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人狼物語 三日月国


219 【身内村】魔法使いと失せ物探し

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【人】 月影 帳


***

[ 先約が優先なのは、
  たとえ君じゃなくとも変わらない。

  にもかかわらず、先約、じゃなくて
  特別って言ったのは
  文字通り、君がただの先約のお客さんじゃなくて
  僕にとって特別な人だから。 ]

 
(0) 2023/08/01(Tue) 4:57:15

【人】 月影 帳


[ 特別で今でも好きな人。


  ただ、好きだからこそ、
  もし、君が同じ気持ちを向けてくれたとしても
  付き合うつもりがないんだ。


  ……まあ、そんな仮定、
  有り得ないとも思ってしまうんだけど。 ]

 
(1) 2023/08/01(Tue) 4:57:54

【人】 月影 帳



[ 差し出した手が重なった。
  初めて出会ったあの時みたいに。 ]


   じゃあ、いこっか。


[ あの頃に戻ったみたいな言い方で微笑んで
  その場を後にするんだ。

  どう見えるかなんて、分かり切ってる。
  ちらりと振り返ったら
  それはそれは怖い顔をしてこっちを見てる
  女の子と目が合って。
  彼女はすごい勢いで僕たちを追い越して
  店から出て行った。


  これで来なくなってくれるといいんだけど。
  なんて酷いこと考えてるのは黙っておこう。
  正直面倒な気持ちが強いし
  仕事の邪魔されるくらいなら
  お客さんが一人減るくらい何でもない。 ]

 
(2) 2023/08/01(Tue) 4:58:44

【人】 月影 帳


***

[ 良かったんですかって聞かれても
  いいんですよ、って言うつもりだったけど
  それはそれとして。

  君に嫌な思いをさせてしまったかもしれない。
  そう思ったから ]


   すみません、あなたに迷惑をかけてしまって。
   あなたが来るまでにどうにか
   帰ってもらうとかするべきだったのに。

   何もされたりはしてない、ですよね?

   ……って、すみません。
   手、嫌じゃなかったですか?

 
(3) 2023/08/01(Tue) 4:59:21

【人】 月影 帳


[ 何か嫌がらせとかされてないだろうか、と
  君の方を見る。
  見てる限りなかったとは思うし
  そこまでする子なのかと言われると
  流石に違うだろうとは思うけど。


  そして手をつないだままなのに
  ワンテンポ遅く気づいて。
  僕は気にならなくても
  普通に考えたら、ただの店員に
  手を引かれるのも嫌かもしれないし。
  これじゃ何かしたのは僕の方かもしれないな、 
  なんて困ったように言って手を離そうとする。

  さっき拒まれなかったからって
  嫌われてるわけじゃないんだって
  思い上がるようなことはできない。 ]

 
(4) 2023/08/01(Tue) 5:00:41

【人】 月影 帳


[ 君が嫌じゃないって言ってくれたなら
  手はつないだままにしたかな。
  その方が、安全だろうって思ったから。
 
  
手を離してしまうのが怖いって気持ちもあったし。

 
  外に出るのかって疑問には ]


   あなたの記憶の場所へ行こうかと。


[ そう、短く返す。 
  僕の力は、形のないものを探せるし戻せる。
  戻すには記憶のある場所に触れる必要があるから
  僕の力は不便だな、って思う。 ]
 
(5) 2023/08/01(Tue) 5:01:18

【人】 月影 帳


[ 君が持ってきてくれたクッキーには
  普通に戸惑ったんだ。
  
お客さんから貰うのは…
って
  まあありきたりな遠慮をしようと思ったんだけど
  君の押しの強さに負けた。] 

 
   ……なら、お言葉に甘えて。
   あとでいただきますね。

   バイト先って、ケーキ屋さんとか?


[ なんて何でもない会話をしつつ
  少し歩き出してから。
  手がかりに持ってきて欲しいって
  言ってたものを、差し出されてから
  あ、受け取っていなかったなって気づく。
  自分で言っておきながら忘れるなんて
  抜けてるなとは思うけど、
  使わなくても目的を果たせると思っていたから
  意識から抜けてしまっていた。 ]
  
(6) 2023/08/01(Tue) 5:02:13

【人】 月影 帳



   持ってきてもらえたんですね、助かります。


[ 髪飾りを受け取った時には、
  既に少し進んでしまっていたから
  魔法を使わずに目的地に向かっていたと
  思われてしまってもおかしくない。

  実際、君は気になったみたいだったし。 ]
 
(7) 2023/08/01(Tue) 5:03:29

【人】 月影 帳



   ……お名前、聞いてませんでしたね。

   
僕は―――……
月影
といいます。


[ 君へ返すように 
  名前を名乗ろうとして一瞬、迷った。
  フルネームで名乗ったところで
  記憶のない君が相手なら、多分問題ない。
  そもそもこれから記憶を戻すなら
  隠すだけ無駄でもある。
そのはずなのに。


  なんとなく名乗るのをためらわれて
  名字だけを口にしたんだ。 ]

  
(8) 2023/08/01(Tue) 5:05:29

【人】 月影 帳



   
魔法、
見たいんですか?


