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人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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視点:人

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【人】 世良健人



   誰にも 言ったことないよ
   こんなの、さ……そりゃ、ね

   弟の心臓は動いてる
   話もできるし 怪我ももう治ってると思う
   けど俺は弟から普通に生きる未来を奪ったんだよ

   抱えるなんて そんな綺麗な言葉じゃない、


 
(447) 2022/10/20(Thu) 16:02:27

【人】 世良健人



   逃げるなんて考えてもなかった
   
   …俺の願いは 俺の望みは
   家族が幸せになってくれたらいいんだ


   逃げないよ …
逃げない、

   それが俺の望みだから


[ 肩口に顔を押し付けて
  くぐもった声で呟いた。

  泣きたいのに涙は出なくて
  流し尽くして枯れてしまったのかな

  こんなのが欲しいなんてさ
  壮真はやっぱり物好きだよ

  馬鹿だな、

  
  心臓をずっと締め付けていた何かが、
  少しだけ緩んだ気がした。
  背に手を回して、縋るように添える ]
 
(448) 2022/10/20(Thu) 16:02:32

【人】 世良健人



   ……そんなことだろーと思った、
   馬鹿壮真。ばーか。
   俺をこれ以上愚か者にさせないでよ、


   これは俺の罪だから …俺が償うべきもの

  『弟の代わりに俺が階段から落ちたことにする』

   これが俺が決めた、願い事

   世界が決めた結果を狂わせた代償は
   俺が背負うことで収束するはず
   だから 壮真に背負わせることは無い

   …でも 頼れって言ってくれるなら
   少しだけ 頼っても、いいかな
   
 
(449) 2022/10/20(Thu) 16:02:37

【人】 世良健人


[ もうひとつの願い事の仕方は
  『俺を無かったことにしてしまう』こと。

  そうすれば誰も悲しまない
  弟も傷つくことは無い
  
  嘘は苦手なんだけど
  隠し事は少し上手になれたかな
  君の答えを聞いてから
  決めていた願い事、入れ替えたなんてのは 秘密


  寂しげに、顔を上げて微笑う。
  こっちの道を選んだって
  俺は明日で終わりなのかもしれないんだから ]

   
(450) 2022/10/20(Thu) 16:02:44

【人】 世良健人


[ 
聞かせて、
と。>>390
  それだけ言って、目を閉じた。

  熱を交わしている額が熱くて
  波の音が聞こえるようになった耳に
  ゆっくり、流れ込んでくる君の声を聞いていた。

  どれだけ重くたって受け取るよ
  痛いくらいに分かってしまう何もかも
  俺たちは寂しさを一度分け合ったんだから ]
 
(451) 2022/10/20(Thu) 16:02:49

【人】 世良健人

  

   ……頑張ったね
   重たいもの、沢山背負って
   話す勇気もだしてくれて

   それでまだ、俺のまで背負おうとしてたの
   負いすぎだよ
   …そんなに、背負わなくていい


   俺も逃げないでここにいるから
   

[ 離れない 潰しもしない 持っていかせない
  君が許されないと思っていて
  俺の背を掴めないのなら
  俺は離れずに君の傍へ居よう  ]

   
(452) 2022/10/20(Thu) 16:02:54

【人】 世良健人



   今も逃げないで助けようとする壮真のこと
   俺は、否定しないよ
   俺だって兄だから ね

   でも 肯定もしてあげられそうにないな
   "俺"は壮真が大事だから、


   だから俺の罪ごと奪うなんていうなら
   俺はそれごと壮真の罪を横取りしてやる

   けど、それを君は拒むだろ
   俺に頼れ、なんて言ってくれるんだから

   
(453) 2022/10/20(Thu) 16:02:58

【人】 世良健人


   
   ……俺たちは似てるね
   どうしようもないところまでそっくりだ


   怪我を移す、か…その話なら
   横断歩道に近づく前に弟と一緒に立ち止まれば
   轢かれなくて済む…ってことはないのか
   …それか走って渡りきってしまうか。

