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人狼物語 三日月国


40 【完全RP】湯煙に隠れる吐息【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:人


【人】 卯月 侑紗

  ー 夜中・中庭 ー

[何となく、寝付けなかった。
 ……きっと、理由なんかそのくらいでした。

 夜風に火照った身体を晒したくて
 なんとなく、静まり返った中庭を
 静かに歩いていたのですが……
 何処からか聞こえた歌に>>0
 私は耳を済ませました。

 椅子に腰かけ天を仰ぐ後ろ姿に
 声をかけようか、黙して通り過ぎようか
 考えあぐねていると、
 向こうから声をかけられてしまいました。]


  ……!心軽く安らっている方は
  こんな時間に起きてないですよ。多分。


[特大ブーメランの自覚はあるのですが。
 まあお気になさらず。]
(2) 2020/08/14(Fri) 0:43:09

【人】 卯月 侑紗

[眠れない、の問い掛けには
 沈黙を以て答えましょう。

 彼の視線がこちらに向けられたとて
 月明かりの下に遮るものはなし。
 先程までの余韻を帯びた赤い顔が
 ぼんやりと照らし出されることでしょう。

 彼の心をざわめかせるものの正体も分からず
 私はこの宵っ張りさんに向かって
 少し眉を下げて見せました。]


  ……何か、お悩み事ですか?


[散々色気が無い、と言われましたので
 彼がもしこの宿に色事目当てに宿泊していても
 私だけは多分きっと大丈夫、という
 妙な自信だけはありました。]*
(3) 2020/08/14(Fri) 0:44:39
卯月 侑紗は、メモを貼った。
(a5) 2020/08/14(Fri) 1:10:52

【人】 卯月 侑紗

  ー 中庭 ー


  あれ、誰とも会えなかったんですか?


[そう聞き返してしまうのは>>5
 彼がてっきり今夜のお相手に巡り会えなかったと
 勘違いしてのことでした。

 もう既におふたりの女性と
 閨を共にされていると知れば、
 私はこの爽やかスマイル夜行性人間の方に
 目を剥いてしまうでしょう。

 あんなの、日に何度もやったら
 きっと駄目になってしまう。
 表皮だけじゃなくて、内臓の中まで
 みっちり隙間なく相手を埋め込んで
 他人と何時間も混ざり合うのなんて。

 最初は、浅瀬で波に爪先を洗わせるような
 やんわりした快楽だったはずなのに、
 いつしか、もう小娘ひとりで抗いきれない
 大きな波に飲まれてしまって─────
 あれを日に何度も繰り返してしまったら
 きっと、本当に死んでしまう。]
(6) 2020/08/14(Fri) 7:15:02

【人】 卯月 侑紗



  わたしは─────、


[悩みはあるのか?と聞き返されて
 私は少し唇を噛むでしょう。
 今起きてしまったのは、悩みというより。]


  恥ずかしながら、つい先程
  女にしていただいたばかりだったので……

  あまりの出来事に、胸がいっぱいで
  くるしくなってしまった、というか……。


[快楽で頭から爪先まで
 染まってしまった身体は
 寝付こうにも熾火を宿したかのように
 ちらちらと熱をぶり返させてしまう。]
(7) 2020/08/14(Fri) 7:15:30

【人】 卯月 侑紗



  全身くったくたで、眠いんですけどね!
  どうやって寝たらいいかなーって。


[そう、明るく笑って〆ましょう。

 傍目には「ムラムラする」の六文字で
 済んだ話かもしれませんけれど……
 まだその辺の言葉と、自分の体、結び付きが
 出来ていないので、許してください。]*
(8) 2020/08/14(Fri) 7:16:20

【人】 卯月 侑紗

  ー 中庭 ー

[処女を捨てたのか、と聞かれたら
 きっと私は否定するでしょうね。
 あれは、捧げたつもりです。
 先輩に好きになってもらえる可能性と引き換えに。
 そして、問い掛けにも>>10
 ただ口元に笑みをたたえてみせるだけ。
 べらべらと語って聞かせるものでなく
 私の心に秘めておきましょう。]


  子守唄でも、歌ってくださるんです?


