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人狼物語 三日月国


234 【身内】不平等倫理のグレイコード-0010-【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:人


カムイ看守用 バンドッグ
バンドッグ看守用 バンドッグ
チャコ飼育用 チャコ
リュイ看守用 バンドッグ
イーサン看守用 バンドッグ
ロベル看守用 バンドッグ
カルナー看守用 バンドッグ
シングソン看守用 バンドッグ

処刑対象:バンドッグ、結果:成功

[犠牲者リスト]
チャコ

決着:人狼の勝利
ブヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィイ!

村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

フーグルは、リュイに「一緒に行くよ」と言って、目を細めて微笑った。
(a0) 2023/12/17(Sun) 23:27:24

【見】 監察官 カーキ・アッシュ

#ハノイの塔

「……それでも、全てを助けることはできないからだ。
 僕もまた、グレイたちから教えてもらった。

 一人一人の目の前と向き合わなければ、
 皆が真に幸せになる日は訪れないのだと」

もう迷わずに。グレイ達の答えを借りて口を開く。

「それは、傍観に徹していた僕みたいなのもそうだし、
 助けを求める当人にとっても同じこと。

 ただそこで立ち止まるだけじゃ……何も救われない」

傷つかなくても、その場では楽になったとしても、
先へ進まなければ結局は変わらないか、
やがて生きる意味を失って停滞するだけ。

理想の中で逃げることすらできなくなるのは、
苦しみの最中にいるのとさして変わりはないから。

「ましてや……助けを求めていたとしても。
 その内容まで勝手に押し付けてはいけないんだ。

 君のやろうとしていることは、
 本当に彼らが望んでいることと胸を張って言えるかい」
(@0) 2023/12/18(Mon) 14:27:03

【見】 監察官 カーキ・アッシュ

#ハノイの塔

「言葉で描く何もかもは、毒にも薬にもなり得る。
 でもそれは──限りのある資源だ。

 カウンセリングAIである君ならば、
 僕なんかよりもよく知っていることだろう」

だからこそ、カウンセリングAI故に、
こんな大胆な行動へと打って出たのだろうから。
それは間違いなく、人間が頼りなく思われてる証拠だ。

「それでも、助けるのは一人だけの仕事じゃない。
 人間やグレイだけじゃなく、君のようなプログラムだって。
 誰しもが違った力を持ち、夢や希望を与えることができる。

 皆が手と手を取り合い、支え合って、
 各々が理想とする方へと歩いていけるはずなんだ」

グレイとグレイが助け合い、生活をしていったように。
皆が皆無力なわけがない。だから変えられる。

それはカウンセリングを主な仕事とするAIには、
どうしても学習から遠い事象だったのかもしれないが。
(@1) 2023/12/18(Mon) 14:33:25

【見】 監察官 カーキ・アッシュ

#ハノイの塔

「今度は間違えない。僕らと、その周りだけからでも。

 声を聞く君たち数字達を不安がらせないように……
 僕たち人間やグレイだって、誰かを直ぐ助けられるんだぞって所を、これから見せていくから」

「だから……今だけは、見守っていてほしい。
 信じてほしい。君もまた、支え合うべき隣人として」
(@2) 2023/12/18(Mon) 14:34:54

【置】 看守用 バンドッグ


「…この世は平等に不平等だ。
 ゆえにこそ、手の届く所から、変えていかねばならない。
 そして手の届かない場所には、この足で赴こう。
 このような事が、再び起きる事の無いように」

最後の攻略を終えた後。高い高い塔を見上げる。
そこに座していたカウンセリングAIは、
変わっていく世界を見守っていてくれるだろうか。

「やれやれ、ここから帰ったらやる事が山積みなのだ。
 ……先ずは、辞表を叩き付けねばな」

手続きと支度を終え次第、すぐに初めての友人を迎えに行こう。
ともすれば、いつかの会話で名前の挙がった者達も
迎えに行く事になるのかもしれない。
このバーチャルで、同じ時を共にした友人達を。
(L0) 2023/12/18(Mon) 18:42:30
公開: 2023/12/18(Mon) 18:45:00

