【人】 客人 ジャヤート…貴女が、申し訳なく思う必要等ないのですよ。 [あの時の彼女も言っていた。 元の世界に帰ったら忘れてしまうかもしれないと。 或いは此処での出逢いを夢と思って思い出さなくなってしまうかもしれない、と。 其れでも構わないといったのは私のほうだ。 彼女が忘れてしまうというのなら、私が忘れずにいればいい。 ただ、言質だけは取っておきたいと そんな想いと共に交わした『約束』] (56) 2023/09/04(Mon) 10:04:13 |
【人】 客人 ジャヤート――…ええ、そうですよ。 [微かに目を見開いた後、 自然、はにかむような笑みが浮かぶ。 覚えていなくても。 忘れられていても構わないと。 そう、思っていたけれど。 …交わした言葉を思い出してもらえたということが、 其れが、こんなにも胸を温かくするものだったとは。] (58) 2023/09/04(Mon) 10:06:17 |
【人】 客人 ジャヤート貴女にとっては一睡の夢のようなものだったのかもしれません。 其れでも、私にとっては、かけがえのない唯一無二の思い出なのです。 [そして。] …あらためて、フィエ嬢。 [こたつテーブルを挟んだ対面越しに恭しく一礼して見せると、そっと立ち上がる。 そうして、彼女の傍らへと移動すると] 思っていたよりも時間がかかってしまい、申し訳ありませんでした。 ですが、またこうしてお会いすることができて、とても嬉しく思います。 [いつかの茶会でそうしてみせたように。 彼女の手をとって、その手の甲にそっと口づけた]** (59) 2023/09/04(Mon) 10:08:37 |
【人】 客人 ジャヤート[其れから、二つ三つ言葉を交わした後になるだろうか] フィエ嬢。 もし、ご都合が良ければ 明日お時間を頂いてもよろしいでしょうか? [先程の彼女の様子を思い出す。 今、彼女に必要なものは 心と体を休めることではないだろうかと。 どんな屈強な勇者や戦士、魔法使いだとて 常に頑張って張り詰めるばかりでは疲弊してしまうから。 何より、張り詰めて疲弊しきった心では 楽しさも喜びも、何かを美味しいと感じることも 上手くできなくなってしまうと思うから。 そうなる前に休息は必要だ] (60) 2023/09/04(Mon) 12:32:41 |
【人】 客人 ジャヤート…どう、でしょうか? 勿論、都合が悪ければフィエ嬢の都合に合わせます。 [彼女を気遣う気持ちが半分、 彼女と共にいたい気持ちも半分。 心が二つある、とはこういうことだろうかと そんなことを考えながら、真っ直ぐ彼女の瞳を見つめた]** (61) 2023/09/04(Mon) 12:32:53 |
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