んだ。**
 
(27) 2022/03/16(Wed) 9:04:10

【人】 助勤 サクヤ


―現世/社務所前―


>>28私も、彼のことは知っている。
小柄な体躯だから子供と思っていた。
でも、働いている様子もあるから、神社に関係する家系の子なのかと思っている。
子供が働いている。
それは、なんとなく、自分には受け入れにくかったから。
そしてその古風な言い回しも気になっていた。
 
 
「ああいえ、知り合いだから良いのよ?
 こうしてお話を聞くのもお仕事かもしれませんし。
 でも、ありがとう。」
 
 
>>29お姉さんを引き受けてくれる彼に笑みを浮かべて。
頭を下げ、今度何かお礼を用意しようかと思う。
 
 
「何か好きなもの、あるかしら?」
 
 
そんなふうに問いかけて。
後はまた、掃除をしながら辺りを伺おうか。**
 
(34) 2022/03/16(Wed) 15:06:13
助勤 サクヤは、メモを貼った。
(a16) 2022/03/16(Wed) 17:17:18

【人】 助勤 サクヤ


―現世/社務所前―

 
「…?」
 
 
思ったのは。
>>41信心深いのか。家業が好きなのか。
返された答えに返すのは曖昧な笑顔。
何かお礼を、と思ったけれど。
言っていることは半分くらいしかわからない。
>>1長寿桜は確かに美しく。
彼の髪の色に似て。
小柄な様も、彼を思わせる。
 
 
「私が見そめられるとは思いませんけれど…。」
 
 
彼を見送り。彼の言葉を反芻しながら。
チリン。指先で髪留めの鈴に触れ、鳴らす。
もし別の鈴の音が聞こえたなら。
 
(42) 2022/03/16(Wed) 21:52:21

【人】 助勤 サクヤ

 
「…ふふっ。」
 
 
まさかね。
そう、冗談めいてそれを打ち消す。
ざかり。ざかり。竹箒で社務所の前を清め。
噂は噂、と思うけれど。
もし自分が『送り雛』に選ばれたのならと。
夢想するくらいきっと許される。*
 
(43) 2022/03/16(Wed) 21:52:39
助勤 サクヤは、メモを貼った。
(a22) 2022/03/16(Wed) 22:41:20

【人】 助勤 サクヤ


―現世/社務所前―

 
社務所前で浄めを続けていると。
 
 
「えっ?」
 
 
>>55かけられた問いかけ。
目を丸くして。しげしげ。彼を見た。
時々見かける青年。
その姿はこの時期にはまだ薄寒く見える。
腕の周りを見れば鍛えているようだから、運動を好んでそこまで寒く感じないのかもしれないけれど。
 
 
「その、少し、寒そうですね。
 目立つかどうかと言われると、少し?
 まだこの時期には長袖の方が多いですし
 お面も、一般的なものが多いですから。
 嘴みたいに尖ったお面は
 人混みだと少し危なくないでしょうか。」
 
 
成るべく失礼にならないように。
頭には、鴉天狗だとか。
ペストマスクだとか。
色んな単語が出てきてしまっていたけれど。
>>57彼が、時々特徴的なお面を使っていたことも、遠巻きに見て知っていたから。
 
(61) 2022/03/17(Thu) 0:01:10

【人】 助勤 サクヤ

 
「でもまあ…お祭りですから、大丈夫では?
 人混みに向かうときは、お面の先が他の人に当たらないように
 それだけは気をつければ良いと思いますよ。」
 
 
お祭りだし。神様に失礼をしなければきっと大丈夫。
そんなことを思って、少し近づいた。
 
 
「これをつけたままだと、
 屋台の美味しいものも食べにくいでしょう?」**
 
(62) 2022/03/17(Thu) 0:01:36

【人】 助勤 サクヤ


―回想・現世/社務所前―

 
「いえいえ、大丈夫ですよ。
 ちょっと驚いたけど、お祭りですもの。
 そんなこともありますよね。」
 
 
>>58かけられた声に振り返る。
先程までお姉さんの涙の原因だった彼だ。
見ていたの? と苦笑い。
けれど語る言葉は本音でもある。
 
(63) 2022/03/17(Thu) 0:07:21

【人】 助勤 サクヤ

 
「はい、さっちゃん、こと咲夜です。
 実はお別れの原因がよく分かってないですけど、
 できればお祭り、楽しんでいってくださいね。
 
 …ああでも、軟派はやめた方が良いかも?」
 
 
さっきのお姉さんはまだ荒れていた。
一通り愚痴は聞きたけれど。聞き流したとも言える。
あの子に回収されてしまったし今は大丈夫だろうけど。
別れた元彼がその直後に女の子をナンパしていたら。
流石にまた荒れそうだ。なんて。
 