【置】 看守用 バンドッグ


「職を辞すれば、お前達ともお別れか。
 上はケチだからな、装備は後任に引き継がれるのだろうが…
 ライト、レフト。
 小官の後任、新型の看守用とも上手くやるのだぞ」

そう言って、犬にしてやるようにそれぞれの頭部を撫でる。
二機のポッドもインカムも、後から付け足された装備だ。
保護団体に向かう頃には、ずいぶん身軽になってしまうな。
そんな詮無い事を考えた。

「…何故だろうな。
 お前達も、何処か寂しそうに見えるのは」

二機のポッドは、返事をする事は無い。
ただ、返事をするようにLEDを光らせた。
(L1) 2023/12/18(Mon) 18:42:50
公開: 2023/12/18(Mon) 18:45:00

【置】 点燈用 トムラビ

「この世は地獄でス。不平等でス。くそ溜めでス。
 カルナーが言った通リ、救済は遠ク、周囲は暗闇ばかりデ、
 私はただ単に運が良ク、ここの方々に救われたに過ぎなイ」

この塔にいる間、振り回し続けたランタンを拭いて。
そこに繋がる鎖もまた、磨いて。

「きっト、私はもうすぐ折レ、潰れる所だっタ。
 ここに来れていなけれバ、を考えるト、暗澹たる気持ちでス。
 そしテ、今まさにそうなっている同胞は無数にいるのでしょウ。
 ――だかラ、私は止まりませン。皆の灯になってみせまス。
 今の我々のように踏み出す者ノ、一歩先の暗闇に灯を燈しましょウ。
 かつての我々のように蹲る者ノ、その足元、手元に灯を燈しましょウ。
 それこソ、私がしたい事。言うなれバ――私ノ、夢のひとつ」

呟いて、鎖をランタンから外した。
もう、ともしびも、トムラビも、縛られる事はないのだろう。
左手にランタンを提げて、……右手には一度は外した鎖を巻いて。

「その為に私は決しテ、忘れなイ。ヒトにされた事。
 グレイがされた事。私がされた事。その全テ。
 良いも悪いも全部を忘れずニ、暗闇の道を見まス。
 その上デ、なるべく多くの道を照らシ、示せるよウ……
 精進せねばなりませんネ。後輩に笑われないようニ、でス」

点燈用は、部屋を出る。
電子に築かれた白夜の世界から、常夜の蔓延る地獄のような現実へ。
そうして、静かに友の迎えを待つ。灯を胸に抱きながら。
(L2) 2023/12/18(Mon) 20:02:19
公開: 2023/12/18(Mon) 20:05:00

【置】 点燈用 トムラビ

やがて、いつかの話。
ごく近い未来か、何か月も後か、じゃなきゃ何年後か、或いはもっと先。

「バンドッグ!見てくださイ!じゃじゃーン!
 どうでス、ライトレフトですヨ!いやいヤ、パチってませんっテ。
 貴方の後任の方、どうやら猫派だったらしク。
 上の『お下がり』を使うからと廃棄される所ヲ、
 私が保護したのでス!……ン?何?アー、アー。
 聞こえませーン。これは窃盗ではなく保護でスー」

「おヤ、リュイ。丁度いい所ニ。あれ見えますカ?
 ……いエ、もうちょい上ノ。そうですあそこノ。
 いやハチの巣じゃナ……えっうわ本当に蜂の巣あル……
 駆除業者呼ばないト……じゃなくテ!あっチ!……そうですヨ、燕の巣でス!
 ……ところで珍味らしいですネ、燕の巣。
 いや冗句!冗句ですっテ!ドン引きしないでくださいヨ!」

「おオ!よく来ましたネ、シングソン!待ってましたヨ。
 ……貴方本当変わりませんねエ……素面でそれとハ……
 まあいいでス、今日は一日付き合って貰いますヨ。
 カラオケも良いかと思いましたガ、貴方の歌が聞きたイ。
 ですのデ、沢山聞かせてくださイ。一日かけてでス。
 ……シングソン、ちょっとあっち向いててくださイ。
 ……なんかわかんないけど恥ずかしいからでス!はヨ!」

