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人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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視点:


ルヴァは、ブラキウムに微笑んだ。
(a9) 2021/05/30(Sun) 21:53:52

ルヴァは、ブラキウムに優しく、触れた。
(a11) 2021/05/30(Sun) 22:37:22

ルヴァは、ブラキウムに、大切なことを尋ねた。
(a22) 2021/05/31(Mon) 2:17:43

【人】 大好き ルヴァ

――森の中で、一人寝転んでいる。
朝食も取っていない、どうしても食欲が湧かなかったし、
何より今日誰が居なくなっているかを確かめるのが、
怖くて怖くて仕方がなかった。

だから、逃げてきたというのが正しいのだろう。
小さいころから、自分が逃げる先はいつもこの森の中だった。

森は、外と中とを明確に隔ててくれる。
そこに寄り添うように寝ていると、
羽を持った自由な鳥が空を横切っていく。
それが羨ましく思うのと同時に、
自分のいるこの閉じられた世界も、
まだ外側と繋がっていると感じられて
おれさまは、とても好きだった。
(33) 2021/05/31(Mon) 19:03:37

【人】 大好き ルヴァ

小さなころから、その森の向こう側に、
きっと『正義の味方』がいて、
自分が本当に困ったら、鳥のように空を飛んで、
助けに来てくれるんだと信じていた。

どうしようもなくなったとき、
自分が助けを求めたときに、
自分の前に降り立って助けてくれる。
そんなヒーローの存在を、信じていた。

「………」

森は、深く、そして静かにざわめくだけだ。

――心のどこかで。
正義の味方なんていうものはどこにもいなくて、
自分が心の底から助けてほしいときでも、
誰も助けてくれないんじゃないかということに、
ずっと怯えてもいた。

本当に、喉奥が枯れるほど叫んでも、
誰も助けに来てくれなかったら、
自分は、どうすればいいのか。
考えるだけで、夜も眠れない日が続いた。
(34) 2021/05/31(Mon) 19:09:41

【人】 大好き ルヴァ

「だからずっと。
 『団長』に、なりたかったんだよね……」

ずぶ濡れの中で傘も挿せずにいる誰かを。
夜の暗がりから現れる手が怖くて泣いている誰かを。
生きているだけで辛いと思うような苦しい誰かを。

団員だからっていう理由だけで、
助けられる誰かに、ずっと、なりたかった。

自分では。
なれないことも、
一番最初から知っていたけれど。


カストルと、ポルクスのことを。
ルヴァ団と名乗ってくれたみんなのことを思い出して。
何もできなかった自分の無力さを噛み締めながら。

ただ一人、森の中にいる。
(35) 2021/05/31(Mon) 19:14:37
ルヴァは、ブラキウムの首筋に優しく指を当てた。
(a44) 2021/05/31(Mon) 21:36:15

ルヴァは、サルガスと――    同じ――   。
(a45) 2021/05/31(Mon) 21:37:34

ルヴァは、ブラキウムが、ずっと、ずっと必要だった。
(a46) 2021/05/31(Mon) 21:40:26

ルヴァは、ブラキウムを抱きしめて、"愛"を囁いた。
(a76) 2021/06/01(Tue) 0:38:44

ルヴァは、血にまみれている――。
(a77) 2021/06/01(Tue) 0:39:59

【人】 一人の少年 ルヴァ

恋は多くの人を狂わせてきた。

ただ、狂った者を人に戻すのもまた。
――恋に他ならない。
(54) 2021/06/01(Tue) 19:57:00