15:32:28

人狼物語 三日月国


86 【R15RP】君と僕の、夏祭り

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到着:二年生 稲出 柊一

【人】 二年生 稲出 柊一

― はなひら神社 ―

 よっすー。小雪ちゃん、お手伝いご苦労様。
 今年もよろしくなー。

[荷物番をしている女の子に声をかけ、
ささっと"稲出 柊一"と記入する。
大した荷物はないけれど、
学生鞄を隅の方に控えめに置いた。
去年も立候補したので準備係の経験値は万全だ。
もう来てる人いるのかな?と辺りを軽く見まわした。*]
(10) 2021/07/20(Tue) 21:18:22
二年生 稲出 柊一は、メモを貼った。
(a3) 2021/07/20(Tue) 21:36:34

【人】 二年生 稲出 柊一

[誰が来てるかときょろきょろ見渡していると、
友人から声がかかり、ほっとする。>>33]

 おー、男子高校生の労働力期待値は高いからな。
 まずは、あっちの看板運ぶかー。

[最低でも運ぶのに男性2人は必要な看板を指さす。]

 さっきの子知り合い?

[声がかかる前に、
ちらりとすれ違った女生徒を思い出す。>>21
開始前から女子とキャッキャウフフ(語弊しかない)とは、
実に素晴らしいご身分だ。

オレは学校に自転車通学をしている身だが、
少ないインターバルでタイヤを
パンクさせるのに定評のある男だ。
なので、トキヤの家の自転車屋には大変お世話になっている。
圧倒的感謝。何もしてないのにパンクするんだよな。
そして一時期、陸上部に仮入部していたことがあったので、
そこで仲良くなれた。
なんで辞めちゃったのかは聞かないでおいたけど、
まぁ、人それぞれ色々あるんだろう。*]
(36) 2021/07/20(Tue) 22:44:48
二年生 稲出 柊一は、メモを貼った。
(a13) 2021/07/20(Tue) 22:53:31

【人】 二年生 稲出 柊一

[さっきの子は"こまきちゃん"というのか。
苗字とも、下の名前ともとれるな……。
トキヤの勿体ぶった調子に、>>42
クイズの正解待ちのようにわくわくするも、
どうやらキャッキャウフフ未満であったようだ。]

 それもそっか。
 去年ワンチャンを期待した先輩が、
 木っ端微塵に玉砕して居た堪れないムード
 漂ったから気をつけろよー。

[あれは何というかもう……お通夜だった。
ご愁傷様ですって、脳内に直接語り掛けたわ。

パンクの理由は神のみぞ知る。
なんでタイヤすぐパンクしてしまうん?
叩かれた背中をさすりつつ、看板運びに取り掛かる。
トキヤがリア充だったら、
それと無く向こうに比重を傾けるつもりだったが……。]

 うわ、これきっつ!

[ちゃんと本気で持たないと無理なやつだった。
誰か周りに知人がいたら、助けを呼ぼう。
そう思った。**]
(47) 2021/07/21(Wed) 0:07:47
二年生 稲出 柊一は、メモを貼った。
(a17) 2021/07/21(Wed) 0:20:31

【人】 二年生 稲出 柊一

[件の先輩も勿論お目当ての彼女をそれとなく呼び出し、
秘密裏に告白を遂げたのだが、
テンションの落差で誰もが何が起こったのか察してしまった。
故に、この時の気まずさは計り知れない。]

 分かるー。
 高校生って言ったら青春だもんな!
 夏だしな。祭だしな。浴衣最高だしな。

[学年関係なくごっちゃと言えば部活が思い浮かぶが、
花一高校の陸上部は男子と女子が分かれている。
野球部みたいにマネージャーなどという
胸熱コンテンツは実装されていない。
かといってサッカー部のように、
その肩書だけでイケメンバフがかかるような
パッシブスキルも存在しない。
オレは何故陸上部に入った……。]

 そっか、神社だからお願い事しておくか。

[トキヤがまさか自分を優良物件として
推薦してくれているとは思わず、>>66
"明日皆がお祭りを最高に楽しめますように!"
そう願ったんだ。]
(87) 2021/07/21(Wed) 19:00:53

