19:08:09

人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:人


1年 白瀬 秋緒は、メモを貼った。
(a2) 2022/10/15(Sat) 1:44:32

【人】 1年 白瀬 秋緒

― 秋月先輩 ―

[ もしも
 もしも誰かが、秋月を「優しい」と評したとしたら
 ……己は恐らく「えっ……?」という反応を示してしまうと思う
 というのが、秋月との当初だった

 秋月壮真。風紀委員の先輩
 己は大した志もなく所属した委員会だったが、
 秋月は、風紀委員というものに熱心だということは、察することが出来た ]


  はあ……そー、すか……


[ 風紀委員は厳しいのだと言われた時、>>0:414
 身を引き締めるというよりは、どちらかというと、面倒くさいな、という気持ちだった
 秋月は、“真っ当”な人間に映ったし
 何にせよ真摯に取り組むものがある人間は、気に食わないタイプの人間であったから

 まー……それでも、風紀委員として当初の目的通り上手く振る舞うにも、コツがいるっぽいことはなんとなく分かった
 ……分かったけども
 己の何を気に入ったのか、または気に入らなかったのか、
 なんかやたらと、仕事を振られた
 それ故に、秋月と過ごす時間も長かった、かもしれないけど

 まあ、いっか
 それだけ、「白瀬の妹」である時間が減るということだから ]
 
(161) 2022/10/15(Sat) 15:17:40

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ 風紀委員は厳しいという言葉には前置きがあり、それからそこに至る出来事があった
 風紀委員に出席した当初、言われた「白瀬の妹」
 もう少しで怒り出しそうだったとき、飛んできた言葉>>0:413
 その言葉がなかったら、キレた結果、風紀委員は辞めさせられていたかもしれない
 否……二度と委員会に出席しなかった方かもな

 白瀬夏実の妹、ではなく、ただの白瀬秋緒
 そう思っている人間は、本当はわりと居るのかもしれない
 だけど、口に出す人はあんまり居ない
 それから、面と向かって宣言するような人間も

 秋月にとっては己は唯の「白瀬秋緒」だと態々宣言された結果が、
 先の「はあ……」という反応であった

 その時は、しっかり受け取れなかった
 何せ、そんなこと、言われ慣れていなかったから
 でも秋月の元で過ごすうちに、徐々に、その重みを理解してきた
 風紀委員という場において、己は秋月に守られている、と
 気付いたのは、何時頃だっただろう
 否、本人は、そんな思いじゃなかったのかもしれんが

 それを「優しさ」と呼ぶなら、そうなのかもしれないなと
 それについても、認識が変わっていった ]
 
(162) 2022/10/15(Sat) 15:18:08

【人】 1年 白瀬 秋緒

 

  はは
  もし成績悪くても、秋月先輩スパルタそーだから嫌っすわー


[ 大体常に無愛想な顔
 それが笑いに軽く解けるほど
 そんな軽口を叩ける程度の距離感には、なっていただろうか>>0:415
 きっと何時もの、委員会活動のはずだったろうけど ]


  …………


[ 投げ掛けられた秋月の言葉に、笑みは消えて、黙った>>0:416
 少し思うところが、あって

 ……まあ、期待に応えるという行為は、己が嫌うものであるから、そこに関しては、応えるつもりがなかった
 もし期待に応えられなかった時
 呆れられるか落胆されるか見限られるか怒られるか
 応えられなかったときが怖いとかではない
 ただ、そういう反応を見るのが不快なんだわ
 勝手に期待しておいて、あたしを悪者にしてんじゃねーよ

 秋月がそうなるかは、ともかくとして ]
 
(163) 2022/10/15(Sat) 15:19:02

【人】 1年 白瀬 秋緒

 

  はあ……
  じゃー、まー……や、何でもねーっす


[ だから、気のない返事をした
 言葉を受け取る必要はないと、思っていた
 ただ、風紀委員を辞めるつもりも特になかった
 そこから、上手く振る舞うコツが分かってきたと、いうのか
 意見出すようになったり、とか、時に先生を誤魔化す術も覚えたというか
 だから、段々、適当な委員会活動に、実態が伴ってきてたかな
 白瀬秋緒を「風紀委員と白瀬」として、認識される場面も、増えていたかもしれない
 それは、絶対的に、姉とは違う肩書


 秋月先輩……実は密かに「そま先輩」と内心呼び始めたことは、本人は知らなかったんじゃないかな
最近まで

 え?名前の読みが違う?じゃああだ名みたいなもんってことで

 ……そま先輩は、あたしにまだ期待してんのかな
 それとも、そま先輩の思うような期待に、応えられたりしてんのかな
 まー、どーでもいいか
 そま先輩の態度は変わんないし、その理由なんて、知っても知らなくても、たぶんどうでもいい ]
 
(164) 2022/10/15(Sat) 15:20:00

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ 何でもねー、で消し去った言葉の続き
 冗談じみて「泣き言、聞いてくれるんすか」とか、言っても良かったんだけど

 あたしは、
 ……あたしは ――――
 ]
 
(165) 2022/10/15(Sat) 15:20:58

【人】 1年 白瀬 秋緒

 

  あ゛?


[ 文化祭準備期間中。限定メイドさん
 声を掛けられ、物凄く不機嫌に振り返ったら秋月が居た>>0:417 ]


  あたし今機嫌わりーんで
  そま先輩と言えどはっ倒しますよ


[ 別に、メイド服姿を褒められても特に嬉しくない上に、
 勿体ないとか言われても見世物扱いっぽくて無理
 最高に機嫌が悪かったことも相まって、秋月にも怒りの飛び火が行った
 なおその時あだ名が出たのは気付いていなかった ]


[ でもバドミントン部で珍しく腰を入れて練習してたときなんかは、
 労いの言葉を掛けてくれる人だった>>0:419
 あたしが練習してんのがそんなに珍しいかよ、と
 自分がそもそも見つけやすいとか、それには思い当たらずに、心の中で悪態をついた
 まー、でも、
 その言葉とか、渡された飲み物を飲む時間とか、嫌いじゃなかったけど
 やがて秋月は、体育館からは居なくなってしまったが ]
 
