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人狼物語 三日月国


247 【身内】patience【R18】

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【恋】 プラチナ

[自分の姿を見た途端、
不安そうだったテレベルムが
安堵したような表情を見せる。

まあこれは確かに迂闊だった。
いくら同じ店内にいるとはいえ、
そもそも街に出るのが初めての幼子から
軽率に目を離すべきではなかったのだろう。

なまじこどもの扱いになんて慣れていないから――
はあ…と溜息をつく。]

いや…… 何もなかったなら、いいんだ……
よ、良かった… 
はぅぅ……


[何事もなくて安心したと言うのも本当だし。
テレベルムに怒っているわけではない――ないのだが
どうしても、せめてあと数分待ってくれていればと
思わずにはいられない。]
(?71) 2024/02/07(Wed) 20:22:19

【恋】 プラチナ


(そ…そうすれば、い、今頃は…
 あ、あのトイレに思い切り
 しっこをしていた、のに……っ)


[本当ならば今頃、我慢を我慢を重ねた熱水を
ジョボジョボと便器にぶちまける
天にも昇るような時間が待っているはずだった。

寸前で逃したトイレ恋しさに切なく顔を歪め
くねくねもじもじと揺れ動く下半身に
テレベルムも状況を察したようだ。

そっと手が握られ、トイレへ続く人並を一瞥する。
長蛇の列は何なら先程より伸びていそうで
ここに一から並び直す気力はなかった。

それに、もし、万が一。
たとえばトイレが詰まったりだとか。
これ以上何か予期せぬトラブルがあれば
我慢できずに公衆の面前でパンツの中に……]

(そ、それだけは……嫌だ……っっ)

[そんなわけでテレベルムに続き、
ふらふらとぎこちない足取りで店の外へと出る。]
(?72) 2024/02/07(Wed) 20:27:40

【恋】 プラチナ


うぅ……っ そ、そう…だな……… ふぅぅ……
ただ、で、できれば、その……どこか近場で、用を足せると……


[かと言ってトイレのあてがあるわけではない。
テレベルムの言う通り、
家に帰ってまた風呂でする、という選択が
一番確実なようには思うが
魔道具による転移門の起動に少し…
と言っても数十分ほど時間がかかるし
魔法に頼らないならもっとだ。

自分一人ならすぐに帰ることもできるが
流石にテレベルムを置いていくわけにはいかないわけで…。]

(はぁ、はぁぁ……だ、だめだ、
 思考が、まとまらない……っ 
 早く、…早くおしっこぉ…!)


[取りあえずは帰路に着きつつ
道中どこかに使えそうなトイレはないか、縋るような気持ちで。
テレベルムに手を引かれ、くねくねしながら歩き出す。**]
(?73) 2024/02/07(Wed) 20:35:37

【恋】 プラチナ

[昨日もそうだったが、尿意を我慢している時の寒空は堪える。
テレベルムが妙に晴れた顔をしているのにも
此方はと言えば気づく余裕もなく、
一向に見つからないトイレに顔を曇らせていた。]

(はぁ、はぁ…うぅ……っ
 な、なんで、こんな、時に限って、
 ……使えない、もの、ばかり……っ)

[もういっそ人のものではなくても
用を足せさえするならそれで良かったが
実際の便器を見て確かめてみないと
それも分からないのだから難儀だ。

あったと思って顔を輝かせたら
自分用の場所ではなく、落胆を繰り返す。
焦れた思いを抱えながら
ぎこちない足取りで暫し道を歩き。

そうしてその途中ふと、
テレベルムが何かを見つけたように立ち止まった。]
(?79) 2024/02/07(Wed) 23:06:58

【恋】 プラチナ


え……

[指さされるまま路地裏に目をやり、
―――そうしてそのまま固まった。
それは大型犬が路地裏に向かって片足を上げ、
自分が今望んでやまない放尿を始める、
まさにその瞬間だったからだ。]

(あっ、あぁっ………んぁぁ〜〜〜ん
 そ、そんな、そんなあっ)


[ヂィィーー……とおしっこが
地に落ちていく水音がやけにはっきり響き。
見たくないのに目を逸らせない。

あまりに目の毒な光景に目を潤ませ、
堪らずに股間を鷲掴み、
その場で飛び跳ね回ってしまう。]
(?80) 2024/02/07(Wed) 23:15:43

【恋】 プラチナ


(あ、う、う、羨ましい……!!
 俺の方が我慢しているのに、あんな…!
 俺だって、俺だってしっこしたい、あんな風にしたいぃ……!!)