【人】 二年生 稲出 柊一

[男子2人で悪戦苦闘しながら看板を運んでいると、
思わぬ助け舟が。>>65]

 マジすか!?
 神田先輩、めっちゃ助かりますー。

[運動部は縦社会。自然と先輩には敬語になる。
直接関わることはあまりなかったものの、
流石にこの姿がデフォな人の存在は
記憶から消えることは無い。インパクト大。
見かける度にお面の理由と、
関西弁の理由を聞きたくてうずうずするけど、
これ訊いて良い話なのかな?って怖気づく毎日だ。
ぱっと見、特別鍛えているようには見えなかったけれど、
人を見かけで判断してはいけないと思うんだ。

……やっぱり、オレの見立ては正しかった。]
(88) 2021/07/21(Wed) 19:32:01

【人】 二年生 稲出 柊一


 先輩、マジファイトっす!

[現役運動部員のオレが頑張らなくては(使命感)
なんて思いつつ、堂本先輩が先導してくれるなら、
助かりますーって言いながら、前進する。
何とか頑張って目的地に到着した。]

 手伝ってくれて、有難う御座いました!
 トキヤもサンキュー。

[ちゃんと手伝ってくれた皆にお礼を言って、
達成感に打ち震えた。
でもまだ仕事終わってないよね……。*]
(89) 2021/07/21(Wed) 19:33:05
二年生 稲出 柊一は、メモを貼った。
(a29) 2021/07/21(Wed) 19:36:04

【人】 二年生 稲出 柊一

[稲出家では1匹の柴犬を飼っている。
黒柴で名前は黒鉄。とても凛々しくて可愛い。
そもそも犬飼いたいと言い出したのがオレなのもあって、
朝夕の散歩は基本的にはオレが担当している。
今日のように特別な用事があれば話は別だが。

夕方は人手があるので避けているが、
早朝はかごめ商店街も散歩コースで、
朝早く準備をしているお店の人と挨拶することもあるんだ。
だから、商店街のお店は皆知ってるつもり。

ハスミ自転車は言わずもがな。>>36
花巻庵は栗の入ったどら焼き推しだ。
堂本青果店>>57には、
母さんから頼まれたお使いで足を運ぶこともあるし。

服飾店篠田屋>>72では今回なんと、
お祭りの為に浴衣を買った!

着付けしてくれるって言うし、
やはり男子が色気づくとなると、
母さんの買ってきた服からの卒業が
スタートラインではないかと思うんだ。
もしかしたら、
今回が高校最後の夏祭りになるかもしれない。

お小遣いを貯めて、清水の舞台から飛び降りたぜ。
だから食券の存在は大変有り難いのだ……。

篠田屋のお嬢さんの名前が"こまきちゃん"とは
まだ知らないオレである。>>47*]
(95) 2021/07/21(Wed) 20:24:39

【人】 二年生 稲出 柊一

[何にもしてない帰宅部に胸熱コンテンツや、
イケメンバフあったら誰も部活やらないのでは?
きちんと部活頑張っているのにそれらの恩恵を得られない、
その不条理さをオレは嘆いているのだ。
……オレは何を考えているのだろうか。]

 オレはね、今年は浴衣買いました!
 商店街の篠田屋さんで。
 お祭りの日に着つけもしてくれるって言うから。
 去年は適当な甚平だったんだけどね。

[誇らしげに言った。
トキヤはどうなんだろうな、着たら似合いそうだけど。
神田先輩も似合いそうだ……と勝手に想像する。

仕事終わり(終わってない)に、
飴を舐めはじめるトキヤを見ると>>92]

 熱中症対策ちゃんとしてるんだな!
 偉い偉い。オレも後でスポドリ飲も。

[それが大変羨ましい一品であることを知らないから、
素直に感心するのだった。*]
(101) 2021/07/21(Wed) 20:57:58

【人】 二年生 稲出 柊一

[明日着る浴衣のことを考える。
何せメンズ浴衣なんて今まで興味を持っていなかったので、
何が良いのかさっぱりで……。
偶々店番していた篠田屋の娘さんに
お薦め聞けて助かった。>>103
相手が全く知らない相手だったら緊張もしたけど、
下の名前までは知らなくとも、
黒鉄の散歩中に時々挨拶してくれた子だったから。
柴犬先輩なんて呼ばれていることを知ることがあったら、
純粋に嬉しい。だって柴犬は最高だし。