[差し出された手にすぐには応えられず
 私はじっとその手のひらを見つめました。

 大きい手。
 私のとは全然形も大きさも違う。
 その大きな殿方の手がもたらす情欲の味を
 私はもう知ってしまいました。

 また身を投じるのは、本当に壊れそうで、怖い。]
(12) 2020/08/14(Fri) 13:47:33

【人】 卯月 侑紗

[でも、結局迷いに迷って、
 私はその手を取ってしまうのでしょう。
 引き寄せられて、名前も知らない方のお膝の上に
 ぽすん、と載せられて
 私はびっくりして彼の目を見上げました。]


  ……っと!


[乱暴な行為への批難を申し上げようと
 口を開いた……つもりだったのですが。
 自分よりも遥かに大きく逞しい身体に
 すっぽり包まれたなら、
 もうどうでもよくなってしまって。]
(13) 2020/08/14(Fri) 13:47:54

【人】 卯月 侑紗



  ひどいなぁ……やっと初めてを
  卒業したての女の子に。


[幾分冗談めかした口調で、
 知らない男性の胸元に額を寄せて、笑う。

 この人は、何を教えてくれる
 おつもりなのでしょう、と。]*
(14) 2020/08/14(Fri) 13:48:22

【人】 卯月 侑紗

  ー 中庭 ー

[浴衣の背中を叩く手に揺られながら
 私は子ども扱いされたことに頬を膨らましました。]


  うええ……!
  人肌に温もって寝ちゃったら
  私もうただの赤ちゃんじゃないですか!


[悔しい。実に悔しい。
 夜泣きして差し上げましょうか。
 けれど、額を寄せた胸元から響く穏やかな鼓動に
 ちょっと落ち着いてしまったのも事実で。

 叩いた背中にホックの凹凸が無いこととか、
 裾が乱れて、情交の痕跡の残る白い脹ら脛が
 顔を覗かせてしまっているのとか、
 そんなちゃちな色気なんか通じないのでしょう。]
(18) 2020/08/14(Fri) 18:40:58

【人】 卯月 侑紗




  私ばっかり、期待してます……?


[ぷく、とふくれつらのまま
 小さく彼の袖を引いて、囁きましょう。]
(19) 2020/08/14(Fri) 18:42:55

【人】 卯月 侑紗

[彼の目を見つめた睫毛を、また伏せて
 私は浴衣のお袖を軽く引いたまま
 じっと待つことに致しました。]*
(20) 2020/08/14(Fri) 18:43:47

【人】 卯月 侑紗

  ー 中庭 ー

[まつ毛の絡み合うような距離で見つめ合う意味を
 私はなんとなく理解して、
 自ら、殿方の唇へと唇を重ねました。]


  ……全て、あなたのご随意に。


[積み重ねれば届くかも、なんて
 甘い幻想かもしれない。
 本当は、幾ら身を砕こうと
 手に入らないものかもしれない。

 それでも、私は、ほんの少しの可能性にも
 懸けたい、と思ってしまうのです。]
(51) 2020/08/14(Fri) 22:18:47

【人】 卯月 侑紗




  でも、ここじゃ嫌です。


[他の誰かの目に触れる場所で、なんて
 流石にハードルが高いでしょう。

 私は目の前の雄々しい身体に縋って
 耳殻を唇で食みながら
 「もっと、ふたりになれるところがいい」
 なんて、誘ってみようとしたでしょう。

 もっとも、彼が応じてくださるかは
 分かりませんが。]
(52) 2020/08/14(Fri) 22:19:24
卯月 侑紗は、メモを貼った。
(a16) 2020/08/14(Fri) 22:23:01

【人】 卯月 侑紗

  ー 中庭 ー

[重ねた唇が捕らえられ、
 深く舌まで絡ませられると
 少しずつ、身体に熱が灯っていく。
 でも、まだまだ。
 私はもっとその先を知ってしまいましたので
 彼が解放してくれるまで
 そっと舌先を擦り合わせていたでしょう。]


  後悔させてくださるんでしょう?


