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人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:人

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【人】 武藤景虎


 ははっ、全然スピード出ねえ……!

[かなりの速度で足元のペダルは回ってるのに、スワンの進む速度はのんびりとしたものでなんだかそのギャップがおかしくて二人して笑ってしまった。>>82

結構重いペダルは柚樹の方の足が回りだすと軽く感じたからやっぱ脚力すごいなと感心してる。

チャリのギアをかなり重くしたくらいの踏み込みが必要な割、なかなか速度が上がらないのは水の中を進むにあたって速度を求めた作りではないのだろう。

白鳥は優雅に泳いでそうに見えても水面下では足をばたつかせているというけど、まさしくそんな感じかもしれない。

そこまで再現してのこの作りなんだろうか?
多分違う。

こう、本来のんびり語り合ったり景色を眺めたりしながら湖面を遊覧するためのものなんだろうな、とは。

置いてるだけでいいとは言われたけど、自分でも足を踏み込みはして。
柚樹のおかげでゆっくりとスタート地点へと進む間も、かなりの速度でぐるぐるペダルとが回るのが面白くてずっと笑いっぱなしだったから、そういう乗り物としての楽しみ方とはズレていたかもしれない。

柚樹以外の女子だったら辟易とされてもおかしくない気はするが、他の女子と乗ることはまずないから何の問題もなかった。]
(85) 2023/03/12(Sun) 13:39:03

【人】 武藤景虎

[そんな感覚だったから、柚樹曰く“恋人同士とかで乗るものなんじゃないの“という二人乗りのスワンボートは、記憶のなかった状態でも別にこんな感じで面白くなってたんじゃないかな、とぼんやり思っていたのだけど。]

 えっ、魚?どこ?

[スタート地点と定めた近くまで来ると速度を緩めると、指し示された方を見る。>>83

湖に反射する光でよく見えづらいなと目を凝らすと、あそこ、と柚樹がこちら側に身を乗り出してボートが少し揺れて、咄嗟に寄せられた身体を支えた。]

  あっ、ほんとだ、結構でかいな。

[何の魚だろう?バス系?
よく見れば水の中には水草や小さめの魚もちらほらと目に映る。

こんな綺麗には水族館や熱帯魚屋のアクアリウムでくらいしか見たことなかったから、わー、とか、すげーなとか語彙力のない感嘆の声をあげて。

気づけば近い距離になっていた顔に自然と唇を寄せていた。

やっぱり記憶戻った後でよかったな?と数分で手のひらを返すことになったから我ながら現金なものだと思う。]
(86) 2023/03/12(Sun) 13:39:22

【人】 武藤景虎


 よし、オレも全力には付き合おう。

[意気込んではみたけど、相変わらずのろのろと水上を滑り出すスワンに結局また笑ってしまうことにはなったのだけど。

途中はもう、あまりにのんびりしたスピードに山やあたりを囲む森林の景色も見る余裕もあったかな。]

 はー、絶対手で漕ぐやつのがスピードは出るな、これ。

[速さを求めるならそっちで試そう。
別にスピード出す必要はないし、スピード狂でもないのは運転する車に乗せたことのある柚樹は知ってると思う。

ジェットコースターは好きだから、遊びの乗り物と移動の手段としての乗り物では違う感覚ということかな、とは。

他にボートの影もなければ、一隻がバシャバシャしてようと人に迷惑もかけないし。

足と腹筋がめちゃくちゃ酷使された……、と息を整えるついで、たどり着いた対岸から船着場まではのんびり戻ることにする。
息切れてるのと腹筋が痛いのは笑ってたせいだけど。]
(87) 2023/03/12(Sun) 13:39:45

【人】 武藤景虎


 ここで魚捕るなら釣りとかになんのかな。

[釣りは詳しくないし湖に潜るのには装備もないから、魚を捕まえるならやっぱ川かな?とボートの壁面から割られた水が波紋を浮かべる湖面を眺めつつ船着場まで戻ってくれば、板張りの通路に足をつけてもしばらく揺れてる感じがする。