[ 中途半端な名乗りを誤魔化すように
  さっき受け取った手がかりの髪飾りを
  左手に乗せて、右手の指でなぞる。

  目を閉じて、気配を、記憶を
  辿っていくとやっぱり辿り着くのは事故現場。

  
……だけじゃないって力を使って気づく。


  そうだ、あのときは
  宝探しをしよう、と誘われて。
  本当はそれを探しに行くはずだったんだ。 ]

 
(9) 2023/08/01(Tue) 5:06:59

【人】 月影 帳


[ あの時のお宝の事まで
  君が忘れているのなら。
  隠されたものはそのまま、なんだろうか。


  ふっと過る疑問を聞こうか迷いながらも
  歩いていると、すこしずつ事故現場へ近づいて
  君の様子が、変わったと気づく。心配になって、 ]
  
(10) 2023/08/01(Tue) 5:07:26

【人】 月影 帳



   ……本当に、大丈夫、ですか?
   怖いなら、無理なんてする必要は……。

   別に、此処で帰ったところで
   誰もあなたのことを責めたりしないんですよ。


[ 一度立ち止まって尋ねたんだ。
  記憶が戻らなくてもいいと思っている自分は
  確かにいるけれど。
  それだけで止めてるわけじゃない。

  単純に、心配だったんだ。
  君の心に負担をかけることが。

  大丈夫、って言葉を聞けたら
  無理だと思ったらいつでも言ってくださいって
  念を押してから、また歩き始める。 ]
 
(11) 2023/08/01(Tue) 5:08:28

【人】 月影 帳


[ 近づくにつれて
  嫌な汗が流れていく気がする。
  怖いのは僕も同じ。

  ただ、君が望むなら
  僕だって逃げるわけにはいかない。 ]



   ―――……記憶じゃなくて
   形のある何かをなくした覚えはありますか?

   例えば、自分がとても大事にしていたもの
   捨てたりするはずのない宝。


[ さっきよぎった問いを結局口にしたのは
  君の緊張を少しでもとくため。

  そして、君の答えがYes、なら。
  事故現場だけじゃだめかもしれない、
  そんな気がしてきたから。 ]
 
(12) 2023/08/01(Tue) 5:10:36

【人】 月影 帳



   ……きっとこの質問の意味も。
   あなたが思い出せば分かります。


   さて……。

   この場所がどこかは……わかります、よね。


[ 話していると
  僕たちが事故に遭った場所へと着く。
  何が起こったのかは記憶になくても
  場所は知ってるみたいだったから
  確認のような言葉を口にした後。

  地面のある一点を指さして ]
 
(13) 2023/08/01(Tue) 5:13:17

【人】 月影 帳



   ここにはあなたの記憶が
   ……記憶の一部が。
   まだ、とどまっているみたいです。

   本当に思い出したいと願うなら  
   そこへ、触れてみてください。


[ その場所は、僕が倒れて 
  血を流していた場所。

  君にとってはトラウマになりかねない
  痛みを伴う記憶の場所。


  そこへ君が手をのばすなら。
  その手に僕の手を重ねるんだ。 ]
 
(14) 2023/08/01(Tue) 5:13:55

【人】 月影 帳


[ 僕の手が重なった時に
  君は事故の記憶を取り戻すはず。

  どこまで記憶を取り戻せたのか聞く前に
  僕は手を離して小さく呟くんだ。 ]**


   
―――知ってたよ、力なんて使わなくとも。


 
(15) 2023/08/01(Tue) 5:14:24

【人】 月影 帳



   夜空はいいですよね。
   僕も好きですよ。
   ずっと遠い場所から光を届ける
が。


[ 月と星。
  昔ならどっちも好きだったし
  月と星が同じ場所に描かれたものも
  好き、だったけれど。

  夜空に惹かれる君を見ていると 
  嬉しいような、罪悪感があるような。

  一緒だね、なんて言ってたあの頃を思い出して
  君が見ている栞から目を背けた。 ]

 
(43) 2023/08/02(Wed) 4:45:05

【人】 月影 帳


[ 栞そのものは素敵なデザインだと
  自分でも思ってるから
  そうですね、色んな花のがあるんですよ、って
  普通に店員としての対応をしてたんだけど。

  口走ってしまった一言は
  やっぱり余計だったみたいだ。 ]

 
(44) 2023/08/02(Wed) 4:45:34

【人】 月影 帳


[ 君の色だから僕に似合ってない。 

  そんなの、君に言えるわけがないから
  他の人から言われたイメージを話す。 ]


