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【人】 ガット・リベロ ルチア>>2:88 ヴィオレッタ オレンジジュースに口を付けるのを見て、 少女もまた同様にそれを口にする。 爽やかな酸味がすっと喉を通り、 いつの間にか随分乾いていた事を自覚させてくれる。 「……おいしいです」 ほう、と息を漏らしながら。 隣に佇む女性の言葉に、頷きを返す。 「元気なのが、憎らしいくらいですね。 でも、雨の日に買い物に出るよりは……。 ヴィオラさんはどうですか? 足元が濡れても、涼しい方が?」 (2) 2022/08/14(Sun) 22:35:34 |
【人】 ガット・リベロ ルチア (4) 2022/08/14(Sun) 23:12:01 |
【人】 ガット・リベロ ルチア>>6 ヴィオレッタ 「長すぎると、掴まれたりしますから」 そっと目を伏せて、ぽつりと呟く。 ワンピースの太腿に、そっと手を這わせて。 そこにある硬い物の存在を確かめた。 「……いいから伸ばせばいいって、言われてるんですけどね。 そんな事に意味はないって。そうあるべきではないって。 でも、わたしは必要だと思うから」 (8) 2022/08/14(Sun) 23:39:43 |
【人】 ガット・リベロ ルチア>>9 ヴィオレッタ 「……はい」 そんな日は来ないと思っていても。 それを口に出せば、この優しい人は、きっと。 あの人と同じように、悲しそうな顔をするのだろう。 オレンジジュースは酸味があるけど、甘い。 チョコラータには遠く及ばないけれど。 「ヴィオラさんはあれから── お店の方は、変わりないでしょうか」 (10) 2022/08/15(Mon) 0:13:26 |
【人】 ガット・リベロ ルチア>>15 ヴィオレッタ 「そうですか。それならいいんです」 変わりなく、落ち着きを取り戻している。 報告の中身がそれなら、少女は少しの安堵を見せる。 付け加えられた色は複雑すぎて、 それにどう反応したものか、困惑してしまったけれど。 「……ビアンカさんが、うちのお店に来た時。 なんだか……ちょっとだけ疲れていたみたいです。 ヴィオラさんも、お疲れみたいですから。 ちゃんとお休みを取ってくださいね?」 (16) 2022/08/15(Mon) 9:41:02 |
【人】 ガット・リベロ ルチア>>18 ヴィオレッタ 「はい、ぜひ。美味しいカプチーノをご用意します! ……バリスタが!」 力強く約束をするには、権限の部分が弱いのだが。 それは致し方ない事だから。 少女もまた、同じように石壁から離れて。 氷のかさよりはまだ多く残っている、 オレンジジュースを手に持ったまま。 「アリヴェデルチ。ヴィオラさん」 最後は、にこりと微笑んで。 自らの帰路へとついていった。 (19) 2022/08/15(Mon) 11:03:29 |
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