(166) 2022/10/15(Sat) 15:21:49

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ なんだろうな、
 後輩として、なんとなく甘やかされているようには感じる
 本人はそんな気はないのかもしれないけど、
 たぶん、己から見るなら、飴に埋もれさせられてるような、そんな感じだ
 鞭がないとは言ってない

 でもさ、この時間が終わるまで、そんなに期間はないだろ、だから、
 ――勘違いするなと、言い聞かせる
 これが“普通”ではないし、この先もないのだから
 ]
 
(167) 2022/10/15(Sat) 15:22:26

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ そうして、やれることもやらないまま、
 立ち止まっている ]

 
(168) 2022/10/15(Sat) 15:22:52

【人】 1年 白瀬 秋緒

― 集合場所にて ―

[ 秋月の気遣いには気付かず、素直に名を名乗ってしまった>>0:412
 たぶん、こういうこと、秋月に対して結構あるのだろう

 声を掛けられて、そういえばこの人は己を「秋緒」と呼ぶよな、と思う
 それが姉との区別とは知っていても、好意を向けられた女に刺されても知らんぞ、と思わなくもない ]


  そーすかね
  風紀委員なんて、風紀関係ねーとこじゃ何にもできなさそーすけど
  ……秋月先輩なら幽霊相手に正論言いそーではあるか


[ 安心と言われても、自分じゃ何が出来るか分からない
 規律を正すことは出来ても、そもそもこの集まりがもう風紀の乱れみたいなもんだし、
 ……幽霊には、風紀も何もねーし
 でも秋月なら、っていうのも半分冗談だ

 それに、安心とか言いつつも心配するような言葉に、
 この人、わかんねーな、と思う
 とはいえ、そう、己は一年女子でしかないから、
 こういう時はむしろ、上級生男子の方が頼もしそうだと思う
 そこには同意しよう
 ガキじゃねーし転んでも大したことねーよ


 秋月の言葉を、いちいち斜めに受け取ってしまうから、
 きっといまいち、信頼も心配も優しさも、上手く受け取れていない ]
 
(169) 2022/10/15(Sat) 15:25:03

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ もうひとつ、この人わかんねーなと思うのが
 呑気に「来たのか」と言われたこと
 えっ、あんなこと言っといて……?と思う

 文化祭、見回りの途中、唐突に尋ねられた姉のこと>>0:420 ]


  は?


[ 驚きよりも、不機嫌さの滲んだ声と表情で、秋月を見る
 勿論、と、肯定しようとして、 ]


  は……?


[ 先に、答えは今はいらないと言われてしまった>>0:421
 何言ってんだこいつ、が、今度は滲み出てしまったかもしれなち

 考えるまでもなく……姉の事は■■だ
 だけど即答の機会を失ってしまったから、それから暫く考えてしまった
 どーしてくれるんだよ、文化祭が楽しめなかっただろうが ]
 
(170) 2022/10/15(Sat) 15:26:30

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ 考えて、考えても、
 考えも答えも、変わらない
 だからこそ――それは考えても仕方のないこと 

 だから、秋月にその答えを言うことはなかった
 その後の大木への反応が答えみたいなもんだったから、>>0:214
 もうそれで良いじゃんか、とも思う ]
 
(171) 2022/10/15(Sat) 15:26:52

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ いつか言われて、黙ったこと

 考えることが大事
 目と耳と頭でやれることをやる
 それでもダメなら、そこで初めて嘆いていい

 わかってる、分かってるよ、それがきっと正しいこと

 でも、ごめんね、そま先輩 あたしは、 
もう、
―――― ]
 
(172) 2022/10/15(Sat) 15:28:15

【人】 1年 白瀬 秋緒

 


[ 
リクエストされた処理は正常に完了しませんでした
 * ]
(173) 2022/10/15(Sat) 15:29:16
1年 白瀬 秋緒は、メモを貼った。
(a20) 2022/10/15(Sat) 15:34:05

【人】 1年 白瀬 秋緒

― 旧校舎へ ―


  ハァ????


[ やがて人数が揃ったのか、集合がかかった時の話だ
 なんか真面目な顔したミス研の部長……が、
 あれ、この人こんな顔だったっけ、と思ってしまう程真面目な顔で何かを言っていた>>0:3>>0:4

 が、その話の結論に、怪訝そうな声が出た
 いやに真剣に話してると思ったらそんな理由かよ、と>>0:5
 願いの内容にはとやかく言わねーけど、今までの真剣な前振りはなんだったんだ、ついてけねーわ
 と、そんな心持ちでヒいた
 ユメリン、が何か理解出来るのがちょっとホラーだ。どうなってんだウチのお昼の放送は
 オタクというだけでは嫌いにならない、ただオタクがそういう意味わからん行動する確率が高いというだけで……

 盛り上がるミス研周りにうっ………………わ、とドン引きしながら、>>0:6
 それでも、ここまで来て帰る気にもならず、後ろからついていった
 でも敢えて後ろに行こうとは思わなかったから、真ん中やや後方ぐらいの位置取りだったかな ]
 
(184) 2022/10/15(Sat) 17:00:03

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ 最後列には例の秋月先輩と、それから大木先輩が見えたか>>0:495>>0:528
 天ヶ瀬と顔を合わせた時、大木が安心したような様子だったのは、記憶に残っている>>0:522
 他人を心配し、気遣う言葉
 自分のことのように、安堵した様子
 それが、あたしにとっては、―― ]
 
(185) 2022/10/15(Sat) 17:00:22

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ 真っ当で真っ直ぐな人間は気に食わない
 ――姉と重ねてしまうから
 姉と重なって■■■■から ]

 
(186) 2022/10/15(Sat) 17:00:53

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ 最後列から、ふいっと目を逸らす
 逸らした先に知った姿を見れば、そちらに近付いていった ]


  ……彩葉先輩


[ 見目で印象的なのは綺麗な巻き髪
 そこまで関わりが深い訳ではないが、見て彼女だと分かる
 口を開けば、声の方が馴染み深いものではあるが ]
 