[そんな切望が当然ながら犬に届く筈はなく。

息を荒くし、ぐねぐねと腰を捩じらせて
悶絶している自分を他所に、
犬は程なくして用を済ませ、何事もなく去っていく。

まだほかほかと湯気の立つ小便跡に
ごくり…と喉を鳴らした瞬間]
(?81) 2024/02/07(Wed) 23:19:25

【恋】 プラチナ


はっ…はぁっ!?!?


[きょとり、と無邪気な眼差しを向け。
まるで心を読んだかのように、
テレベルムが放った台詞に
顔を赤く染めてぎょっとした。

大通りからは死角になっている路地裏。
それは確かに―――確かにここならば
隠れてささっとやってしまえば
誰にも見つからず済むのかもしれない。

依然自分が用を足せそうなトイレは見つからず
限界は刻一刻と迫っていて――……

けれど、けれど。
自分は犬でも子供でもない。
仮にも自分を慕う子供の目の前で、
路地裏で放尿だなんてあまりに情けない――……]
(?82) 2024/02/07(Wed) 23:20:58

【恋】 プラチナ


ば、馬鹿言えっ、
こんなところでするわけなっ…… 
んぅぅぅっ


[断固として突っぱねようとした瞬間、
身体を大きな尿意の津波が襲う。

ぎゅうぎゅうと強く股間を抑えたまま、
まだ湯気が立っているそこを
目を潤ませて食い入るように見つめた。]

〜〜〜〜〜……っっ……

 
(?83) 2024/02/07(Wed) 23:23:41

【恋】 プラチナ


(……………し、したい……っっ
こ、ここで、しっこ、
しっこ全部思いっきりしたいぃ……!!!)



[偽らざる本音を言うのならば。
恥も外聞も捨て、あの犬みたいに
シャアシャアと放尿してしまいたい。

切実な願望と、先程ペットショップで見た
己の姿が頭の中でダブった。

気持ちよさそうに顔を蕩けさせ、
性器から野太い水流を迸らせ快感に浸る。

そんな自分の光景がついつい脳裏に過って―――]
(?84) 2024/02/07(Wed) 23:29:38

【恋】 プラチナ

[じわ……♡]


ん゛くぅぅぅん……っっ


[想像に釣られ、少し下着に出てしまった気がして
足をキツく交差させ、体をくの字に曲げて小さく呻く。

葛藤しながらも覚悟が決まらず、
ぶるぶるしている自分をどう思ったのだろう。
テレベルムが更に奥の方へと誘おうと手を引いて。]

……ぁ、ちょ、ちょっと、待っ……
きゅ、急に、動いたら、はぅぅ………


[内股になり、情けない声をあげながら
彼に連れられよちよちと路地裏の奥へ。**]
(?85) 2024/02/07(Wed) 23:31:16

【恋】 プラチナ


そ、それは、だが……っ

[どうもテレベルムは
先程犬が排泄しているのを見て
ここもトイレの一つなのだと
変な学習をしたらしかった。

確かに犬型の獣人もこの街には多くいて
彼ら用のトイレも設置されている以上
犬にも公衆トイレがあるのだと解釈しても
おかしくはないのかもしれないが…]

あ、うぅ、はぅぅ……!


