転校生 矢川 誠壱は、メモを貼った。 (a2) 2020/06/17(Wed) 12:59:02 |
【人】 転校生 矢川 誠壱 ──理科室・喫茶アトリエ── [ 存外すらすらとした口調で>>14 歓迎されれば、模擬店ではない、 ほんとうの店みたいだな、なんて ぼんやりとした印象を抱いた。 まあ、部屋の景観がまるっきり 理科室だからさすがにそれはないが。 クラスメイトの姿にその名前を呼ぶと、 「うわ」なんて感嘆詞を頭につけて、 己の名前を呼ばれるものだから、>>17 下がっていた眉尻は元に戻り、 代わりに口端を意地悪くあげて、 「なにか不都合があった?」と片目を眇めた。 部屋に入り、雨宮の喫煙を 咎めながら笑って取り上げる。 案の定睨まれてしまったが>>20 そんなことは気にしない。] (38) 2020/06/17(Wed) 19:10:31 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ そういえば、注文を尋ねられていたのだったか。 ちら、と雨宮の方を見れば、 そこにあるのはコーヒーが入っていたで あろうグラスだった。] あ、Wふりよう仲間Wくん 俺もアイスコーヒーもらえる? それと、名前教えてほしいな。 俺は矢川。君の仲間と同じクラス。 [ そう注文に自己紹介も軽く付け足して、 背負ったままだったベースを下ろす。] (40) 2020/06/17(Wed) 19:11:07 |
【人】 転校生 矢川 誠壱そうだ雨宮くん、ライブの出番、 後ろから3番目らしいから。 [ と伝えておこう。 まさかWふりよう仲間くんWが、 己と彼の演奏を聴いていたなんてことも、 ライブに興味があっても、人混みが苦手で くることを躊躇っているだなんてことも、 知る由もないのだけれど。]* (41) 2020/06/17(Wed) 19:11:22 |
転校生 矢川 誠壱は、メモを貼った。 (a6) 2020/06/17(Wed) 19:15:29 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ 演奏をした、という話を雨宮がしたのか。 はたまた、ここまで聞こえてきていたのか。 詳しくはわからないが ひとまず、そう返事をして。] 須藤くんも見にきてよ。 人、多いほうが盛り上がると思うし。 [ と、雨宮の宣伝にさらに乗せた。 須藤が渋るようなら、理由を聞いてみるつもり。 質問の仕方からして、きっと、 音楽が嫌いなわけではないと思うから。]* (61) 2020/06/17(Wed) 22:27:15 |
【人】 転校生 矢川 誠壱わ、 え、大丈夫っ!? [ そう、いって立ち上がる。 少しばかり彼の方へと歩みを進め、 手元と、その顔を交互に確認した。] 火傷とかしてない? …ごめん、話しかけたからだな。 [ と、続けて頭を下げ、短く息を吐いて、 大人しくまた椅子へ腰掛ける。 淹れなおしてくれている様子の彼には もう話しかけないでおこう、と またその様子をじっと見つめ。 淹れ終わると同じころ、小さな声で 聞こえた言葉に、目をまた瞬かせる。] (73) 2020/06/17(Wed) 23:43:03 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ 言ってはなんだが、そう忙しい喫茶店にも 見えないし、先程の興奮具合からして、 きっと音楽は好きなのだろう。 だが、なぜそこは濁すのだろうか。 ライブ、なんて生の音に触れる 絶好の機会だというのに。 グラスに注がれたコーヒーに氷が入れられる。 カランカランっと小気味良い音のあと、 ぱききっと氷にヒビが入ったのがわかった。 ことん、と目の前に置かれる。 まだ軽く湯気の立つそれは、深みのある、 とてもいい香りがした。] ありがとう [ そう、一言礼を言って。] (74) 2020/06/17(Wed) 23:43:24 |
【人】 転校生 矢川 誠壱今回はオルタナティブロックらしい ラウドもちょっと入ってるけど [ バンドのジャンルについて問われれば そう簡単に答える。>>68 ちなみにロックのジャンルはかなり 曖昧な部分もあるとおもっているし、 よくわかっていない部分も大きい。 だから、それってどんなの?と 聞かれたところでうまく答えられる わけもないから「よく知らないけど、 たぶん聞いたらわかるんじゃない?」と 曖昧に濁してしまうだろうけれど。 一口、コーヒーを含む。 すう、と通っていく苦味。 喉を通る箇所が冷えていくのがわかる。 鼻から抜ける香ばしさと、コクと、 かすかに舌の上に残る酸味がいいバランスだ。 は、と息を吐いて「…うまいな」と落とした。] (75) 2020/06/17(Wed) 23:43:47 |
【人】 転校生 矢川 誠壱───ひとつ、聞いてもいい? [ と一言前置きをしてから ] ライブ、苦手だったりする? [ と単刀直入に聞いてみよう。 「ちなみにこの話って終わってたりする?」と ライブの宣伝をすでにしてくれていたらしい 雨宮には確認をとって。]* (77) 2020/06/17(Wed) 23:44:52 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ じっと絵画を見ていると、 なにやら取り繕うように、言い訳するように 作者本人がわたわたと早口をはじめるが、>>85 それよりも早く、重ねるようにして 素直に褒めると、それも止まる。 ふ、と目線をそちらに目を向けると、 少しばかりその瞳が潤んでいるようにも見えて。 ああ、だけど。 ───きっと、あまり見られたくないだろうから。 そっと視線を戻して、伏せた。 それから、ゆっくりと口を開く。 少しの、沈黙。 小さくかたん、となにかが動く音。>>87 目線を彼の方へとまた、上げた。 途切れ途切れに紡がれたことの葉に、 一度、頷いて。] ───理由を、聞いても? 嫌なら話さなくていいよ。 [ と続けた。]* (89) 2020/06/18(Thu) 12:49:26 |
