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人狼物語 三日月国


179 【突発R18】向日葵の花枯れる頃【ソロ可】

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視点:人

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室生 悠仁は、メモを貼った。
(a3) 2022/10/17(Mon) 13:39:17

【人】 楯山 一利


定職に就いた方が、親もアイツも
安心はするんだろうけど
今はダンスの方を頑張りたい。
こういうのって、身体がまだ動く
若い時にしか出来ないことだとも思うし。
好きなことやる時間を犠牲にしてまで
定職に就かないといけないほど
今は、別に切羽詰まってるワケでもない。

あの時、もっとダンスやっとくんだった。
って後悔だけは、したくなかった。

ただ、友紀さんの言い分も
一理あるなとは思うので。>>1
(27) 2022/10/17(Mon) 14:26:15

【人】 楯山 一利


「俺、頭良くないんで
 受験はせずに就職しようと思って
 高3の下半期は就活してたんすよね。
 でも、ちょうど氷河期に入っちゃって……。
 なんかそれで、モチベも下がって
 色々諦めちゃってましたね。

 …資格取るの考えてみようかな。
 アドバイス、ありがとうございます。」

定職まではまだ考えられないけど
資格だけは取って置いても良いかなと思った。
果たして、バカな俺が勉強しても
国家資格なんて取れるのか不安はあるが。

仲間の誰かでいたっけ……?
今度聞いてみよう。
(28) 2022/10/17(Mon) 14:26:55

【人】 楯山 一利


『伝えなかったらいつまでも"弟"のまま』>>2
それは……嫌だった。
この"姉弟"みたいな関係は脱したい。
でも、それ以下の関係にはなりたくない。
だったら何も言わない方が良いんじゃないか。
って、逃げた考えが過ってるのも否めない。

友紀さんの例え話には「まさか…」って
半信半疑の気持ちのがあったんだけど
本当にそう言う事が、あり得るのかもなぁと。

だって、俺も伝えてないけど
アイツの本心だって、聞いた事もないんだから。

「そうっすね……。
 俺もアイツの姉としての義務感
 みてぇな言葉だけを
 そのまま鵜呑みにしてるだけで。
 アイツの本当の気持ちなんて
 聞いた事もなかったんですよね……。

 もう後戻りできなくなった段階で
 実は…って展開。
 もしかしたら、ゼロじゃないのかも。」
(29) 2022/10/17(Mon) 14:27:59

【人】 楯山 一利


ガキの頃から近い距離に居るせいで
お互いのこと全部知っているような気になってた。
でも、年齢を重ねれば重ねる程
知らないことも増えてくんだろうか。

アイツは、俺の話をちゃんと聞いてくれるのか?
アイツは、俺の問いにちゃんと答えてくれるのか?
…分からない。悪い方にしか想像できない
全然自信が持てなかった。

いつの間にか友紀さんが隣に座っていた。
悩み葛藤し、考え込んでしまっていた俺は
両肩に手が置かれて、初めてそれに気が付く。>>3

「……友紀さん。」

俯きがちだった俺は
鬱々とした表情で、友紀さんを見返す。
小さな咳払いの後に出て来た
友紀さんからの激励の言葉の数々に>>4
ちょっと度肝を抜かれて、目を見開いた。
(30) 2022/10/17(Mon) 14:29:46

【人】 楯山 一利


まさか友紀さんから
こんなに元気な声が出るとは思わず。
最初は自分とは真逆のタイプで
暗い人なのかな…って思っちゃってたけど
実は、根はとても明るい人なのかも?


真っ赤な顔をしているのは、酒のせいなのか
言葉にした後での恥ずかしさからか
それは俺には判断付かなかったけど。

人の事を良い所を褒める時も、
結構勇気いるもんだよな。

こんなに褒めて貰えた事なんてなかったから
ちょっと照れ臭かったけど。
『自信。持って』と背中を押されたことも
スッゲー嬉しかったから。>>5
(31) 2022/10/17(Mon) 14:31:32