[迷っている間にテレベルムが手を引き、
更に路地裏の奥まで誘う。

ここまでくればわざわざ入ってこない限り
誰かの目に留まることはないだろう。]
(?92) 2024/02/08(Thu) 13:56:16

【恋】 プラチナ


い、いや、それは、そのっ……


[まるで疑わない様子で先程知ったばかりの
"おしっこの作法"を教えるテレベルムに
前を抑えてもじもじしながら戸惑いの眼差しを向ける。

犬のマーキングと人間の排泄は違う。
いくら犬がおしっこしていたからといって、
人間も同じ所で排泄していいわけではない。
そう教えることは簡単で、また本来ならば道徳的にはそうすべきだろう。

聞き分けの良いテレベルムは、
ここで一言そう言えば素直に引き下がるだろうと、
何となくプラチナにも予想はつく。]
(?93) 2024/02/08(Thu) 13:57:08

【恋】 プラチナ


(……で、でも……それを教えてしまったら………
ま、また俺のおしっこがおあずけに……っ
せ、せっかく、せっかくしっこしていいって……くぅぅぅ…!


[当然、ここでおしっこするのが
いけないことだと知ったテレベルムは
じゃあ人用のトイレに行こう、と促すはずだ。

辺りには誰もおらず、誰かに見られる心配もない。咎める者もいない。
したくてしたくて堪らないおしっこを解き放って
今すぐ気持ちよくすっきりできる、
その千載一遇のチャンスをふいにして。]

う゛ぅぅっ……!!!


[もうあまり葛藤している余裕もなかった。
断続的に襲う大きな波の間隔が次第に短くなり
身体が強制的に排出を促しているように
ぶるっ、ぶるっと体を震わせる。

気のせいか、じわじわと下着の染みも広がって行っているような…]
(?94) 2024/02/08(Thu) 14:04:40

【恋】 プラチナ


(……だ、ダメだ、も、もう、限界だっ…!
こ、このまま、だと、もれるっ
下着の中にしっこ、もるぅぅっ……!!)


[覚悟を決めたようにごくりと唾を飲み、
ズボンを緩め、ジッパーを下ろした。
寒さで縮こまっている性器を摘まみだし
壁に向けて固定して、]

…て、テレベルムっ、
あっちを向いててくれ……!!
ああんっ…


[テレベルムが答えるのを待つ前に
先端からじょろじょろと放水が始まってしまう。
ちょぼぼぼ…と壁に向け、黄色い放物線を描いて]
(?95) 2024/02/08(Thu) 14:09:17

【恋】 プラチナ

(あ……ふうぅぅ…… や、やってしまった…
 うぅ…恥ずかしい……
 トイレまで我慢できず、こんなところで…)

[はぁ、はぁ、と肩で荒く息をしながら
何とも言えない罪悪感と情けなさに包まれる。
自分はプラチナ・ライドではない。
別にテレベルムの保護者になった覚えもない。
ないが――仮にも大人としてこれはどうだろう……]


(……だ……だが……はぁあぁぁ〜〜……♡
…き……きもち、いいぃぃ…… 

ず、ずっと、ずっと我慢してたからぁ……♡
あふぅぅ〜〜〜ん…♡♡)


[…が、それ以上に。
散々自分を苦しめていたおしっこが尿道を勢いよく走りぬけ
膀胱が空っぽになっていく心地よさが
急速にプラチナの頭の中を支配していく。

もう、なんだか全部どうでもいい…
そんな気持ちになってきて。]
(?96) 2024/02/08(Thu) 14:10:46

【恋】 プラチナ


んはぁぁぁ〜〜〜ん………♡♡♡

(…も、もう…なんでもいい……はぁぁぁ……
 しっこぜんぶするぅぅ……♡♡♡)


[最初は恥じらいが勝って控えめだった排尿の音は
身体の弛緩と共に勢いを強める。

いつしか、じゅびいいいいいいいいと元気の良いおしっこを
思いっきり壁に叩きつけながら
とろんと表情を恍惚に染め、甘い吐息を漏らしていた。**]
(?97) 2024/02/08(Thu) 14:12:10

【恋】 プラチナ

[膀胱にたっぷり溜まったものを
心往くままびちゃびちゃと壁に叩きつけながら
天を仰いで蕩け、暫しぽーっと至福の時間を過ごしていた。

やがて徐々に勢いが弱まり、
ぶるりと震えて放尿が終わる。
辺りにはほかほかと湯気が立ち上り、
一面に大きな水たまりが出来ていた。]

ふぅ――――…………

[深く深く感じ入ったように息を吐くと
軽く性器を振って雫を落とし、顔を上げ。
こちらを凝視しているテレベルムと
ばちりと目が合った。]
(?102) 2024/02/08(Thu) 17:06:34

