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人狼物語 三日月国


170 【身内RP村】海鳴神社の淡糸祭

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視点:人

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【人】 闇崎 宵稚

― 回想 ―

["アイツ"の知る俺は、
俺の思った通りの存在だっただろうか。>>16
比較的物静かだったけれど、無口なわけではなくて。]

 かいと。おうた、歌お?
 きょーはね、これ、これがいい!

[……そんな風に無邪気に手を取った事もあったけど、
さすがに、今は見る影もない。
両親がまだまともで、
普通で、在り来りといえば、そうなのだが。
成長するにつれ、様々なものに目を向け始めて、


やがて『歌が好き』であることは──自分でも、忘れてしまって。
素直さと一緒に影を潜めていって。]
(19) 2022/08/15(Mon) 8:30:23

【人】 闇崎 宵稚



 ……海音、運動部と文化部、どっち入る?
 …俺、決められなくて。……海音と、一緒がいい。

[小学生や中学生の時、
自我が弱くなって度々そんな風に問うて、
もしかしたら困らせていたかもしれない。

心の内を比較的明かせたのは、両親と"アイツ"だった。
なんとか、アイツの背中を追って人並みの成長をした。

在り来りに歪が生じたのは、高校の時だった。]

 
(20) 2022/08/15(Mon) 8:31:07

【人】 闇崎 宵稚

 ……軽音同好会…

[高校一年、部員募集の広告で埋まった掲示板をじっとみる。
聞けばソコは先輩達が引退して、部員数が足りなくなり、
顧問も寿退社で離れたとかで、軽音部というには静かだった。

けれど、先輩たちの残した楽器たちだけが、
倉庫にひっそり残っていて。

先生や残っていた人間に、触ってもいいかと訪ねて。
ホコリを被っていたひとつにふれた。
学生が扱ったに相応しい安っぽいアコースティックギター。

弦の爪弾き方も、譜面の読み方も知らなかったけれど、
幼少期に感じた高揚感が体の奥底から湧き上がって、

テストの成績も運動能力も少し衰えたけど、
関係なく、音楽というものに没頭した。]

(21) 2022/08/15(Mon) 8:32:06

【人】 闇崎 宵稚

[俺は好きなものを『音楽』と言えるようになって。
元々友として慕っていた"アイツ"に、共有したかった。]

 なあ海音、あの…笑わないで、聞いて、くれるか。
 ……曲、作ったんだ。作ってみたんだ。

 歌って……みても、いい?

[ほんの少し前向きになって。
アイツの目を昔より見れるようになって。
気持ちを、歌に乗せるという手段を思いついてからは、
できた稚拙な曲を、聞かせた、聞いてもらった。

たくさん、たくさん。
どの曲だって、一番に聞かせたのは、お前だけなんだ。


ヘタと思われてもよかった。でも、上手いと言わせるまで、
何度だって曲を作り直して、披露した。]
(22) 2022/08/15(Mon) 8:32:48

【人】 闇崎 宵稚




[ …その頃には。
 他に聞かせるべき相手がいなくなっていたのだ。 

 客観的に、依存と思われることもあったかもしれない。] 



 
(23) 2022/08/15(Mon) 8:35:14

【人】 闇崎 宵稚

["アイツ"は、どんな目で俺を見ていたんだろう。

後ろからついてくるばかりの俺の事を
『変わった』と思ったのだろうか。
『昔の姿に戻った』と思っていたのだろうか。

──それとも、気が触れたとでも思われていたのか。


 当時の俺には、わからなかった。

 俺の言葉の何が琴線に触れてしまったんだろう。
 …卒業式の日、どうして、アイツは──]



 **
(24) 2022/08/15(Mon) 8:36:43

【人】 鳴海 海音




  俺は宵稚の音が好きだよ




(25) 2022/08/15(Mon) 11:09:35

【人】 鳴海 海音



  歌って

         聞かせて


  俺の好きな音



 
(26) 2022/08/15(Mon) 11:09:41

【人】 鳴海 海音


[ 俺の耳に当たり前のように響いて
  血のように身体を巡って
  心臓を揺さぶって
  煮えたぎるんだ血潮が

  綺麗な音、自然の音
  
寂しい音
………全部全部君の音

  ……好きだった



          
今はもう聞こえない。
 ]

 
(27) 2022/08/15(Mon) 11:10:07

【人】 鳴海 海音



[ ───────後悔していることがある。


         教えてほしい?
         どうしよっかな
         それはね
         それは……

 
                
まだ内緒。
 ]