【人】 転校生 矢川 誠壱 ──理科室・喫茶アトリエ── [ 「意外」という言葉に「そう?」と 首を軽く傾げて見せる。>>91 だが言われてみればそうか。 彼と演奏したのはジャズだったしなあ、と 思い返しながら頷いて首を真っ直ぐに戻した。 気分を害したりはしない。 「ロックも好きだよ。ジャズも好きだけど」と 付け足して、目を細めた。 そうして尋ねた言葉。 ついでに、この話はもしかしてすでに 終わっているのかと確認したら、 否定の言葉が返ってくる。>>93 辿々しく伝えてくれた目の前の後輩に、 理由を問うと、また少し躊躇いを見せてから、 静かにその唇が開かれる。 すう、と息を吸ったのがわかった。 語られる、理由は黙って聞いていた。] (105) 2020/06/18(Thu) 19:28:17 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ ソウボウシツニンというものを 全く知らないわけではない。 昔は見えていたというのだから、 つまりは後天的なものなのだろう。 たとえば事故にあっただとか、 なにか脳の病に侵されただとか、 そういう過去が彼にはあるのだろうか。 それを乗り越えて、今ここにいるのに、 目の前の人間の顔すらも認識できないなんて 彼の目に今世界はどう映っているのだろう。 そして、隣にいる彼も───>>1:130 己にはそんな過去はない。 普通に、平和に、なんの苦労もなく、 生きてきた。たぶん。 だから、彼らの思いなどなにひとつ 理解することはできないし、 きっとこれからもわからない。 かける言葉など己には持ち合わせて いないのだろうとはっきり言える。 なにも浮かばなくて、ただひとつ、 ぼんやりとした形のものがひとつ、 頭の中にあって。 それを形にすべきかどうか、迷って。 すると、己よりも先に隣の彼が 口を開いた。>>100] (106) 2020/06/18(Thu) 19:28:54 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ 小さな謝罪の言葉に、須藤が ぶんぶんと左右に手を振る。>>103 続けられる言葉のあとに響いた 笑い声に含まれた意図を悟ることは 上手くできなくて。 それが無理をして明るく振る舞ったのか、 はたまた本当にそう思っているのか。 ちら、と黒板の方に置かれた絵を見る。 聞こえてきたセッションをイメージして 描いたというその絵は、楽しそうで、 その色合いはカラフルなのに、 どこかに寂しさもある気がして。 ───だけど、想像してみる。 己が人の顔が認識できなかったとして。 おそらく人間であろう何かわからないものの 有象無象が蠕く体育館。光の先にある、 なにかもが認識できない。それはきっと、 たまらなく恐ろしい気がして。 きゅ、と上下の唇を合わせて結ぶ。 軽く、噛んだ。] (107) 2020/06/18(Thu) 19:29:15 |
【人】 転校生 矢川 誠壱あ、ごめん、ライブのことなんだけどさ …後ろの方って、席どんなかんじなの? ステージにいる奴らの顔って見れる? 「後ろぉ?…あーまあ見えると思うけど」 ちなみに、見えないとこってある? 見えないけどライブ見てんなーって こう、思えるとこ。 「んーどうだろ…」 [ 電話口の相手である我がバンドの ギター担当が困ったように唸る。 すると、後ろから「どしたの?」と 彼の双子の声が聞こえた。 電話口で説明がされる。] (109) 2020/06/18(Thu) 19:29:58 |
【人】 転校生 矢川 誠壱「もしもしイチ!?それならさぁ! 体育館の二階に、照明担当が 何人かいるからそのあたりはー? で、なんで?」 …そうか。いや、───友達がさ、 人混みが苦手らしくて。 でも音楽好きだから、ライブに 誘おっかなって。 [ ちら、と目配せをして。 こてり、首を倒す。電話口では相変わらず やかましく「いーじゃんきてきて!!」と ボーカルの声が響いた。 それに同じ声が続く。 「先生に聞いてみるよ、また連絡する」と 言われて、お礼を言う前に電話は切れた。 無音になったスマートフォンに 面食らったように目を開いて、 ゆっくり耳から離す。瞬間、メッセージの 通知に震えて、思わず肩が跳ねた。] (110) 2020/06/18(Thu) 19:30:17 |
【人】 転校生 矢川 誠壱「おっけーだって」 [ そうシンプルに一言書かれたそれ。] いや、早いな [ と思わず眉を下げて笑う。 そのままゆっくりスマートフォンから 顔を上げて、W友達Wの方を見た。] (111) 2020/06/18(Thu) 19:31:15 |
【人】 転校生 矢川 誠壱…照明担当が体育館の 二階にいるらしくてさ。 ───そこなら、人の顔もほとんど 見えないし、そこまでの 圧迫感はないんじゃねえかなって 思うんだけどさ。 [ ……とそこまで、伝えて。 とぼけるように片目を眇めて、 唇を歪める。 目の前にあるアイスコーヒーのグラスを とって、ぐい、と喉を通した。 最適解なんてきっとわからない。 余計なお世話かもしれないとはわかってる。 ただ、とりあえずできることだけしてみたが、 それが吉と出るか凶と出るか それは彼次第だから。] (112) 2020/06/18(Thu) 19:31:24 |
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