11:03:53

人狼物語 三日月国


77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

[メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ

視点:

全て表示


到着: ソフィア

【人】 『生贄の女』 ソフィア

 

  化粧を施し、身を華やかな布で着飾って。
  こんな姿になったことなんて一度もないものだからか
  支度を手伝ってくれた友人は
  うるうるとした瞳で私を見た。


   「 ……泣かないで、大丈夫よ。
     私は大丈夫。 だから、ね。 」


  慰めの言葉をどう感じたのか。
  ぎゅう、と私を抱きしめてくれる手に、
  私の目だって潤んできてしまう。

  それでも、涙は落とさない。
  流れ落ちれば折角塗った化粧が崩れてしまうし
  なにより、今は悲しむ時では無いから。
 
(29) 2021/06/15(Tue) 20:00:57

【人】 ソフィア

 

  ─── この村の近くには、生と死を司る神様がいる。

  物心がついてまず教えられるのはその事だ。

  敬えば恵みを与え、侮れば罰を下す。
  日々糧を得られるのは神様のおかげ。

  大人たちは教えを信じ、
  日々神様に感謝して生きている。
 
(30) 2021/06/15(Tue) 20:02:26

【人】 『ただの子供』 ソフィア

 

  そんな世界を疑問に思った私は
  きっと変わり者だったのだろう。
  
  本当に神様なんているのか。
  どうして毎年一人、
  神様に連れていかれなければならないのか。
  罰なんて本当にあるのか。

  ……だから私は、神様に会いに行こうと思ったんだ。
  
  
── ▷ 森の中  ──   

 
(31) 2021/06/15(Tue) 20:03:56

【人】 『ただの子供』 ソフィア



  神様が居ると言われている場所へと向かうため
  幼い私は森の大変さも知らず
  闇雲に探すという困難さも知らず。
  気軽な気持ちでその迷宮の中へと入っていった。

  最初は意気揚々としていたこと。
  木の根によりでこぼことしている地面や
  動物の鳴き声を気にせず進んで。

  しかし、次第に疲れは蓄積し。
  どれだけ歩いても見えない目的地に
  ついに適当な木の下に座り込む。
 
(32) 2021/06/15(Tue) 20:05:00

【人】 『ただの子供』 ソフィア

 

   「 ここ、どこだろう。
     どこにいるんだろう、神様。 」


  森の中、ひとりぽっちで呟いた。
  誰にも聞かれることはきっとないまま
  縮こまって暗くなる世界から目を逸らした。**
 
(33) 2021/06/15(Tue) 20:05:21
『ただの子供』 ソフィアは、メモを貼った。
(a6) 2021/06/15(Tue) 20:11:09

【人】 ソフィア

 