   運命の分岐点はそこ、だろ

   

[ 君は聡いからそれでも気づいているのかもしれないな
  後に因果が修正される可能性はあって、
  意味がなくなってしまうかもしれないことくらいは
  …あくまで可能性だけれど。

  俺が君に言うのにそうできない理由の一つ ]

   
(454) 2022/10/20(Thu) 16:03:05

【人】 世良健人


   
   壊れてもいいよ
   壊れても俺はずっと傍にいるから
   
   怖ければ壮真の思う通りに願っていい


   …こんなこと
   肩代わりして、全部忘れてしまって
   頭のおかしくなる俺が言ってもダメかな、



[ 二人に納得する答えが出せたか
  太陽は知らないまま沈んでしまった。 ]

   
(455) 2022/10/20(Thu) 16:03:10

【人】 世良健人



   離れたくない?

   …でも朝までここにいたら風邪ひいちゃうかな
   補導されても…困るし
   明日、旧校舎まで行けなかったら本末転倒だし…


   ───…うん、家には帰ろっか

   壮真、一緒に来てくれる?
…一緒にいたいんだ、俺も



[ 俺は君にも風邪引かせたくないんだよ。
  だから上着はちゃんと自分で着ておいて
  その代わりに俺も努力するからさ。
  
  こてりと首を傾けて
  繋いだままの手を軽く握る。

  明日の朝はまた眠りこけていて
  寝坊助って言われるのが目に見えちゃったな。
  起きるよ、ちゃんと起きる。 ]

 
(456) 2022/10/20(Thu) 16:03:17

【人】 世良健人


[ 日の落ちた影の中で
  君の手のひらに唇を合わせた。 ]**

 
(457) 2022/10/20(Thu) 16:03:22
世良健人は、メモを貼った。
(a53) 2022/10/20(Thu) 16:05:29

世良健人は、メモを貼った。
(a54) 2022/10/20(Thu) 16:05:39

【人】 白瀬 秋緒

― 放課後 ―

[ その日結局授業に出たかは……置いておくとして
 己が放課後にどこにいたかというと、2-Aの教室の前だった ]


  あの……天ヶ瀬先輩って、いますか?


[ 近くの生徒に声を掛ける
 名前を聞かれたら嫌だなと思ってしまうのは、簡単には変えられない
 天ヶ瀬は出てきてくれたか
 それとも、教室には居なかっただろうか? ]


  ……青葉先輩

  えーっと…………一緒に、調理室まで、行かねーすか


[ もし顔を合わせてくれたなら、そんな提案を
 今日は料理部の部活はあっただろうか
 なくても、行くつもりだった

 態々教室まで来たのは……
 調理室以外でもどこでも来ていいと言われたから、で
 ……調理室に向かう間だけでも、天ヶ瀬と話す機会が欲しかったのが、あった** ]
 
(458) 2022/10/20(Thu) 16:14:38
白瀬 秋緒は、メモを貼った。
(a55) 2022/10/20(Thu) 16:18:20

【人】 軽音部 千葉郁也

[中庭で遅い昼飯をとっていたのは
昼休みも終わった後の授業中だ。

そこにまだ風紀委員の後輩女子はいただろうか。>>360

先程まで話していた津崎の言っていた
“ちょっと他の奴らとも色々あって“、
“言葉を尽くして呼びかけてくれる奴ら“>>235
という言葉から推測された
津崎のことを気にかけている誰かに当てはまるのが
彼女だとは知らない。

ただ、旧校舎探索に居たことは覚えているのと、
ここ数日朝挨拶は交わしているので、
もしまだ居たならば「サボり?」と
声をかけるくらいはしたと思う。

自分も明らかサボりなので
そこに咎めたりといった意図はないが。

真面目そうな風紀委員のしかも1年でも
授業サボることあるんだなと思いはすれど。

今日はあの晩の参加者にとっては
特別な日であることは確かだし、
思うところがあるのだろうとは想像はつけば、
然程意外なものを見るような目で見はしなかったと思う。]**
(459) 2022/10/20(Thu) 17:10:59
軽音部 千葉郁也は、メモを貼った。
(a56) 2022/10/20(Thu) 17:12:30