(187) 2022/10/15(Sat) 17:01:23

【人】 1年 白瀬 秋緒

― 彩葉先輩 ―

[ 学年が違うと、接点がない限りは、よく知らないというのが大抵のことだ
 それで、直接の接点のない工藤のことを、どうして知ったかというと、それは、 ]


  ……あ


[ 購買で月一で発売される超限定品プリン
 その最後の一個に同時に手を伸ばしたことに始まる
 己は、特別お菓子が好きな訳ではない>>0:468
 ただ限定プリンってどんなだろうなーとやってきたエンジョイ勢
(?)
である
 だから、そのプリンは、上級生っぽい彼女に譲ろうとしたのだけど ]

  えっ


[ 「半分こすればいい」と
 言い出したのは、購買のおばちゃんだったのか、工藤の連れだったのか、こちらの連れだったのか、
 はたまた工藤本人だった?
 突っ撥ねる隙もないまま、半額のお金を払い、中庭で、
 なんか知らんが初対面の先輩とプリンをシェアする羽目になっていた
 え……?何これどういう状況……?
 と思いつつも、半額の代金を捨てることが出来ずに、暫くはそこにいた
 実際、半分ずつ食べたかは、さておき ]
 
(188) 2022/10/15(Sat) 17:02:37

【人】 1年 白瀬 秋緒

 

  あ゛??


[ 名前は聞かれたんだったか、こっちから名乗ったんだったか
 よくある反応を返されれば、初対面の先輩だろうと凄んだ>>0:506
 工藤の反応としては、申し訳なさそうな謝罪だった訳だが、  
 あー……真っ当な人だ、と思った
 他人の気持ちを慮れる優しい人
 姉と似たような人


 だから、その後の提案も、あー……という気持ちで聞いていた>>0:507
 ……本当に、心優しい人
 こんな態度の悪いあたしなのに
 ]


  ……別に
  さん付けじゃなくていーっすよ、先輩なのに


[ わかりやすさ、という意味なら、わりと三年生は速攻で下の名前で呼ぶ人が多い気がする
 その中で、態々聞いてくる人って珍しいな、と思う
 別に白瀬でも気にしないし、自然と秋緒と呼ばれても気に留めない
 だから、そこには答えずに、さん付けのところを指摘した
 本当の事を言うと、姉との区別を差し引いても、
 秋緒という名前は、そんなに嫌いじゃない
 ]
 
(189) 2022/10/15(Sat) 17:04:03

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ 工藤は……本来なら、あまり近付きたくないタイプだと思う
 だけど、シェアしたプリン半個分、
 その半個分だけ、距離を近付けても良いと思えた

 お昼の放送で掛かる声が、工藤のものだと気付いたのは何時頃だろうか
 何かを熱心にやる人間は苦手、
 でも、その声は、嫌いじゃない ]


  彩葉先輩、お疲れ様で…………あー

  ほんと大変っすね、放送部


[ 先の文化祭
 クラスのメイド喫茶の宣伝原稿を放送室に届けに行った折、>>0:505
 わりと戦場じみていたのは記憶に新しい
 いくら好きで打ち込んでいることでも、これは大変だろうと、
 一旦教室に戻り、メイド喫茶で出している紅茶
(ペットボトル)
とクッキー
(市販品)
を差し入れた ]
 
(190) 2022/10/15(Sat) 17:04:43

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ ちなみに姉は、工藤のことを認識しているだろうな、と思う
 あれはそういう人だ
 裏方仕事の放送部員にも「いつもありがとう、工藤さん」と、
 名乗ったはずのない名前を呼んで笑いかける人だ

 ……己が敢えて工藤を「彩葉先輩」と呼ぶのは、
 工藤が姉と顔を合わせる機会が多い人間だということを知ったことで、
 姉と同じ呼び方をしたくない、というのがあった ]
 
(191) 2022/10/15(Sat) 17:05:54

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ さっき目が合って手をあげてくれていたから、>>0:507
 ここに来ていたことは知っている
 己も手を小さく振るぐらいには、面識のある相手

 ……最後列から目を逸らすために、知り合いなら誰でも良かったのかもしれないが
 たぶんなんとなく、それからの旧校舎探索も、工藤の近くにいたんじゃないかと思う
 彩葉先輩の声を聞いたら、なんか、落ち着けるんじゃないかと思ったのかもしれない* ]
 
(192) 2022/10/15(Sat) 17:06:44

【人】 白瀬 秋緒

 
[ ―― 優しい声が、聞こえる ]


  ―――― 、


[ その真っ白な人影を認めたとき、声らしい声は出なかったと思う
 大きく驚くでもなく、喜ぶでもなく、
 唯、呆けたように、その影を見つめ、声を聞いていた ]
 
(224) 2022/10/15(Sat) 20:12:04

【人】 白瀬 秋緒

 
[ “ 願いを叶えてあげる ” と

 「旧校舎の幽霊の噂」、
 その通りの言葉が聞こえる

 優しく伸ばされる選択肢
 それはとてもとても、甘いもののよう、で ]
 
(225) 2022/10/15(Sat) 20:13:05

【人】 白瀬 秋緒

 
[ それは天使の囁き?
 それとも悪魔の呼び声?
 どっちかなんて、あたしに分かるわけないけど
 どっちでもいいか、だって、あたしは、―――― ]
 
(226) 2022/10/15(Sat) 20:13:38

【人】 白瀬 秋緒

 

[  ―――――――――――  ]


 
(227) 2022/10/15(Sat) 20:14:15

【人】 白瀬 秋緒

 
[ ……気が付いたら、視界は明るかった
 空には満月が輝いて、澄み渡ってくっきりとした光が、何時ものグラウンドに降りていた

 大声を上げる会長の人とか、戸惑う人とか、嬉しそうな人とか、
 上がる声を、聞いていた ]


  …………


[ やはり呆けたように、他人事のように、周りの様子を眺めて ]
 
(228) 2022/10/15(Sat) 20:14:56

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……っ、はは


[ 笑った
 笑いが、漏れた ]