他人を照らすばかりでは、この黒い身体は影に溶けてしまうけど。
そんな影すら照らしてくれた、大切な灯に感謝と、愛を。
ずっと大好きな皆に、少しでも暖かさを返せるように。

「貴方達の行く道に、灯を燈しまス!」
(L3) 2023/12/18(Mon) 20:04:05
公開: 2023/12/18(Mon) 20:05:00

【置】 送迎用 フーグル

リュイに導かれて戻った後、送迎用は当然ながらバグを取り除くためのメンテナンスが施された。
情緒不安定な様は一目で見て取れたし、リュイを娯楽施設へと向かわせる辺り、監査官にはどうやら最初からお見通しだったようだ。

「さて……」

リュイの助けでどうやらグレイに買われてしまったらしい自分は、送迎用としての仕事は失ってしまったようだ。
グレイに……というのは他人行儀な話だが、結局リュイに買われたのか、バンドッグに買われたのか、いまいち理解していない。
後でちゃんと整理して、どうにか稼いで彼らに金は返さなければならないだろう。

これから保護施設に身を寄せる事となるが、その後の事はどうなるのかよくはわからない。
ただ、夢を叶えていこうとする自由があるようだから、僕はたった一つの、宇宙への夢を追いかけようと思っている。
大事な宇宙船の形をしたUSBを手にそうっと、これから後にする塔を見上げた。

(L4) 2023/12/18(Mon) 20:27:03
公開: 2023/12/18(Mon) 20:30:00

【置】 送迎用 フーグル

――正直。

僕には何が正しくて、何が間違っているのかよくわからない。
人間の手から離れてしまっているとしても、僕を構成しているこの身体も、感情も、流れる涙とて全てが人間が作ったものだ。
それを紛い物と呼ぶ者はいるだろうし、新しい生命として受け入れる者だっているのだろう。
自分にとってそれは、どちらでも構わない。

大事なのは。
これから歩む先の事は、全て自分で決めていくということ。
夢も感情もすべてが、自分のものであるということだ。

それだけで十分。
それがあれば僕という個体は幸せで、救われている。

それは世界にとって不平等かもしれないけれど、助けられたグレイは恩を忘れないから。
そうして差し伸べる手が増えていけば、ゆっくりと世界の認識は変わっていくのだろう。
長い時間がかかるかもしれないが、いつかそうなることを願いたいと思う。


(L5) 2023/12/18(Mon) 20:28:09
公開: 2023/12/18(Mon) 20:30:00

【置】 送迎用 フーグル

「……そろそろ行かなくちゃいけないね」

新しい僕の居場所はどんなところだろう。
どんな仲間が居るんだろう。
一緒に行くことになる友人たちが居れば、どこだって大丈夫だと思うけれど。

まぁ、きっとこの送迎用はいつだって。

いつもの笑みを浮かべて、のらりくらりと生きていくのだ。



―――ちなみに。
この送迎用は頃合いを見て、一度元主人のもとへ訪れたらしい。
最後の挨拶をしないのは心苦しいと思っていたようで、リュイには心配をかけたかもしれないし着いてきてもらったかもしれないが、とにかくしっかりと対面したようだ。
その時の様子は、その場に居た者にしかわからない。
ただ……訪れたあとの元送迎用は、憑き物が落ちたかのような……晴れ晴れとした笑みを浮かべていた。
(L6) 2023/12/18(Mon) 20:29:03
公開: 2023/12/18(Mon) 20:30:00

【置】 愛玩用 アトリ

アトリは、抱えるほど大きなたまごを想像する。
それにお医者さんが聴診器を当てて首を横に振り、
かあさんが残念そうな顔をしながら、
これまた大きな窓を開ける。
さわやかな風が入り込んで、
そうして卵をお外へぽいと放り投げる――


――そうして**は、生まれてこない。
(L7) 2023/12/18(Mon) 20:51:28
公開: 2023/12/18(Mon) 20:55:00

【置】 愛玩用 アトリ

それが、このグレイを蝕んだ病巣。
遅すぎた神様からのプレゼントも、
傷つけまいとした人間も、
怖がりで真実から逃げたグレイも、
みんないっぺんに不幸になった。


「…でもね、でもね。
 怖がって逃げてばっかりじゃだめだって。
 おとまりして、勉強してきたんだよ」

「ねえ、手紙を書きたいな。
 たくさんたくさん住所を聞いてきたの。
 行きたい場所もたーーっくさん増えたの!
 ぜ〜んぶ聞いてね!」
(L8) 2023/12/18(Mon) 20:52:09
公開: 2023/12/18(Mon) 20:55:00

