【人】 未國 聖奈名簿の前に長居するつもりはないから 幾分か言葉を交わしたら、きっとその場を離れるけれど。 ……そだ。飲み物でも買おう、って。 あたしは昇降口の近く、自販機のほうに寄っていくつもり。* (49) 2022/10/12(Wed) 17:28:50 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a16) 2022/10/12(Wed) 17:30:52 |
【人】 未國 聖奈どうやら彼も夜のおはようは慣れっこ£間。>>76 だってバイト先じゃあ、おはようございますって 夕方だろうが夜だろうが言うもんねえ? ひとり?って聞かれたら 辺りをもう一度見渡して、誘った張本人を探した後で 肩を竦めて「そ、ひとり」って言ってみる。 もしかしたら誘った張本人、 もうこのどこかに居たかもしれないけど それはあたしの眼が節穴だったということで。 「 行けたら行く、ほど当てにならない言葉はないよ 」 あたしの言葉がどう伝わったかはわからないけど 世良の反応はしょげたの反対。 うれしそうにしてたりしたら、 なんでうれしそうなのと、不服そうに見返した (101) 2022/10/12(Wed) 21:42:59 |
【人】 未國 聖奈サッカー部のグラウンドはテニス部のコートとも近いから そっか、世良はサッカー部だったっけ、って >>77 昔の記憶を呼び起こす 49%思い出しました 「 え。呼び寄せる役? なにそれさすが オカルト研究部 」ミステリー研究会である。 直前にミス研って言ってるにもかかわらず、だ。 正されなければきっとあたしは間違いには気づかない。 冗談は通じるし、世良が冗談を言うことも知っている あたしから見た彼は表向き、ノリのいい人に見えるけど。 表向きだけが人のすべてでないことは自明の理。 ただ呼び寄せる役は、割とガチめに捉えました なんかこう魔法陣みたいなアレ。やるのかと。 (102) 2022/10/12(Wed) 21:43:46 |
【人】 未國 聖奈「 え、それってどういう、 」 聞き返した言葉は、 いつもの世良の雰囲気の「またね」に呑まれた 不思議そうに見返したあたしに、 世良はお守りの意味、教えてくれただろうか。 教えてくれなかったなら、 他意がありそうにしか聞こえないそれを まっすぐに受けてひとつはにかんで笑ってみせたあと あたしもひらりと手を振って、世良の元を離れるの。 ついうっかり世良に気を取られて後ずさったから 躓くには格好の石が足元にあったことにも気づかない。 ウワァ、と情けない声を出しながら躓きかけて ヘラァ、と情けない顔で笑ってみせた。 ………探索?うそでしょ。 こんなの先が思いやられるんだけど。 * (104) 2022/10/12(Wed) 21:44:38 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a23) 2022/10/12(Wed) 21:46:36 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a26) 2022/10/12(Wed) 22:50:32 |
【人】 未國 聖奈── さっき:秋月の反応を横目に ── あ。秋月は夜のおはようは慣れっこ≠カゃない勢だ 悟ったのは、世良と秋月の反応の差を見てしまったあと わざわざ時計を見て、空を仰いだ秋月を見て ふふっと頬が緩むのは否めない。>>137 「 いいんだよ、おはよう、で 」 さっきはおはようっていうのがおかしいな、って あたし自分の口で言ったくせにね。>>48 そのあとはあたし、世良と話しはじめちゃったから 秋月が目深にかぶった帽子の下で、 何を思っていたのかは察することができないけど ……そうだね、今度もまた、 突飛な時間に「おはよう」って こちらから 挨拶してみよ、って思ったのは、内緒。>>138* (206) 2022/10/13(Thu) 7:45:25 |
【人】 未國 聖奈── 回想:ここに来る経緯とかなちゃんのこと ── それは時間にして〇時間、日にちはn日前。>>115 それは可愛い可愛い妹分が、 旧校舎の幽霊に会いに行こうとか言うもんだから 目をぱちくりして なんで???って聞き返したところ。 昔から‥そう、たぶん昔から、 彼女は身体が弱かった。 せなちゃんかなちゃん、って年は違えど ご近所で育った姉妹みたいなあたしたち。 かなちゃんが高校に入学するときも、 なぜか彼女の保護者に「せなちゃんいるなら安心だ」と 先輩兼保護者代理みたいな役割を与えられた ──── 気がしなくもない。 え?保護者のいない複雑な家庭環境だったって? じゃあそれはかなちゃんの保護者代わりの誰かだったんよ そんな家庭環境ならむしろ 保護者以上にあたしはかなちゃんを気に留めてたはずだし (207) 2022/10/13(Thu) 7:46:29 |