  あ、そう
  へー

  ……そっか

  姉貴あいつが居なくなれば、って願えばいーのか



[ それは誰に聞かせるでもない独り言
 呟きにしては声が大きかったから、近くに居た人には聞こえていたかもしれない
 姉の友人なら、気になったかもしれないし、
 どっかのお節介にも刺さる言葉だったかもしれず>>0:518
 また、思うところのある人間にも何かを思わせたかもしれないが ]
 
(229) 2022/10/15(Sat) 20:16:00

【人】 白瀬 秋緒

 
[ そのまま、話し掛けられなかったり、引き止められたりしなければ、
 ミルフィーユも食べずにひとりで帰ろうとした
 普段はチャリ通な事もあるけど、今日は徒歩だ
 そういう気分、だったから** ]
 
(230) 2022/10/15(Sat) 20:16:17
白瀬 秋緒は、メモを貼った。
(a26) 2022/10/15(Sat) 20:19:36

白瀬 秋緒は、メモを貼った。
(a27) 2022/10/15(Sat) 20:19:55

【人】 白瀬 秋緒

― その夜 ―

[ 途中まで誰かと一緒だったかは、ともかく
 この時間に帰宅すること自体は、そんなに珍しいことではなかった
 特別金持ちでもないけど、確実に貧乏ではない、
 そんな、この辺じゃよくある感じの一戸建ての家 ]


  ……ただいま


[ 誰に言うでもなかったから、やる気もなく玄関先で呟く
 両親はまだ起きているだろうが、反応は返ってこない
 聞こえていないだけかもしれないし、聞こえていても返事をする必要がないと思っているのかもしれない
 ……むしろ、顔を合わせると面倒だし、そっちの方が気楽だ
 リビングに顔を出すことなく、二階へと上がる ]
 
(345) 2022/10/16(Sun) 2:22:57

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……げ、


[ そこに居たのは――姉だった
 むしろ両親よりも今会いたくなかった相手かもしれない
 待っていた訳じゃないだろうが、偶然鉢合わせたのも、それはそれで不運だ ]


  「おかえり、秋緒」
  「その、……どうだった?楽しかった?」


[ 姉は己に笑い掛けてくれたけど、やっぱり少し、ぎこちない
 どう接して良いか分からず、距離感を測りかねているようでいて、
 でもこちらに、なるべく普通に、接してこようとするし、
 何より……こうなってしまった己を心配して、心を痛めているらしいことが伝わってくる
 それをずっとずっと、感じている ]
 
(346) 2022/10/16(Sun) 2:23:59

【人】 白瀬 秋緒

 

  …………


[ あたしは、何も答えない
 面倒くさそうに、姉から目を逸らす
 こちら側はというと、姉のことはずっと避けて、拒絶している
 自分から口を聞こうとしないし、家の中で会っても無視していた
 だから、姉が高校でどう過ごしているかとか、実は全然知らない
 姉が関わる相手の名を聞く機会もないから、生徒会等、目に付く範囲以外は、友人関係も全く知らない
 まー別に、それでいい
 姉の輝かしい学校生活など聞き続けたら気が狂いそうだ

 ところで姉は、楽しかったかと聞いてきた
 「塾の自習室に行く」というのが嘘の理由だったんだけど、>>0:628
 姉は、己がどこへ行ったかはお見通しなんだろう
 今日の集まりが姉の耳に入っていない訳がない
 学校での姉の立ち位置を考えたら当然だし、姉の友人も、生徒会の先輩も居たのだから
 まー姉は、こんな遅い時間に遊びに行くタイプでは絶対にないから
 参加自体はする訳がない
 たぶん、誘われても申し訳なさそうに断った上で、
 「でもとっても楽しそうだね」って笑って肯定したんだろうな、ということは想像に難くない
 そんな姉だ。だから、あたしが行ったことについて咎めたい訳じゃないんだろうけど
 それでも、心配なんだろう
 夜に遊びに行く妹が心配というよりも、たぶん、
 あたしが両親にまた何か言われやしないかと、それが ]
 
(347) 2022/10/16(Sun) 2:25:30

【人】 白瀬 秋緒

 

  …………ハッ


[ 鼻で笑ってやる
 感想の問い掛けには答えない
 もう随分、こいつとまともな会話はしていない

 あたしが両親に反発する度、
 あたしが両親に怒鳴られる度、
 姉が心を痛めているのを知っている
 そのくせ、なじられたあとのあたしを励ますように、優しく声を掛けてくる ]
 
(348) 2022/10/16(Sun) 2:25:51

【人】 白瀬 秋緒

 

[ そんな人間を、あたしは、……あたしは ]

 
(349) 2022/10/16(Sun) 2:26:47

【人】 白瀬 秋緒

 
[ そのまま、まともな会話をしないまま、姉の横を通り過ぎようとした
 そしたら――腕を掴まれるものだから
 思わず振り返る
 姉は、泣きそうな顔をして、こちらを見ていた ]


  「秋緒、あのね、私は、」


[ ああ、本当に、本当に
 その顔が、あたしは、―― ]
 
(350) 2022/10/16(Sun) 2:27:17

【人】 白瀬 秋緒

 

  
うぜえんだよ!


  あたしはお前なんか、
  あたしは、お前のこと、 


  っ、

  ……もういい


[ 我慢出来ずに、大声を上げた
 姉の腕を振り払う
 あんなことがあったから、
 有り得ないはずの非日常に触れたから
 余計なものまで溢れそうになるのは、なんとか抑えて
 それでも表情は、歪んでいた ]
 
(351) 2022/10/16(Sun) 2:28:30

【人】 白瀬 秋緒

 

  
お前なんか、居なかったら良かった



[ 吐き捨てた時のあたしは、……泣きそうな顔をしていたかもしれない
 姉にそんな顔を見せたのは、何時ぶりなんだろうな ]
 
(352) 2022/10/16(Sun) 2:29:34

【人】 白瀬 秋緒

 
[ ■■よ、■だよ 

 あたしは、
 あたしは、■■は、 ]
 
(353) 2022/10/16(Sun) 2:30:11

【人】 白瀬 秋緒

 

[ ■■■■■■■■なんだよ ]


