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人狼物語 三日月国


51 【完全RP】ポムペッシュ・フェーリンコロニー【R15】

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【人】 受験生 雨宮 健斗


   ……っ…!


[はっ、はっ、と酸素を求めて短い呼吸を繰り返す。

 飲み込みきれなかった唾液が、唇の端を伝って、
 ぜいぜいと動く喉を撫でた。

 開いたままだった瞳で見た矢川の顔は、
 なかなか見事に歪んでいて、
 吐き出すように溢れる言葉を聞いていた。 ]



   …なんで、お前が
   そんな顔してんだよ。


[ぽつりと告げて、同じように歪んだ口元は、
 なんとか笑みの形に変えられただろうか。 ]**
 
(83) 2020/11/30(Mon) 0:49:51

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 事情をきちんと聞こうともせず。
そんな行動に走っていたその詳しい理由も
心境も、悩みも、聞こうともせず。
「俺でもいいなら話聞くから」とか
言えたらよかったんだと思う。穏やかに。

───だけどそれが、できなかった。
苛立ちに身を任せて捲し立てた。

腹がたった。
その場所に己がいないことに。
立つことができないことに。
特別だと思っていたのが自分だけかも
しれないとよぎったことの悔しさに。

響いた声。
木々がざわめく。鳥が鳴いた。

低く続いた拒絶に、ずき、と痛んで、
体が、勝手に動く。]

 
(@34) 2020/11/30(Mon) 1:22:36

【見】 3-A 矢川 誠壱



[ 肩をホールドした腕は逃げられないよう
力をこめて、頬に添えた手は、
頸動脈を抑えるように掴んだまま、
無理やりにでも上を向かせた。

開いたままの唇で、彼の唇を覆い、吸う。
舌先を差し込んで歯列を割り、
口蓋を通って舌を絡める。
角度を変えて、何度も、何度も
呼吸を奪えば、微かな痛みが走った。

ちり、としたそれのあと、ゆっくり
力をゆるめる。口の端に溜まった
唾液をぐい、と親指で拭った。

謝らなければ、と頭の中で理解はしているのに
口をついて出るのは悪態で、嫌になる。
微かに鼻を抜けていく鉄の匂い。

歪んだ顔で、それでも笑う雨宮に眉が寄った。] 
(@35) 2020/11/30(Mon) 1:24:17

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ な んで、笑うんだよ。]



    わかんねえ、俺、……

    ごめん、


[ 小さく頭を下げる。
どうしたらいいのだろう、と頭を
ぐるぐる巡らせるのに、あとには戻れない。
ここからはもう、肩を貸すことも躊躇われ。

黙って、ゆっくりとついて宿へ向かおうか。
口の中に広がる血液を無理やり飲み込んで。]*
 
 
(@36) 2020/11/30(Mon) 1:25:39

【人】 受験生 雨宮 健斗


[特別だっつっても友人で、もちろん男で、
 がっちりホールドされて、
 うっかり頸動脈キメられて、
 殴られるどころかキスされて。


 いくらあいつがデカくても、
 多少己の血の気が引いていても、

 抵抗することなんていくらでも出来たはずなのに。

 何すんだ、って怒鳴るとこだろう。
    
 
  
普通は。
     ]



    …何やってんのお前。
    なんで、こんなこと、すんの。

 
(84) 2020/11/30(Mon) 8:16:12

【人】 受験生 雨宮 健斗


[さっきの、矢川の言葉を拾って。>>@27
 掠れた声は、いっそ穏やかだった。


 俺は、なんで、笑ってんだろう。    ]
 
(85) 2020/11/30(Mon) 8:17:04

【人】 受験生 雨宮 健斗


[身体が離れて、間を風が通り抜ける。
 あんなに熱かった体温が連れ去られて、
 急激に寒いと感じた。   ]


   サイアクだ。


[自嘲気味に笑いを増やして息を吐いたら声に出た。
 バニラじゃない、鉄の味が鼻腔から抜ける。

 視界がまたぐらりと歪んで。
 ごめん、と言う言葉が>>@36
 遠くで鳴く鳥の声と重なった。  ]
 
(86) 2020/11/30(Mon) 8:21:21

【人】 受験生 雨宮 健斗


[もう体重を預けられる肩はそこには無くて。
 置いてきゃいいのにそれでも己を気遣ってか、
 ゆっくり歩く矢川を、己の意思に反して
 閉じようとする瞼を懸命に上げて目で追った。]



   
   
