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人狼物語 三日月国


57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み

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視点:人


到着: リク

【人】 患者 リク

 

   ……あなた達、誰ですか?


 
[ ある日を境に、私の日常は変わってしまった。 ]
  
(26) 2021/01/31(Sun) 10:59:23

【人】 患者 リク


[ 妹と共にこの世に生まれ落ちた私は
 大きな不自由なく、普通の女の子として
 育っていっていた。
 笑いたい時は笑い、泣きたい時は泣き、
 人を愛することを知っている、
           ・・・
 有り触れた子だった、らしい。]


   ……ありがとう。


[ 淡々と礼を述べた私に、相手は
 悲しそうな表情を浮かべる。
 意味を理解できるし、私も悲しいと思う。
 けれど、世の中ってきっと、こういう
 どうしようもないことばかり存在していて
 それがたまたま、私に降りかかっただけなのだ。 ]
(27) 2021/01/31(Sun) 10:59:39

【人】 患者 リク


[ 私は病を患っている。
 件数が少なく、完治の見込みのない、病を。

 病名、 『 忘愛症候群 』 。

 愛したもののことを忘れてしまうという
 なんとも悲しい運命を背負ったのだ。 ]
 
(28) 2021/01/31(Sun) 11:00:03

【人】 患者 リク




[ 学校帰り、橋の上。
 鞄を足元に置いて、私は川を眺めていた。
 流れていく水を見ていると
 心が落ち着く気がするのだ。

 今日はクラスメイトと喧嘩をしてしまった。
 内容は、私が無愛想なことから来るもの。
 冷たいだとか、酷いだとか
 そんなつもりはなかったのにそう受け取られて。
 
 仕方ないじゃないか、って私は思う。
 愛想良くして、仲良くなって。
 ……もし、愛を持ってしまったら。
 私はその人のことを忘れてしまうのだ。 ]
 
(29) 2021/01/31(Sun) 11:00:17

【人】 患者 リク


[ 障害者用のクラスに行くことも考えた。
 理解を求めて、安穏と生活する日々を。
 けれど、私は普通クラスに行くことを選んだ。
 人を愛さない、仲良くならない、そう
 周りの人に約束して。

 普通を生きたかったのだ
 双子の妹のように。

 愛することが出来ないとしても
 どうしたって普通になれないとしても。
 こうなったって、大丈夫なんだと
 見栄を張りたかったのだ。

 じゃないと、苦しいじゃないか。
 辛いじゃないか。
 私の人生に、色がなくなることを
 認めたくないじゃないか。 ]
 
(30) 2021/01/31(Sun) 11:00:31

【人】 患者 リク


[ 込み上げてくるものに、
 橋に腕を置いて、そこに顔を当てて
 泣いてしまうのを堪えようとする。

 ずっとずっと、綱渡りの日々。
 いつなにかを愛してしまうのか、
 忘れてしまうのか。
 こわくてこわくて、しょうがなくて。 ]


   ……つら。


[ ぽつり、と零した言葉は
 誰にも拾われることなく
 風に流されていくのだろう。 ]**
 
(31) 2021/01/31(Sun) 11:00:41
患者 リクは、メモを貼った。
(a3) 2021/01/31(Sun) 11:22:02

【人】 忘愛症候群 リク

 
[ 幼い頃、一緒に遊んでいた友達がいた。
 私と妹のナツとその子、他にもいたかな。
 近くの公園、砂場で遊んだり、
 滑り台で遊んだり。

 皆でお揃いのブレスレットも買ったりしたっけ。
 私にとっては、大切な宝物だった。

 ── 事故に遭う日までは。 ]
 