素直にお薦めされた浴衣を買って、
着付けサービスの話も教えて貰えたから、>>104
本当に買って良かったと思った。
情けないけど多分自力でやったら、残念なことになると思う。
有難く着付けの申し込みもしておいた。万全だ。]

 『こっちこそ有難う!お祭楽しみだ』

[そう言って、お店を出たんだ。
あの時>>36はすれ違った一瞬に、ちらりと髪の長い
女生徒だって事しか認識できなかったから、
まさか彼女もお祭りの準備係だとは思わなかったんだ。*]
(115) 2021/07/21(Wed) 21:47:49

【人】 二年生 稲出 柊一


 おう!自分で買ったぞ。
 今年のお祭は気合入ってるんだ。

[トキヤは思っていた以上に驚いてくれたので、>>109
更に気持ちが大きくなる。
よくよく考えると気合入ってると言っても、
浴衣買っただけなんだが……。
まぁ、いつもと違うことするって言うのは、
やっぱりいいもんだよな。という事にしておく。]

 そっか、折角だから何か買ってきてくれると良いな。
 きっと楽しいぞ。

[自分だけ浴衣着てきて悪目立ちしたら
どうしよう……そんな危惧が頭をよぎった。
でも甚平なら普通に動きやすいし涼しいし良いと思う。*]
(126) 2021/07/21(Wed) 22:31:38

【人】 二年生 稲出 柊一

[看板持ちの手伝いを堂本先輩も買って出てくれたけど、>>105
いや流石にこれ女性に頼むのは厳しくないか……?
「大丈夫」という先輩を止められず、
手伝って貰うことに相成った。
普段通りに涼しげな表情で看板を持つ様子を見るに、
もしかして:神田先輩は越えてる説と頭に浮かんだが、
あんまり考えないようにした。]

 オレは陸上部員なんで。
 ゴリマッチョだと却って筋肉邪魔で走り辛いですよ。
 オレやってるのは110メートルハードルなんです。

[今年は地区大会まで進んだが、流石に全国はいけなかった。
来年行けるかな?行けたら良いなと思いつつ。
こればっかりはもう頑張るしかない。]
(128) 2021/07/21(Wed) 22:41:13

【人】 二年生 稲出 柊一

[堂本先輩から今年の出店情報を聞くと、>>106
キュウリの1本漬けも増えるとのこと。]

 キュウリ良いっすね!
 お祭りの屋台って割と味が濃いもの多いから、
 冷たいしさっぱりして売れると思います。

[でもそれはそれとして、
毎年楽しみにしている焼きトウモロコシも
食べたいのが人の性である。
まぁ先輩自ら宣伝しているのだから、
キュウリに肩入れしたい気持ちではあるが。*]
(135) 2021/07/21(Wed) 22:45:04

【人】 二年生 稲出 柊一

[
知らない方が幸せな事ってあるよね。
>>136
トキヤにまで犬と思われているとは知る由もないけれど、
そこまでいったなら柴犬と犬種を断定して欲しい。
まぁでも柴犬じゃない犬も可愛い。ついでに猫も可愛い。]

 おーし、じゃあ明日一緒に写真撮ろうぜ!
 ショーワっぽかったら、
 モノクロフィルターかけて撮るわ。

[女の子じゃなくてごめんな……。
という気持ちがない訳ではない。

人に呼ばれたのかふらりと遠ざかる背中に、
「看板サンキュー」ってもう1回言って、
オレも適当なタイミングで、その場を離れた。
あの看板しんどかったし、飲める時に
水分補給しといた方が良いだろうと思って、
荷物のある社務所へと向かった。*]
(156) 2021/07/22(Thu) 0:01:53

【人】 二年生 稲出 柊一

社務所


[荷物置き場に置いた鞄から、
スポーツドリンクの入った水筒を取り出し、がぶ飲みした。]

 冷たくてうまっ。

[そう1人言ちると、美術教師の落川先生の姿が見えた。>>146
やる気なさそうだけど、いい先生だよなー。
捨て犬を一時、美術室で保護していたのを思い出す。>>50
可愛くて、黒鉄のフードとかおやつとか、
差し入れで持って行ったんだよな。>>113
無事、貰い手が決まったと知った時は本当に嬉しかった。]

 せんせー、サボってんすか?