 
(354) 2022/10/16(Sun) 2:30:46

【人】 白瀬 秋緒

 
[ バタン、と大袈裟な音を立てて閉めた自室のドア
 姉の表情が、頭から離れず、
 忘れてしまいたくて、ベッドに倒れ込んだ** ]
 
(355) 2022/10/16(Sun) 2:31:12
白瀬 秋緒は、メモを貼った。
(a40) 2022/10/16(Sun) 2:34:46

【人】 白瀬 秋緒

― 1st day ―


  ………………


[ 常の起床時間よりも、大分早い時間
 1日目の目覚めはというと、あまり良くなかった
 昨夜姉と会ったからかもしれないし――有り得ない現実を経て自分でも思ったよりも疲弊していたのかもしれない
 ……姉と顔を合わせたくなくて、随分早く家を出た
 リビングにも寄らなかった。朝食はコンビニででも調達していこう

 風紀委員の挨拶は、別に毎日担当な訳ではない
(と思う)

 毎日立ってる先輩も居るかもしれないが
 今日は当番ではなかったけれど、
 ……早く学校に来たところで、何もやることはないのだから
 風紀委員の挨拶に参加した

 秋月とは少し離れたところに居たから、千葉との会話までは分からなかったが
 己も、ああ、昨日居た先輩だな、ということは認識出来た
 絵音の隣に居たから二年生だろうか、という、そんな認識である
 己が認識しているということは……相手も己を認識していてもおかしくない
 挨拶をされたら「おはようございます」と返したことだろう>>130
 常よりは多少朗らか余所行き
 風紀委員、と認知されるには、ほら、多少外面が必要だから
 と、いうのも、秋月から学んだ一部かもしれない* ]
(420) 2022/10/16(Sun) 11:40:27

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 挨拶運動の途中、
 姉の姿を見掛けて、
 その姉が何時もより暗い顔をしていて、
 だけど己を見つけたら、ぎこちなく笑い掛けてくるから

 ――苦々しい顔をして、目を逸らす
 ……そういうところが、本当に、
嫌いだ
 ]
 
(431) 2022/10/16(Sun) 12:28:18

【人】 白瀬 秋緒

 
[ グループメッセージについては、
 確認はしても、会話に参加はしなかった
 大木の皆を気遣うメッセージにも何も返信せず
 そしてお昼頃にはわちゃわちゃと、取り留めのない話(というかスタンプ)で盛り上がっているのに、うわ……と若干引いた
 こういうノリに参加するタイプでもなければ、好きな訳でもない
 先輩たち元気だな……と、高校生らしいくだらないやりとりを、一歩引いた調子で眺め、
 やっぱり、自動的な既読をつけるだけだった ]
 
(432) 2022/10/16(Sun) 12:30:30

【人】 白瀬 秋緒

 
[ でも、そうか
 文化祭も終わったのだから、残る三年生も、もう引退なのだなと思う
 お別れパーティーとか、するんだったかな
 その時には、行ってもいいな

 ちなみに己は、料理部の文化祭、苺のミルフィーユにはノータッチだった
 精々試作に参加し、朝の設営を手伝ったぐらいだろう
 天ヶ瀬とのわだかまりは、生まれる前に消えてしまったから>>0:607
 気まずいとか、そういう理由ではなくて、
 単純にクラスとバド部の方に参加していたからである
 だから昨夜、バスケットを見ても、その提供主を知るまで、ピンと来なかった ]
 
(433) 2022/10/16(Sun) 12:31:37

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 少し前の事、になるのだろうか
 天ヶ瀬の言葉に機嫌を損ねて調理室の雰囲気を壊した時の事>>0:470
 ……己は、謝るつもりがなかった
 と、いうか、姉の話題を出され、キレた時、謝るという事がそうそうない
 謝ったとすればそれは相手にキレた事にではなく、場の雰囲気を悪くしたことに対してだろう
 だから、そのまま放っておいたら、調理室には暫く現れなかったかもしれない ]


  はい……?


[ が、天ヶ瀬の行動は早かった
 己がキレた次の日、一年生の教室までやってきた>>0:607
 その様子が何時もと変わらず、明るく柔らかいものであったし、
 駆け寄られたものだから、拍子抜けして逃げる隙もなかった ]


  ……そー、すか


[ 空いてた隣の席に座った先輩は、
 とても軽く、昨日の事を反省した
 謝罪とかでなく、それがとても軽い調子であったから、
 ……己にとってもその方が良かった ]
 
(434) 2022/10/16(Sun) 12:32:23

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……どーぞ


[ 昨日作ったマカロン
 ぶちまけなくて良かったし、握り潰さなくて良かった
 恐らく、無意識に、己に取っての手作り菓子とは、壊れてほしくないものなのだ
 だからほら、こうして、昨日の事も、穏やかに終わらせる事が出来る
 工藤との半分ことは、どちらが先の出来事だったか
 どちらか、後に起こった方の半分こ、先に起こった方を思い出したことだろう
 ]


  ……気が向いたら、行きます


[ それから、また、気兼ねなしに、調理室に行こうとも思えた    

 雨降って地固まる、と、いうか
 熱で溶かしてしまったチョコレートを、冷蔵庫で固める、みたいな
 なんか、そんなことを思った
 たぶん、料理部に入らなければ、思いもしなかったことだろうな、とも ]
 
(435) 2022/10/16(Sun) 12:32:54

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 天ヶ瀬青葉という先輩は、どこか捉えどころのない人で
 調子を狂わせられるような人だけど>>0:469

 あの質問たちに何かしらの意味
があるとは思わなかったし>>0:603
 その探っていたはずの地雷を思わぬ方向で踏み抜いたのだとも分かっていなかったし>>0:605
 先輩も色々考えているとは、あたしは全然知らないまま

 けれどその柔らかさにきっと、救われている
 あの出来事だってそうだったから

 だからこそ、調理室に居る時間が、嫌ではないのかもしれない
 天ヶ瀬が居て、天ヶ瀬と似たような部員も多くて、
 穏やかな空気、だから* ]
 