【人】 楯山 一利


「ハハッ……。
 俺も友紀さんに、励まされちゃいましたね。

 ありがとう、ございます。
 めちゃくちゃ嬉しいっす。

 ちょっと、自信つきました。」

自分の良い所なんて分からないものだけど
こうやって言葉にされると、
気付かされる事があるもんなんだと。

これが……
"伝えること"の大切さ、なのかなぁって。

「……こんなに褒めて貰った後で
 行動に移せないのは、男が廃りますよね。

 分かりました。
 俺、アイツにちゃんと伝えてみます。」

さっき喧嘩…って、もうどんくらい経ったか
まだ半日も経っていないと思うが
時間が経てば経つほど、溝も深まりそうだし

俺も、酒の力と友紀さんからのエールを借りて
アイツに気持ちを伝えることを、決心する。
(32) 2022/10/17(Mon) 14:32:00

【人】 楯山 一利


「もしダメだったら……
 また話聞いてやってください。

 勿論、俺も友紀さんの話は
 いつでも聞きますんで。
 気軽に連絡くれたら嬉しいです。」

俺もポッケからスマホを取り出して、
友紀さんとのライン交換に快く応じる。

一緒に飲んで語り合ったこの縁は
これからも、大事にしたいと思った。*
(33) 2022/10/17(Mon) 14:32:21
霧ヶ峰 友紀は、メモを貼った。
(a4) 2022/10/17(Mon) 15:03:50

楯山 一利は、メモを貼った。
(a5) 2022/10/17(Mon) 15:04:03

楯山 一利は、メモを貼った。
(a6) 2022/10/17(Mon) 15:04:20

楯山 一利は、メモを貼った。
(a7) 2022/10/17(Mon) 15:06:41

【人】 高山 智恵

 失恋の傷心の客が(お初さんも常連さんも)立て続けに来店したあの日の、明くる日。
 朝がまた訪れれば、昨日と変わらずカフェへと――。
 いや、昨日と変わらず、じゃないか。今日来るバイトの顔ぶれも、お客様の顔ぶれだって、当たり前のように昨日とは違うんだから。

 開店前の店内清掃に食材の買い出し、ピークタイムに備えてのランチメニューの仕込み、SNS告知などなど……。
 一通りの準備を終えた後、お昼ご飯時より少し早い時間に、ドアプレートをひっくり返して“ open ”を通りに知らせる。

 昨日と同じ明日なんて、ない。
 私の心だって昨日とは違う――と、いいんだけれど。*
(34) 2022/10/17(Mon) 18:37:21
高山 智恵は、メモを貼った。
(a8) 2022/10/17(Mon) 20:01:55

【人】 霧ヶ峰 友紀

 
─公園─
 
まあ国家資格は難しい。
でも、保育士とか介護士は人手が足りないから簡単になってる部分があるとか無いとか聞く。
地域限定とか、スクーリングで取れるよ!とか。
まあ私はそれらの資格結局取ろうとしてないから詳しく無いけど。

うん…それはそれで別件いろいろあってだね。
まあそれは今は良いや。
 
でも、私はカズさんを励ました。
実際良い人だと思うんだよね、カズさん。
幼馴染さんがカズさんを男として見るかどうかはご本人じゃ無いからわからないけど、自信喪失する要素がむしろよく分からない。
私みたいな陰の者じゃなさそうだし。
実際多分予想としては幼馴染さん以外には告白とかされてそう。
でもさっきの話から誠実な人だから、付き合わないか、付き合ったとしても幼馴染の影がちらついて進展なしで終わってそうな気がする。
ナニソレ進展無しでツラいやつや〜!
そのうち俺様キャラに「俺にしとけよ」って強引にキスされてうがむぐいかんこれだとBL。いやだってカズさんこれだとヒロイン位置じゃない?少女漫画だと「俺にしとけよ」「なにするのやめて!」「おもしれー女」かーらーのー幼馴染がそのことを知って嫉妬してくるやつなんか美味しいですねハイ。いや待て違うカズさん男。

 
(35) 2022/10/17(Mon) 22:35:59

【人】 霧ヶ峰 友紀

 
応援の甲斐あってか、カズさんは元気になってくれたみたい。
よかった、と良いに任せてラインを交換した。
そのあたりでお開きかな、良い感じに飲んだし食べた。残ったものをまとめて、ゴミはゴミでまとめてあとで分別する予定。
 