[全部、と言ったことを後悔するくらい
 どうせなら派手に溺れてみたいじゃないですか。
 指先で彼の鎖骨の窪みをなぞって
 じっとフレームの奥にある瞳を見つめて。]


  侑紗。


[そう、名前を告げました。]
(104) 2020/08/15(Sat) 10:27:48

【人】 卯月 侑紗

[黎哉さん、とお名前を伺って
 私はこくりと頷きました。]


  黎哉さん、とお呼びしたらよろしいですか?
  それとも……先生?


[くすくす、喉を鳴らして笑って。
 そういう遊びがあるのは知っていたので
 ちょっとこの大人の男性を
 からかってみたかったのです。]


  はい、向日葵、ですけど……
  ちょっと散らかってますよ?


[さっきまで寝てましたし。
 その上、替えの下着が足りなくなって
 洗って部屋に干している状態ですし。

 それでもいいなら向日葵の間へ
 それじゃダメと仰るのなら黎哉さんのお部屋に
 お邪魔させて頂こうかな、と。]*
(105) 2020/08/15(Sat) 10:28:09
卯月 侑紗は、メモを貼った。
(a21) 2020/08/15(Sat) 10:29:24

卯月 侑紗は、メモを貼った。
(a36) 2020/08/16(Sun) 13:39:10

【人】 卯月 侑紗

  ー わたしと、先輩・承 ー

[先輩に言われた事を、
 ちゃんと実行するようになってから
 私の人生は少しずつ明るいものに
 変わっていったように思います。

 ちゃんと思ったことを、口に出してみれば
 人と話す機会が増えてお友達も増えました。

 笑うようになって、
 お客さんにも「かわいい」と
 言われるようになりました。

 明るく振舞って、ニコニコ笑って
 自分、というものを表に出していって……
 変わっていけば、周りの人だけじゃなく
 先輩本人にも褒めてもらえるので
 私、とても頑張ったんです。]
(192) 2020/08/16(Sun) 13:46:11

【人】 卯月 侑紗

[バイト先の喫茶店は
 相変わらず人手が足りなくて
 毎日忙しく、皆と過ごしています。

 パート主婦のマキさんに、
 フリーターのシュンさん。
 それから、私と、先輩と……
 新しく入ってきた、新人の店長さん。

 あれから、先輩とシュンさんが頑張って
 録音したり、記録を取ったり……
 喫茶店の本部に「バイトへのパワハラ行為」を
 訴え出て、あの店長さんは
 ある日突然姿を消してしまいました。]


  「皆でまたこのお店、盛り上げていこうよ」


[事の事情を説明した後
 先輩は笑ってそう言いました。]
(193) 2020/08/16(Sun) 13:46:44

【人】 卯月 侑紗

[先輩はいつもそう。
 皆で楽しく働くこの場所を守るために
 怖い店長さんに一人で立ち向かっていって
 こうして、功労者になっても
 「皆のためだから」って笑ってる。

 私は本当に先輩が好きで、
 どうしても、その「皆」の中から
 一歩進んで、彼のものになりたい、と
 真剣に思うようになりました。

 だから、言われるがまま
 少しずつ自分を変えていって
 先輩の思う可愛い「卯月 侑紗」になろうと
 日々努力と鍛錬を重ねていました。]
(194) 2020/08/16(Sun) 13:47:08

【人】 卯月 侑紗

[なのに、ある日のこと。

 私が遅番で出勤した時に
 早番組だったシュンさんと先輩が
 遅めの賄いを食べながら
 大きな声で笑って話しているのを
 私は偶然聞いてしまったのです。]
(195) 2020/08/16(Sun) 13:47:27