矢川。


[呼びかけた声は、割に落ち着いていて。
 振り向いてくれなくてもいい。

 目の前が、急に色を失って。
 座り込むように、倒れる直前。    ]
 
(87) 2020/11/30(Mon) 8:23:02

【人】 受験生 雨宮 健斗




   あのさ、俺。



[届いたかな。   ]
 
(88) 2020/11/30(Mon) 8:23:39

【人】 受験生 雨宮 健斗




[ざす、と、
 
 落ち葉がまた鳴った気がした。  ]**
 


 
(89) 2020/11/30(Mon) 8:25:18

【見】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

 ―― キャンプファイヤー ――


[ キャンプ場なので灯りは勿論あるものの
  僕達を取り囲むのは深く暗い森林と夜空。

  僕らの中心には炎があって
  たくさんの生徒が様々な表情をして
  それはひどくざわめいていた。


  僕は実行委員の手伝いで音楽を流す。
  ある音楽を流した時に、誰かが誰かに
  手を差し伸べることもあっただろうか。>>2:246


  そんな光景が目に入れば、
  自分の冷たくなった指先を見つめる。

  思い出すのは少しだけ触れた
  あたたかな温もり。>>1:180>>1:@65 ]
  
(@37) 2020/11/30(Mon) 8:40:52

【見】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  
[ いつからこうなったのだろう。

  小さい頃に大好きだったピアノも絵も、
  父親に全部くだらないと取り上げられて、
  父親がなれなかった総理大臣になる道を
  強制された。>>1:@69>>1:@70

  それから、がむしゃらに勉強して
  目的のためには手段も選ばなかった。


  
僕は、ただ自由になりたかった。
僕の国を作れば自由になれるんだと。


  だけど最近、僕はおかしい。 ]
  
  
(@38) 2020/11/30(Mon) 8:50:30

【見】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  
  ごめん、ちょっと外す。


[ 息を切らし探し回る。
  ちっこい彼女をすぐに見つけられるように
  林間学校の前に渡した
  目立つうさぎのぬいぐるみも
  キャンプファイヤーだと持っていないか。 ]


  お、ちあ。>>45


[ ベンチに座るちあを見つければ
  息を整えて、何気なく声をかければ隣に座り
  おつかれさまと言った。 ]*
  
(@39) 2020/11/30(Mon) 8:53:44

【見】 文化部 佐藤 しおり

ー 林間学校から帰宅した少し先の話 ー

ただいまっ!

[ 鍵を勢いよく開けたしおりはそう言ってリビングに駆け込んだ。 ]

と、扉勢いよく開けたのはちゃんと
反省してます!
けど、聞いて欲しいの!
林間学校でね?…

[ しおりは、そう言うと
誰も居ない
リビングの椅子に座り、台所に向けて話始めた。]

それでね?お母さんのおにぎり
見よう見まねでやってみたんだけど…
あははっ、お父さん
そんなこと言ったって班には男の子も
いるからそれは、食べてもらうよ?

[そう言いながら、テーブルをはさんだ
斜め前に向けて言った。]
(@40) 2020/11/30(Mon) 9:27:27

【見】 文化部 佐藤 しおり

佐藤しおりに家族はいない。
いや、正確には
【父親は生きてはいる】

しおりが中学生になり、小柄な体型で
いじめを受けた時と重なるタイミング。
母親は自殺した。
理由は何かしおりには、理解することは最後まで出来なかった。
それから、父親は海外出張から帰ってくることは無い。

誰も居ない家でしおりは、さも中の良い家族がいるかのように演じている。
いや、演じているのではない。

イマジナリーフレンド
フレンドがファミリーに変わっただけ。
しおりには、母が生きていた時の楽しい家族が居るのだ。そう、見えているだけだが。

精神的ショックが大きかったため
しおりは、2つの暗示を自分に無意識にかけた。
1つは、イマジナリーファミリー
1つは、色盲


赤い色
を見ると、
血の色
を思い出してしまい、イマジナリーファミリーが消えてしまうかもしれないから。]*
(@41) 2020/11/30(Mon) 9:28:36

【人】 テニス部 ちあ

ー離れのベンチー

[直後に聞こえた声>>@39は、紛れも無く本人で。
先ほどの挙動>>45を見られていなかったか、ちあは少々慌てる。]

あ、あ、赤羽先輩!?