【恋】 プラチナ


…へっ、 なっ、…〜〜〜っ


[ほんのりと微笑み、
気持ちよかったかと尋ねるテレベルムに
思わずぎょっとしてしまう。

相手は年端のいかない少年で、
先程まで無邪気に泣いたり笑ったりしていた子供。
それが何というか急に…普段のテレベルムと重なって見えて。
何だか妙にどぎまぎしてしまって頬が熱くなる。
さすがにテレベルムの下半身の反応にまでは気づかなかったけれど。


慌てて性器をごそごそ下着の中にしまい込んで
ジッパーを上げ、身なりを整えた。]
(?103) 2024/02/08(Thu) 17:06:57

【恋】 プラチナ

……わ、わざわざ聞くなそんなこと……っ
あ、あっちを向いてろと言っただろ…!

[眉を吊り上げて顔を逸らしたものの
気持ち良さそうに放尿していたことは
今更隠し様もない。

こんな情けない姿を晒した後で、
いくら叱った所で格好が着かない自覚もあったので
気まずそうにごほんと咳払いした。

明らかに犬がやったとは思えない
大きな水たまりの前、
長居したいわけもなく。]

まあ……なんだ、その……
………帰るか………

[そうテレベルムを促すのだった。**]
(?104) 2024/02/08(Thu) 17:07:43

【恋】 プラチナ

[さて、その後。
魔法門を潜り、家へと戻ってきた頃にはもう夜近かった。

テレベルムも疲れた顔をしていたように思うが
こちらもいろんな意味で疲れた。
さっさと寝てしまいたかったが、
まだ夕食を作るという仕事が残っている。

とは言えそこまで手の混んだものでもないし
二人で手分けすればすぐだろうと
すぐに準備に取り掛かりながら。]
(?110) 2024/02/08(Thu) 21:19:06

【恋】 プラチナ


はっ!?

[並んで野菜の皮を剥きながら
少し気恥ずかしそうに尋ねるテレベルムの問いに
かあ、とまた顔を赤くする。]

な、何回って...
いやいちいち数えたことはないが...

......うーん...5.6回くらいじゃないか...?

[普通だ、なんて言い添えつつ。
そういえばテレベルムは朝用を足したきりトイレに立つ様子はない。
随分トイレが遠いんだな、と今更ながらに知る。]
(?111) 2024/02/08(Thu) 21:19:42

【恋】 プラチナ

(というか...寝る前にもう一回くらい
行っておきたいんだが...
また風呂あたりで適当に済ませるしかないか...


早く元に戻ってくれ、テレベルム......)


[何かと不運に見まわれたとは言え
家のトイレが使えないのが
こんなにも不便だとは。

当たり前にトイレのある生活に感謝しつつ。

程なくして出来上がった、
やや具が不揃いなシチューを
もくもくと頬張りながら
はあ...とひそかにため息をつくプラチナだった。**]
(?112) 2024/02/08(Thu) 21:22:58

【恋】 プラチナ

[自分にからしてみれば当たり前のことだが
テレベルムにとってはそうではないらしい。

こうも驚かれると、プラチナ・ライドは
トイレに行かなかったのか…?という疑問すら出てくる。
実際はこんなトラブルでもなければ
トイレの回数を意識する機会もそうないだろうし
単にテレベルムが気に留めていなかっただけかもしれないが。]

?…じゃあ…?

[途切れた言葉に首を傾け、不思議そうにした。
三つ子の魂何とやら。
無垢な子供に、良からぬ性癖が
順調に芽生え育っているとまでは
プラチナの与り知らぬ所であった。
]
(?119) 2024/02/08(Thu) 22:29:58

【恋】 プラチナ

[そうして、つつがなく食事を終えた後。
自分も彼も早めに風呂に入り(結局その後トイレは風呂で済ませた)
普段よりも随分と早い時間――とは言っても
子供は寝る頃合いにベッドに入る。]

