「偉智センパイが動物アレルギーとかじゃないといいんだけど……」
と、見送って。

「不思議だよね、きのことたけのこで争ってるの。ひとはいつだって争いをやめない」
キメラを一口で食べた。

「今の所、政府は人の前世を知ることができて、魔法少女が孤独に戦ってるのも知ってるし、妖怪や土着神の行動も把握していて……。
え、こわいね」

「魔王になって村と里双方の敵になることで融和をはかろうとした不器用な善人にまからないかな？」

「秘密を知られるのが怖い、じゃなくて秘密が明らかにされた時にがっかりされるんじゃないか……っていう別の不安が湧いちゃう。理不尽だなぁ」

「その人の気持ちはその人のものだし、完全に理解するのは難しいなあ。おれに出来るのはあるがまま受け入れるだけって感じ」
キメラをもう一体作って食べている。

「そんなに器用でもないからね、おれ」

#レクリエーションルーム
ダンスに加わるつもりはないらしく、人々のダンスを見て緩い歓声をあげたりして。

飲み物は蛇神センパイと偉智センパイが買ってきてくれそうだったので、おやつを用意してきた。
大きくて深めな木の器に、小分けされてる煎餅やスナック菓子。運動をするだろうから塩気のあるものが多めだ。甘いのもあるけど。

#男子会
「んにゃねむ……ちょっと男子ィ〜」
うにゃうにゃ寝ぼけながら、大部屋の敷布団や毛布を大量に利用して防波堤を築いた。

#男子会
「寝ないけどぉ。今は争う者共を安全地帯から眺めてほくそ笑みたい気分なんだ」
目元から上だけを覗かせながら。

「ほうらおれと話してると隙が出来るよ」

#男子会
枕でお手玉をした。

#男子会
「あぁ、そんなつもり無かったのに累くんの味方みたいになっちゃった。」
しゃく、と読みます。

防波堤から身を乗り出して、雑司ヶ谷 累へ投擲だ！喰らえ！
命中率：66

#男子会
「混浴はまあ行ったけど、あんまり他の子とは合わなかったなあ。あ」
最後の「あ」は反撃に気がついた「あ」だ。回避行動、または防御行動に出る。

回避：52

#男子会

「っぷえ。あ〜あ〜敗北〜」
枕を両手でキャッチしようとして失敗し顔面で受ける男となった。そのまま堂本と同じようにして布団にダイブ。防波堤を片付けるのは二の次で……。

#男子会

「男たるものあらゆるものは受けて立たねばという、古い日本の慣習に則ったのかもしれない」
てきとう。

「度胸っていうか……あんまりなんと思ってないだけだよ、色々。たぶん」

#男子会

「ようこそ宗崎くん。胸を借りるつもりでかかってきな……」
防波堤から頭だけ出しながら。

#男子会

「防波堤のことは休憩用の安全スペースだとでも思ってね。ほら、ポテチもある」
布団の上に直ポテチは良くないので、大きめの敷物を敷いている。自前。

#男子会

「おおよしよしポテチはうまいか」
新人を撫でておいた。

「歯磨きちゃんとするんだよ。あと防波堤築いているせいで布団足りないかも知んない。うまくやって」
片付けろ。

#男子会
「女子会は女の子らしい話をしているらしい」
チクった。

#男子会

「やべちょっとねてた。
おれ誰とも付き合ったこと無いよ。全然ない。1ミリもない。清い」

#男子会
「…秘密、まあ多少は関係あるのかな？」
あまりわかってないらしく、う〜んと首をかしげ。

「どっちかというと片親だからとかの話で向こうが勝手に気まずさ感じて距離を取ったり、ってことのほうが多かったかなあ。ここに来てからはあんまそういうの無くて楽だよ。

累くん妹いるんだ。可哀想にねえ」
他人事感がありありだ。