[少し声が裏返ってしまった。
変に思われていないだろうか。
赤羽が隣に座るので、座りやすいようにズレる。]

改めて実行委員のお仕事お疲れ様でした。
うさぎちゃんとちょっと休憩してました。

[ふふふ、と笑う。]

赤羽先輩は、この二日間どうでした?
わたしは新しい友達も出来て楽しかったです。
それに、赤羽先輩と来れて嬉しかった。

[赤羽と手を繋いだことを思い出し>>1:@65、ほんのりと頬に朱がさす。]
*
(90) 2020/11/30(Mon) 12:25:41

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ なにやってんだろ、ほんと。
歪んでるなと自分でも思う。
止められなかった。
こんな感情が己の中に流れていると
今初めて知った。

サイアクだ、という言葉がひどく>>86
頭の中に反響して、ぐらぐらした。
今、数分前に戻れるのなら、と
考えてしまうけれど、そんなことできない。

今更謝ったって、だめだとわかるのに
自分が楽になりたいだけだとわかるのに
謝罪が口をついて出た。

ああ、ほんと最悪。最低だ。
何やってんだろ、雨宮のこと何にも言えない。
むしろ咎めるような言葉を吐きながら
あんなことをした己の方が、
よほど最低だと思う。

触れられるのも嫌だろうと思った。
あんな口づけをして、勝手なことばかり
捲し立てた己の肩など借りたくないだろうと。
それでも、ゆっくり歩いていく。
置いていくことなどできるわけがない。]
 
(@42) 2020/11/30(Mon) 12:40:29

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ ただのわがままだった。
自分の中における彼の位置に、
彼の中で自分が立ちたかった。
特別な人の、特別になりたかった。
わかってる。人肌が恋しい日があったとして
そこを埋めることなんて、
自分ではできなくて。
その場所は、自分じゃないって。

わかってる、わかってるのに。

後ろから呼ばれた名前に足を止める。
先ほどまでの掠れた声じゃなくて、
なんだか、落ち着いた声。
泣きそうに、なってしまう。

あのさ、と続けられた言葉に
ゆっくりと振り返る。瞬間、]
 
(@43) 2020/11/30(Mon) 12:40:52

【見】 3-A 矢川 誠壱




   雨宮!!!!!



[ 血の気が引いた。
ぐらりと傾いた体がスローモーションに見えて。
それなのに、手を伸ばしても、届かなくて。
彼の体が落ちていく。
落ち葉が受け止めた。

俺の手じゃ、なくて、

ああ、───ほんと、もう。]


   ごめ、

   …っごめん、


[ 何か言いかけたのはわかった。
だけど、それを聞くことよりも
手を伸ばすことを優先してしまったから。]
 
(@44) 2020/11/30(Mon) 12:41:50

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ そっと、地面に落ちた体を起こす。
息はあったから、少し胸を撫で下ろした。

そのままゆっくりとその体を
覆うように抱きしめる。]


   ごめん、



[ ほんと俺、なにやってんだろ。]*
 
(@45) 2020/11/30(Mon) 12:42:17

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 雨宮を抱えて、宿に戻った。
倒れたというと、先生の血の気も引いていて。
そのまま、一室へと運ばれた。

そばについていることは躊躇われた。
なにを言おうとしたのか、
それを聞くのが怖かったからかもしれない。

先生に任せて部屋をあとにする。
その後のことはあまり覚えてない。]

 
(@46) 2020/11/30(Mon) 12:42:34

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ ───夜。
自販機の隣のベンチには誰もいなかった。
そもそも、多分ほとんどの人が外にいる。
「早く行かないと肉なくなる!」なんて
ぱたぱた走りながら会話を交わし、
目の前を通過していく人もいた。
少し前まで。

缶のプルタブをかつん、こつん、と
また鳴らす。息を吐いた。

見上げてもあるのはぼんやり灯った
宿の電灯だけ。
昼間のことを思い出して、
プルタブから手を離し、唇に触れる。
指先は、唇と同じくらいかさついていた。]

 
(@47) 2020/11/30(Mon) 12:42:57

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ なにしてんだよ、の答えを探していた。
モヤがかかっていて、はっきりしないけど
わかっているような気がしていた。

ただ、己の想像と違いすぎるだけだ。
こんなに苦いと思っていなかったんだ。]



   はーー……


[ 雨宮が言いかけたことはなんだったんだろう?
だけど、どうしたって「俺、」と
途切れた後を思い出せることはなかった。]

 
(@48) 2020/11/30(Mon) 12:43:14

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 逃げたって夜には同じ部屋なのに。
───いや、あんなことをした後だ。
もう、帰ってこないかもな、と
自嘲するように笑った。