[単刀直入にそう言った。
まぁ小雪ちゃん1人だと心配だったり、
いざ何かあって先生を呼ぶ時に
どこに居るのか分からないというのが
困るのは分かるんだが。

その状況を利用してここに居座っていると
オレの第6感がそう告げていたんだ。**]
(158) 2021/07/22(Thu) 0:16:15
二年生 稲出 柊一は、メモを貼った。
(a47) 2021/07/22(Thu) 0:27:49

二年生 稲出 柊一は、メモを貼った。
(a48) 2021/07/22(Thu) 0:28:51

【人】 二年生 稲出 柊一

― 回想:堂本先輩 ―

[堂本青果店の看板娘のクールビューティー。
という印象の堂本先輩。
黒鉄の散歩中に、
時々鉢合わせて挨拶することはあったんだ。>>179
「撫でていい?」と訊かれれば勿論。]

 どうぞどうぞ。
 こいつ大人しいから、噛んだり吠えたりしませんよ。

[興味ありげに黒鉄が先輩に近づくのを、
微笑ましく見守っていた。
基本的には、人に向かって吠えたりはしない。
獣医さんだけは例外みたいだけど。

犬はサツマイモが好きだから、
母さんが堂本青果店で買ったサツマイモを蒸したりすると、
脇で正座待機するほどのファンなんですなんて話したっけ。
オレや兄ちゃんが食べてると寄ってきて、
取り合いみたいになることもあったけど、
今ではお座りして潤んだ瞳で小首をかしげるのが
1番効果的だと学習するに至ったりしている。

お父さんとの仲が不穏らしいって噂で聞いたけど、
オレは勝手に女の子とお父さんの関係は難しいし、
クールな雰囲気が誤解されてるだけなんじゃないかなって、
勝手にそう解釈していた。]
(200) 2021/07/22(Thu) 9:37:22

【人】 二年生 稲出 柊一

回想:はなひら神社の怖い話


[黒鉄は基本的に人に向かって吠えたりしない。
獣医さんは例外だけれど……。
でもそういえば、もう1つ例外があったのを思い出した。

いつだったろうか、いつも通り夕方に散歩に行った。
時々は気分転換に散歩コースを変えたりしていたけれど、
この日は神社の近くを通ったんだ。
普段はオレを引っ張ってどこかに行きたがったりは
あんまりしないんだけど、
この時は珍しく凄い勢いで神社の中へ向かって行って、
何かに向かって吠えだしたんだ。]

 「どうしたんだよ?」

[その先には、セーラー服を着た女生徒が。
足元がうっすら透けて見えたのは、陽炎か何かの所為か?


後で友達にその話をしたら、
はなひら神社には夏祭りの準備に向かう道すがら、
交通事故にあった女生徒の幽霊が出るって話聞いて。>>151
人生初の不思議体験をしたのだった。**]
(201) 2021/07/22(Thu) 9:49:30
二年生 稲出 柊一は、メモを貼った。
(a58) 2021/07/22(Thu) 9:53:51

【人】 二年生 稲出 柊一

看板運び


 いや、大袈裟っすよ……。

[眩しい!と青春の輝きに充てられているっぽい
神田先輩の様子>>210を見て、たった1つしか年変わらないし、
先輩だって青春時代圏内でしょなんて思う。

時々オレが、神田先輩だ!と目をやると、
こちらに気付いてくれることがあって、
小さく手を振ってくれるのを見て
いい人なんだなと、とりあえず思った。(チョロイ説)
気付いた時は嬉しくてこちらも手を振り返すのだ。

続いて応援の言葉を受け取れば、
おじさんみたいですよ……という本音は飲み込んで。]

 チーム戦のスポーツとかと違って、
 詰まる所は己との戦いって感じが、
 オレには性に合ってるみたいです。

[そんな風に答えた。
ハードル走だって横にずらりと競合相手が並ぶわけだが、
周りの影響を受けることなど殆どない競技だ。
スタートラインに立ち、最初に一歩踏み出す瞬間の、
緊張感が自分は好きだ。]
(237) 2021/07/22(Thu) 14:46:12

【人】 二年生 稲出 柊一

[折角話す機会が出来たのだからと、勇気を出してみる。]

 そういえば神田先輩、関西出身なんですか?
 関西弁が気になって。良いっすよね!