 
「気をつけてくださいね。」
 
 
そんな事を考えながら、手を振り見送った。**
 
(64) 2022/03/17(Thu) 0:07:34
助勤 サクヤは、メモを貼った。
(a28) 2022/03/17(Thu) 0:09:05

【人】 助勤 サクヤ


―現世/社務所前―

 
「いえ、私は仕事中ですから。
 むしろ甘酒ならお出しする事ができますけど。」
 
 
甘酒やお茶なら、こちらから希望者に供する事ができる。
そちらをどうぞ。そう言おうとして。
 
(74) 2022/03/17(Thu) 0:41:35

【人】 助勤 サクヤ

 
「なっ???」
 
 
>>67私の方が美味しそう?柔らかそう?
そんな言葉に言葉を失う。
はくはく、口を動かして言葉を出そうとして。
>>68更に食べ物としての意味じゃないと言われると。
かあっと頬が熱くなる。
わなわなと震えたのは、噂を知っている、だけじゃなく。
年齢なりにそれなりに。
そんな言葉が何を指すかの知識があったから。
この場合、それが正解だったのかはわからないけど。
柔らかそうなんて言われたから。
よく、注目を集めてしまう、自分の胸元をとっさに両手で庇ってしまった。
 
(76) 2022/03/17(Thu) 0:41:53

【人】 助勤 サクヤ

 
「な、なな軟派なら他でやってください!
 助勤でも神職なんですよ?
 仕事中の巫女をからかってはいけません!」
 
 
確かに、巫女装束は可愛いと思う。
可愛いと思うからバイトをしてる。
でも。
 
滅多に軟派なんてされないから。
特にお仕事中には。
だからこそ、免疫がないのだ。**
 
(77) 2022/03/17(Thu) 0:42:10

【人】 助勤 サクヤ


―現世/社務所前―

 
「え、えっと、それは…。」
 
 
>>75もう一人の存在にはまだ気づいてない。
>>81仕事中ではなければ良いのか、という問いに狼狽えていたから。
視線を彷徨わせる。
確かに。仕事を言い訳に遠ざけようとしたのだから、彼の言い分は通っている。
しても良いだなんて。許可制だなんて。
なんだか自分が上から目線のような気がして悪い気がしてしまうけれど。
でも。
雌。雄。そんな言い方をされると。
より性的な。本能的な。野生的と言うべきか。
そんな事を言われた気がして肩が跳ねた。
>>79胸元を庇えばより視線がそこに向いた気がして。
じり。後退りしてしまう。
そんなとき。
>>84此方に近づく存在に気付いた。
顔を上げて。強張った肩から少し力が抜ける。
 
(86) 2022/03/17(Thu) 1:21:05

【人】 助勤 サクヤ

 
「その、雄とか、雌とか、言わない方が良いですよ…?
 なんだか動物みたいな言い方で、びっくりします。
 イヤ、と思われることもあると思いますよ。
 
 …少なくとも私はなんか怖かったです。
 そんなわけで、少し困りました。」
 
 
>>85最後の言葉は、間に入ってくれた彼の方へ。
思えば顔は知っているけれど、名前は聞いた事がない。
お姉さんから聞いたときには「あいつ」「カレピ」なので未把握だ。
けれど、そんな彼の背に隠れさせてもらう。
袖をほんの少し握って。
それくらいは、許されるだろうか。**
 
(87) 2022/03/17(Thu) 1:21:30

【人】 助勤 サクヤ


―現世/社務所前―

 
>>90悪気はなさそうなのだ。目の前の彼は。
もしかして海外の。
そう思い至るけれど、その割には日本語が流暢だ。
何だろう。どこか、チグハグな印象を受ける。
 
 
「わかってますよ。でも。
 …柔らかくて美味しそうな雌。
 そう言われたら、ね、
 女の子は少し怖く成ると思いませんか?」
 
 
>>92可愛い、がナンパでないのはわかる。
少しだけ空気読んで!とは思ったけど。
>>94どんな事を言われて警戒したのか、と説明を足しながら。
>>93女を愛でる、の言葉にはまた一瞬絶句。
 
 
「咲夜です。さっちゃんは愛称です。
 …その、お兄さん、
 言葉の選び方がドストレートというか
 数段飛び越えすぎてるような気がします。」
 
 
怯えるのはそこだ。と。
空木の背中越しに訴えるのだ。**
 
(96) 2022/03/17(Thu) 1:53:55

【人】 助勤 サクヤ

 
(なるほどそんなふうにナンパをするのね?)
 