(28) 2022/08/15(Mon) 11:10:23

【人】 鳴海 海音



  
  俺の***ごと波に攫われたらいいのに



  
[ ぼーっと眺めていた。
  この波の音をこの村に帰ってきたことをまず実感する。

  カモメが鳴いて
  波が慰めて
  俺も少し感傷的になって……。



  海に浮かぶ鳥居が
  どことなく明るく見えるのは
  きっと祭りが近いから、なのだろうな。
             そうなのだろう。きっと。 ]



(29) 2022/08/15(Mon) 11:10:38

【人】 鳴海 海音



  
会いたいなー……


  全然会えてないのは
  俺の意気地がないだけなんだけど

  
愛と、勇気と、希望が欲しいよ



[ いい歳した大人が海で黄昏れている。
  十代の子供かよ……。なんて自笑してしまう。 ]


  あんぱん食べよ


[ 国民的ヒーローであるパンに勇気をもらおうと
  そのパンを食べるのはどうなのだろう。

  恨まれないか?


  それでも勇気100倍にはなりたいもので。
  お腹も減ったし。 ]

 
(30) 2022/08/15(Mon) 11:18:24

【人】 鳴海 海音



[ 俺がいた場所も海浜公園。
  偶然にも君がいた場所>>6
  それでも俺が気付くことはこの時点ではなくて。
  だからきっと君も気付くことはなかったのだろうな。

  砂浜に寝っ転がって
  海と波の境界線を心泣く見つめて
  どうしてこんなにせつないのか

  ああ、それはきっと
  この波が悲しい音をしているからだ。 ]


 
(31) 2022/08/15(Mon) 11:18:34

【人】 鳴海 海音



[ 波に持っていかれそうになる意識を
  呼び戻したのは
  俺のスマホ。

  振動するソレは断続的に続き
  それが一度ではないことを伝える。

  急ぎの用事か?
  なんて苦い顔をしてスマホを見れば

  目を見開くことになったのは
  いうまでもなく。 ]


 
(32) 2022/08/15(Mon) 11:20:04

【人】 鳴海 海音



  
え?
 は?
  悪戯じゃないよな……
  
誤送……
じゃない。
俺の名前がある!!



[ 送り主の名前を何度見たことだろう。
  メッセージが届いただけで
  近くにいるなんてことは……ないのに

  周りを見回して

     気がつけば


       駆け出していたんだ

         スマホを強く握りしめて。 ]


   
           [ 送り主は”闇崎 宵稚”>>15 ]
(33) 2022/08/15(Mon) 11:40:24

【人】 鳴海 海音



[ なんで今? とか
  どうして急に? とか

  
そんなこと思わないよ

  
きっと送りにくくしたのは俺だから


  親友を手放したのは俺だから

  欲しかったんだ。
  欲張ってしまった。
  俺の浅はかな欲のために。
  深く深く二人の過去を沈めてしまった。


  君はそれを今引き上げようとしてくれている。 ]


(34) 2022/08/15(Mon) 11:40:39

【人】 鳴海 海音



[ 砂で上手く走れないのは
  都会の歩きやすい道路に慣れすぎたせい。

  見つけたのは君の後ろ姿>>18
  だったかもしれない。
  俺が見た過ぎて幻を作り上げたかもしれない。
  ただ、手を伸ばして
  遠くから、遠くからでも
  その名を叫ぶよ。 ]



  
宵稚ーーーーーッ!!



          [ 大声ですら波の音が食べてしまって。
            届かなかったのだろう。
            その後ろ姿は車へと消える。 ]


 
(35) 2022/08/15(Mon) 11:40:54

【人】 鳴海 海音



  諦めるかよ


[ 砂を蹴って
  蹴って
  蹴った


  でも、車はもうその場所にはなかった>>18 ]



[ 肩で息を整えて
  道路のその先を見て
  俺にはこれが終わりではなく
  始まりの予感がした。

  息を乱したまま
  握っていたスマホへと返事を打ち始める。 ]

 
(36) 2022/08/15(Mon) 11:41:06

【人】 鳴海 海音



 『 久しぶりだね宵稚。
   変わってないよ、君に教えたんだから
   勝手に変えるなんてことしないさ。

   連絡くれて嬉しいよ。』



(37) 2022/08/15(Mon) 11:41:58

【人】 鳴海 海音



 『 俺さ、海鳴村に今里帰り中。
   もしかして宵稚もいないかな〜……なんて。

   宵稚もこの村に居る気がしてさ
   勘違いだったら恥ずかしいけど

   連絡くれたってことは
   なにかあった?