ハンドルついてる方を船着場に向けて入ったので、先に降りると柚樹の方に手を差し出すと、クリスマスの時に乗ったクルージングバーを思い出して気恥ずかしくなったけど、足使いすぎて若干膝が笑ってたからいまいち格好はつかないなと苦笑した。]

 とりあえずリベンジはあっちのボートの方でやろう。

[足痛え……と呟いて、屈伸しながら手漕ぎのボートの方を見やる。

一体何と戦っているのかは謎だ。]*
(88) 2023/03/12(Sun) 13:41:20

【人】 鈴木 深江

[携えていた大太刀は化け物退治のために手に入れ好んで使っていたものだ。実用品だったため劣化も激しく手入れをしながら使っていた。
 狐と出会った時にあれを斬ったのもあの刀だ。

 別に最初から愛着があったわけではないが、
 助けた人間に刀鍛冶などがおり、
 折れてしまった時に声を掛けられならばと別けた。
 持ち歩けなくなる前にそうできてよかったと思う。

 磨上げと長年の研ぎ、手入れで短くなり、
 今では小さな包丁とナイフへ変わっている。
 既に使用は止めており、お守りみたいなものだ。]
(89) 2023/03/12(Sun) 14:29:26

【人】 鈴木 深江

[昨夜の酒が残る様子の天美に笑う。
 浴室の話、便利に慣れたと言われると自分もだろう。確かに入浴は定期的に行いたい。別に入らなくても死ぬわけではないが、入ったときのさっぱり感はとてもうれしい。おそらくどちらも同じ感覚だろうから、引っ越し先は風呂備え付けが良いなという希望だ。

 湖で無謀と言われた時も、
 試す事に否定はせず共に楽しんでくれる。
 釣果の二回戦は負けて、あーあ。と笑う。]


 そうだなぁ、
 また遊びに来たいな。

[住めずとも遊びに、という言葉に頷いて。
 負けても別に悔しい事もなく、
 ただほこほこと嬉しい気持ちだけをコテージに持ち帰った。]
(90) 2023/03/12(Sun) 14:29:35

【人】 鈴木 深江

[コテージに帰り魚の処理を済ませる。
 さすがに食べきれないだろうという分は、
 処理後に水分を丁寧に取ってから袋詰めして冷凍庫へ。
 帰るまでに食えればよし。
 食えなければそのまま冷凍便で自宅に送る予定だ。

 今日のメニューも豪勢で食欲をそそる香りが充満する。
 明日の朝ごはんまで作るあたり、できた狐である。]

 うまそうなにおいだ。
 楽しいなぁ。

[のんびりと笑って言って、
 明日の予定にも頷いた。]
(91) 2023/03/12(Sun) 14:30:22

【人】 鈴木 深江


 山菜は俺も気になっとった。
 明日の夕飯はそれかの。

[何百年も共に過ごしていたって、
 こうして毎日やりたいことがあるというのは
 きっとすごい事だろう。
 今はそれが当たり前すぎて改めて思う事はないけれど。]
(92) 2023/03/12(Sun) 14:30:29

【人】 鈴木 深江

[……変な夢を見た気がする。
 過去の夢なんて久々に見た。

 そういえば、>>1:0
 このキャンプ場を教えてくれた誰かが
 そんなことを言っていた。

 起きてしばらくぼんやりする。
 隣にはまだ寝ている天美の姿があった。

 手を伸ばして、頭に触れる。
 撫でて、少し髪の先をつまんで、
 離し、
 次にその頬を指の甲で撫でた。]
(93) 2023/03/12(Sun) 14:34:29

【人】 鈴木 深江

[緩く笑って狐を起こす。
 ぽんぽんと軽くたたくように。]

 おはよさん。
 今日もいい天気よ。

[カーテンから透けて見える陽の光がある。
 開けぬままもう一度布団に身体をつけた。]
(94) 2023/03/12(Sun) 14:34:52

【人】 鈴木 深江


 天美、

[つけた名を呼ぶ。]