【人】 金海 叶冬


 [ 今朝はせなちゃんが保健室登校で
  ボクが朝から教室に入る、
  不思議な日になったことを知るのは
  きっといまじゃなくて。

  クラスメイトの中には
  物珍しさに眺めている者や、
  今日はあと10分で教室から消えるだとか
  そんな賭け事をするヒソヒソ声も聞こえます。]
  
(460) 2022/10/20(Thu) 18:30:41

【人】 金海 叶冬



 [ ―――ボクの中の黒が笑います。
  もうこんなコトともさよならできるよ、
  誰もかもから、ボクを消し去る願いごとが
  もうすぐ叶えられるんだから。  ]
  

  
(461) 2022/10/20(Thu) 18:31:13

【人】 金海 叶冬


 [ ボクの中の
が泡立って
  苦しくて息の仕方を忘れそうです。

  そこからボクを引き戻したのは
  スマホが震える感触でした>>226]
 
(462) 2022/10/20(Thu) 18:31:58

【人】 金海 叶冬


  会いに?

 [ ボクにあいに来る要件が
  あるなんて思えないのはボクの悪癖でした。

  真っ暗な心の視界から目を向けて
  くらやみから ぬけでようと もがいて  

  ボクは、ボクは―― ]
  
(463) 2022/10/20(Thu) 18:32:22

【人】 白瀬 秋緒

 
[ スマホを手の中に置いたまま、昼下がりの中庭でぼんやりしていた
 秋風に流される雲は、昨日の朝中庭に居たときと同じように流れていく ]


  え?


[ 空を見上げていたから、近付いて来た相手には声を掛けられて初めて気付いた>>459
 あの夜の参加者で、絵音の隣にいた人、>>1:420
 あと秋月とも知り合いそうな感じで、
 それからここ数日挨拶だけは交わしている人
 己にとっての認識はその程度で、恐らく相手もそれは同じだろう
 名前すら、グループメッセージの参加者一覧と一致していない ]


  …………あー

  ……そう、すね


[ 一瞬遅れて、言葉の意味を理解する
 昼休みと違って、今は人もおらず静かな中庭
 スマホの時計に目を落とす
 とっくにチャイムの鳴っている時間だった
 つまり……サボった意識すら、なかった

 普段の己を知る者ならば、その反応にそこまで違和感はないかもしれないが
 「真面目な風紀委員の女子」と認識しているならば、些かぼんやりしているようには見えたかもしれない ]
 
(464) 2022/10/20(Thu) 18:39:24

【人】 白瀬 秋緒

 

  先輩もサボり、すか


[ 風紀委員の時とは違う、気怠げで雑な口調で
 お互いサボりの相手に、咎められるとは思っていない
 昨日の午前中、盛大にサボった人を知っているから、この先輩がサボっていることも、特に違和感はない

 と、同じことを考えながら、ふと、思い出したことがある
 まだ昼休みだった時、切羽詰まった顔で走っているこの人を見た気がする>>231
 旧校舎方面に行っていたことまでは、中庭からは分からないし、
 その時は己も絵音からのメッセージでそれどころではなかったから、何か思うことはしなかったけれど ]


  ……何かあったんですか、昼休み


[ ものすごく唐突な問い掛けだったかもしれない
 己にとっては、それがサボりの原因なのだろうか、という単純な疑問なのだが

 絵音の隣に居たから二年生だろう、と認識していたし、友人なのかもしれない、までは推測は出来る
 絵音に対して働きかけた何かがあるんだろうな、という推測もあったけれど>>357
 ひとつひとつの考えは繋がっておらず、
 絵音の事を聞いたつもりは、全く、なかった* ]
 
