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人狼物語 三日月国


150 【R18G】偽曲『主よ、人の望みの喜びよ』【身内】

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【人】 声無きを聞け マユミ

端末に届いた連絡を、そのままその場の人達に見せました。

『報告がシンプルすぎるのです』

そんな言葉を添えて。
不安や心配などは文面からは読み取れないでしょう。
(1) 2022/06/04(Sat) 0:03:18

【人】 声無きを聞け マユミ

見せるや否や、現場を見ないと理解できないと判断したのか
さっさと出て行ってしまいました。
現場につくと三十三の言葉にその先を見て。

無言で首を振って、タブレットを触りました。
(3) 2022/06/04(Sat) 0:16:11
マユミは、会議室にあるタブレットへ『結木様が死んで……殺されて?います』と送信しました。
(a5) 2022/06/04(Sat) 0:19:25

【人】 声無きを聞け マユミ

『ひとまず、状況報告に僕は戻るのです。
 周辺にまだ結木様を襲った生物が
 いるかもしれませんのでお気をつけて』

そのように表示して、去っていくでしょう。
何を得るでもなく、足早に。
(4) 2022/06/04(Sat) 0:37:13
マユミは、こくりと頷いて、……あっ見てないからこれ伝わらないのです、と思いながら去っていきました。
(a7) 2022/06/04(Sat) 0:54:51

マユミは、自らを曝け出しました。
(a21) 2022/06/05(Sun) 21:51:03

【人】 声無きを聞け マユミ

(――さて)

ひとまず指針は出来ています。
弓の材料を探し、消えた二人も探す。
優先は弓、次が二人。ただ問題は――

(敵対生物、もしくは人間か)

静かに歩く。しかしどれだけ静かに歩いても……

    ぱき。     ぱき。


時折鳴る、何かが割れるような音が。
ずっと、ずっと、廊下に響いていました。

きっとそれはネズミみたいに、うるさいのでしょう。
(13) 2022/06/06(Mon) 0:20:17
マユミは、静かに歩いています。本人はそのつもりです。
(a31) 2022/06/06(Mon) 0:20:38

【人】 声無きを聞け マユミ

>>ナオアキ

それは発砲音が聞こえる前の事です。
単独行動で資材を探しながら、
タブレットのライトで薄暗い場所を照らしていた時でした。

ふと、廊下の先に。
長銃を杖代わりにして歩く、制服姿が目に入りました。
その装備に見覚えがあります。
何せ一度吶喊しかかったくらいです。

声……は元よりかけられません。
なので、代わりにちか、ちか、と。その姿に向けて
タブレットのライトを2、3回点滅させました。
別人だったら、すぐさま逃げればいいのです。

さて、気付いてもらえるでしょうか?
飴をくれたあの人に。
(16) 2022/06/06(Mon) 1:17:19

【人】 声無きを聞け マユミ

>>18 ナオアキ

直感しました。アレはもう、人ではない、と。
言ってる内容など、耳にした所で理解も出来ません。
だから先ずは逃走。そう考えた時にはきっと、
その"水"は広がっていたのでしょう。
ただの水だとは、この場ではもう思えません。
そして、次にこう思ったのでしょう。

(アレを浴びるのは不味い)

ですが、傘などはありません。
上着も無ければ、和装で弾くにも脱ぐには時間がかかります。
タブレットだけでは、大部分が身に降りかかるでしょう。
避ける?ただ飛び退るだけでは逃げ切れるはずもありません。

「だからさァ」


命を脅かす声が、随分遠くに聞こえた時。
                            
ぱき。

微かに、服の下で。何かが砕ける音がしました。

その瞬間、強く、強く。
少女は想ったのです。
肯定された願いを。
その願いの為に――
『変わりたい』
、と。
(19) 2022/06/06(Mon) 2:13:23

【人】 声無きを聞け マユミ

>>18 >>19 ナオアキ

そして少女は、初めて能力を意識して使ったのです。全力で。
……ぱき、なんて。可愛い音はしませんでした。
骨に慣れ親しんだ者には嫌な音かもしれません。
それはばきだとか、ごきだとか、ぺきだとか。
人の骨が折れてしまうような音でした。

ですが、その音とは裏腹に。
少女の背からは白い片翼が生えていました。
それは、羽毛などではありません。
真っ白で、硬質で、びっしりと鱗のようにまとまった――
無数の人骨で形作られた翼でした。

奈尾なら、それが成人男性の骨である、と分かるかもしれません。


その翼は、少女と水の間に割って入ります。
丁度、内側へ羽ばたくような動きで水を受け止め、
そして外側へ羽ばたくような動きで残りを弾きました。

当然、そんな物を突然生やして振り回した少女が
無事に立っていられるわけもありません。
翼に振り回されるようによたついて、
折角弾いた水の一部が腕や肩を微かに濡らし、
翼は翼で床や壁にぶつかると、
すぐにバラバラに砕けてしまいました。

それでも、咄嗟に。
持ち歩いていた、矢代わりのパイプを数本。
弓程強くはなくとも、投げつけて。
全力で、逃げの一手を打つでしょう。
(20) 2022/06/06(Mon) 2:28:23
マユミは、自分の能力で出た物に驚いています。が、それどころではありません。
(a37) 2022/06/06(Mon) 2:30:57

声無きを聞け マユミは、メモを貼った。
(a38) 2022/06/06(Mon) 2:46:57

【人】 声無きを聞け マユミ

>>21 ナオアキ

パイプの行く末も、砕けた骨の先も見ませんでした。
今少女の頭を支配しているのは3つの感情だけです。
1つは「痛い」1つは「逃げなきゃ」1つは「変わりたい」。

能力の代償が酷く全身を痛めつけています。
水がかかった肩や腕がしゅうしゅうと音を立てて、
そこを覆っていた和装を溶かしてしまうと、
その下には
檸檬色
葡萄色
の結晶……
あなたがあげた
飴が鱗状にその肩や腕を覆っていました。

そして溶かされた様子を見て、思ったのです。
普通では逃げ切れないかも、と。だから痛みに逆らいました。
痛みに逆らって、速く逃げようとしました。    
ぱき

そして細胞は、それに応えたのです。

ばきぼきと音がします。
袴の裾を破って、また骨の集合体が飛び出しました。
骨はZを描くような形をしていて、少女の足よりも大きく長く。
同じような形の骨が肩の結晶を破って生えてきます。
自重に耐えられず蹲り、四つん這いになったその姿。

それは、少女の知る限り最も速く、
再現がしやすい生き物の形をしていました。
昔、神社の手伝いをしていた時によく見ていた形を。

少女は犬となって、駆けていきました。
その骨から鳴る騒がしい足音も、
やがて遠ざかって消える事でしょう。
(25) 2022/06/06(Mon) 11:21:51
マユミは、必死で逃げた後。各位の端末に『奈尾発見 危険 接近×』と送信しました。
(a43) 2022/06/06(Mon) 11:24:00

マユミは、タブレットを叩いています。『おねがいします』とだけ、約束した人に文字が送られました。
(a44) 2022/06/06(Mon) 11:56:29

マユミは、声無く吼えました。
(a47) 2022/06/06(Mon) 12:28:57