様子を見にいくべきだと思う。
純粋に心配だし、己のせいでもある。
めちゃくちゃをした自覚はある。
だけど、動けなかった。

自分勝手だな、また。
「サイアクだ」という言葉だけが
また頭の中に響いた。

唇に置いていた手をすとん、と落とす。
深く息を吐いて、またプルタブを
かつん、かつん、と引っ掛けた。

外に出る気には到底なれなくて。
誰か、あるいは先生に見つかって、
参加を促されるまでは、そこで
ぼんやりしていたかった。]*
 
(@49) 2020/11/30(Mon) 12:43:32

【人】 受験生 雨宮 健斗




[気づいてしまえば答えは至極単純で。
 もしかしたら本当はずっと前から、
 分かっていたのかもしれないけれど。

 頬に添えられた手で、
 頸動脈を抑えるように掴まれて、
 無理やりにでも突きつけられたのは>>@35

 
 
きっと唇だけじゃなかったんだな。  ]

 
 
(91) 2020/11/30(Mon) 14:06:07

【人】 受験生 雨宮 健斗


  
ぱち、と瞬いた。

 ぼんやり開けた視線の先には天井と、
 電気が見えた。
 体の下は落ち葉じゃなくて肌触りのいいリネン。

 自分の置かれた状況はなんとなくすぐに理解して。

 さっきまでのキリンの夢に思わず
 小さな苦笑いが溢れて、

 見える世界が滲むのが分かった。  ]
 
(92) 2020/11/30(Mon) 14:07:30

【人】 受験生 雨宮 健斗


[養護教諭の先生の声が聞こえて、
 右腕で顔を覆おうとしたら、
 点滴の管が引っかかってアラームが鳴る。

 今朝、部屋で何度も鳴らしたアラームと
 似たような音だな、なんて思いながら

 やがてやってきた医者の話を黙って聞いた。

 
 睡眠不足、と、貧血。
 医学部には圧倒的に足りない偏差値の己でも
 付けられる診断をして、人の良さそうな
 その若い医者が笑う。


 
いくら林間学校が楽しいからって、
 ちゃんと食べて寝なさい、
 と。 ]

 
(93) 2020/11/30(Mon) 14:10:26

【人】 受験生 雨宮 健斗


[点滴を外してもらって、立ち上がる。
 まだ寝ていたら、と言う声に首を振った。

 肉、食ってこないと。なんて笑ったら、
 無理しないようにと釘を刺されて
 退室は許可されて。

 確かに与えられた休息と睡眠のおかげで、
 随分楽になっていた。
 服装をちょっとだけ整えて、頭を下げた。

 部屋を出る際、ここまで運んでくれた友達に
 ちゃんとお礼を言うように、と言う
 先生の声が背中に届く。


 …はい、と小さく返事をした。  ]
 
(94) 2020/11/30(Mon) 14:12:08

【人】 受験生 雨宮 健斗


[先生にはああ言ったものの、
 流石にBBQに参加する気分でもなくて、
 ぼんやりと部屋に向かって歩いていた。

 部屋に戻っていいものか、と目を伏せる。
 けれど行くところも他にない。


 室内には誰も居なくて、足音が重く汚く響く。
 賑やかな声が漏れ聞こえていて、
 ふいと窓に目を向ける。

 月が、綺麗だな、と思った。


 文豪が意訳したその綺麗な文章を、
 知らない訳でもなかった。
 昨日の風呂を思い出す。


 
  
月は、ずっと綺麗だったんだ。 ]**
 
(95) 2020/11/30(Mon) 14:14:54

【人】 オリガミ部2年 近藤 絵理香

──さて。──

[それはどのタイミングだったのだろう。
バーベキューの後か。
キャンプファイヤーの後か。
それともキャンプファイヤーの後に入ったお風呂の後だったのか。
それとも翌朝だったのかもしれないけれど。]


雨宮先輩。


[を、発見したので声をかけた。
こちらはいつもと変わらない笑顔だが、ほんの少しだけ彼のことを心配はしている。
何せ、昼の森ではグラグラ揺れていたから。]


どうですか体調。万全ですか?
あ、そう言えば先輩にこれ渡そうと思ったんですよー。


[ガサガサと取り出したのは小さな紙袋。
中に入っているのは無香料のリップクリームだ。]


昨日色々お世話になったので、お礼です。


[どうぞ、と相手に差し出した。]**
(96) 2020/11/30(Mon) 14:47:03