   僕、よくクールだって言われるので。
   あんまり赤のイメージがないし
   どっちかというと青っぽい、って。

   そう言われることが多いんですよ。

  
(45) 2023/08/02(Wed) 4:47:17

【人】 月影 帳


[ てっきり最初に見ていた金色の栞を
  買うものかと思っていた。
  まあ、こっちの方が手ごろかな、とか
  的外れなことを考えていたから
  君の気持ちはわからないまま。 ]


   夜……
   ああ、さっき夜空が好きって言ってましたね。
   青色のなら、この栞が僕のおすすめです。


[ 青いガーベラの栞に、紺色のリボン。
  ガーベラが華やかで有名な花だから
  そんな深い意味もなく勧めてるように
  見えていたら、それでよかった。

  君に似合う花だと思うなんて
  いきなり言っても変な奴だと思われても
  おかしくないから、理由まで深くは
  言及しなかったんだけど。 ]

 
(46) 2023/08/02(Wed) 4:48:53

【人】 月影 帳


[ まあ、あくまで僕のおすすめってだけですから
  好きな物を選んでくださいね、って付け加えて
  君が選んでレジに持ってきたものを 
  受け取って会計するんだ。
  栞を紙の袋に入れ、ぺたりとテープで封をして
  どうぞ、って渡す。

  そうして、その日は見送ることになったかな。 ]
 
(47) 2023/08/02(Wed) 4:49:09

【人】 月影 帳


 ***

[ 見られただけで済んだなら
  まだよかったほうなのかな。
  大丈夫そうで安心したんだ。

  離そうとした手を握られて
  目を丸くしてしまう。
  落ち着かないような気もするけど
  それ以上に、この温かさを手放したくなくて
  小さく笑うと、手はそのままに歩いていく。 ]
 
(48) 2023/08/02(Wed) 4:50:15

【人】 月影 帳



   まあ、魔法っていうより
   現実的な方法じゃないか、って 
   そう言われることも多いんですけどね。
   あなたの反応が僕にとっては新鮮ですよ。


[ 興味津々、って様子が微笑ましい。
  知りたいと思ってもらえるのは嫌な気はしないんだ。

  それが他でもない君だから。 ]
 
(49) 2023/08/02(Wed) 4:51:14

【人】 月影 帳



   パン屋さんなんですね。
   てっきりお菓子だから
   ケーキ屋さんとかなのかと…

   食べるのが楽しみです。


[ クッキーを食べて興味を持っても
  君が働いてるなら行かない方がいいのかなとか
  やっぱり僕は後ろ向きなことを考えてたから
  当たり障りのない事ばかり言って。


  働いてる君に興味がないって言ったら
  嘘になるけど……

  君に会うのは今日で最後になるかな、
  そう思ってたから。 ]

 
(50) 2023/08/02(Wed) 4:51:59

【人】 月影 帳


[ 君が積み重ねた違和感には
  気づかないまま、つられて空を見上げる。

  夕空が夜空にかわるまではもう少し後。 ]
 
(51) 2023/08/02(Wed) 4:52:09

【人】 月影 帳


[ 僕の魔法に興味を持ってくれるのも
  昔の君と変わってない。
  
  見られてるから緊張する…ってことはないから
  いつも通り力を使っていた。
  傍から見たら目を閉じてるだけにしか見えないし
  見てて面白いものじゃないとは思うけど…。 ]

 
(52) 2023/08/02(Wed) 4:52:43

【人】 月影 帳


[ 忘れたくない思いがあるのは
  僕だって同じ。

  君の気持ちはわかるから
  事故の記憶があるって知ってても
  反対できないんだ。>>31 ]

 
(53) 2023/08/02(Wed) 4:53:37

【人】 月影 帳


[ なくしたものを見つけて欲しいって
  依頼を叶えるのが僕の仕事。
  今は置いておいてもいいって言われたけど>>34
  なくしたものが事故に関わってる、
  それを知っている。

  次に行く場所が決まったな、って
  君に言わないままに考えてたんだ。 ]

 
(54) 2023/08/02(Wed) 4:55:39

【人】 月影 帳


[ 君の葛藤とか考えとか
  色々あるのは当たり前。>>35>>36
  君の覚悟が出来るまで待って、重ねた手。

  自分の記憶もより鮮明に蘇っていく。
  場所に刻まれた記憶が、流れ込んでいく。

  
治ったはずの足が痛む錯覚さえして。 ]

 
(55) 2023/08/02(Wed) 4:56:43

【人】 月影 帳


[ 君が思い出したことを肯定するように
  名前を呼んだ。>>-11
  
  月影って名字も
  探し物の力も、それを使ったお店も。
  思い出してしまえば全部つながる。

  僕が君の記憶を知ってるってつながっていく。

  そう、知っていて当たり前なんだ。
  その場にいたんだから。 ]
 
(56) 2023/08/02(Wed) 4:58:36