(465) 2022/10/20(Thu) 18:40:12

【人】 大木慎之介

─ Last day・放課後 ─

[今日はLast day、
 何を願うか考えられる最終日。

 願い事を叶えるために、
 旧校舎に向かう人がいる日。

 旧校舎探検から始まった非日常が、
 降って湧いた重い悩みが終わる日。

 大木はぼんやり校舎内を散歩していた]
(466) 2022/10/20(Thu) 18:46:41

【人】 大木慎之介

[散歩をしていて階段に差し掛かったとき。
 大木の脳裏に、ふと
 昨日の昼休みに背中に届いた言葉が蘇った。
 『明日は旧校舎に居るのだろうな』>>291

 確かに、大木はそうしようと考えていた。
 大木は秋月の考えてることがわからないなんて
 思っていたのに、秋月はお見通しのようだ。>>293

 もっとも、大木は迷ってもいた。
 皆がちゃんと帰ってくるか確かめて
 自分が安心したいという思いはあれど、
 覗き見をするようで気が引けるのも事実で。

 早々に校舎を離れ、日常を過ごしながら
 みんなに明日があることを
 祈っていようかとも思ったのだ]
(467) 2022/10/20(Thu) 18:47:05

【人】 大木慎之介

[けれど大木には、背中に届いた言葉とその少し前の
 言葉とを合わせて思ってしまったことがあった。

 その切実そうな言葉の重ね方に、>>290
 まるで『自分を見守りに来てほしい』と
 請われているかのようだ、と。

 そう思ってしまったからには、行くことにはなりそうだ。
 秋月とは“兄同士”、人に甘えづらい性分同士。
 それで頼られている可能性を考えてしまったら、
 放り出せるわけがなかった。
 考えすぎなら後で笑い話にすればいいだけなのだから。

 それに、他にも旧校舎から戻ってきてほしい人がいる。
 白瀬、未國、その友達金海
 他の人たちにだって、できたら明日を迎えてほしい。

 そう思うとやはり、
 どこかから見守っていたい気分になった。
 願いを叶えようとする人々の邪魔にだけは
 ならないようにして]
(468) 2022/10/20(Thu) 18:47:35

【人】 大木慎之介

[校舎内を歩きながら、昨日の昼休みを思い返す。
 『それが“兄”だろう?』>>287
 秋月に問われた言葉に、大木は答えられなかった。
 きょうだいのどちらか一方を
 偏重する親を想像しづらかった。

 世の中にそういう親がいるらしいのは知っている。
 白瀬の親もそうらしい。>>2:309
 けれど大木の両親は違うのだ。
 体験したことのない扱いは、やはり実感できない。

 だから兄弟が溺れていて弟が迷わず助けられたなら、
 それは岸に近かったとか、体を抱えやすいとか、
 先に手早く助けられそうな理由があった、
 という考えのほうが大木の脳裏には浮かぶ。

 簡単に助けられそうなほうと大変そうなほう、
 両方を助けたいなら、まず簡単なほうからだろう。
 そして次に大変なほうへ手を伸ばすのだ。
 一人でも多く助けたいと思うなら、そうなるはずである]
(469) 2022/10/20(Thu) 18:47:55

【人】 大木慎之介

[兄だから我慢しなきゃいけない、
 弟を守らなきゃいけない、そういう局面だってある。
 それは大木も理解することだ。

 少なくとも大木の感覚で言えば、きょうだいは
 どうしても歳下が優先されやすい。
 年齢差があれば尚更。
 歳下のほうが、より手助けを必要とするから。

 けれどそれは、愛情の差ではないのだ。
 少なくとも、大木が育った家庭ではそうだ。
 そう実感できる環境で兄弟ともに育ってきた。

 やはり大木は恵まれているのだろう。
 仲のいい親子で、仲のいい兄弟で、平等に愛を恵まれ、
 幸せに暮らしていると言えるのだろう。
 失う前でも幸せに気付ける機会はあるものだ>>1:305
(470) 2022/10/20(Thu) 18:48:14

【人】 大木慎之介

[そうやっていろいろ思い出していると、
 どうしても
考えたくないこと
にまで辿り着く。

 本当に作るのか?
 秋月に? 卵焼きを?