ああ……?
別に構わないが、風邪をひかないようにな。

[むずむずすると言うのは元に戻る予兆なのかもしれない。
共に寝どこに入り、ぴったりと引っ付く
テレベルムの背をぽんぽんと叩いていれば
沢山歩いたからだろう、
程なくして彼の口からは
すやすやと規則正しい寝息が聞こえてきた。]

………おやすみ、テレベルム。
良い夢をな。

[穏やかに目を細め、額にひとつ口づけを落として。
そのままベッドに寝ころんでいれば
自分もいつしか眠りに落ちていただろう。]
(?120) 2024/02/08(Thu) 22:30:51

【恋】 プラチナ

―→翌朝

[さて、そうして
星々のちょっとした悪戯は終わりを告げる。

朝日が差し込む頃には普段通り
まるで何もかも夢だったかのように
長い腕と広い胸板、低い声の恋人が
自分を包んでくれていたことだろう。

例によって朝遅く、寝ぼけ眼で目覚めたプラチナは
彼の姿を見て一気に覚醒し、
ぺたぺたとその顔を触って確かめ
安堵の表情を浮かべた後にジト目になって。]

…ま、まったく、人騒がせな!
昨日は大変だったんだぞ!

[と、ぷりぷり文句を言った事だろう。]
(?121) 2024/02/08(Thu) 22:31:53

【恋】 プラチナ

[―――まあ、プラチナの安寧が
本当の意味で戻ってくるのは
それからもう少し後だったりするのだけれど。]

……な、なあ…テレベルム…
トイレはまだ、直らないのか……?
あ、朝から、も、もう、何時間も、はぅぅ…


[一向に直らないトイレの前でくねくねしながら
切なく修理を待つプラチナがいたかもしれないが、
それはまた別のお話。**]
(?122) 2024/02/08(Thu) 22:35:46

【人】 プラチナ

― どこかの日 ―

[あの不思議な出来事から少し経ったある日のこと。
プラチナは何の変哲もない平和な日々を送っていた。

夜、テレベルムが
安眠効果のある茶を淹れてくれると言うので
有難くそれを受け、
味が気に入ってカップに何杯か飲み干して。
それが功を奏したのか、いつもより少し早めの時間から
すやすやと眠りについていた。

そうして深夜を少し回った頃。
心地よく眠っていたプラチナが
時折小さく呻きながら何度も寝返りを打ち、
もぞもぞと寝苦しそうに足を動かす。

それでも熟睡中のプラチナが目覚める気配はなく、
テレベルムが横で何かをしていても
気づくことはできなかっただろう。]
(3) 2024/02/09(Fri) 0:14:07

【恋】 プラチナ

[プラチナはいつのまにか
だだっ広い平原の中、延々と続く
見知らぬ一本道を歩いていた。

辺りにちらほらと人通りはあるものの、
どこかぼんやりと靄がかったように
その姿はあいまいで。

明らかに知らない場所だが、
ここがどこかと言うのも
何故だかあまり疑問には思わず
目的もなくただ歩く。

――いや、目的はあると言えばあるのだけれど…]
(?123) 2024/02/09(Fri) 0:14:46

【恋】 プラチナ


(はあ……トイレに……行きたい……)


[もういつからだろう、
ちくちくと下腹部を苛むそれに
いつの間にかプラチナは支配されていて。
早く行きたいと気が急くくらいには
既に自分の中で欲求は大きくなっていた。

解放できる場所を探しながら少し歩いた頃、
程なくして唐突に、
トイレのマークが書かれた建物が
目の前にぽつんと出現する。

あったあったと安堵の表情を浮かべ、
早速男性用と書かれている方に入ろうとしたのだが、
近くで立っている番人らしき男に呼び止められてしまい。]
(?124) 2024/02/09(Fri) 0:17:38

【恋】 プラチナ


「ここのトイレを使うには許可証がいるんだ。
 すまないが、あっちで発行して貰ってくれ。
 ないなら通すわけにはいかないな」

(許可証……?面倒だな……)

[そんな話は聞いたことは無いが……。
ともあれ使えないのならば仕方がない。
取りあえず許可証を発行してくれるのだと言う
小さな小屋に向かい、また歩き出すことにした。**]
(?125) 2024/02/09(Fri) 0:20:01