 今、楽しいなあ。

[昨夜も言った言葉をもう一度言う。
 天美がどう受け取るかは解らないが、
 いずれにしろへらっと笑って返すだろう。]
(95) 2023/03/12(Sun) 14:36:22

【人】 鈴木 深江


 今日は川と温泉だな。
 あと、山菜。

[楽しみだと笑って身体を起こした。]
(96) 2023/03/12(Sun) 14:36:34

【人】 鈴木 深江

[川遊びの準備は簡単、長い布一つで十分だ。
 まあタオルだのなんだのもいるのだが。
 あとは昼食用に残しておいた混ぜご飯。

 釣り竿もそっと入れた。
 クーラーボックスは山菜用に持って行く。
 昨日きちんと洗ったからにおいも取れていた。
 お酢は偉大である。
 そうして、川までのんびり散歩する。

 鳥の声、羽ばたき、
 風の通る音、揺れる葉のさざめき、
 枝が揺れてきしみ鳴って、
 そこに土や草を踏みしめる音が入る。

 夢の中となんら変わらない。山の音。
 だけど空の色も陽の色も夜の色も星の数も、
 風のにおいもぬるさもきっと何もかもが違う。

 少し感傷的になっているのは夢のせいだと解ってはいるけれど。ああ、遠くまで来たなと思う。]
(97) 2023/03/12(Sun) 14:36:57

【人】 鈴木 深江

[川に着いたら泳ぐ準備だ。
 コテージで服の下に褌を締めていたため
 脱ぐだけで良い。

 泳ぎは職業柄大得意だ。
 とび職として現在も鍛えているため筋力も体力もある。
 ただ川遊びは久々で、
 山で生きていた頃のことを思い出しワクワクした。
 憂いなんてすぐに忘れる。]
(98) 2023/03/12(Sun) 14:37:26

【人】 鈴木 深江


 魚以外になんかおらんかな。

[水底に面白いものがないかと笑いつつ、
 虫やら何やらを見つけてははしゃぐ。
 食べる事ができる水草なども見つけ採取。

 きれいな水だ、源泉はどこだろう。
 川に沿って上流に歩いていくのも良いかもしれない。

 泳ぐのに適した場所や、
 そうでない場所はやはりある。
 少し深くなっている場所、大きな岩が並び、
 歩きやすい場所などがやはり遊びやすい。
 そういう場所に陣取ってのんびり遊んだ。]
(99) 2023/03/12(Sun) 14:37:36

【人】 鈴木 深江


 おお、蔓がある。

[川の上に枝がさしかかり、そこから落ちる蔓がある。
 見たところ頑丈そうだ。一度引っ張って確かめた後、
 それを掴みぶら下がって、思い切り揺れた後に水の中に落ちた。

 いわゆるターザンごっこである。楽しい。
 こういうのは幾つになっても楽しいので
 天美にも勧めてしまう。
 本当に幾つかはもはや数えてないが。]
(100) 2023/03/12(Sun) 14:38:02

【人】 鈴木 深江

[昼を過ぎ空腹を感じたくらいに、
 川のそばで焚火をはじめる。

 持ってきた釣り竿で何匹か魚をひっかけて、
 天美と一緒にわたを取って洗い串を入れて塩を振り火にかける。

 家から持ってきた混ぜご飯のおにぎり、
 既にアルミホイルに包まれているそれを焚火の中に投げ入れた。

 焼き魚と焼きおにぎり、
 あとはお湯を沸かして採っておいた水草を煮て、
 味噌をとかして味噌汁にする。

 いい匂いだ。できあがったホカホカのそれらは美味しい。
 川で遊びまわった身体に塩気が染みる。]
(101) 2023/03/12(Sun) 14:38:17

【人】 鈴木 深江


 は〜…

[焚火にあたっていると身体も乾く。
 このまま適当に着込んでももうぬれないだろう。

 満足したあたりで後片付けをし、
 噂の温泉とやらにむかう事にする。

 その途中で山菜を見つけたので山菜採りもした。
 帰りがけに見たものからはじまり、少し山の奥まで入る。
 それだけでいっぱい採れるのは嬉しい。
 帰ったら天ぷらにしたい。
 川の水を入れたクーラーボックスに突っ込んだ。]
(102) 2023/03/12(Sun) 14:38:35

