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人狼物語 三日月国


28 【恋愛RP】星降る宴の必然を【R15】

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視点:人


星読博士見習 ハニエルは、メモを貼った。
(a94) 2020/05/18(Mon) 21:22:21

【人】 星読博士見習 ハニエル

−現在・丘の上−



[彼女が、そっと差し出たオルゴール。
小さな箱の中に生きるちっぽけな黒猫は、
遠く存在する星空を見上げ、
どうやっても手に入れられないその存在に想いを馳せる。


──無力な存在。まるで、僕のような。


でも、黒猫と自分には決定的な違いがあった。

…彼女が、隣に居たからだ。]


[オルゴールを胸にかき抱き、
いつしかハニエルは涙を流していた。


此処へ来て、初めて"自分"を思い出させてくれた人。

控えめながらも鋭い感性を持ち、
優しさと真剣さを内に秘めている人。

彼女が笑うと、野に咲いた小さな花が風を受けてふわりと揺れるような、そんな儚さと可愛らしさがあって。

いつの時からか、この笑顔にずっと触れていたいと、そう思うようになっていたんだ。]
(359) 2020/05/18(Mon) 23:23:17

【人】 星読博士見習 ハニエル

[大きな破裂音と共に、極彩色の閃光が夜空に咲く。
星の光は感じられずとも、この光は彼女の目に届いているだろうか。


いや、届いてなくとも、
今こうして二人で祭りの終幕を見届けられることが、
今、堪らなく嬉しいのだ。]


[涙は、ほどなくして止んでくれた。
しっかりと拭い、夜空をつと一瞥する。
──もう、心は決まった。

そして隣に佇む彼女を、もう一度正面から見据え、
昨日からずっと胸に秘めていた、
しかしとてもシンプルな一言を、

告げた。]
(360) 2020/05/18(Mon) 23:24:22

【人】 星読博士見習 ハニエル

[──ふっと息をつき、
彼女正面から見つめる。

直後に、大きな破裂音。
背後には花火が咲き乱れて、
刹那、二人を極彩色で染め上げた。

眩い光に照らされた彼女の顔は、
今、どんな表情を浮かべているだろう。]*
(366) 2020/05/18(Mon) 23:30:44