 時間を巻き戻してあの瞬間だけやり直したい──
 大木は割と真剣に思った。
 
幽霊に頼もうかともちょっとだけ思った。


 いくら友達に未来があってほしかったとはいえ、
 勢いでしていい約束ではなかったのではないか?

 当時の大木は全く自覚していないことだったが、
 あのときはだいぶ冷静さを欠いていたようである。

 とはいえ、あれが“意地悪”と表現されるあたり、>>289
 友達が未来に確証を持てないでいるらしいと感じた。
 友達の未来への希望になるならと思うと、
 とても打ち消せはしなかった]*
(471) 2022/10/20(Thu) 18:49:03

【人】 大木慎之介

[そこまで考えてふと思い出す。
 昨日の放課後、小鳥遊の頭を撫でたとき
 聞こえたささやかな憎まれ口を。>>319

 そのとき大木は苦笑しか浮かべられなかった。
 けれど苦笑が浮かんだ時点で、
 肯定だったのかもしれない。

 自己犠牲精神というわけではないのだが、
 大木はつい人のことばかり考えてしまいがちだ。

 それは自分に余裕がある分、
 追い詰められてはいない分なのだろう。

 そしてそういったことが嫌いでもなかった。
 『損な役回り』ともあまり思ったことがなかった
 ……が、今は少々実感してしまった。
 他の友達と深く考えずにした約束のせいで]*
(472) 2022/10/20(Thu) 18:49:19

【人】 大木慎之介

[とりとめなくいろいろと考えながら、
 やがて大木は屋上へと辿り着いた。

 旧校舎の敷地は草木が生い茂っている。>>0:n5
 大木でも座れば身を隠せそうな場所も
 あったような気がした。

 昇降口から入っていく人の目につかない場所、
 ひっそりと人の出入りだけを見守れる場所。

 旧校舎に行くならそういう場所にいたいと考え、
 事前に場所の見当をつけられないかと思ったのだ。

 放課後の屋上は風が冷たいが、
 今はしばし、屋上から旧校舎の方角を眺めた]**
(473) 2022/10/20(Thu) 18:49:36
大木慎之介は、メモを貼った。
(a57) 2022/10/20(Thu) 18:53:57

【人】 軽音部 千葉郁也

[金海から返信が来たのは、午前中、
メッセージを送った後すぐくらいだったと思う。>>463

彼女の言葉に目を落として少し複雑な表情にはなった。

だけど、ライブの感想って応援の言葉を
最初にかけてくれたのはかなみで、
俺が聞くのを躊躇った話しづらいだろうことを
伝えてくれたのもそう。

きっと彼女は俺よりも勇気があるのだと思う。

だから、俺もかなみを応援したいと思って、
心を込めて文字を打ち込んだ。]
(474) 2022/10/20(Thu) 19:19:47

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

── 3d ──

[人もまばらな朝の学校。
 俺は教室へは向かわずに、旧校舎へと向かった。

 手には、コンビニのビニール袋。
 あの夜、皆で辿った道を、
 今度は一人でなぞる。]

 ……や。
 逢いに来たよ。
 ──────幽霊さん。

[彼女は笑った。]
(475) 2022/10/20(Thu) 19:35:32

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 よ……っと、

[近くから、古びた机と椅子を拝借してきて、
 それを幽霊さんのそばに据え付ける。
 コンビニのビニール袋から、
 紙のお皿と紙コップを取り出した。
 それから表面に『昆布』って書かれたおにぎりを
 取り出してフィルムを剥いて、海苔を巻いて。
 紙のお皿に乗せる。
 紙のコップには、『天然水』ってかかれた
 ペットボトルから水を注ぐ。

 それらを、幽霊さんの前に置く。]

 ごめんね、さすがにお花はなくって。

[代わりにビニール袋から取り出したのは、
 花柄のハンカチ。

 即席の、お供えだ。]
(476) 2022/10/20(Thu) 19:35:48