  何故『 大蛇 』を神と偽っているのか。
  その理由は至極単純なもの、
  村の人間に反感を抱かせないためである。

  化け物に生贄を与え、平穏を得ている。
  そのことがわかれば、必ず敵愾心を抱く者が現れる。

  時の村長はそう考え、少数の村人と共に
  ひとつの空想を練り上げた。
  
  この村の近くには
  生と死を司る神様がいる、と>>30

 
(109) 2021/06/16(Wed) 10:22:40

【人】 ソフィア



  刃向かってはならない。
  敵対してはならない。
  
  しかし、その力は欲しい。

  村人一人の命で平穏が得られるのなら安いものだ>>40
  神の元へと行くというのならその者も光栄だろう。


  そうして今では、真実を知るのは一握りの人間だけ。
  また今年も、輿入れの季節がやってくる。
 
(110) 2021/06/16(Wed) 10:23:18

【人】 『ただの子供』 ソフィア



***

  
  動物の鳴き声が止んだことにも>>42
  空気の流れが変わったことにも気づかないで。

  俯いた顔を不安そうに歪ませて
  私はぐるぐると一人考えていた。

  道なんて覚えてないほど闇雲に歩いた。
  ここに来る、とは友達には伝えても
  大人には伝えなかった。
  探しに来てくれるのかもわからない。


   「 ううう…… 」


  もう少ししたら泣いてしまいそうで。
  一層身体を縮こまらせて、世界に脅えて。
 
(111) 2021/06/16(Wed) 10:24:01

【人】 『ただの子供』 ソフィア



  そんな時に響いたのは、
  どこか恐怖を感じさせるような、重々しい声>>44

  顔を上げて探すように辺りを見回したのは
  ただの反射行為だったけれど。
  姿の見えない相手に、藁にも縋る思いで
  喉を震わせ声をかける。
  
  
   「 あなたは誰?
     私は神様を探しに来たの。

     ねぇ、神様の住んでる場所か、
     村への帰り道、わからないかな。」


  子供ゆえの無鉄砲さと、ほんの少しの勇気。
  そこから出した言葉は、相手にどう響いただろう。
  
  村へ帰ることだけを考えないのは
  まだ当初の目的を諦めていないから。
  神様なら一日お泊まりさせてくれないかなとか
  そんなことも思ってる。*
 
(112) 2021/06/16(Wed) 10:24:31

【人】 『ただの子供』 ソフィア

 
 
  姿も見えない相手が驚いていることなんて>>126
  今の私にはわからないもの。

  ましてや、知らない誰かと重ねて見られているなんて
  思ってさえもいやしない>>127
  

   「 怪物……? 」


  神ではなく怪物がいると嘯く相手に
  私は言葉を繰り返し、疑問を表した。

  怖気が走るような心地になる声。
  気がつけば震える手を、
  ぎゅうと胸の前で握りしめて。
 
(144) 2021/06/16(Wed) 20:10:19

【人】 『ただの子供』 ソフィア

 

  かさり、と葉の擦れる音が聞こえただろうか。
  そちらに目を向ければ、そこにいたのは
  ─── 燃えるような赤い髪を持つ男
>>128

  
   「 あ……っ、 」


  ひゅう、と息を飲む音をさせて
  私は目を見開き、その男を見つめた。
  
  自分とは違う、大きな存在。
  心で感じたことをそのままに、
  身体をガクガクと震わせる。
 
(145) 2021/06/16(Wed) 20:14:35

【人】 『ただの子供』 ソフィア

 

  そんな姿をどう思ったか。
  彼は足音を鳴らしながらこちらに近づいてきた。
  響く音はこの場では異質なようにも思えて
  自分を守るかのように身を縮ませる。

  覗き込んでくる瞳は何色と形容したらいいのか
  子供の自分ではわからない。

  ただ、その水のような目に射抜かれれば
  ……どうしてか、心の中になにか
  恐怖とは違うものが湧き出たような気がした。

 
(146) 2021/06/16(Wed) 20:15:42

【人】 『ただの子供』 ソフィア



   「 え? 」


  神様が、子供を攫う? 悪魔?>>128
  考えてもいなかったことに意表を突かれて
  間の抜けた声が場に響く。
  
  自分の村で子供が居なくなったことは
  知っている限りない>>41

  なら、と違う村の子かとも思ったけれど
  この近くに村は自分のところだけだと認識している。
 
(147) 2021/06/16(Wed) 20:16:04

【人】 『ただの子供』 ソフィア

  

  この人は嘘を吐いている。

  でも、それはどうして?

  恐怖よりも上がってきた疑問が気になり
  先程までと顔色を変えて彼のことをじっと見た。

  怖い人。嘘を吐く人。
  でも、もしかしたら、
 
(148) 2021/06/16(Wed) 20:16:41

【人】 『ただの子供』 ソフィア

 

   「 私のため? 」


  思考の間を伝えることもせずに吐き出したから
  彼にはなんのことだかわからないかもしれない。

  けれど、相手を慮れる程大人ではない。
  まだ、幼い少女なのだから。*
 
(149) 2021/06/16(Wed) 20:17:20

【人】 『ただの子供』 ソフィア

 