(436) 2022/10/16(Sun) 12:33:22

【人】 白瀬 秋緒

― 昼 ―

[ その日の己はというと、周りからはそうおかしくもなく見えていたのではないかと思う
 そもそも常に、気怠げにしているから、多少気が抜けていてもバレないというのはある

 昼休憩の放送
 その当番は工藤だった>>363
 何時も通りの声、何時も通りの放送、に聞こえただろうか
 スピーカー越しならば姿は見えないので


 ……工藤は、昨日の事を、どう思っているのだろうと思う
 幽霊に質問していたことを、思い出しながら>>268
 なんとなく、彼女は冷静に見えていたから ]
 
(468) 2022/10/16(Sun) 14:51:51

【人】 白瀬 秋緒

 
[ お昼の放送、とは、学校生活における日常だと思う
 落ち着けるんじゃないかと思ったのは、そんな日常に縋ったからではないかと思う>>192

 己は幽霊とか、そういうホラーやオカルトには興味が薄く、
 また、特に怖いということもない
 ただ……そもそも探索に参加したのは、きっと、“願い”に惹かれたからだ
 叶えたい願いなんて、ないはずなのに>>0:156

 己が願いについて考える時、それは不快な事を思い出すということが伴う
 だから……だからこそ、その嫌いじゃない声に、自分を繋ぎ止めておきたかった>>190
 つまり、理性を保っておきたかった、ざわつく心を抑えておきたかった、みたいなもの、かもしれない

 だから、隣で七不思議の話を振られた時も、>>265 ]


  え?
  やー……聞いたことねーすけど

  ……今度また、本校舎に忍び込んでみるとか……


[ 工藤に合わせて小声にはなっていたけれど、
 声の調子としては普段となんら変わらなかった
 挙げ句、七不思議探索を提案する有様だった
 だって音楽室とか人体模型とかトイレとか、
 七不思議は夜に起こるものじゃん ]
 
(469) 2022/10/16(Sun) 14:52:32

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 幽霊の声は、ひどく優しいものだった

 だけどその声に挟まって聞こえた工藤の声をやけに覚えているのは
 近くにいたから、というのもあるだろうけど、
 その声を聞いて、少しばかり現実に引き戻されたから、かもしれない
 ]
 
(470) 2022/10/16(Sun) 14:53:01

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 限定品プリンに対する、おばちゃんの、半分こという提案
 たぶん、先に頷いた工藤に>>259
 え?マジで?そちらさん的にはアリなの?と内心ツッコミを入れた 

 で、結局折半した代金を払い、中庭で二人
 暫くお互い黙っていた
 あ、ノリノリで半分こをOKした訳じゃないのか……とそこで気付いた ]


  はあ……
  どうも


[ しかしここまで来て遠慮も何もなく、
 先に、と促されれば、縦に割った半分を先にもらった>>260
 プリンはとても美味しかった。流石超限定品である
 青葉先輩なら喜びそう、いや、もしかしたら自分でも作ろうとするかも、とか思いながら、
 己自身の雰囲気も柔らかくなっていただろう ]


  そーっすね
  ……流石に、すげー美味しい


[ 食べられて満足した気持ちと、
 この先輩が食べられて良かったなという気持ち、
 提案したおばちゃんすげーとこの時思った ]
 
(471) 2022/10/16(Sun) 14:53:45

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 緩んだ空気で、半分この延長線上
 姉の名前を出された時は、普通に空気を壊しにいったけども
 それでも、会話は続いていた

 彼女にとって、「白瀬さん」はあまりどちらでもないことは知らなかった
 姉から話を聞くことはないし、彼女から姉の話題が先に出てきたから ]


  あきちゃん……???


[ でもまーいいか
 このやりとりで、工藤にとっての自分は、「白瀬さんの妹」でなくなった気がしたから
 突然フレンドリーな名前で呼ばれたのは驚いたけども

 工藤にとってわりと勇気のいる提案だったことは、未だに知らない>>262
 別に、なんでもいーすけど、と否定はしなかったから、
 そのまま「あきちゃん」だったのかは、工藤のハートの強さによるかもしれない

 文化祭で聞こえた、メイド喫茶の宣伝文
 「おかえりなさいませ御主人〜♡」で始まりつつ、
 後半は真面目に宣伝しているそれ
 頑張る、と言われた手前なんか申し訳なくなりつつも、ちょっといいなと思った
 あとプロ根性がすごいな、とも
 工藤の宣伝を聞いて、あの可愛い声のメイドさんがいるのかと思って来た客もいるとかいないとか
 半数は女装メイドの太い声に出迎えられるんだよな、可哀想 
]
 
(472) 2022/10/16(Sun) 14:54:50

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 姉と重なりつつも、少しずつ重ならなくなってくる彩葉先輩
 半個分詰めた距離は、未だ、遠ざけてはいない** ]
 
(473) 2022/10/16(Sun) 14:55:03

【人】 白瀬 秋緒

― 放課後 ―

[ 放課後は――素直に、調理室に行くつもりだった
 行くならバド部よりもそっちの方だった
 行くという返事はしてないけれど、大体己が調理室を訪れるのは気まぐれだから

 ただ
 調理室に向かう途中、通りがかった二年生の教室で
 ……開いた前側のドアからよく見える、窓際一番後ろの席
 そこに座る人を見て、足が止まった>>331 ]
 
(508) 2022/10/16(Sun) 17:13:13

【人】 白瀬 秋緒

 

  ………………


[ 気安く声を掛ける関係ではない
 むしろ、距離を取っていた相手だ
 学年も違うのだし、ここは、見なかったフリをして、立ち去るのが普通

 ……だけど
 昨夜の校庭、
 己は己で呆けていたし、その後理性が飛んだように笑ってもいたけれど
 嬉しそうな人、の中に、絵音が居た気がして>>22
 ……別に、気のせいかもしれないけど
 というか、本当だったとしても、気にする事でもないのかもしれないけど

 足が、廊下と教室の境界を越える ]
 
(509) 2022/10/16(Sun) 17:14:16

【人】 白瀬 秋緒

 

  ………………、 絵音、さん


[ やや距離のある位置のまま、名前を呼ぶ
 いや、無視されたかもしれないし、後側のドアから逃げられたかもしれないけど
 もし彼が、そのままなら、 ]


  …………今、何を、考えてる……の?