[美人が京都弁で話せば、上品な感じがする。
可愛い子が博多弁で話せば、あざとさよりも可愛さが勝る。
もしかしたらガチの関西人が聞けば
違和感に気付いたりするのかもしれないが、
生憎自分は関西人の知人は多分いない。
お面のことはここでも、
触れて良いのか分からなかったので口に出さずだ。*]
(238) 2021/07/22(Thu) 14:47:16

【人】 二年生 稲出 柊一

社務所


["稲出も"という事は、>>235
一定数人聞きの悪い人間がいるのだろう。
それも何だか、落川先生らしいなと思った。

犬の世話は大歓迎!寧ろ率先して引き受ける勢いで、
あれこれ世話を焼いたのを思い出す。
犬と一緒に微睡む姿を見た時は、
不覚にも成人男性相手に可愛いという感想を抱いたほどだ。
きっと女生徒にモテるに違いない。
何となく同僚の女教師より、
女生徒の琴線に刺さりそうな予感がした。>>76]

 灼熱の夏も極寒の冬も、
 ここから一歩も動けないのって、
 そんなにいい生活ですかね?

[思わずマジレスしてしまう。]
(251) 2021/07/22(Thu) 15:27:17

【人】 二年生 稲出 柊一

[名簿を見せられ、>>236
神崎という準備係の生徒の話に及べば。]

 神崎せ……神崎さんっすか?

[オレは今……何を言おうとした?

去年の準備日に、せっせと働く姿がノイズ交じりで浮かぶ。
そこに赤黒く染まった制服姿が重なり……>>240


……何かがプツリと切れたように、
それらのイメージは記憶の底に落ちた。]

 覚えてますよ。
 2年〇組の、マドンナでしょ。有名ですからねー。

[自分はまだ見ていない筈だが、今日も来ているのか。
そういえば去年も今年も準備係なのは、
他にもいた筈だが、全然一緒になってないな。
せめて挨拶くらいはしたいけど……なんて思った。*]
(254) 2021/07/22(Thu) 15:38:07

【人】 二年生 稲出 柊一

はなひら神社の怖い話


[ワンワン吠え立てる黒鉄を抱き上げると、
その体は酷く震えていた。こんなことは初めてだと思う。
改めてセーラー服の女生徒に目を向けると、
なぜ一目見て気付かなかったのか、
血まみれの制服に顔は半分……。
>>239

自分たちの存在に気付いたのか、
笑顔で語りかけ、手を伸ばしてくる。>>240]

 え……?お祭り所じゃないですよ!
 ケガ、大変じゃないですか。救急車……!

[冷静に考えれば、救急車所でもないが、
この時のオレは、彼女の姿にすっかり動揺してしまっていた。
震える指でスマホをタップするも、中々うまくいかない。
その間彼女は変わらぬ様子で、
オレに語り掛けていたのだろうか。*]
(255) 2021/07/22(Thu) 16:03:27

【人】 二年生 稲出 柊一

回想:前世貧乏神の彼女


[幼い時から、一人の時間も割と好きだったオレは、
1人でふらふら出歩いて遊ぶことも、珍しくなかったんだ。
そんな時、同じように1人にしている
女の子を見かけたから>>247、声をかけたんだ。

そんな事が数回続くと、やった事ないって言うからさ、
吃驚しつつ、家でゲームしよう!って誘ったんだ。]

 『なにやってんの!?
  それ、ちょっと行った洞窟の宝箱に入ってるよ?』

[いきなり布の服や薬草を買い占めだすプレイスタイルには、
流石に面食らったが、当時その概念すら知らなかった
縛りプレイというのも、存外面白いものだと知ったんだ。
初期装備でクリアって出来るんだな……。