(33) 2021/01/31(Sun) 12:38:05

【人】 忘愛症候群 リク

 
[ 交通事故にあって、私の頭は
 おかしくなってしまった。
 忘れてしまったことが沢山
 ……それには勿論、友達のことも含まれていて。

 最初は規則性なんてないと思われていた
 病気だけれど、少ししてそれがある事象を
 境に起こっている事だとわかる。

 家族と過ごして、仲良くなって。
 愛しさを覚えると消えてしまう。
 その繰り返しを何度か。

 ……私は一人暮らしをするようになり
 かつて友達だった人達とも、
 あまり会わないようにしてた。

 友達には病気の説明をしたけど、
 わかってもらえたかな。
 私はもう覚えていない人達。
 もう、きっと、仲良くなれない人たち。 ]*
 
(34) 2021/01/31(Sun) 12:40:08
忘愛症候群 リクは、メモを貼った。
(a4) 2021/01/31(Sun) 12:41:08

忘愛症候群 リクは、メモを貼った。
(a5) 2021/01/31(Sun) 12:44:29

【人】 忘愛症候群 リク



[ 
「 夕凪お姉ちゃん。 」


 幼い少女は自分より年上の女の子を見上げると
 そう言葉にして、花のように笑った───。 ]

 
 
(65) 2021/02/01(Mon) 19:25:26

【人】 忘愛症候群 リク

  
[ 声が聞こえれば>>63
 思わず顔を上げ、そちらへと振り向いた。
 差し込む夕焼け、景色に見える人の姿が
 歪んで視界に入る。

 ぱちりと瞬きをすれば、頬を雫が伝って。
 それを感じれば、慌てて腕で目元を擦った。 ]


   あ、えと、
   ……な、んでもないです。

   川を眺めていたら、目にゴミが
   入っちゃって。


[ 相手が何を言ったか思い出すと、
 吃りながら笑みを作る。
 知らない人に心配をかけてしまうなんて
 いけないことだと、自分の常識的な部分が
 判断したのだ。 ]
 
(66) 2021/02/01(Mon) 19:25:42

【人】 忘愛症候群 リク


[ なんでもない、なんて
 涙を流しておいて
 説得力ないかもしれないけれど
 知らない相手にそう、
 踏み込む人もいないだろうって。

 相手がそれ以上声を上げないのなら
 鞄を持って移動しようと思うけれど。
 声をかけてくれるのなら、
 ……どうしようかな。 ]*
 
(67) 2021/02/01(Mon) 19:25:54
忘愛症候群 リクは、メモを貼った。
(a13) 2021/02/01(Mon) 19:29:19

忘愛症候群 リクは、メモを貼った。
(a15) 2021/02/01(Mon) 19:38:17

【人】 忘愛症候群 リク



[ 私が病院で目覚めた時から>>26
 私が愛していた人たちの記憶は失われていた。
 何度得ても、再び消えていく。
 手を伸ばしても届かない蜃気楼のよう。
 
 その時親しくしていた人には
 「親しくなると忘れてしまう病」
 と、そう少しズレた説明をしていた。

 愛を得たから忘れてしまう、
 ということを、言うには少しばかり
 恥ずかしいことだと思うし。
 愛をもう得られないということを
 知られたくなかったって気持ちがあった。]

 
(88) 2021/02/01(Mon) 23:25:29

【人】 忘愛症候群 リク



[ 小さい頃の思い出。
 失くしてしまった記憶。
 人と愛を作れない私。

 ブランコに乗った思い出さえ>>76
 今の私には思い出せない。 ]

 
(89) 2021/02/01(Mon) 23:25:55

【人】 忘愛症候群 リク


[ なんでもないのに川を眺めることは無い。
 そう言われたのなら、確かに、と>>77
 思わず納得してしまっていただろうけど。 ]


   ……はい。


[ 大人の女性に見える彼女が
 私の言い訳に乗ってくれたから。
 僅かに恥じるように頬を赤らめて
 頷いたのは菫色の瞳。 ]
 
(90) 2021/02/01(Mon) 23:26:15

【人】 忘愛症候群 リク



   ─── え?


[ 名前を呼ばれて、目を丸く開いた。
 私の事を知っている人。
 もしかして、もしかしなくても
 失くした記憶の中にいた人なのだろうか。

 どう応えたらいいのか。
 悩み歪みそうになる表情を
 隠すように、口元に手を当てて。 ]
 
(91) 2021/02/01(Mon) 23:26:53

【人】 忘愛症候群 リク



   ……うん、リクです、正解。
   貴女は、二件隣の花澤さんだったっけ?


[ そう、惚けたように
 笑みを浮かべて首を傾げた。
 これが、私なりの処世術。 ]**
 
(92) 2021/02/01(Mon) 23:27:10
忘愛症候群 リクは、メモを貼った。
(a16) 2021/02/01(Mon) 23:29:34