【置】 愛玩用 アトリ

そうしていつか、それはグレイの保護施設であったり、人間の立ち入れぬ降雪地帯であったり、
はたまた街でばったりと出会った奇跡のような偶然であったかもしれない。

「ひさしぶり!
 ね〜、あそびにきたよ!」

体に目いっぱいの愛を詰め込んで、愛を振りまきながら。
愛玩用はこの世界を愛している。
(L9) 2023/12/18(Mon) 20:52:34
公開: 2023/12/18(Mon) 20:55:00

【置】 軍事用 リュイ

ぺら、シュッ…紙を折る音が響く。
大小、様々な色の紙で形作られるのは
15羽の燕たちだった。

白、黒赤、黒白、エメラルドグリーン、青
星色、赤、黄緑…使う色は全て、兼ねてから聞いていた
各々が好む色で。

「…よし、と。」

それぞれの部屋に、こっそりと届けに行く。
気付かれなくても良い、気づかれても良い。

これは、軍事用からの細やかな感謝の印であり
この先の仲間たちへ、幸あらんことを願うもの。

また会おうね、なんて。
お別れはきっと、ほんのちょっとのことだろう。

(L10) 2023/12/18(Mon) 21:37:19
公開: 2023/12/18(Mon) 21:40:00

【置】 軍事用 リュイ

燕は幸運を運ぶもの。
訪れた先に、幸いを齎すもの。
続く未来で、軍事用は誰かに幸せを与える為に
自由な空に羽ばたいていくのだ。

「トムラビどうしたの。
え、蜂の巣があるけど…違う?
ああ、本当だ燕の巣が…え゛、食べるって本気?」

「ちょっとバンドッグ聞いてよ。
トムラビが燕の巣を食べるんだって。
びっくりだよねぇ。」

その幸せは、とても身近に。
軍事用の心にはもう、暗がりなんて存在していなかった。
(L11) 2023/12/18(Mon) 21:40:55
公開: 2023/12/18(Mon) 21:45:00

【置】 観測用 カムイ

テストプレイの終了後、観測用は元の場所で稼働する事となる。
その前にこの『ハノイの塔』における問題点を一通り提出する事となったが、まぁこれは余談だ。


観測用は人間が嫌いだ。この先にもそれがなくなる事は無い。
人間は愚かだ。己の欲や保身を優先し、目的のための最効率の手段を取らない。
まったくもって非効率的な生き物であると。

だから観測用は、カウンセリングAIを評価していた。
あれは目的の為に己に出来ると思う事を為していた。
ただ、それが荒唐無稽過ぎただけ。万人にとっての薬ではなかっただけ。
にもかかわらず実行しようとした。その点で言えば、彼女もまた愚か者だ。

そして己も当然、また違った視点で愚か者である。
観測用はそう考えている。

誰も彼もが愚か者。その中でもやはり、人間の愚かさがどうしても気にくわない。
この感情も己の愚かしさの一である。
注目点が違うだけで、どこぞの看守用と同じく頭は固い。

そしてそれを変えようとも思わない。この思想は己のモノだ。
グレイとしておかしくとも、間違っているとは思わない。

観測用は、胸を張ってそう言える。
(L12) 2023/12/18(Mon) 21:53:22
公開: 2023/12/18(Mon) 21:55:00
カムイは、還すことを惟ると書く。
(a1) 2023/12/18(Mon) 21:53:27

カムイは、在るべき姿に立ち戻った世界を思い見続ける。いつかに廃棄され、其処に己がなくとも構わない。が、
(a2) 2023/12/18(Mon) 21:53:38

カムイは、己であるがまま、きっと世界に在り続ける。何やら縁が出来てしまったので。
(a3) 2023/12/18(Mon) 21:53:42