 
「ダメじゃなくても教えてくださいね。
 そうしたら惚気をきっちり聞く覚悟はあります。」
 
 
そう、それも言っておかなくちゃね。
だからその後は軽く片付けて、笑顔で別れられたと思う。**
 
(36) 2022/10/17(Mon) 22:36:22

【置】 霧ヶ峰 友紀

 
P.S.飲酒して帰ってきたらお母さんにラーメンにする?お茶漬けにする?それともアイスクリーム?って聞かれたよ。
酔っ払った時に美味しいもの三選らしい。**
 
(L0) 2022/10/17(Mon) 22:37:17
公開: 2022/10/17(Mon) 22:40:00

【人】 高峰 誠一郎

食べるものも、着るものの傾向も、出かけたい場所すら。
すっかりあいつに支配されている。

やっぱり俺はあいつに何かしらの執着は抱いたままなのだと再認識したのは真っ新なノートをまるまるあいつとあいつの結婚相手についてほぼ一冊書き散らした後だった。
単なる幼馴染ではない。
何か別の、存在。

あいつの俺に向けた表情は対幼馴染用だったんだろうか。
だから簡単に置いていけるのだろうか。
(37) 2022/10/17(Mon) 22:40:50

【人】 高峰 誠一郎

諦めたいのに諦められない。
あいつの一等明るい顔だとか、一等柔らかい声だとか。
そういったものはもうとっくに結婚相手の物になってしまったのだろう。
(38) 2022/10/17(Mon) 22:43:37

【人】 高峰 誠一郎

そもそもの始まりというか、あいつと俺のすれ違いは高校に入る前に始まっていた。
てっきり地元の高校に行くかと思っていたのに、あいつは違う地方の全寮制の男子校に行くと知った時は驚いた。

—黙っていたことがショックだった。

何故教えてくれなかったのかと聞いた。
……完全に真っ新な場所に行って、真っ新な人に会いたい。
だったか。
つまり地元から逃げたい、ということ。
(39) 2022/10/17(Mon) 22:46:49

【人】 高峰 誠一郎

あいつは確かにお袋さんが亡くなってから様子が変だった。
グランプリだって獲ったことがある腕前なのにピアノを弾かなくなったし、その後部活にも入らないでふらふらしている時間が増えた。
彼女ができた的な話があっても保って半年くらい。
……楽しそうにしている様子を、見られなくなっていた。

俺は俺で部活で忙しくてあまり構ってやれていなかった。
幼馴染だし、もう中学生だし、で、そんなにベタベタする時期は越しただろうと思っていた節はある。

そう、思っていたのに。
いざあいつが離れると言えば俺は「行くな」と思った。
天邪鬼、理不尽もいいところ。

それでも俺は。
あいつに望まずにはいられなかったんだ。
—そのまま、何かを求めていれば良いんだって。
(40) 2022/10/17(Mon) 22:52:17

【人】 高峰 誠一郎

恵まれたあいつが羨ましい。
愛されているあいつが憎らしい。
悩むあいつが美しい。
……俺を求めるあいつの全てが愛おしい。

ノートに並んだ字を見ているとそんな歪んだ感情を直視する羽目になる。

こうなったのはあいつの所為なのか、俺の本性なのか。
分からない。
(41) 2022/10/17(Mon) 22:56:38

【人】 高峰 誠一郎

結局気まずいまま俺とあいつは初めて別の学校に所属した。
居なくなった視界の端に映るブロンドを思い出す回数も減っていく。
共学の高校で勉強、部活、異性との淡い恋愛未満のやり取り。
充実していたと思う。
あいつの様子を知る機会は年賀状で垣間見るくらいだった。
(42) 2022/10/17(Mon) 23:01:55

【人】 高峰 誠一郎

それから数年後……俺を暗闇のどん底に叩き落とす結婚式の招待状が届いた。
普通の大学を卒業していたなら新卒から2,3年経った頃合い。
そんなこと—結婚を微塵も考えていなかった俺は驚いたし。

