絵描き 要は、メモを貼った。 (a27) 2020/06/19(Fri) 18:36:23 |
【人】 教育実習生 青柳 慶−理科準備室− [ 彼女はまだ来ないだろうと思い、 少し片付けの手伝いを始めることにした。 化学教師の馬渡が、化学部の研究ショーの 片付けをしていたのが目に入ったのも ひとつの理由である ] 「懐かしいなぁ。バスケ部だった青柳が、 まさか化学部の手伝いしたときのこと、覚えてるか?」 忘れた。 「市川、すごく楽しそうだったなぁ」 先生、マジで…… 「あれを見て、入部決めたやつもいたんだ。 だから、お前たちには感謝してもしきれない」 ……唄も、休みがちなのに部長させてくれた先生にいっつも感謝ばっかり言ってたよ。 「あれは、部員の総意だったから私がどうの、ということじゃぁない。少しでも楽しんでくれた、市川がうちの部の象徴になったわけで」 [ もし玄森が声をかけてきたら、 彼は適当なところで片付けを切り上げて 彼女に近くのだろう ]* (228) 2020/06/19(Fri) 18:50:16 |
教育実習生 青柳 慶は、メモを貼った。 (a28) 2020/06/19(Fri) 18:51:48 |
【人】 絵描き 要隠したはずの、感情を読み取られて 悔しいような、嬉しいような 複雑な気持ちがおしよせる。 僕にだって、少しくらい、カッコつけさせてくれればいいのに、なんて口を尖らせる。 でも何を言っても格好がつかない気がして。 まあ先輩だから仕方ないんだけど。 仕方ないんだけど。 「タピオカ、待ってる」 一度、飲んでみたかったけど、行列が怖くて飲めなかったんだ、なんて 付け加えて、彼を見送る* (229) 2020/06/19(Fri) 19:00:30 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ 体育館はまださっきまでの興奮で、 むっとする熱気に包まれている。 息苦しいような気さえするその場所で、 不思議に落ち着いている自分は、 ちょっと場違いな感じがした。 機材がまだ残るステージ上ではスタッフが 慌ただしく動き回り、上手では ひっこんでいたピアノを役員と先生で動かして、 セッティングしてくれている。 幕裏でそれを眺めて時を待つ。 跳ね回りそうな心臓をなんとか宥めていると 演奏を終えたTwo winsのメンバーが 見えたりしただろうか。 頭ひとつ飛び出した、友人の姿も。 もし、見えていたら、 すげぇ、かっこよかった。と、 声を出さずに口を動かして。 左手で、 親指を立てるだろう。 ] * (230) 2020/06/19(Fri) 19:08:42 |
【人】 美術部 雨蓮 しずく― ぽつんと― …… [ しずくは、ハンカチが見つからなかったことに気が大きく沈んでいた。 ] (けど、絵は描かなきゃ…) [ 須藤要に出会ったしずくは久しぶりに前向きになれた。 学校で人と会話をしたのが部長いらい本当に久しぶりだったのだ。 楽しい会話も久しぶり。だから、前を向くために絵を描き切ると決めたのだ…。 足は自然と美術室へ 向かっていた…]* (231) 2020/06/19(Fri) 19:10:34 |
美術部 雨蓮 しずくは、メモを貼った。 (a29) 2020/06/19(Fri) 19:11:44 |
【人】 転校生 矢川 誠壱 ──ライブ── [ 3曲目。 観客からのコールのあるこの曲。 簡単に呼びかけて練習する。 声を出して一緒に楽しんでほしい、と 言い出したのもボーカルの祐樹だった。 突拍子もないことを言い出すのはいつだって メインボーカルだった。それを理性的に とめつつも叶えるのがギター。 穏やかに見守るのがドラム。 バランスの良いチームだと思う。 祐樹が言い出した提案に、 ならこの曲はと挙げられたそれは、 満場一致で決まった。 ボーカルの右手が挙がる。 それを合図にコールが始まる。 はじめは小さなそれも、煽ると だんだんと大きくなっていく。 最高潮で二度、三度、繰り返したらば、 そこにドラムが、ギターが加わり、 重なる音に、ボーカルの声が足されて、 がなった。 そして、吠える。] (232) 2020/06/19(Fri) 19:27:03 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ 白旗だと呼ばれても掲げたその旗を、 揺れる船の上からでも切り開く。 負け犬と呼ばれたって、 この曲の主人公はきっと、 挫けることなどないのだろう。 確かな強さを感じる。 ステージの上からでもわかる。 やはり、このバンドはかっこいい。 クールで、熱くて、強い。 今この場所に立てていることが、 本当に誇りだとおもった。] (233) 2020/06/19(Fri) 19:27:24 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ そして、4曲目。 はっきりとしたメッセージの響く、 この曲もまたきっと、誰かへの応援歌。 ありのままの己を認める、 それがどれだけ難しいことか そんなことわかり切っているけど。 指の間をすり抜けていくように、 人生がうまく掴めないときだって。 間違いごと誇りに思って、 自分自身を愛してあげることが。 ───俺も、出来てるとは思えないな。 わかってたって、怖いじゃないか。] (234) 2020/06/19(Fri) 19:27:54 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ それでもいつか、いつの日か。 全てを持って己を愛せる日が来たら、 ───誰かを特別に思えるのだろうか。 きゅ、と唇を結ぶ。 コーラスが響いた。 ドラムが鳴り、余韻のように 残ったエコーが体育館を駆けて、抜ける。 歓声と、拍手が聞こえた。 息を吐く。暑くてたまらない。 またペットボトルをひねって開け、 口に含んで、流し込んだ。 ぐい、と手のひらで前髪をあげる。 深く息を吐いた。] (235) 2020/06/19(Fri) 19:28:16 |
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