【人】 四谷 隆史[忘れるな、という声(良心)に従っていればよかったのだ もしも、もしも。 ――ここに来る前に、せめてこの人に出会う前に 反省していれば、謝罪をしていれば 罪と向き合っていたならば。] 「なんで、そんな燃えるゴミに出されたモノの 名前、呼ばなきゃなんねーんだよ。」 [自分たちのためにという言い訳で あいつの腹から掻き出した命 好いたあいつとの子供だったのに 俺らはまだ学生だと。堕ろそうと。説得した俺は できたことを間違いだと断じた。 ああ、まるで生まれてくることを否定された子が それを是としているかのような言葉>>80 追いかけてきた罪は、俺の後ろから肩を叩く] (92) 2022/08/12(Fri) 0:03:29 |
【人】 四谷 隆史[死にたいと思った理由を 生まれたことが間違いだというセキさん] 違う、ちがうよ。セキさん。 生まれてくるのが間違いだった、なんて。 そんなこと、ない。 セキさんにそんな風に思わせた、奴が。 俺 作る方が悪いんだ。 ……怖くて、苦しくて。見ないふりして逃げて 動けなくなってた、俺を助けてくれた。 それだけじゃなくって。 チハヤさん探すのに付き合ってくれてる。 そんなセキさんが、価値がないはず、ないじゃん。 2人とも学生だから、育てられないからって。 『いらない』って。 あいつも、子供も死なせた。 俺なんかよりも、よっぽど。 [ぽたり、ぽたり。 目から鼻水出てる。隠し続けるつもりだった 1人が怖いから。1人にされたくない、見捨てられたくない。 利己的で、自分が屑なの、見ないふりしてた。] (93) 2022/08/12(Fri) 0:05:15 |
千早 結は、メモを貼った。 (a22) 2022/08/12(Fri) 0:08:41 |
四谷 隆史は、メモを貼った。 (a23) 2022/08/12(Fri) 0:09:09 |
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。 (a24) 2022/08/12(Fri) 0:15:46 |
【人】 名坂愛子―― 食堂にて>>88 [先ほどまでと変わらぬ調子の返事と非現実的に蠢く影に、まだここは夢なのかと思ったり。 それでもはっきりした五感に思考のおかげでこれが現実だと結論が出てしまうのだけれど] 夢は……嫌な夢だったんだけど、ね 妹がもう手の届かないところに行っちゃう夢で…… [あれが夢で本当に良かったと思う。 あの時、少し下腹部に違和感を覚えたけれど、後で確認するのもいいかもしれない。 もっとも、今は目の前の夢であった方が精神的に良かった状況の方が問題なのだけれど] ひゃうっ、た、たのしい事……って [首筋を舐められたかのように影が動いて、おもわず身震い] (95) 2022/08/12(Fri) 0:54:19 |
【人】 名坂愛子私は……わたしは……っ [ずっとずっと此処に。さっきまで親切にしてくれた女性からの非現実的な愛撫に、これもまた夢なのかも、なんて考えが浮かぶ。 熱に浮かされたような瞳に、私もその熱が移ったように思考も熱に浮かされていってしまう。 さっきから、怖いけれどそれ以上に気持ちよさが勝って、それならこのままでいるのも良いかなとも一瞬考えてしまったけれど] (96) 2022/08/12(Fri) 0:55:22 |
空虚 タチバナは、メモを貼った。 (a25) 2022/08/12(Fri) 0:58:25 |
陶酔 カナは、メモを貼った。 (a26) 2022/08/12(Fri) 1:03:48 |
【人】 勢喜 光樹[無意味で無価値な命。 己とは、そういう存在なのだと。 『アンタなんか生まなければ良かった』 『お前は俺の子じゃない』 ずっとそう、言われ続けて来たから。 そうだったのだと、受け入れるしかなく。 それが事実なのだと、己の世界では絶対的だったから] ────…っ お前に………何が 、 [目の前の四谷に「違う」と言われた時、 一瞬にして、表情が歪む。 お前に何が分かるというのか? お前がどうして否定出来るのか? 喉元まで出そうになった、怒りに似た感情。 だがそれはすぐに───飲み込まれて。] (98) 2022/08/12(Fri) 1:13:50 |
【人】 勢喜 光樹…………………。 [彼の目から流れ落ちる涙。 それと共に溢れ出て来る告白によって。 全ての線が繋がり、理解に達する。 "当事者"だから否定出来たのだな、と。] (99) 2022/08/12(Fri) 1:14:53 |
名坂愛子は、メモを貼った。 (a27) 2022/08/12(Fri) 1:21:43 |
勢喜 光樹は、メモを貼った。 (a28) 2022/08/12(Fri) 1:57:56 |
空虚 タチバナは、メモを貼った。 (a29) 2022/08/12(Fri) 6:13:12 |
千早 結は、メモを貼った。 (a30) 2022/08/12(Fri) 7:41:01 |