【人】 鈴木 深江

[そうして、]


 おぉ、…

[思いのほかしっかりした温泉施設を見つけると声を上げた。
 山の中に温泉があると聞いた時、
 普通に自然温泉と思い込んでいたのだ。
 山の奥にある秘湯とか、猿が入りに来る温泉みたいな…。
 そのためきちんとした施設で逆にわくわく度が増した。
 こういう所はめったに来ないためだ。]

 すごいなぁ、
 ちゃんとしとる。

[自然温泉なら褌のまま入るつもりだったが、
 これだけきちんとした所なら問題なさそうだ。
 男湯でのんびりする事を選ぶ。]
(103) 2023/03/12(Sun) 14:38:47

【人】 鈴木 深江

[きちんとかけ湯をしてからお湯につかって、
 は〜〜〜〜と声がもれてしまった。]

 遊んだなあ……。

[そうしみじみと呟く。
 遊び尽くすにはまだ足りないが、
 満足する程度には。

 狐の姿で湯につかりたくなったら
 貸切の方でも借りようか、と笑った。*]
(104) 2023/03/12(Sun) 14:38:58

【人】 黒崎柚樹

[いや、もうこうなると笑うしかないよね。

そこそこペダルは重いんだよ。それなりの負荷のエアロバイクを漕いでいるくらいには。

これだけ漕いだらこのくらい進むだろうという感覚が、全くスワンに伝わってないような、この感じ。

よく考えたら、湖面の底を車輪で掴んで走っているわけではないから当然と言えば当然なのだけど。]

 ふふ、労力と生み出されるエネルギーが全く噛み合って、ない……っ。

[この乗り物、こうやって笑いながら乗るものでもないとは思う。
ムキになって乗るものでもないというのは尚のことで。

わー、進んだー、お魚いるねー、景色きれーい、で良いものなのだろうに、私たちは2人しておかしなスイッチが入ってしまったようだった。]

 あ、あそこ、そこに居る……。

[水族館くらいでしか見たことのない魚が澄んだ水の向こうに見えれば、更に賑やかに大騒ぎして。

そこで軽く交わした口付けのほのかな熱は、心を穏やかにさせるどころか、"湖を爆走する"という謎の情熱に転換されてしまったのだとしか思えない。]
(105) 2023/03/12(Sun) 14:53:55

【人】 黒崎柚樹


 ……っう、全、力で……これ、とか……っ。

[武藤も"全力"には付き合ってくれて、それこそ200mダッシュを5本繰り返したくらいの時間はめちゃめちゃ漕いだ。いくらか水音も大きくはなったと思う。

なのにこのスワンときたら表情も変えず──いやそれは当然なのだけど──、の────んと長閑に湖上をゆったり進むだけ。

後半は、足に力を入れるためにと無駄に強く椅子に押しつけていた背をいくらか戻し、いくらかはのんびりと文字通りの"遊覧"を楽しんでいた。

ボートから降りる時、そう酷使したわけでもない腹筋が痛い気がしたのは、笑いすぎたせいだったんだね。]

 釣り……。

[なるほど魚を捕りたかったら、釣り……したことないな?と、船着き場に戻れば、乗る時には角度的に見えづらかった『釣り竿レンタル』の案内板の文字が目に入った。]

 武藤。借りられるって。

[湖以外でも、キャンプ場の敷地内で使える釣り竿セット。長い棒つきの網?とか色々一緒に貸してくれるみたい。

せっかくだから帰りに借りて川で使ってみる?何て話しつつ、眼前の目的は手漕ぎボート。]
(106) 2023/03/12(Sun) 14:54:20

【人】 黒崎柚樹


[今度こそ、湖を気持ち良く滑るように移動したい。もっと言うなら爆走したい。
なんなら私、スピードメーターのアプリ持ってる。自動的に時速分速を計測してくれるやつ。]

 私、先に漕ぐでいい?

