212 【身内村】桜色のエピローグ✿
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| かつて私は七瀬で、七瀬は私でした。 生まれた時から……いいえ、生まれる前から 一緒にいるのが当たり前でした。 >>1:28 2人が3人になって、それからずっと、ずっと、 沢山の時間を3人で過ごしてきました。 >>0:26 (12) 2023/05/17(Wed) 0:54:37 |
| (13) 2023/05/17(Wed) 0:54:40 |
| 躊躇いなくナイフを心臓に突き立てた私は、 狂っていたのでしょうか? 或いは、ナイフを自らの首に刺した七瀬もまた。 何が私たちを狂わせたのかなんて、 知ることもないまま ─────
震えて解けてしまいそうな指先に、 間違えないようにと力を込めて。 そんな私の手を包んだのは、禎光でした。 >>9 (14) 2023/05/17(Wed) 0:54:42 |
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「 うっ ……… ぐ…っ……… 」
涙で全てが滲んで、 私の世界はぼやけた赤だけになりました。
(15) 2023/05/17(Wed) 0:54:46 |
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「 ごめ …… 、ね …… ごっ ……
ななっ …… せ、 ……さだ …み……っ
うっ ……… ひっ く…… 」
繰り返し呟きながら、意識を手放すと、 視界は赤から黒へと変わり、 私はそのままその場に倒れ込みました。
(16) 2023/05/17(Wed) 0:54:48 |
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目覚めた時には世界が変わっているとも知らずに。 (17) 2023/05/17(Wed) 0:55:03 |
| 私が最後の引き金を引いてしまったと知りもせず。 **
(18) 2023/05/17(Wed) 0:56:18 |
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「 ん …… 禎光? おは、よ …… 」
古びた、でも手入れのされたソファで寝息を止めると のそりと目をこすった。 いつの間に寝ちゃったのかな。 ここは、私の祖父母が暮らしていた家。 今は空き家だけれど鍵は私が持っていて、 時々掃除や空気の入れ替えをしている。 禎光も手伝ってくれる。
(25) 2023/05/17(Wed) 23:57:02 |
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ずっと、3人だった。 お父さんと、お母さんと、私。
そんな私の世界に増えた、4人目。 沢山の時間を一緒に過ごしてきた、幼馴染。
半年前に両親が亡くなった時、 この世界で独りぼっちにならなかったのは、 きっと彼のおかげ。
「 禎光、…………… 」
(26) 2023/05/17(Wed) 23:57:07 |
| 「 いつも味方でいてくれて、ありがとう 」 >>0:25 (27) 2023/05/17(Wed) 23:57:18 |
| 2人の意見が割れた時はどうしてたっけ。 話し合いで決まればいいけれど、 どちらかが譲るか、ジャンケンでもしてた? ささやかな対立をしても、 その後だってすぐに元通りだった。 >>0:41 私たちはいつでも、一緒だった。 バレンタインに、手作りチョコも渡した。 (28) 2023/05/17(Wed) 23:58:22 |
| 「 私、ここに住もうかな ───
ここの方が高校、ちょっと近いし。 それに、あの家、 無駄に広く感じるし …… 」
(29) 2023/05/17(Wed) 23:58:35 |
| (30) 2023/05/17(Wed) 23:59:28 |
| 部屋の古時計 ──── 分針が真上を指し、天使祝詞が流れ始める。
それは確かにオルゴールの音色なのに、
まるで誰かの歌声のようだった ** (31) 2023/05/17(Wed) 23:59:33 |
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