並ぶ名前を何度も見返した。
(43) 2022/10/17(Mon) 23:05:18

【人】 高峰 誠一郎

「…………………………………………………………」

どう見たって、何度見たって、男同士だった。


だが。
おおいに納得できてしまうのがあいつだ。

ブロンドのショートカットに似合う丸くて大きな青っぽい目はお袋さんからの遺伝だと言っていた。(髪は今の俺みたいに染めた物ではないのは良く知っている)
小さな頃から雰囲気が丸く、柔く、近所で噂のお人形のように可愛い男の子、だったのである。
そのうえ性格もどちらかと言えば穏やかながらおしゃべりな方、こちらの様子の観察に長けている……身もふたもない言い方をすれば女子みたいなやつだった。
(44) 2022/10/17(Mon) 23:11:32

【人】 高峰 誠一郎

そんなあいつが、結婚。

納得できると同時に
「また置いていかれた」
と、真っ先に考えたのは記憶に新しい。

どうして。
俺じゃないんだ。
というより。
何故一言も言わずに結婚なんかするんだよ。

また理不尽だ。
互いの仲をツーカーじゃなくしたのは俺なのに。
あいつの方から取り戻してくれるなんて甘えてしまったのだ。

真っ新な土地で真っ新な人と出会って、あいつが変わっていくとも知らずに。

全面的に馬鹿なのは俺なのにあいつにぐだぐだ絡みたくなる。
(45) 2022/10/17(Mon) 23:16:57

【人】 高峰 誠一郎

そんなに今の結婚相手は良いのだろうか?
そいつはお前のこと、どれだけ知っているんだ?

お前、俺に『すき』って言ったの忘れちゃったのか?**
(46) 2022/10/17(Mon) 23:21:07
高峰 誠一郎は、メモを貼った。
(a9) 2022/10/17(Mon) 23:24:14

【人】 楯山 一利

─飲み会の後─


人は何処でどうやって繋がり、
どんな縁が出来るか分からないものだ。

行動範囲が決まっていると、
そこに集まる人たちとしか交流を持つことは出来ない。

ひょんなことから、友紀さんと知り合って
一緒に杯を交わして、互いの話をして
友紀さんの気持ちに共感したり、励ましたり
俺も沢山励まして貰って、色々と教えて貰って>>35

スッゲー、楽しかったなぁ…。

ふと、「一つしか違わない」>>4
って言ってたのを思い出して
友紀さんとは同年代だったのか、って
今更ながらに気付いた。
雰囲気大人っぽいし、色々知ってるから
もっと年上なのかと思ってたんだけど…
いや、俺がガキ臭いままなだけか。
(47) 2022/10/17(Mon) 23:50:13

【人】 楯山 一利


また近いうちに、会えたら良いなぁ…。

まさか明日行く予定のいつものカフェで
友紀さんが働いてる>>*なんて事は知らないから
呑気にそう思うのだけど。
バッティングするかどうかも分からないし。


酔いが回って、ふわふわとした心地。
余韻に浸りながら、俺は帰路に着いていた。

アイツからも、返事が来たし。
もう家に帰っても良いかって感じだった。
(48) 2022/10/17(Mon) 23:51:44

【人】 楯山 一利


明日は……どうなるんだろう。

ただ、こうやって一人になった後で
時間が経てば経つほど
緊張とか不安とかが徐々に募って来て
また要らん心配事を考えちまっている…。

でも、一度言ったことは曲げたくないし
友紀さんのエールだって、無碍にしたくない。

「……よし。」

俺はスマホを取り出して、
友紀さんとのトーク画面を開いた。
(49) 2022/10/17(Mon) 23:53:21

【人】 楯山 一利

─翌日:カフェ─


俺は、いつものカフェに来ていた。

今は学生たちでごった返す時間帯ではなく>>0:19
ピークが過ぎ去った頃合いだったかな。
かと言って、静か過ぎず
そこそこ客が入ってて、ザワッとしている状態。
敢えてその時間帯を狙って来ていた。

混んでれば席が空いていないかもしれない。
声も通りにくいから、会話が成り立たなさそうだし
かと言って、静かすぎれば
他の客や店員に会話が丸聞こえになっちまう。
それは流石に、恥ずかしかったし……。

だったら他所へ行けって?
いや、今の心理状態的に二人きりとか無理……。
(50) 2022/10/18(Tue) 0:30:30

【人】 楯山 一利


俺は二人掛け用の席に座って、
緊張しながらアイツが来るのを待った。
いつものように、カロリーを気にして
ノンシュガーのコーヒーを頼もうかと思ったが

今朝、カフェのSNSをチェックしてたら、
今はハロウィンシーズンってこともあり
期間中の目新しいメニューが色々用意されてたから
ちょっとその誘惑に負けちゃって
今日は“黒猫のホットココア”を注文。>>*