[そわそわして止まらなかった私は、武藤の返事を待たずにいそいそと船首側に乗り込んで。

ボート自体はほとんど漕いだことがないけれど、ローイングマシンのトレーニング自体は馴染みのものなので、多分大丈夫……と思いながら武藤が乗るのを待って漕ぎ出したのだけど、最初のうちはなかなかうまくいかなかった。

こう、オールが水を掻く感じが左右同じ具合になってくれなかったり、固定されている分、トレーニングマシンとはまた違った感覚で。]

 ────あ、でも、うん、わかる。

[これは出来る、楽しい、と。

先とは打って変わって速度を上げて進み出したボートは、スワンよりも奥の方へするすると進んでいき、やっぱり同じ風に"スタート位置"について。]
 
(107) 2023/03/12(Sun) 14:54:46

【人】 黒崎柚樹


 武藤、競争。
 行きと帰りで交代して、どっちが早く到達できるか。

[対岸までざっと300m、2分でいけたらまあまあのスピードなんじゃないかな。多分。

そこにはデートの空気なんか欠片もなく、もう完全に競技かトレーニングかという感じだったわけだけど。

ふ、と強めに息を吐いた私は、武藤の"スタート"の声と共に全力で漕ぎだした。

結果は(127)100n150秒。まあまあ頑張ったつもりだけど、どうかなと武藤を見やって。

それじゃあ、交代しよ?*]
 
(108) 2023/03/12(Sun) 14:55:33

【人】 天原 珠月

[幼馴染>>60からピアスが帰ってくる。
ハンカチに包まれて大切にしてくれていたのが伝わり、水の膜でぼやけた視界がさらに曖昧になるのが分かった。]

 ありがと……。
 うん、……初めて買ったピアスだから。

[手のひらに受け取る。
身動きしたら雫が落ちそうだと俯いたままでいたら、頬に指先が触れた感覚、幼馴染に拭われたことにハッとする。
とても優しい仕草は幼馴染らしくもある、けれど。
さっきから前と違う感覚がするのは自分が原因だろうか。
浮遊感が残っているかのように落ち着かない。

思わずじっと幼馴染の顔を見上げたら、何かおかしいか?とでも言っていそうな表情を返されてしまったから。
3日の間に自分が寂しすぎて混乱してるのかな、とツンケンした態度は出てこなくてほんのり視線だけ逸らした。
幼馴染には照れているように見えたかもしれない。]
(109) 2023/03/12(Sun) 16:03:43

【人】 天原 珠月

[もちろんキッチンにもついていった。>>61
多分お風呂だってトイレさえもドアの前までついていきそうな勢いで、そこに遠慮は一切なく、ただ手を使う作業の時は上着の裾を掴むことにはしていた。
飲み物は甘いカフェオレがいいと伝えた。
幼馴染の作る飲み物の甘さはいつだって自分好みだ。

そうしてふたり、あたたかなコタツに入って。
無事ピアスを両方につけてマグカップにちびちび口をつけながら、まず幼馴染の話を聞いていった。]

 えっ、ペルラさんがこっちに来てたんだ?
 本当に入れ替わり状態だったんだね。

[驚きもあるが、納得感もあった。
帰ってきた時に幼馴染がある程度落ち着いても見えたのだ。
あれは状況を把握して待っていてくれたからだろう。

親には伝えていないこと、警察沙汰にもなっていないこと、どちらにもこくりと頷いて安堵の息をついた。]

 このことはさ、雅空兄ぃと私だけの秘密にしようか。

[悪戯猫よりは穏やかに、ふふ、と笑って。]
(110) 2023/03/12(Sun) 16:03:54

【人】 天原 珠月


 行った日に向こうも新月だったの。
 帰る日が三日月だったけど、こちらもでしょ?