彼女の境遇や前世の話を、聞くことはあっただろうか。
無かったとしても、決して豊かではなさそうなことくらいは、
子供のオレにも察する所はあったんじゃないかと思う。
生意気ながら、彼女のことを心配する気持ちも、
少しずつ大きくなっていったような気がする。*]
(256) 2021/07/22(Thu) 16:25:45
二年生 稲出 柊一は、メモを貼った。
(a69) 2021/07/22(Thu) 16:32:27

【人】 二年生 稲出 柊一

回想:はなひら神社の怖い話


[こちらが必至で電話をかけようとしている中、
不思議そうに、"怪我なんてしてない"なんていうから、
黒鉄を宥めて、一旦地面に下ろす。
黒鉄はオレの方を見て、最後に"くぅん"と一声鳴いた。

もしかして、お化け屋敷のスタッフの方
だったりするのだろうか。
だってこんな、生きているのも不思議な
レベルの大怪我を負って、平気でいられる訳がない。
夏祭りにお化け屋敷なんてあったかな?]

 あ、ごめんなさい。
 オレ、突然だったからびっくりしちゃって。

[確認しようと伸ばされた手にそっと触れる。
その場所にも、見るからに痛々しい傷があった。]

 お祭り、オレも準備係なんです。
 楽しみですね!
 オレ、稲出柊一って言います。
 準備の日、宜しくお願いします。

[そう言って、笑顔で頭を下げた。
この時に彼女の名前も聞けただろうか……。
残酷な真相を知るのはまだ少し先。
そして、件のお祭りの準備日を迎える頃には、
何故だか自然と2年〇組のマドンナ、神崎紅葉の記憶と
気が付かない内にすり替わってしまっていたんだ。*]
(268) 2021/07/22(Thu) 18:44:55
二年生 稲出 柊一は、メモを貼った。
(a71) 2021/07/22(Thu) 18:50:41

【人】 二年生 稲出 柊一

回想:鳳凛


 「ボクは、しゅういち!」

[あの頃の一人称は、まだボクだった。
それがオレに変わり始めた頃は、
やっぱり少し恥ずかしかったな。
でも、そんな事にも今はすっかり順応している。
オレたちは、少しずつ成長して今大人へと向かっている。

黒鉄が家に来た時には、嬉しくて兎に角自慢した。
何か芸を覚えれば、遊びに来た時に逐一見せては、
自分のことのように誇らしかった。

凛は幼い頃から、節制生活の心得があって、
果物の実る樹や、色々なもののリサイクル活用術なんかも、
教えてくれたように思う。
うちに来るときは、別に気にしなくていいのに、
お土産を持って来てくれた。
対してオレはそう言ったことに気を遣う
生活を送っていなかったので、
一緒にゲームをしたり、漫画を薦めたりしたんだ。
少年漫画は、オレのバイブルの様なものだった。
まぁ、女の子が読んでどう思うものなのかなんてことは、
当時の……いや、今のオレでもよく分からないけれど。]
(290) 2021/07/22(Thu) 21:13:10

【人】 二年生 稲出 柊一

[次第に凛の家が裕福な家庭ではないこと、
あまり家族に優しくされていなさそうなこと、
前世は貧乏神だったと自称しているらしいこと、
少しずつ分かっていって。

別にオレは、凛の慎ましさや価値観を否定しようと
思っているわけじゃない。
実際にお金なんかなくたって、
幸せになる事は出来るのだと思う。
でも1つだけ、どうしても
ずっと引っかかっていたことがあるんだ。
踏み込み過ぎているのは分かっている。
でも、これだけは譲れないと思ったから、
嫌われるのを覚悟して、もう2度とは言わないと心に決めて、
高校生になった時、思い切って伝えた。]

 なぁ凛、今の家庭が理想だって、
 思っているのかもしれないけどさ、
 いずれ大人になって、自分の家庭を築くときも、
 同じような家庭にしたいって、思ってるのか?