【人】 四谷 隆史[もう良いと、肩を強く掴む彼に 泣いて酷いことになってた顔をあげる。 責めるわけでもなく、嫌悪でもなく ただ、俺が行ってしまった唾棄すべき真実を 落ち着くまで聞いて、待つセキさん 自分がそういう目にあっていても、 その行った相手ではなく、自死を求めるその姿を見て 死ぬべきなのは彼ではなく、彼にそう思わせた世界で 彼のように我が子を切り捨ててしまった己だったんだ。 ああなんだ、そうだったんだ。 あの怪異も言ってたじゃないか。 おかあさんと、お子様。2人とも―――……] (103) 2022/08/12(Fri) 10:17:20 |
【人】 四谷 隆史 ……すい、ません。 迷惑かけて……。 [ずび、と鼻を啜り、少しだけ落ち着いた顔に戻った俺は チハヤさんを探さなきゃ、と譫言みたいに呟いた。 最初に、こっから出たいと思う気持ちはなくなってて でも。同時に死にたくない、怖い、って気持ちはまだあって 迷惑かけてる貴方と別々になるのも怖いだなんて 結局中途半端で俺、ほんとサイテー。*]<line></line> (104) 2022/08/12(Fri) 10:17:42 |
四谷 隆史は、メモを貼った。 (a31) 2022/08/12(Fri) 10:19:33 |
【人】 勢喜 光樹[四谷は、"正しい選択"をしたのだと思う。 「生まれて来たことが間違い」で 「無価値」で「無意味」な命だったと そう思わせることもなく、終わらせられたのだから。] 倫理的に考えれば お前は確かに、罪深い事をしたのかもしれない。 だが………それで、良かったんだ。 俺はそう思う。 [故に責めることも、突き放す理由も、もうなかった。 そうした方が、四谷にとっては楽なのかもしれないが そうしてやる程の優しさは、己には持ち合わせてはおらず。 情けとは違うけれど あくまでも、生まれるべきでなかった命として 過ちの一つを肯定してやるぐらいしか、出来なかった。] (106) 2022/08/12(Fri) 11:32:13 |
【人】 勢喜 光樹チハヤを見つけたら、もう帰れ。 これ以上、こんな場所にいる必要はない。 お前には。 他にもやるべきことが……あるはずだろう? [死ななければならない俺とは違い お前のような人間は、生きなければならない。 価値ある命を、不必要に失くした罪。 それは生きて、贖い続けるべきだとは思うから。 生きて此処から出ること。 それを再認識させるように言い聞かせたならば 掴んでいた肩口から、両手を離して。 代わりに、四谷の片腕を掴むことが叶ったなら チハヤを探すため、再び病棟内を歩き始めることだろう。*] (108) 2022/08/12(Fri) 11:53:38 |
【人】 勢喜 光樹────ッ! [急いで駆け寄る。 その時、もしかしたら四谷の腕は 咄嗟に離してしまっていたかもしれない。 誰かが、廊下の影に飲み込まれていく寸前 長く垂れた髪の間から覗く眼球と 目が、合った気がした。] (110) 2022/08/12(Fri) 12:18:16 |
勢喜 光樹は、メモを貼った。 (a32) 2022/08/12(Fri) 12:31:58 |
【人】 空虚 タチバナ[同級生に強いられ、 たった一人でやってきた大学生の男の子を うんと甘やかしてどろどろにしてあげた。 魂が消える直前、 両親に何も遺せなかったことを悔いていた。 「息をするだけで涙が出るの」と零した女性は、 社会の荒波に疲れ切っていた。 彼女の柔らかな身体を冷たい指先で溶かして、 痛みと快楽の狭間で揺らしてあげた。 人生を手放した時、 好きな人にもう一度会いたかったと泣いていた。] (112) 2022/08/12(Fri) 15:15:10 |
空虚 タチバナは、メモを貼った。 (a33) 2022/08/12(Fri) 15:44:08 |
【人】 四谷 隆史[みっともない俺を静かに見つめるセキさんの目は 責める色は微塵もなかった そのことが苦しくて、悲しい 命を不要と断じて流したことを 肯定されてしまったことも それをよりによってあなたに、肯定させてしまったことも どれもが俺の心をずたずたに切り裂いたのだ それと同時に、心が流す血で再び俺は 歩みを行うことができるのだけれど] ……セキさん。 [それでも、ごめんなさい。 貴方に言わせてしまったこと、あなたの前で 吐露したことを謝罪し、 肩口からの手が離れ、己の片腕を掴む手に 導かれるまま、病棟内を歩くんだ。] (116) 2022/08/12(Fri) 17:35:22 |
【人】 四谷 隆史― そして怪異と邂逅す ― [セキさんに連れられながら、 先のことを考えていた。 ――生きて償うのってきっと、とてもしんどい 死んだ方が多分楽になれるし あいつらもそう望んでいるだろう 俺が殺した子なんて特にそうだろう でも、セキさんが言ってた チハヤさんを見つけたら帰れ。って こんな場所にいる必要はない 俺が他にやるべきことって、何だろう。 ぐるぐる、してた。だからきっと 遠くに現れた”それ”に対して 判断が遅れたんだ。] (117) 2022/08/12(Fri) 17:36:18 |
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