  問いかけに肯定が返ってきても>>172
  私は、神様と彼が言っている怪物が
  同じだと、すぐには考えつかなかった。
  
  恐怖で思考が上手く紡げず、
  頭の中は絡まったよう。
  言葉少なに説明されても、
  なかなか理解は及ばない。
  
  でも、きちんと説明してくれたなら>>128
  やっと頭の中の糸の絡まりが解れる。
  そうして、彼の言いたいことがわかった気になって
  答え合わせをするために、言葉を投げかけた>>149
 
(233) 2021/06/17(Thu) 14:59:00

【人】 『ただの子供』 ソフィア



  この人は神様を悪魔と称し、自身を獣だと言う。
  はて、これは一体どういうことなんだろう

  問われた言葉とは別のことに思考をやる辺り
  少しは緊張感が解れたのかもしれない。


   「 えと、……見えるかはわからないけれど。
     それ以外に、意味はあるのかな? 」


  自分の思考の間を上手く補完してくれたことに
  子供の私は気が付かないまま。

  話がそのまま続くのなら
  吐かれた嘘の理由が他にあるのだろうかと
  頭を悩ませるように首を捻った。
 
(234) 2021/06/17(Thu) 14:59:37

【人】 『ただの子供』 ソフィア



  悩みに対する答えは出たか、得られたか。
  未だに体は本能からか萎縮しているけれど
  心は先程までより縮こまっていない。

  人は未知を怖がるもの。
  なら、知れば恐怖が薄れるは道理。

  先までの声より柔らかなものがかけられれば
  顔を上げて彼の水のような瞳を見た。


   「 私の名前? 」


  この大きな存在が私のような小さなものを
  意識しようとするのは、なんとなく不思議で。
  きょとりと子供らしい大きな裏葉色の目を瞬く。

  じっと見つめても、真意は見えないだろうか。
  私は、目線を逸らさないまま小さな唇を開いて。
 
(235) 2021/06/17(Thu) 15:00:28

【人】 『ただの子供』 ソフィア



   「 ソフィア。 私はソフィアよ。
     ……あなたの名前はなんて言うの? 」


  神様が悪魔、は方便だとして。
  自分が獣というのは、一体どういうことなのか。
  疑問を晴らす機会を伺いながら
  問いかけを返すように名を尋ねる。*
 
(236) 2021/06/17(Thu) 15:00:36

【人】 『ただの子供』 ソフィア

 

  叡智の素質だとか>>174聡明だとか>>254
  そう評されていることなんて
  その表情から読み取れもしなければ
  察することも出来やしない。

  『Sophia』の名を冠すると言っても『ただの子供』

  相手にどう思われているかを考えながら
  振る舞うような知能は未だ持ち合わせていない。
 
(297) 2021/06/18(Fri) 8:50:40

【人】 『ただの子供』 ソフィア

 

  「面倒」>>254とはどういう意味なのか。
  それに対する答えは、少ししてわかる>>255


   「 ラサルハグ……え、神様!? 」


  『Rasalhague』の意味を知らないから
  へびつかい座のことだとはわからず>>19
  ただ、名前を覚えるように言葉を繰り返した。

  少し覚えづらい名前だと思ったのが率直。
  けれど、次に述べられた言葉に驚いて
  目をまんまるとさせれば、ぽけ、と口を開いた。
 
(298) 2021/06/18(Fri) 8:51:01

【人】 『ただの子供』 ソフィア

 

  この存在感の大きさは神だと言われれば
  なるほど、納得出来るものだと思う。

  だから、『ただの子供』は疑う気持ちを持つことなく
  『 大蛇 』を『神様』だと認識する。


   「 あ、えっと、 」


  本当に神様がいるのなら、聞きたいことは山ほどあった。
  なのに、言いたいことがまとまらなくて舌が縺れる。
  焦ったようにもごもごと口を動かして
  なんとか言葉を出そうとするけれど、上手くいかない。

  そんな私に彼は、今までのような声を静め
  穏やかな声で語りかけてくれる>>256
  伸ばされた手に体は震えを走らせるけれど
  拒む気持ちにはならなかったから
  すぅ、と息を吸い込んで、彼の手を受け入れた。
 
(299) 2021/06/18(Fri) 8:51:22

【人】 『ただの子供』 ソフィア

 