 
>>95>>97ナンパに慣れた男の人になるのもどうかと思うけれど。
否定する要素はなかったから、お口チャック。**
 
(98) 2022/03/17(Thu) 2:01:27

【人】 助勤 サクヤ


―現世/社務所前―

 
「お誘いしてくださるのは嬉しいですけれど
 あんまりにも肉体的な関係を示唆する言葉では
 女の子は怯えてしまいますよ。
 はじめは友達から、みたいな?
 …お仕事中でなくて、お友達からなら。」
 
 
>>99確かに誘って良いかとの言葉には返してなかった。
だから、そこは笑顔であらためて答える。
>>100メモを撮り始めた姿からも、ずれてはいるが悪い人ではなさそうだ。
>>102少なくとも理解しようとしてくれている。そう思える。けど。
 
 
「ほら! こう言う意味になるでしょう!?
 体の関係だけを求めてる感じになりますから
 私は、少なくとも。…体だけは嫌ですよ。」
 
 
>>101ほらあ! と。彼の良い添えた言葉に、ほらやっぱりそう聞こえる!と。
眉を寄せて。頬を染めて。
体目的は嫌だ、と訴えた。**
 
(104) 2022/03/17(Thu) 2:19:36
助勤 サクヤは、メモを貼った。
(a29) 2022/03/17(Thu) 2:20:00

【人】 助勤 サクヤ


―現世/社務所前―

 
>>106
そう言う意味だったんですか。

へー、ほー、ふーん、そうですか。
避難の眼差しでじとり。
彼を睨め付けたけども。
空気は先程よりよほど柔らかだ。
>>107>>115計らずとも二人の名前を知ることもできた。
しかし…。
 
 
>>110私が日乃輪神社にあまり長く居ない方が良いかもしれない…?
 
(117) 2022/03/17(Thu) 6:52:02

【人】 助勤 サクヤ

 
「…送り雛のこと。信じてらっしゃるんでしょうか。」
 
 
誰にともなく。
けれど狛を見送った後、雅には聞こえただろう。
思い出す。
>>41日乃輪様を喜ばせる綺麗な「雛」を求めるあの子の言葉。
私であればそれはよい雛になれると。
 
そしてこの場合の雛とは。
 
 
「…あの。その。
 間に入って頂いて有難う御座いました。助かりました。」
 
 
雅に礼を言い、頭を下げる。
ざわり。
胸の裡に不穏なものが湧くのを感じた。**
 
(118) 2022/03/17(Thu) 6:52:24
助勤 サクヤは、メモを貼った。
(a30) 2022/03/17(Thu) 6:57:45

【人】 助勤 サクヤ


―現世 かつての日/社務所前―

 
そこからの記憶はもう曖昧だ。
私の手を包む、大きな男の人の手。
優しい声。揺れる提灯。
涙はもうこぼれない。
 
 
「さくや。…うん。ありがとう。」
 
 
>>125良い名前だと言われて。
きゅ。握りしめた手の力を少し込める。
社務所にたどり着いたなら、直ぐに両親に再会して。
なんだか不思議な夢を見たの、そう伝えた。
 
 
優しい蜘蛛のおじさんのお話。**
 
(126) 2022/03/17(Thu) 15:22:25

【人】 助勤 サクヤ

 
>>L4あの日以来。
 
 
嫌なことは ぜんぶ 夢。
 
こわいこと おそろしいこと
かなしいこと つらいこと ぜんぶ。
 
あの日以来 蜘蛛の夢を見ていないかもしれない。
でも、この神社に惹かれるのは。
 
実しやかに囁かれるあの噂を聞いても。
いつも通りの日常を、いつも通りに。
裡の欲にすら気付こうとせず。
自分の身に降りかかったことを夢と忘れて。
 
(127) 2022/03/17(Thu) 19:36:36

【人】 助勤 サクヤ

 
その実。
チリン…涼やかなるその鈴の音に。
振り返ったのは過去に何度あったか。
そこで雛として愛でられたか。
迷い人として戻されたか。
本人さえも覚えてはいない。
だってそれは ゆめ でしょう?**
 
(128) 2022/03/17(Thu) 19:37:02