[経過した日数は同じらしいと確認する。]

 よかった、竜宮城みたいなことにならなくて。
 
[玉手箱持って帰ってきてないよね、私、と。
半ば本気できょろきょろしてから吹き出した。]

 ……なるほど?
 雅空兄ぃがとても活躍してそう。

[この幼馴染、お世話係としての技能が高すぎるのである。
料理はうまいし、料理もうまいし、料理がうまいし。
ペルラさんは自分より髪が長いくらいだったから恐らく初めてのドライヤーは手伝ってあげるべきだったろう。
想像した光景は微笑ましく、……いや、それだけだ。
それにしてもスキンケアまでとは、幼馴染にずっと口煩く教え込んだことが発揮されたのか。]
(111) 2023/03/12(Sun) 16:03:59

【人】 天原 珠月


 私の方はね、向こうに落ちたらすぐアスルさんっていう……ペルラさんの恋人の、飛行機乗りさんと合流したの。
 雅空兄ぃみたいなメガネかけてない代わりにめんどくさがりな髭を生やしてて、30歳くらいかなぁ。
 最初生き別れのお兄さんかと思っちゃった。

[とてもよく似ていたから。
そう言って、見慣れた幼馴染をじっと見つめた。]

 すぐにペルラさんがどうにかしようとしてるならって考えてくれてね、力が伝わりやすいところに向かうことになったの。
 そこまでは飛行機で旅して、途中水上都市に寄ったり。

[幼馴染はペルラから向こうの世界の概要は聞いているようだから、生き生きと自分の体験した感想のほうを語っていく。
飛行機から眺めた景色、空の青さ、雲の中を突っ切ったこと、風の柔らかさ、あと本当は最初結構怖かったことも。]

 野営っていうの……まぁキャンプみたいな感じかな。
 景色も良いし寝にくくはなかったけど……、

 うーん、保存食だからなー。

[なんて食い意地の張った感想も溢れだすのだった。*]
(112) 2023/03/12(Sun) 16:04:03

【人】 武藤景虎

[大自然に囲まれた湖の上で、二人きりのスワンボートに乗っていたらそれなり雰囲気あるもんだと思うんだけど。

爆笑しながら必死にペダルを漕いで。
暫し止まっても水の中を見て騒いでからキスしたところで甘い雰囲気にもならずに、よし全力で漕ごう!ってなるのはロマンチックさの欠片もないが、柚樹が笑ってるからかわいいのでオレとしては問題はない。

まあ、悪目立ちしかしないと思うので、人がいっぱいいる感じの、それこそ恋人とか家族連れがのんびりボート乗ってるところでなくてよかったとは思う。

澄ました顔をしているアヒル(白鳥なんだよな、多分)が憎たらしくなるくらいには労力を削った見返りがないスピード感だった。

腹痛くなるくらい笑ったからアヒルのことは許そう。]

 釣りやってみたい?
 なら後で借りてくかー。

[網のが捕れそうではあるものの、釣りは釣りで釣れた時の高揚感があるのは確かだし、のんびりと自然の中で釣れるのを待つ……、みたいなのも楽しいかもしれない。

釣りのような、何もしない時もじっと楽しめるみたいな時間を過ごすのは大人っぽいという子供じみた憧れはある。

まあ、せっかちなので、あまりに魚がかからなさそうだったら網でいいってなりそうな気もしつつ、うん、せっかくの機会だし。]
(113) 2023/03/12(Sun) 16:26:26

【人】 武藤景虎


 うん、お先どうぞ。

[疲れてるのは主に腹と足だから、然程休憩することなくボートのつけられている所に向かって。
返事の前には柚樹がもう船首側に乗り込んでいたから、どんだけ気合入ってるんだと微笑ましくはなってしまう。>>107]

 難しい?

[漕ぎ出した辺りはオールの動きが少しぎこちなかったものの、要領を掴むのが早いのはさすがというか。

楽しい、と言い始めるのにも然程時間はかからなかったから、これならスピードも出せそうかなという安心の方向も相変わらずおかしかったかもしれない。]

 競争?いーよ。
 勝った方になんかご褒美ね。

[そういうのがあった方が多少はデートの空気は保たれる気がする、ほんとに気がするだけだが。
奢るのはケーキの件が既にあるから、別のものかな。

スタート!とかけた声は無駄にでかくなったので、競技用のピストル程度の役割は果たせたと思う。]
(114) 2023/03/12(Sun) 16:27:36