 別にな、旦那がニートのヒモ男でも良いと思う。
 お金なくたって幸せになれるって、
 凛は幸せだからそれで良いんだって思ってるよ。
 でもさ……どんな理由があっても
 大事な家族を粗末にするような、
 そんな相手は止めて欲しいかな。
 いや、どんな立場で言ってるんだって話なんだけどさ。
(291) 2021/07/22(Thu) 21:14:52

【人】 二年生 稲出 柊一

 例えばさ、旦那さんが家族に
 手を上げる様な奴だったとするだろ。
 痣だらけの凛がニコニコ笑って
 「理想の家庭で幸せ」とか言っても、
 オレは「良かったな!おめでとう」なんて言えないよ。
 突飛な話してごめんな。でもそれだがけ心配だったんだ。
 こっから先どうなっても、もう2度と言わないから……。

[唐突に仮定でこんなこと言われても、
凛はさぞ困った事だろう。
彼女が日頃言っているのは、基本的にお金の有無の話だ。
クソデカお節介押し付けて本当に申し訳ないんだが、
それでも伝えて、安心したかったという、ただの自己満足。
的外れの杞憂であるなら、それが1番いい。
いつか、彼女のお眼鏡にかなった相手を知って、
安心できるときは、来るだろうか。*]
(292) 2021/07/22(Thu) 21:16:00

【人】 二年生 稲出 柊一

社務所


[働くって、というか生きるって大変なんだな。
あっさり手のひらを反す落川先生を見て、そう思った。
神崎さんの記憶に関しては、歳の心配をする歳ではなかった筈。
マドンナ……大好きな少年漫画では、
それほど珍しい存在ではないけれど、
現実にもそう称される人がいるのは、凄いことだと思う。
クラスが一緒になったことは無いので仕方ないが、
マドンナだという事しか知らないと言っていいほど、
彼女のことを殆ど知らないことに気付く。

そんな雑談に興じていたら、
テント設営の仕事が舞い込んだ。]

 オレも行きます!
 勝手にちょっと休憩しちゃいましたし。

[慌てて水筒を元に戻して、落川先生について行った。*]
(296) 2021/07/22(Thu) 21:35:08
二年生 稲出 柊一は、メモを貼った。
(a75) 2021/07/22(Thu) 21:38:04

【人】 二年生 稲出 柊一

回想:堂本先輩


[確かに頭を触られるのを嫌がる犬は多い。
だが幸いうちの黒鉄は人懐っこい性格で、
初対面で頭触っても喜ぶ犬だった。
なので「好きなところどうぞ」って、付け加えたんだ。

気に入って頂けたようで、
何処か柔らかく感じる視線>>299に、
オレも嬉しくなったんだ。]

 確かに家で商売しているとなると、
 ペットは中々飼いづらいっすよね。

[お父さんに反対されたことを聞くと、そう漏らす。>>300
だが、これは犬飼ってる人あるあるなのだが、
大体どの家も1番反対するのがお父さんで、
結果飼うことになった時、
一番可愛がるのもお父さんという統計がある。

堂本家でもその兆候があったのか、
ファンサービスには大いに喜んだ。
オレも勿論喜んだし、黒鉄も飛び跳ねて喜んだ。
今ではすっかり、買い物に行くたびに
期待の眼差しを向けられるようになってしまった。*]
(321) 2021/07/22(Thu) 22:57:31

【人】 二年生 稲出 柊一

テント組み立て


[確かに熱中症対策は大事だ。
でも見た感じ結構女子が多いし、
男子でも力仕事が捗りそうな人員が
限られているように見受けられる。]

 体育祭の時とかに手伝ったことあるので、
 大丈夫だと思います。

[他にも学内の行事や、陸上部で使うこともある。
でも先生の説明>>312をしっかり聞いて、
注意して作業しなくては。

さっき切り上げた話の延長か、
マドンナについての話になると。]

 好みも何も、
 名前と顔と学年とマドンナで
 お祭りの準備係って事しか知らないっすからね。

[何か記憶が燻る気がするが、やはりそれ以上は何も知らない。]

 
オレは興味ありますよ。ない訳ないじゃないすか。

 
(女子が)オレに興味ないだけで……。

 せんせーはどうなんです?

[悔しいからとりあえず聞き返した。
適当に躱されるんだろうなぁと予感しつつ。*]
(325) 2021/07/22(Thu) 23:10:24