【人】 卯月 侑紗

「つか、全然お前彼女とかいないけどさ……
 俺狙いとかじゃないよな?」
「んなわけないだろっ!っはは、ばーか!」
「えーでもさーいなさ過ぎじゃん枯れてるの?」
「黙らっしゃいよ。今忙しいんだよねー
 やっとパワハラ野郎もどっか行ってさ。
 就職とか考えないといけないし」
「就職するまでが学生の華じゃん!
 うちの侑紗ちゃんとかどうよ」
「うーん、侑紗でもいいんだけど……」


「前にさぁ、処女と付き合ったら
 「初めての相手とは添い遂げる!」
 とか言われてさ……
 もう、別れるのすっげ大変だったんで……
 処女と付き合うのはやっぱ、もう嫌っすわ。

 侑紗、もうちょっと男慣れしてたらなぁ……」
(196) 2020/08/16(Sun) 13:48:03

【人】 卯月 侑紗

[その時私はバックヤードにいたのですが
 私の存在に気付かず、年齢も近い先輩達は
 いつも通り、気ままな雑談を
 楽しんでいるようでした。

 一方、私はといえば
 ガンガンとなる頭を抱えて、
 バックヤードの片隅にしゃがみこんでおりました。


 処女が嫌……?
 これまで先輩の言う通りに、
 自分を変えてきましたが
 これは、どう変えれば良いのでしょう?

 「嫌っすわ」と軽く言われた言葉が
 何度も何度も、頭の中を駆け巡って
 もう、どうしていいか分からなくなって……。

 だって、どんなに私を変えても
 結局、経験が無いのを理由に
 あれだけ軽く突っぱねられる。]
(197) 2020/08/16(Sun) 13:48:34

【人】 卯月 侑紗

[ひどい。
 ひどい。
 ひどい。

 なじる言葉は浮かんでも、
 それでも「きらい」の三文字だけは
 ついぞ浮かばなかったのです。]
(198) 2020/08/16(Sun) 13:48:59

【人】 卯月 侑紗

[その日、なんでもない顔をして出勤して
 仕事に明け暮れている最中もずっと
 そのことばかり考えていました。

 嫌われたくない。
 先輩と一緒にいたい。

 正直泣きたくて、たまりませんでした。
 先輩の言葉は、もう、私の努力も気持ちも
 全部否定するものに聞こえたのに
 でも全然、嫌いになれなくて。
 むしろ、どうしたら先輩に振り向いてもらえるか
 そういうことばかり考えてしまっていました。

 パートのマキさんや、先輩本人にも
 とても心配されましたけれど
 当然、それを打ち明ける気にはなれなくて。]
(199) 2020/08/16(Sun) 13:49:27

【人】 卯月 侑紗

[転機が訪れたのは、「処女は嫌」発言から
 だいたい一ヶ月後くらい。

 大学の図書館で勉強をしていたら
 静かな空間で内緒話を楽しむ女の子達がいて
 いやがおうにも聞こえるその声を
 たまたま聞いてしまったから。


 「なんかね、熱海の方にある旅館がね……」


 噂話に耳をそばだてる、なんて
 いやらしい真似をしながら
 私はその場ですぐスマホを取り出して
 必死に検索致しました。]
(200) 2020/08/16(Sun) 13:49:54

【人】 卯月 侑紗

[希望があるなら縋らずに居られない。

 先輩は、優しくて、強くて
 誰にでも分け隔てなく振る舞える人。

 その「誰でも」よりあともう一歩、
 近付くために必要な希望が。]*
(201) 2020/08/16(Sun) 13:50:22
卯月 侑紗は、メモを貼った。
(a37) 2020/08/16(Sun) 13:51:40

卯月 侑紗は、メモを貼った。
(a46) 2020/08/16(Sun) 22:40:19