[ 普段の粗暴な口調は鳴りを潜めて、
 わりと、曖昧な聞き方をした
 彼も今日ずっと、こちらを気にしてるとは、知らないまま
 ]
 
(510) 2022/10/16(Sun) 17:14:49

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 臆病だな、と思う
 普段の口調が崩れたのは、彼の前では昔を思い出すというのもあるけど、
 きっと、彼に――“嫌われたくない”と思うからだ

 教室を辞める時に挨拶をしなかったのも、面と向かって見限られるのが怖かったからで、
 ……哀れみの目を、向けられたくなかったからで
 ほら、「秋緒ちゃん」にとっての「絵音くん」は王子様だったから
 嫌われたくなかった ……嫌いになりたく、なかった

 嫌いになりたくなかったのに、
 久しぶりに会ったら、そんな格好してるから
 勝手な理想が崩れて、拗ねて、
 ……また、避けて

 ……「絵音さん」って呼び始めたの、いつだったかな
 たぶん教室を辞めてから
 姉についていった先で偶々顔を合わせて、その時だったかな ]
 
(511) 2022/10/16(Sun) 17:15:57

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 絵音くんがピアノを辞めたことと、
 今その格好をしていることと、
 それから昨夜の姿
 
 姉なら、結び付くのかもしれないけど>>244
 姉が、己にそれを語ることはなかったから


 今更、彼の願いについて推測しても、仕方のないことだけれど>>0:619

 ……そうだね、聞くだけなら、良いと思った
 聞いたあたしの反応が、彼に“嫌われる”ことに繫がるかもしれないけど ]
 
(512) 2022/10/16(Sun) 17:17:30

【人】 白瀬 秋緒

 

[ だって、もう、■■だから* ]


 
(513) 2022/10/16(Sun) 17:18:32

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 夜が明けて、『一日目』
 授業中、ぼんやりするのはまあ何時もの事かもしれないけれど
 昨夜の姉の表情が、>>355
 今朝の姉の表情が、>>431
 ふっと頭を過ぎっていく

 それでも姉は、己を嫌いにならないであろうことはもう散々身にしみているし、
 むしろ、己を心配する方に行くだろう、と思う

 もし姉が大木に誘われていたとしたら>>0:60
 ……昨日のこと、大木に聞きそうだ。あいつはそういうやつだ
 「昨日の夜、何かあった?」とか「秋緒の様子がおかしくて……」とか

 うっ……わ、面倒くさ。と、ここで初めて、己の行動を少し後悔した

 でも相手から態々声を掛けられるなら、少なくとも無視も逃げもしないし、
 偶々顔を合わせても、苦々しい顔をするだけで、避けはしない。……と、思う
]
  
(528) 2022/10/16(Sun) 18:19:06

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 姉がそういう話をしそう、という意味では、もう一人思い浮かぶ人がいる
 鈴掛未早。
 姉と同い年で同クラス、同じ生徒会所属、
 そもそもピアノを通じて知り合った人だから、姉との付き合いも長い
 きっと、姉にとっては、少なくともあたしのことを話題にするなら、一番話しやすい人のひとりだろう
 「秋緒に怒られちゃった」とか言ってるかもしれない
 うわ、面倒くせー
 もし未早が昨夜の集いに行っていたと知っているなら、そちらについても聞きそうだ ]
 
(529) 2022/10/16(Sun) 18:19:37

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 鈴掛未早という人は、姉の友人であるし、生徒会所属、であったけれど
 己にとって未早は、生徒会役員である前に昔馴染みだった
 ピアノのコンクールは、幼い頃に何度か出たことがあるけれど、
 未早を知ったのは、姉に紹介されたからだ>>33
 たぶん、その時は己もまだ無邪気で、
 未早ちゃんもコンクール出てるんだ、すごいね、とか言っていたはず
 コンクールに出たことはあっても、己は特に賞を取れるような実力ではなかったし、
 姉と比べられるのが嫌で、参加も辞めてしまっていたから
 それから顔を合わせれば、普通に会話はしていた。たぶん、姉もその場にいることが多かったが

 だけど、己が姉を嫌うにつれて、
 また、己はピアノも辞めてしまったし、もしかしたら彼女もその頃には辞めていて、
 顔を合わせることは少なくなっていたのかもしれない

 それでも未早は、姉とはタイプの違う人間であるからか
 ずっと、そこまで苦手意識を持たずに来ている

 眩しくて死にそう、とか、>>34
 未早から話を聞いたのは、何時頃のことだったか
 思ったのは、あー……わかる、ということで
 その気持ちは、分かる気がした

 姉が嫌いだという、奥底までは話したことがない
 けれど、己の変化を見れば、未早には姉を嫌っている事はお見通しだっただろう

 そんな未早に、なんとなく仲間意識を持ったまま、今に至る
 もしかしたら、メッセージで個人的にやり取りしたことも、あったかもしれない ]
 
(530) 2022/10/16(Sun) 18:20:40

【人】 白瀬 秋緒

 

  ああ……こんばんは、未早さん


[ 秋ちゃん、と昨夜声を掛けられたなら、
 己も普通に返事をした
 先輩である以前に昔馴染み故に、先輩よりもさん付けになってしまう
 こんなところにいるのが珍しいなと、そんな目では見ていたかもしれないけれど

 未早を見掛けるのは、生徒会以外では、合唱部のステージで
 昔と同じようにピアノを弾く姿
 ピアノを辞めたことは、姉から聞いていただろうか
 それでも、なんというか、
 まだピアノを弾いている姿を見て、なんとなく、安心していた
 己や絵音のように、弾くこと自体を辞めてしまっていた訳ではない、と。勝手に
** ]
 
(531) 2022/10/16(Sun) 18:21:13
白瀬 秋緒は、メモを貼った。
(a59) 2022/10/16(Sun) 18:33:00

【人】 白瀬 秋緒

― 放課後・2-C ―

[ 長くなった前髪、隠された口元
 正面で対峙しても、絵音が何を考えているか、とても読みづらかった
 ……否、そもそも、遠ざかった距離があるのだから、
 今の絵音が何を考えているのかなんて、全く分かりはしないのだ ]


