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人狼物語 三日月国


86 【R15RP】君と僕の、夏祭り

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視点:人


【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


   俺の願い事は、
   ずっと、
夕鶴
が、


 
(350) 2021/07/30(Fri) 21:06:15

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


   願い事の続き?
   こころの中で、願ったよ。


[ にっ、と笑って、
  またほら、俺はきみに意地悪なことを言う。
  だって口は夕鶴に奪われていたから、
  仕方ないよ、心の中しか空いてなかったんだ ]
 
(352) 2021/07/30(Fri) 21:07:38

【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也

 

── その次の、きみと俺の夏祭り ──


[ 二年目の甚平は普通の甚平だった。
  浴衣姿の夕鶴は、……うん、綺麗で、
  ほんの少しだけ、ドキッとさせられたのは本当

  鳥の種類を詳しく見分けられるわけではないし
 
朝焼け
夕焼け
を見分けられるほど、
  俺の目は出来が良くない。

  少し考えて答えを出したのは ]


  夕焼け朱鷺


[ 俺の想像は、あたってた?どうかな。 ]

 
(404) 2021/07/30(Fri) 23:40:36

【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也

 


   …きみの色の空を飛ぶ、朱鷺だったら
   なんだか素敵だなって。


 
(406) 2021/07/30(Fri) 23:41:12

【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也

 

[ あの日と、それからずっと昔のあの日と。
  おんなじように屋台を巡って、みんなのところを回って。
  手を差し伸べられたらぎゅっと繋ごう、
  きみが、はぐれてしまわないように。

  勿論きみのことを見失うことはないよ
  きみは、女の子の中ではよく目立つから?>>1:110


    …… ううん決してそれだけの理由なんかじゃない。
    あのときだっていまだって。>>1:111
    気がつけば目で追うほど、きみのことが好きで
    きみを見逃すはずなんて、決してなかったから。
]
 
(407) 2021/07/30(Fri) 23:41:24

【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也

 

[ 今もまだ。
  お守りの中で寄り添ったままの鶴と朱鷺は、
  未だにその願い事を大切に大切に温め続けてる。

  何かを願うきみの隣で、
  願った願い事は、あの日と一言一句違わぬ言葉 ]


   ずっと、夕鶴が、
   そばに居てくれますように



[ なんて。願いが叶いますように。
  花火の下で、願いを、祈りを、込めるんだ。

         
それから ────────
 ]

 
(410) 2021/07/30(Fri) 23:42:59

【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也

 

[ きみに渡すのは裏返されたままの一枚の絵馬
  恥ずかしいからさ、あとで見てよ。 ]


   俺が書いたもの欲しいって言ってたでしょ。
   夕鶴が来るまえに、これ書いたんだ。


[ きみには言わないけど、
  本当にめちゃめちゃ丁寧に書いたんだ、それでも。
  ちょっとだけ癖のある男子らしい文字は、
  とびきり上手っていうわけじゃないけれどさ。

  今は絶対見ないで!って言いながら
  夕鶴が何か手提げみたいなのを持ってたらさ、
  そこに無理やり押し込んだ。 ]
 
(411) 2021/07/30(Fri) 23:44:04

【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也

 

[ 絵馬の裏だか表だか。
  書かれていたのは一羽の鶴で。

  でもこんな上手に描かれた鶴よりも、
  俺は、きみが描く鶴のほうが好きだよ。 ]

 
(412) 2021/07/30(Fri) 23:44:22

【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也

 


   行こっか。


[ 差し出した手はきっと再び繋がれて、
  微笑んだ視線は、きっときみとぴったり合って。

  かごめ、かごめ、かごめのはなひらり。
  ここは平和な平和な篭芽町。


       また、来年、来るね。
       そんなふうに呟いたらさ、
       どこか遠くで狐の声が聞こえた気がした
       
きっと、不穏なやつじゃなくて、ね!
 ]** 
 
(414) 2021/07/30(Fri) 23:44:57