   俺、さっきまで海見ててさ
   宵稚に会いたいなって思ってたんだ。
   そしたら連絡がきて……嬉しくなったよ。』


 
(38) 2022/08/15(Mon) 11:42:06

【人】 鳴海 海音





  『  会いたい。 』





 
(39) 2022/08/15(Mon) 11:42:11

【人】 鳴海 海音



[ 我ながら突然過ぎたかと
  送ってから反省して。 ]



 『 会いに行ってもいいかな。
   宵稚に。
   場所によっては時間がかかるかもだけど。
   行く。行きたい。

   急にごめんね。でも俺の気持ちは
   変わらないから。変わってないから。 』



      
  ( ずっと─────ずっと。)


(40) 2022/08/15(Mon) 11:42:19

【人】 鳴海 海音




[ 送信。して
  しばらくその画面を見続けたあと。
  返事にしては……引かれるレベルかも、と
  真っ青に顔色が変わって。
  頭を抱えて項垂れた。



  ( 今日は飲むぞ!!あとあんぱん!! )
 


  飲んで羞恥を忘れようとする狡い大人です。
  あとあんぱんがなくても
  勇気100倍出せたので
  宵稚は凄い男だと思います。
  お陰様で今の俺はドキンちゃんだ。 ]

 
 
(41) 2022/08/15(Mon) 11:42:55

【人】 鳴海 海音





    
俺は宵稚の音が好きだよ

    俺は 
宵稚
 が好きだよ




(42) 2022/08/15(Mon) 11:43:03

【人】 鳴海 海音








    [ ───────後悔していることが俺にはある。]**
(43) 2022/08/15(Mon) 11:43:25
鳴海 海音は、メモを貼った。
(a1) 2022/08/15(Mon) 11:48:53

【人】 闇崎 宵稚

― 壱 ―

[覚えのあった駐車場といえば、
観光客が停めがちな有料の場所ばかり。

…ここにどれほど滞在するつもりかも、
よく、決めていなかったから。
とりあえず通学路付近に並んでいた、
畑の傍に路駐させた。──昔見た大人の真似をして。

車を降りて、付近を見渡す。
潮の香りは土だらけのここでも鼻孔を擽る。

音は、音は──、運んでくれなかった。>>35
癖の様にイヤホンをするようになっていた。
耳に入れる『音』を、選ぶようになっていた。
五年の月日でついた、お前も俺も知らない癖。
]
(44) 2022/08/15(Mon) 14:08:54

【人】 闇崎 宵稚

[流れるのはサブスクリプションで聞けるR&B。
女性の落ち着いたボーカルは、景色に全く合わない。

畑道にも提灯が並んでいて。
村全体でお祭りを感じる雰囲気になっていた。
商店街の方に迎えば、もっと活気づいて、
前夜祭セールみたいなものがやっていたりした。

今もそうなのだろうか。
シャッター街化していなければいいのだけれど。
歩く道なりの景色自体はさほど変わってなくて、
五年もすれば一件くらい建っていそうかと期待した
コンビニすらもないものだから。

思い出が色褪せないのと同時に――、
鮮明に、思い出されていく。

暑さによる蜃気楼か、潮風に運ばれたのか。
はしゃぐ子供が鬼ごっこをしている気がした。
逃げ回る子供は、"アイツ"に似ていて――
]
(45) 2022/08/15(Mon) 14:09:40

【人】 闇崎 宵稚

[幻覚から目を覚まされるような、
『ポコ』と、ある種聞き慣れた通知音。
不意に肩を叩かれるような心地に肩を跳ねさせる。

イヤホンをしているとコレが少し厄介だ。

…そして現代人らしく、何も考えずに通知を見る。
先程、自分が何をしたのかも曖昧のまま。

もう少し、考えて見るべきだった。
その宛名に
ヒュ、
と息が詰まる。

喉元に詰まるのは期待、ではなく、恐怖だった。

明確に、『何』を言われるのか、怖かったのだ。]
(46) 2022/08/15(Mon) 14:10:15

【人】 闇崎 宵稚

[畑の電柱にもたれかかり、震える親指で操作する。



揺れる瞳孔で、文面を読んでいる間の俺は、
果たして、うまく呼吸が出来ていただろうか。
汗を拭うのも忘れ、画面に一雫滴ったあと。

その内容に。恐怖の中に、安堵が混ざる。
それと同時に湧いたのは、僅かな疑心だった。]
(47) 2022/08/15(Mon) 14:10:35

【人】 闇崎 宵稚

 ……。

[ 呼吸を整えてから、もう一度読む。
文面からでも、"アイツ"だってすぐわかる。
文字を通して、声が聞こえるような気さえする。
それが安堵。

いつも通りの、アイツがそこにいるような気がする。
それが、僅かな疑心。

でも、そんな疑心が払拭されるほどには。
いつも通りのお前の文字こえが、酷く、優しく聞こえる。

続いた言葉こえが、
『あの日』>>24の事が、無かった事には、
させてはくれなかった、やっぱり、現実だった。

ジク、と言葉こえが胸を突き刺す。>>39]
(48) 2022/08/15(Mon) 14:10:57