【人】 帰宅部 津崎絵音── 翌朝 ── ……うわ [ 朝起きたら爪に土が詰まったまま着替えもせずベッドで寝てた。 えー、最悪なんですけど?シーツ汚れてないだろうな、おい。 でも、久しぶりの感覚だ。 ちゃんと眠るとこんなに身体が軽くなるんだね。 まるで死んじゃったみたいだ、なんて ……流石に大袈裟すぎるんだけどさ。 スマホを確認すると、やけに早い時間。“津崎らしくない” 土と一緒に泥のように眠ってたせいで二度寝は難しそう。 とりあえずシャワーを浴びてくることにした。 ] (113) 2022/10/15(Sat) 10:39:47 |
【人】 帰宅部 津崎絵音『武藤』 『漫画読みたいっていってたじゃん』 『あの映画になったやつ』 『貸してくれんの?』 『いや』 『お前にやるよ』 『だから出来るだけ早く読んどいて』 (114) 2022/10/15(Sat) 10:40:10 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ 汗を流しすっきりした後開いたのは、友人同士のグループ。 おはようの挨拶一つなく用件から始める。 運動部所属で朝が早い相手からは、予想通りすぐ返信が来る。 あの少年漫画はオレも好きだったんだけど。 後悔はないようにと、決めていたから。>>0:298 置き勉派の軽い荷に話題にした漫画を詰め込んで、 リビングに近寄ることもなく家を出ることになる。 母親はもう朝から食事なんて用意出来ないし、 昼まで寝ているから、避けなくてもいいんだけど、 出来たばかりのメッセージグループからは>>4 その時もう通知はあっただろうか、未だだろうか。 どちらにしても朝は名前を眺めるだけで、 開くことは無く、アプリを閉じた。 ] (115) 2022/10/15(Sat) 10:40:30 |
【人】 帰宅部 津崎絵音── 昨夜のこと/グラウンド ── そうだよ、時間を貰えたんだからしっかり考えて [ 何でもない顔をしようとしている、なんて>>117 全く気がつくこともなく、冗談の続きも始めずに。 その時のオレは千葉と話しているようで、 此処にいない“彼女”のことしか、願う先の結末しか 考えられていなかったのかもしれない。 ] …………幽霊っていうより、神様みたいだった [ 少しのおどろおどろしさも無く、白く光る姿 思い出しながら息を吐き、目を細める。 それからまた、千葉すらも意識から外してしまい やがて誰かと連れ立つこともなく一人帰った。* ] (131) 2022/10/15(Sat) 13:47:16 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ 少しづつ登校してきた生徒が増え、騒がしくなる。 件の武藤は既に練習に出ていて顔も合わせておらず 誰かに声は掛けられることなく、佇んでいたので。 完全に意識が逸れており、 ごく普通の挨拶に思いっきり肩が跳ねた。>>121 ] 何、オレのこと馬鹿にしてるの? 猛吹雪に決まってるじゃーん [ 笑う側になる筈だったオレをビビらせんな。 ……多分、こっちがぼうっとしてただけで 千葉は普通に声掛けたんだけど。 振り返った時の睨む表情はすぐに失せ、 雪じゃ済まさないぜ、と笑って胸を張る。 全く誇るべきところではないけど、 こーいう風に振る舞ったほうが安心するでしょ。 ] (132) 2022/10/15(Sat) 13:48:30 |
【人】 帰宅部 津崎絵音おはよ、千葉 軽音ってこんなに早くから練習が……あ、もうこんな時間? [ 改めて挨拶しつつ時間を確認したら、思ったよりは早くない。 飽きもせず一人で長いこと突っ立ってたらしい。 普段から怠慢な奴が早起きしたところで、 時間を有意義になんて使えないんだね。 ] なんかさ、昨日すげーぐっすり寝たわ お前はあの後寝れた? [ 窓を背にし寄り掛かり、少し廊下の様子に目を向ける。 取り決められた大切な秘密だけど>>3 幽霊とか旧校舎とか具体的な単語を出さなきゃ、まあ大丈夫だろ。 自分の様子を含め、昨夜のことは大体覚えている。 だから特に変わりなく見えた相手を心配はしてない、 心配される側だった自覚がある。 だからただ、何気なく聞いてみただけ。* ] (133) 2022/10/15(Sat) 13:49:24 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ その問いにはどう返せばいいか分からず>>178 触れることなく別の話をした。 イジられもせず真面目に問われて恥ずかしかったわけではない。 解釈に身を任せるのもどうも気が引けて、 本当の理由もなんだか言う気になれなくて。 自分に関係ないことはろくに記憶しちゃいない 逆に言うとそうじゃなければ覚えている。 千葉はあのオレをどう思ったんだろう。 何か思うほどオレを知らないといえば、そうかもしれないけど。 元通りなようでそうではない。 板についてきた“らしさ”を一時忘れた代償。 自分を何も知らないから好ましい、なんて ]随分酷い友好感情の向け方かもしれない。 (179) 2022/10/15(Sat) 16:01:45 |