【人】 未國 聖奈── 現在:自販機のところ ── お金を入れると自販機のボタンが点灯する ところどころ歯抜けのように光る売り切れの文字 それを避けながら、あたしは今宵のお供を選ぶ 「 案外いろんな子が来てんだな 」 オカルト研究部 の集まりなんてやべーやつしかいないだろって正直思ってた。 正されないならミス研のミスの字も思い出せないほど この集まりに興味はなかった 行く気もさらさらなかった行けたら行く≠ 律儀に守ってしまったのは、 他でもないかなちゃんの頼みだったから おんなじクラスの未早とか、 あと生徒会のなっちゃんの妹も来てたっけ。 隣のクラスの大木と小鳥遊も見たな。 それから… ガコン 大きな音を立ててカルピスソーダが転がり落ちた * (210) 2022/10/13(Thu) 7:59:44 |
【人】 未國 聖奈── 回想:エンジョイ勢とサボりの夏の日 ── テニス部は…エンジョイ勢だった。 エンジョイ勢って何かって? 楽しんで部活はやってるけど、 別に本気でもない人たちのことだよ。 決してテニスも悪い成績じゃなかったけれど 大会とかは別に目指そうとも思わなかった 子供のころからやってた、とかでもないしね。 小学校は合唱部、中学校はバトミントン部、 高校入ってテニス部だ。大学入ったら何になるんだろう。 ある晴れた夏の日のこと、 ちょっとした段差に座って飴ちゃん咥えて 地面にラケットを軽く叩きつけたりして テニス部あるまじきサボり行為をしていたときに それを見咎めたのは誰だっけ。 見咎めたわけじゃない?じゃあ一緒にサボってたのかも。 そうじゃなくても一緒にサボらせた。きっとサボらせた。 (211) 2022/10/13(Thu) 8:12:26 |
【人】 未國 聖奈虎柄の服着たおばちゃんなら 飴ちゃん食べる?って一個差し出せたかもだけど あいにく手持ちは口の中のチュッパチャップス一本だ。 「 今日も暑いねー 」 なんて。 それが顔見知りであろうとなかろうと 当たり障りのない話をするのはジョートークなんだって * (212) 2022/10/13(Thu) 8:12:48 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a40) 2022/10/13(Thu) 8:15:27 |
【人】 未國 聖奈── 昇降口で・世良 ── まさかあたしが行けたら行く、って言ったのに あたしが来ていて誘い人が来ていない、なんて 面白いこと >>228 になってるなんて、気づくまい。 いやわかんないよ、もしかしたら かなちゃんと、行けたら行こうねなんて 約束の仕方だったのかもしれないじゃん 知らんけど(魔法の言葉) 目の前の赤髪の、深まる笑みにも気づかないから 気づかなかったことがあるのはお互いさまかな。 「 そのうち? 」 よくわからないお守りを渡されて >>230 よくわからないまま、にっこり見送られて 不服そうな顔をしながら、あたしは見送られるのだ、 そう、 オカ研 の彼に。 (239) 2022/10/13(Thu) 14:13:02 |
【人】 未國 聖奈お供えされたスポドリ ぱち、と目を瞬かせて「ありがと」と言ったけど あたしの口にはチュッパチャップス それがなくなるまではスポドリには口をつけられない 「 ねー。灼けるんだよ、夏 」 暑いねーからのあっちぃなーの切り返し さらにそれに対するあたしの言葉は 主語もなんもなくて何のことやらって感じだったけど 日焼け止め塗っててもガンガン灼けてくあたしの腕や顔 日陰から日差しを睨みつけるあたしの表情に 主語なんて、もういらなかったかもしれない。 あたしの会話なんて、だいたいそんなもんだ わりとてきとーっていうか それ。 (どれ) (242) 2022/10/13(Thu) 14:14:22 |
【人】 未國 聖奈世良の事情なんてわからない 一年二年でどこか同じクラスだったかもだけど サッカー部だったことも実はうろ覚えだし もう辞めたことも全然知らない。 ミス研にいるのだって三年まで知らなかったし、 ましてやサッカー部で起きた出来事なんて。 でも見た目が変わればそりゃあ気づくよ 「 世良、髪の毛黒にしたんだねー どうしたの?シンキョ―のヘンカってやつ? 」 世良くん知っているかい、 カラフルな髪色がそこまで珍しくもないこの世の中 突然赤から黒に変わるほうが目立つんだってこと。 ** (243) 2022/10/13(Thu) 14:15:04 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a47) 2022/10/13(Thu) 14:17:18 |
【人】 未國 聖奈── 回想:なっちゃんのいもうと ── きょうだいが居たら、どんな感じだっただろう。 妹のように育ったかなちゃんの存在はともかく 血を分けたきょうだいというのはあたしには居ないので 上の子の気持ちも、下の子の気持ちも、わからない あっきーと出会ったのは サボりの最中だったかもしれないけれど>>249 とはいえ夏前に部活は辞めちゃってるから サボってたのはあたしだけだったかもしれないな そうであってもなくても どっちにしたってなっちゃんの妹≠ニしてだった 「 白瀬………あっ、なっちゃんの 」 だってまさにそんな第一声を あたしはあなたに発してしまっていたのだから。 (270) 2022/10/13(Thu) 16:47:44 |
