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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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視点:


マキアートは、空になったバーの前でふと立ち止まり。溜息を吐いた。
(a1) 2022/08/15(Mon) 0:17:50

【人】 害のない毒 マキアート

>>5 リカルド

L'abito non fa il monaco人は見かけによらぬものです

グラスを片手に薄く微笑む。

「心を砕いて、何とか場に溶け込もうとする。
 理由は何であれ、その苦心はとても尊いものですし、
 接していてつい好感を覚えるものでもあります」

「何も顔に出るものばかりじゃないんですよ。
 オレのような厄介な客と付き合うにしろ、
 あるいは不慣れな行事に参加するにしろ。

 切り捨てたり割り切ったりできない、悪く言えば甘さ、
 けれどオレからしてみれば───
         人として大事なものが貴方にはある」

マフィアに身をやつす上でも、
決して捨ててはいけない人情のようなもの。

それを説く男の表情は、無邪気なそれではある。
けれど眩しいものを見るような、慈しむような。

「こっちとしては接待じゃなくて、
 個人的な用事でも全く気にしないですよ!」

そちらが席を立つ前に口早に言って、
それからすれ違いざまの囁きを耳にする。
(12) 2022/08/15(Mon) 8:29:14

【人】 害のない毒 マキアート

>>5 リカルド

「───えっ!?リカルドさん、だめですよそんなッ
 オレたち取引先の関係じゃないですか……」


どんな解釈をしたのか、それともわざとなのか、
オーバーリアクションで赤面して頬を覆った。
そのせいで奇異の視線が飛び交う。はた迷惑。

「……ははは、ええ、“また”。
 何にせよ結局は……貴方次第だと思いますから。
 オレは変わりませんよ。これからも、ずっと」
(13) 2022/08/15(Mon) 8:30:23

【人】 害のない毒 マキアート

【どこかのバー】 >>37 ヴィオレッタ

「奇遇だね、隣いいかな?」

あそこがいけないなら。
と、存在だけは知っていたバーに足を運んだところ。
目に入った見覚えのある姿に、思わず声をかける。

「Buona serata, ヴィー。
 ……良い夜とは言えないね。この頃は」

そちらが振り向けば少し居心地の悪そうな、
けれど安堵じみた笑みがそこにあるだろう。

それは慣れた場所、テリトリーを追いやられて心細さを抱く犬じみた表情のよう。垂れた耳さえ見えるようだ。
(41) 2022/08/16(Tue) 16:38:13

【人】 害のない毒 マキアート

【どこかのバー】

>>42 ヴィオレッタ

Certo.もちろん 元よりそのつもりだよ」

席に着き、微笑ましそうにその仕草を眺める。
あっという間に身を取り巻く環境は随分と変わってしまった。
その最中に些細ではあるけれど、
不変なものを見つられるのは嬉しいことだ。

適当な酒を頼んでは、沈黙が続かないように口を開く。

「本当は……これで最後にしよう、と、
 閉まってるアマラントに行こうかなと思ってたんだけどね。
 
 もう少しは前を向くべきだなって思ってここにしたんだ。
 あそこは今も好きだけど、仕事のしがらみ抜きに人に話しかけられることこそが、何より好きだったから」

またあんな居心地のいい場ができるかな。
難しいことがわかってるからこそ、望まずにはいられない。
(44) 2022/08/16(Tue) 18:33:16

【人】 害のない毒 マキアート

【どこかのバー】

>>50 ヴィオレッタ

謙遜するように首を振る。
確かに既に粗方割り切れてる男は、
そうでない者からすれば“凄い”のだろうが。

「前を向くのも、逃げるのも、
 どっちだって進もうとはしてるだろ?

 背景にあるものを考えるとさ、
 キミの方が健全なんじゃないかとさえ思うよ」

ひとつの死を乗り越えることは尊いばかりのものではない。
全ての人々が死に対し慣れてしまったら
その恐ろしさもいつか風化してしまうから。

「見たくないものに注視するのは、
 強さじゃなくて自傷行為か何かだ。

 無理しなくていいんだよ。
 ……オレだってさ、身近な人たちが平気だからいいけど、
 そうじゃなくなったらわからないよ?」

だから、ヴィーはそのままでいい。
普段なら虚勢のひとつ張っていた所だが、
状況も状況だ。切実な感情を並べよう。
(53) 2022/08/16(Tue) 20:30:00

【人】 害のない毒 マキアート

【どこかのバー】

>>57 ヴィオレッタ

「キミが悲しんでほしいならね」

心からの涙も、作り物の表情も、
そちらが望むなら見せるし、隠してもみせよう。
いつまでも勝負師の先達として手本でありたいから。

「そこまで想ってくれてるなんて嬉しいな……
 いいよ。何にせよオレは、
 ヴィーのやることを近くで見守るだけだから。
 
 気が済むまで泣いたらいい。
 仕事をするのは、気が向いたときでいいよ」

届けられた酒を口に含み、転がす。
こうして酒の肴の、話題にできる程度で終われるなら、
心の底からそうであってほしいと願った。

「……仕事が仕事だからね。
 どうしても、心の準備だけはしておかなければ、
 なんて言うけど。できて当然のものではないよな」
(69) 2022/08/17(Wed) 9:24:45
マキアートは、「この薬はダメだよ。債務者に使うには高価すぎるから」
(a33) 2022/08/17(Wed) 18:36:02

マキアートは、「この薬もダメだよ。すぐに内臓がダメになって、売れなくなっちゃう」
(a34) 2022/08/17(Wed) 18:36:24

マキアートは、「ダメダメ言い過ぎかな?ごめんね」と謝りながら、カメラを持った。
(a35) 2022/08/17(Wed) 18:36:57

マキアートは、作り笑いをせずに済んでほしい。ほしいのだ。
(a41) 2022/08/17(Wed) 20:32:01

【人】 害のない毒 マキアート

【どこかのバー】

>>78 ヴィオレッタ

「へえ?構わないよ」

二つ返事で快諾する。
可愛い後輩の悩みや願いを聞き届けるのは当然の責務。
そこにひとつまみ、見栄を張りたくなるのは男の性だ。

故にここでは一日の長を存分に振り回させてもらおう。

「キミは……昔より随分巧くなったからね。
 成長を喜ぶのも、爪の甘さを先輩として微笑むのも、
 どちらも今から楽しみにしておくよ」

一世一代の大勝負、なんて。
待ち遠しく思うけど、直ぐ執り行いたいものでもない。

──全部、“Se”もしもの話だ。
なった時に笑う準備だけしてたらいいんだろう。

今もその時も、作り笑いだと思われてないといいのだが。
(79) 2022/08/17(Wed) 20:50:27