【人】 帰宅部 津崎絵音ふーん、そういうもの? [ 朝練は千葉のところには無いそうだ。>>159 軽音にも部活にも縁遠い学生生活なもので分からず 部員の個性というよりは、 どこの学校でも軽音楽部はそうなのだろうと解釈した。 ] 寝れなくてベースとか流石だな でも、そういうのは防音室でやるもんだ [ 眠れない時の暇潰し、普通はスマホをいじるとかではないのか。 それくらい本当に好きなんだろうと、 他メンバーの歌声や演奏を支える低音を思い出した。 うちは一戸建てではあるが、 ピアノが置いてある部屋にその辺の対策はしてある。 真っ当な人間は基本夜に寝るからな。 勿論職種で色々あったりもするだろうけど。 ] (180) 2022/10/15(Sat) 16:02:06 |
【人】 帰宅部 津崎絵音……おー、そうだな [ 言葉を選びながら千葉が口にしたのは>>160 きっと、心からの言葉だろう。 通りがかった生徒を目で追うふりをして、 一時視線を相手から逸らしながら答えた。 ] でも、待ち時間が長いんだよな。三日とかさぁ オレは昨日済ませる気で行ったっつーの 千葉がアレのことで相談あったらいつでも聞くぞー? [ 暴露大会は無くなってしまったことだし。 ──まあ、皆に本当の願いを言うつもりは無かったが。 願いのことを知らず、あまり乗り気でもなかった千葉に 昨夜は最後に少しきつい言い方をしたと思う。 もし自身の中に秘めず誰かに話したくなった時は、 自分でいいなら話を聞くつもりはある。 別の理由で心を重くしたとは露知らず。>>157 要らないかもしれない提案をしたのだった。** ] (181) 2022/10/15(Sat) 16:02:56 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ やっぱり千葉の悩みのラインってそこなんだ。>>183 自分との差を改めて感じさせられたけど、表に出さず頷いた。 内容がどうであれ助けになる気は変わらない。 それから、昨日あれこれ気にしてくれたことを思い出す返しに 少しばかり沈黙することになる。 寄せた眉は不快感の表現ではなく、思考の為に。 まず前髪でこれもまた見えないかもしれないけど。 ]んー、オレはむしろ悩まないようにしたいみたいな 悩むとドツボにはまって、 何も解決しないほうを選んでしまいそうというか…… 出来るだけ考えないで、 三日間有意義に過ごせたらそれで……? [ 言われて考えて、自覚するものがある。 不動なんじゃなくて、揺らがないようにしたいんだ多分。 誰にだって██本能くらいあるもんだ。 垂らしたままの右腕を、左手で摩った。 時折行う癖のようなもの。* ] (237) 2022/10/15(Sat) 20:42:19 |
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。 (a29) 2022/10/15(Sat) 20:46:18 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ グループの中なら何も伏せずに喋れるんだろうけど、 どうしたものか、真面目な話を躊躇う理由があった。 参加者一覧に乗る一人、 存在に気づいて以降気に掛ける余裕も無かったかつての妹分。 冷静さを失っていた癖によく覚えている。 あれ、お前の声だろ秋氏Bあいつって誰なんだよ。>>229 無邪気に語られたピアノへの気持ち>>0:620 切っ掛けも想いも自分と同じで、 一層に彼女が可愛く思えた記憶。 なんで二人共、こんなに変わっちゃったんだろうか。 離れた彼女を追い掛けることもなく、>>0:616 完全に繋がりが絶たれたのは自分自身のせいで。>>0:617 今ではこちらが逃げていた。 ] (243) 2022/10/15(Sat) 21:30:32 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ 夏実からもそうだ。 この高校に通う筈がなかった二人は、一年前出会い。>>0:621 息が詰まる心地で立ち尽くす、妹と自分の馴染みの後輩へ 笑顔で名前を呼び、再会を喜んできた。 よくあると言えばそう、けれど理想と違う夏実の現在。 少しの陰も差していないように見える語り部の姿が ──憎くすら感じたのだ、オレは。 母のお気に入りだった夏実は明るく、才能に溢れ、理知的だ。 幼い頃、発表会で初めて会った時も 紹介される前に「絵音くん」と呼ばれて驚いた。 勿論母が話していたから初対面で呼べたのだろうが、 家庭の話をする程好かれそして記憶していたのは夏実。 惨めな自分をこんな光のような人間に見られたくない。 