  …………


[ だから、問い掛ける
 問い掛けたはいい、けど、
 彼が口を開かない内は、何も、分からない>>533 ]
 
(556) 2022/10/16(Sun) 20:33:12

【人】 白瀬 秋緒

 

  か、み、さま…… 、


[ やがて発せられた言葉
 分かってしまう、白くて、綺麗な、昨夜会った、
 あの“幽霊”が、絵音にとっては“神様”なのだと

 神様には、願いを掛けるもの
 神様には、縋るもの
 昔発表会で弾いたアヴェ・マリアの旋律が思い浮かぶ
 もうとっくに手放したものなのに、何で今も覚えてるんだよ、クソが ]
 
(557) 2022/10/16(Sun) 20:34:04

【人】 白瀬 秋緒

 

[ 分かってしまう
 だってあたしも、あれに願いを掛けたいと思ったから ]

 
(558) 2022/10/16(Sun) 20:34:49

【人】 白瀬 秋緒

 

  …………っ、


[ でもその後、何でもないように言われた言葉に、息が詰まった
 ――それが昔の、兄みたいに優しかった「絵音くん」みたいだったから
 絵音と話した、最後の方の記憶
 己が「絵音さん」と呼んだ時、変わらず接してくれた彼みたいだったから

 “誰”に“何”を聞いたのか、までは分からない
 でも、鬱陶しいと思うよりもそれは、
 妹分に世話を焼くみたいに聞こえた

 楽しいよ
と、恐らく誰にも素直に言えたことのない答えを言葉にはせず転がして、 ]


  ……絵音くん、は、

 
(559) 2022/10/16(Sun) 20:35:28

【人】 白瀬 秋緒

 

  “かみさま”に、何をお願いするの?


[ 今度は本当に聞きたいことを、聞いた** ]
 
(560) 2022/10/16(Sun) 20:35:48

【人】 白瀬 秋緒

 
[ ……本当は、分かっていた、けれど
 何でもないように言われた言葉、
 それははぐらかそうとしているのだということ
 心配というよりは、部活の方へ行かせようとするやんわりとした拒絶だということも>>588

 でもどうしたって昔のことを思い出して、
 置いてかれたように思ったときと重なって、
 だから――その装った優しさが、逆にあたしを焚き付けた ]
 
(608) 2022/10/16(Sun) 23:06:29

【人】 白瀬 秋緒

 

  ………………


[ 冗談に似た、どう考えても嘘の答え>>589
 ここで「信じる」という程の情は、疾うの昔に置いてきてしまった
 ただ「信じない」とも否定出来ない
 ……絵音がそれで話題を終わらせたいなら、仕方ないと思ってもいたから
 それでも、聞きたいという願いを捨て去れずに、
 肯定も否定も出来ず、黙った

 打って変わった優しくない声>>590
 そこに感じてしまうのが、やはりどうしても疎外感なのが情けない
 そうだよ、あたしは、絵音くんの願いを知りたいし、
 だけど、今更関係性を戻そうなんて思ってない

 ……じゃあなんで、聞いてしまったんだろう
 彼の願いを聞いて、どうするつもりなんだろう
 聞いて同情する? 聞いて喜ぶ?
 それは別に、絵音も望んでないだろうに ]
 
(609) 2022/10/16(Sun) 23:06:59

【人】 白瀬 秋緒

 

[ だって、もう、“最後”だから
 最後に話をするくらい、良いと思ったんだよ ]


 
(610) 2022/10/16(Sun) 23:07:25

【人】 白瀬 秋緒

 

  え、……


[ 逆に、問い掛けられた言葉が、
 痛いところをついて、言葉に詰まった
 絵音が自分の言葉を聞いていたこと、その言葉を聞くまで、気付いていなかった
 双方遠ざけていたから、何もかも分からない相手の事情を、
 月の光が、何かあるということだけ、中途半端に引きずり出してしまった

 聞いていたのは己だったはずなのに
 それが、今、こちらを向いている ]


  あたし、は……


[ 逃げなきゃ、と思った
 絵音は逃げなかったのに、さっきは教室から出ていかなかったのに、勝手だけれど
 別に普段と同じように「姉が嫌い」と口にすれば良いことで、
 それを言いにくいことなんて、ありはしないのに ]
 
(611) 2022/10/16(Sun) 23:08:02

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……姉貴がいるから、あたしは、

  ……あたしは


[ だけど、体は絵音の方を向いたまま、動かなかった
 本当は、……聞いて欲しかったのかも、しれない ]


  比べられてばっかで、
  怒られてばっかで、
  憎まれるし、
  ……何も期待されなくて、

  そのくせ姉貴は……ああだから
  それが、余計、嫌で、


[ 上手く言葉にならないな
 現在の己の事情を全く知らない絵音に聞かせても、何のことか分からないかもしれない ]
 
(612) 2022/10/16(Sun) 23:08:42

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 己を追い詰めたのは姉だと、
 それは半分だけ正解のようなもので、

 正答するなら、それは姉と己を何にしたって比較して
 こちらに哀れみの目を向ける
 両親や環境なんだろう ]

 
(613) 2022/10/16(Sun) 23:09:26

【人】 白瀬 秋緒

 

  でも、もう、いい

  もう、いいんだよ、べつに


[ でも今更泣き言なんて言わない
 否……言えない>>165

 やれることをやらずに立ち止まって>>168
 思考を止めた先にあるものは>>172 ]
 
(614) 2022/10/16(Sun) 23:09:56

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……あいつがあたしの視界から居なくなるように、

  あたしが、ここから消えればいい

 
(615) 2022/10/16(Sun) 23:10:33

【人】 白瀬 秋緒

 

[ 願うのは、それだけ ]


[ だからあたしは、絵音くんの願いが何であっても、
 止めることなんて、きっとしない* ]


 
(616) 2022/10/16(Sun) 23:11:04
 




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