あんまり甘くないみたいだし、
砂糖抜いて貰えば大丈夫っしょ。と。
それにこの緊張を解したい。
ココアのような優しい飲み物を口にすれば、
多少はマシになるんじゃないかって……

はい、プラシーボー。
(51) 2022/10/18(Tue) 0:31:40

【人】 楯山 一利


(……ハァ。緊張する。)

溜息は、露骨に出てしまう。

なんて言い出そう。なんて切り出そう?

まずは、昨日の事を謝るんだ。
それから…ブレイクダンスの事話して
そんで、最後に俺の気持ち伝えて……

と、頭の中でシミュレートを始めるが
結局それが上手く行った試しはないんだ。
だってアイツの顔を見たら
頭の中、全部空っぽになっちまう。
姉気取りされて弟扱いされて、カッとなって
心にもない事を言っちまうのが常だ。

でも今日は……そうならないように
自制心を持って接しなきゃ。

自信を喪失させないように
友紀さんの励ましの言葉を思い返し>>4>>5
ギュッと、拳を握った。**
(52) 2022/10/18(Tue) 0:37:11
楯山 一利は、メモを貼った。
(a10) 2022/10/18(Tue) 0:46:54

【人】 高山 智恵

 ああ、昨日と違う今日という日は――ピークタイムが忙しなく騒がしいという点においては同じだ!
 まあバイト欠勤が無かった分、昨日程ヤバくはなかったんだけれども。


「はい、デミオムはそっち――(3)1n3番テーブルに(1)1d4個、(4)4n6番に(1)1d2個、カウンター(1)1n3(5)4n5番のお客様!
 ペペロンチーノ(5)2n5番、エビピラフ1.5倍(3)3n8番!
 〜〜〜〜そのモンブランは食後! そのココアは食事と一緒にお出しする!」


 店長加わるキッチン班がものすごい勢いで仕上げていくものの配膳先を、ホールスタッフに伝えていく。
 今はとてもじゃないけれど、1テーブルに1店員が対応、という丁寧な形で捌ける現場ではない。
 講義にレポートに研究、他のバイト、ステージ向けの練習――そういったものを抱えながら働くバイトの子たちあって捌くことのできる、この盛況ぶりだ。
(53) 2022/10/18(Tue) 7:57:52

【人】 室生 悠仁

 

  あの言葉を聞いたのは>>25、もう半年ほど前になる。
  半年もの間、俺は結論を出さずにずるずると
  傍にいることを許してくれる彼の隣りに居続けた。

  共にいる時間、楽しいことも
  嬉しいこともたくさんあった。
  彼といると全てがきらきらと輝いて見える。
  このままでいいんじゃないかと思えてしまう。

  それでも、このままではいけないと。
  そう心の片隅で囁く自分も確かに在ったのだ。

  繰り返す自問自答。
  その行為にも疲れてきた頃、覗き見たSNSで
  前に彼と共に行ったカフェがハロウィンに関する
  季節限定メニューを出していることを知り>>*1

  気分転換にと、今度は一人で。
  足を運ぶことにしたのだ。
 
(54) 2022/10/18(Tue) 8:44:33

【人】 室生 悠仁

 
  
  扉に設置されたベルを鳴らしながら店へと入る。
  少しばかり意気消沈しているから
  俺の顔は俯きがちで、悪いと言われる目つきも
  今は真っ直ぐと前は向いてない。

  一人だから、カウンター席に案内されるだろうか。
  休日のご飯時から少しずれた時間。
  平日は学生が多いようだが、休日は遠くへ
  出かけるからか、今のところそう客は多くないようだ。

  席に着き、注文したのはパンプキンタルト。
  既に軽食は食べていたから、今は疲れを癒やしてくれる
  甘いものが食べたい気分だった。
  ここの店長の拘りと言うからには
  美味しいのだろう、という信用があった。
 
(55) 2022/10/18(Tue) 8:44:44
 




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26回 残----pt

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