【人】 未國 聖奈白瀬という名前はジャージにきっちり書いてあって なっちゃんに妹がいることも知っていて。 なんならたぶん構内で見かけたこともあって。 そんな子がついうっかり隣にいたから ついつい話しかけてしまっただけ 「 あっきーでしょ、秋緒ちゃん。 あ、突然ごめんね。あたしは三年の未國。 なっちゃん… 夏実の友だちなの 」 なっちゃんのクラスが3Aだったら同じクラスで、なんて そんな情報も追加しただろうし、 そうでなければ1年のときとか2年のときとか 同じクラスだったことがあるんだよ、って。 とりわけ大親友!ってわけでもないけどさ なっちゃんもあたしもこんな性格だし 面識以上親友以下の関係ではあったんだ。 (271) 2022/10/13(Thu) 16:48:02 |
【人】 未國 聖奈言いたいことを口からぽんぽん言えるのは あたしの長所であり、短所。 ひどいことは言わないつもりだけど そうでないことに関しては 相手がどう思うかなんてそこまで考えてないし ましてやきょうだいがいる℃qの気持ちはわからない だからきっとそのとき、 あっきーを見た第一印象でさ、 あたし、言ったんだ 「 ふーん、あんまり似てないね 」 見た目の話じゃ、なくてね。 * (272) 2022/10/13(Thu) 16:48:19 |
【人】 未國 聖奈── そして今 ── 小気味よく音を立てて転がったカルピスサワーを取り出して 声の主を振り返ると、秋緒ちゃんがいた。>>248 「 ああ。あっきーも来てたんだ 」 あっきーって呼ばれること、秋緒ちゃんはどう思ってただろ やめてくださいなんて言われてたなら、 ごめんね、冗談、って訂正するつもり 「 夜の学校ってさー なんかわくわくするよね 中学とかじゃ絶対入れなかったじゃん 」 プシュッと音を立てて蓋を開け シュワシュワのそれを喉に流し込む。 学校内でジュースとかも、 中学じゃ絶対ダメだった記憶があるけど。 きっとこれは、女子高生の特権だ。 * (275) 2022/10/13(Thu) 16:54:11 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a51) 2022/10/13(Thu) 16:55:42 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a52) 2022/10/13(Thu) 16:56:01 |
【人】 未國 聖奈── 回想:料理部 ── 料理部の存在を知ったのは、ほかでもなく あたしの友だちが料理部に所属していたからで たまに食べに来なよーみたいに誘われたなら ホイホイ遊びにいったりもしてたわけ なんならちゃんと文化祭の苺のミルフィーユも ばっちりたべにいったんだよ。 それはいったん置いといて… 多分料理部ってさ、女子の方が多かっただろうし わかんない、部員全体で見たらもしかしたら 男子もいっぱいいる部活だったのかもだけど 少なくともその日、遊びに行ったときにはさ、 だいたい部室の中、女子ばっかだったんだ。 だからきっと、その人は割とよく目立ってた。 しかも何かお菓子ができあがった直後だったのか とーってもいい匂い、させてたしね。 (284) 2022/10/13(Thu) 17:42:22 |
【人】 未國 聖奈「 ね、これひとつもらっていいですか 」 何のお菓子だったかな その男子がお菓子を周りに配ろうとしてたなら 部外者のあたしもおこぼれにちゃっかり預かろうとして 恐らく後輩らしい男子の前に馳せ参じたのを憶えてる それが、天ケ瀬青葉との出会いだった。 * (285) 2022/10/13(Thu) 17:42:53 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a54) 2022/10/13(Thu) 17:43:57 |
【人】 未國 聖奈── 回想:かなちゃん ── 同じ歳ならよかった、と零すかなちゃんに>>290 どう答えたらよかったのかわからなくて曖昧に笑った 小学校も中学校もひと足先に卒業をして 真新しい制服にあたしのほうが先に身を包んだ ビンゴカード?もちろん知ってたよ。>>294 知ってたし、時にはその項目を指で辿って 「 運動会、今年がんばればここ達成かな? 」 なんて笑って。 なんとしてでもその日だけでも元気になってもらおうと ちょっとでも無理しようとしたら静止なんてしたりして それでもかなちゃんのビンゴカードが 全部あっさりと開くことは、無かったんだ (347) 2022/10/13(Thu) 20:42:52 |
【人】 未國 聖奈寄り添おうとしてたけど ちゃんと知ろうとはしてたけど どうしても学年に隔たりがあって ふたり、順調に大人になろうとするならば 互いにわからないままのこころもあった 「 明日晴れますように 」 「 デザートがプリンでありますように 」 「 テストで100点を取れますように 」 「 気になるあいつの視界に少しでも入れますように 」 溢れんばかりの願い事、 口に出したのはきっと、互いに本当だった きっと、嘘なんてついてない。 (348) 2022/10/13(Thu) 20:43:27 |
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