もしかしたら教室を閉めた理由とオレの現在も 彼女の中では語られずとも結びついているのかもしれない。 ] (244) 2022/10/15(Sat) 21:31:16 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ それからすぐ、見つけては逃げ回るようになった。 声を掛けられて、聞こえないふりをして去ったこともある。 罵詈雑言なんて吐けないよ。 自分の全てがあいつに負けてるって分かっていたら。 夏実のことだから、多分それでもオレを嫌いにはなってない 今の彼女は忙しいし、周りに沢山人がいる だから逃げていく昔の弟分なんて、構えなくなっただけだろう。 そんな誰にでも愛される少女が 無気力に自堕落になっていた落伍者に願いを抱かせた。 あの笑顔の下にある哀れみを思い描くと吐き気がする。 同じことを他の、昔を知る奴らからも想像してしまう。 無意味な死体同然なら、 本当に墓の下で眠れればよかったんだ。 誰もオレを見ないでくれ、忘れてくれ。 大多数を変えるのが困難なら──* (246) 2022/10/15(Sat) 21:35:26 |
【人】 帰宅部 津崎絵音……まあ、オレは使わないけどね 弾きたい時に弾きたいよな、やっぱり じゃ、その未来の為には勉強も頑張らないとな [ 今は、とは心の中で付け足した。 相手が千葉じゃなかったら、全てが胸に秘められたかも。 嫌なこと言ったのは事実だから、 普通に謝罪を受け止めてもいいのに。 目つきで誤解されそうって勝手に思ってるけど>>255 実際嫌味なく凄い素直な奴、というのは勝手な評価。 まだまだ遠い話だが、良い物件が見つかるといい。 学力はどんなものだったか、ちょっと今は思い出せないけど 多分大学に行って、また音楽のサークルに入ったりとか するのだろうかと他人事のように想像していた。 ] (274) 2022/10/15(Sat) 22:58:49 |
【人】 帰宅部 津崎絵音繊細、か……千葉にも色々あるんだな [ 呆れなんてしない。相槌を打つ様は静かだ。 ただ、千葉のことは跳ね除けたくならないだけで 夏実とはまた違う眩しい存在でこちら側ではないと 夢を聞いた時同様に思っただけ。 浮かぶ願いが無い人間は人間で、悩むものらしい。 それはまるで神様に試されているみたいだ。 やっぱりあれをただの幽霊だなんて思えない。] “アレ”の期待には応えられないのかもしれないけど 時間切れで今のままずるずると、は避けたいな なんかオレ達、真逆? [ いつもなら繊細な内面とやらについて>>257 からかったり、詳しく聞こうとするわけだけど どうもそうする気にはならず。 続かない言葉の先を促さない、心にも留めない。 共感を示してくれているから、 有意義の三文字が示す大雑把さにでも何か思ったのかと考えた。 そこは自分でも残りの時間何をするか、迷っていたし。 秘めるものの一片を晒した自覚は芽生えなかった。 ] (275) 2022/10/15(Sat) 22:59:05 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ それでも、色々剥げかけてるのは分かる。 馬鹿なこと話しながら戯けるのは出来るけど 核心に触れる話で自分誤魔化すの得意じゃないのかも。 それか、千葉が不躾に踏み込んでこないから 警戒心みたいなのが失せてるのだろうか。 と、考えつつその優しさに頷いた時>>258 ──盛大に腹の音が鳴り響いた。 ]……とりあえず今は、飯食うのが一番有意義っぽい [ コンビニで朝食買ってくるの忘れたわ。 購買はもう開いてはいるが、始業に間に合うかどうかが問題。 行ってくる、と千葉に挨拶し 教室から財布を持ち出し急いで向かうことにした。* ] (276) 2022/10/15(Sat) 22:59:23 |
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。 (a35) 2022/10/15(Sat) 23:01:32 |
【人】 帰宅部 津崎絵音音楽大学か専門? 一般入試が無くて実技試験だけのところを選べばいけるな 面接はどうしたって避けられないけど [ なるほど、普通高校から進路に向けた場所に進学するパターン。 自分とは違う為に見落としていたらしい。 本当は将来について考え始めなきゃいけない時期なんだよなぁ。 そう思うと、つい真面目に助言してしまった。 昔は音楽関係の学校についてよく調べて、 自分とは無関係の学科のことまで多少知識として得ている。 因みにこちらはお察しなんで、千葉の成績を覚えてたら>>286 一般入試もいけるじゃんお前はとか言ったのだろうが 実際のところ底辺から見上げて良く見えてる部分はある。 ] (323) 2022/10/16(Sun) 1:19:13 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新