  少女らしい小さく、でもふっくりとした頬に
  彼の手が触れる。
  その温度は蛇の如くひんやりとしているだろうか。
  感じる気持ちよさに思わず目を細めて。

  まるで落ち着いていいというような手に
  一度目を閉じれば、深く呼吸をする。

  どくどくと動く心臓を抑える気持ちで
  胸元で握っている手にぎゅうと力を込めると、
  裏葉色の目を開いて相手の顔を見上げた。
 
(300) 2021/06/18(Fri) 8:52:19

【人】 『ただの子供』 ソフィア

  

   「 ……毎年、神様の所へおよめ? に
     村の人が行ってると思うんだけど。
     村へ帰ってくることはないの? 」


  大人が言うには、
  「神様の手伝いをしに行っている」そう。
  でも、手伝いならたまには帰ってこられないのかな
  そうずっと疑問だったのだ。

  なにか事情があるのだろうか。
  それとも、神様が厳しくて帰ってこられないのか。
  伺うような目で相手を見つめる。
  
(301) 2021/06/18(Fri) 8:52:38

【人】 『ただの子供』 ソフィア



  そろそろ夜も更けてくる頃>>256
  子供から話を聞いた大人は>>111
  森の入口まで探しに来ている。

  森深くまでは、神の逆鱗を恐れて入りはしないから
  もし探しあてることが出来なければ、
  大人しく引き返していくことだろう。

  月明かりが木々の隙間から
  『ただの子供』と『 大蛇 』を照らす。

  動物の鳴き声もせず、静まった森の中。
  二人だけの世界のように、視線を絡ませあって。*
 
(302) 2021/06/18(Fri) 8:52:49
『ただの子供』 ソフィアは、メモを貼った。
(a26) 2021/06/18(Fri) 8:56:07

【人】 『ただの子供』 ソフィア

 

  村を守る代わりに贄を差し出せと言われ
  最初は男女ともに差し出していたが>>303

  いつからかそれが女性だけになったのは、
  神として崇められ始めたからか、
  大蛇が従っていたという医学の神に準えたのか、
  それとも……。

  思惑はどうであれ、成人した女を一人>>304
  毎年神へと嫁入りさせる習わしが村には出来ている。

  決して多くない村人の数を補うために
  遠くない親族同士で契りを交わす時もあるとか。
 
(322) 2021/06/18(Fri) 14:47:28

【人】 『ただの子供』 ソフィア

 
***


  顔を顰める様子を見れば>>306
  自分が怒られたかのように身体を震わせた。


   「 えと、ごめんなさい……?
     でも、色んなことを村にしてくれる
     すごい人なんでしょう? 」


  神様という言葉は人が呼ぶ敬称でしかない
  というのなら、自分から名乗っていないのは頷ける。

  顰めた顔がどういう理由からのものか
  よくわからず、オロオロと眉根を下げる。
 
(323) 2021/06/18(Fri) 14:48:15

【人】 『ただの子供』 ソフィア

 

  神様だとは信じても、人ではないだとか
  蛇だとかは、未だによくわかっていないもの>>307

  触れた手の冷たさに内心びっくりしながら
  先程までとは違うような、
  どこか冷ややかに感じる顔を見上げる>>308


   「 ……覚悟。 」


  神の元へと手伝いをしに行くには
  重い覚悟が必要なのだろうか。

  一体なにの手伝いをしているのか、
  それを聞いてもいいものだろうか。
  
  『ただの子供』はただの子供でしかなく
  深く疑うことを知らない。
  聡明というには遠く、見える世界しか語れないのだ。
 
(324) 2021/06/18(Fri) 14:48:41

【人】 『ただの子供』 ソフィア

 

   「 ……みんなは、元気? 」


  だから、生まれる問いかけは>>309
  話を信じた上でのもの。
  
  真実を知るか、なにも知らないまま生きるか。
  流れは『 大蛇 』に委ねられる。


── ▷ 大蛇と私  ──   

 
(325) 2021/06/18(Fri) 14:49:03