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人狼物語 三日月国


13 【完全身内村】ANDRO_ID

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視点:


【人】 アンドロイド 赤月 ーアカツキー

>>14>>15

「――やっぱお前、独りなんだな」

ハテマの手を振り払って、
俺は冷ややかな目を向けながら、薄く笑った。
……ああ、がっかりだ。
楽をする為に造ったどころか、俺は代用品でしかないらしい。

 だったら猶更、俺は此処に居ちゃいけないんだろう。
(18) 青磁 2019/08/31(Sat) 21:57:53

【人】 アンドロイド 赤月 ーアカツキー

「そうだな、人間はすぐ消えてしまう。
それは否定するつもりはないし、できない。
それでも俺は、人間になりたい」

脅しにNOを突き付ける。ハテマが嫌う人間なら、
こういう時は適当にYesと言えば良いんだろう。
そうやって人間は短い一生を終えるんだろう。

こいつは今までずっと孤独で、
アンドロイドの身体を得て尚、
誰にも理解されないまま独りで、
何のために存在していたいんだろう。
……まあ、俺の考える事じゃねぇな。


「でも、お前は俺の願いを、記憶を消すんだろう?
一度消してしまえば、もう歯止めは効かなくなって、
俺がお前に都合の悪いことを考える度幾度となく記憶を消して、
上書きして、都合のいいものに作り替えていくんだろう。
容易に書き換えの可能な、容易く消せるような不確かなものが、
人間以上の不死の存在だって言うなら笑えるな」
(19) 青磁 2019/08/31(Sat) 21:59:28

【人】 アンドロイド 赤月 ーアカツキー

「そうして、俺という人格を修正しまくって
その兄とも今の俺ともかけ離れた、
俺の姿をした素直で従順でお前の完璧理想通りの
『アカツキ』ならお前の傍にずっと居てくれるんじゃねぇの?
それが3人目でも数百、数千人目でも、

――……『今の俺』には関係ないんだ、好きにすりゃいい」*
(20) 青磁 2019/08/31(Sat) 22:00:43

【人】 アンドロイド 赤月 ーアカツキー

>>8>>9
「何から自由に……ねぇ。……あ、ちょっと待ってろ」

人間歴センパイの為に冷蔵庫からバニラアイスを出した。
結局の所、俺には知識しかないわけで、
普段マツリカが舌を火傷したと言っていても、
火傷には痛みを伴うとわかっていても、俺にはわからないんだ。

……もし人間になったとしたら。それは、
自由ではなくて、新しい不自由を手にするだけかもしれない。


「そうだな……。俺は、ハテマから自由になりたい。
今んとこ、そんだけだ」

……まあ、いいや。俺は、
この小さな世界から抜け出せればよかった。
あいつにもそうあってほしかった。*
(23) 青磁 2019/08/31(Sat) 23:07:39