【人】 魔術師 ラヴァンドラ傘を差す魔術師というのは、なんとも珍しいもので。 いつもは世間話もしないような魔術師仲間も 「ええ…?」みたいな顔をして見てくるものだから、 途中から面白くなってしまったくらい。 さて、どうしようか。 魔族の友人へと思って購入した甘いパイを、 そろそろ差し入れに行っても問題無さそうな時刻。 道中どうしたって冷えてしまうから、 アップルパイとベリーパイを買ってみたのだけれど。 (359) 2021/12/09(Thu) 21:06:17 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ―――― 向日葵 ―――― 「 こんにちは、リル。 パイ屋さん寄ったから、差し入れ買って来たの 物々交換の調子はどう?」 結局女が友人の店を訪ったのは、空も暗くなる頃 ―― 恐らくは所用を済ませた後のこと。>>168 彼女が忙しそうならば、パイを渡してすぐに帰るつもりで そんな軽い言葉と共に店の扉を開けた。* (360) 2021/12/09(Thu) 21:06:26 |
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。 (a74) 2021/12/09(Thu) 21:07:20 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ前夜祭とはいえ、浮かれ切った人々も多い祝祭期間。 街外れでもお構いなしの大騒ぎは、 熱引く気配も無く未だ表で燻っている。 あまり騒がしい中に居過ぎると疲れてしまうから 友人の柔和な笑みは、自然と身体から力の抜けるもので。 「 あれ、そうなんだ。 観光客の人とか結構面白がって いっぱい交換するのかなと思ったんだけど 」 どうやら読みは大外れ。>>363 けれど仕事の邪魔にならないならば幸いだ。 (378) 2021/12/09(Thu) 21:42:16 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ「 良いの? リルとお茶が出来るの、嬉しいな。 お言葉に甘えちゃう! 」 へにゃりと頬を緩め、友人の提案を有難く受け取って ローブを揺らし彼女の近くへ歩み寄る。 同性で、かわいらしくて、己より長い時を生きる魔族。 お茶の誘いに遠慮を見せないのは、 年上の友人へ甘えているからだ。* (379) 2021/12/09(Thu) 21:42:20 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ「 ね、リル もしお店を開けても良さそうだったら、 少しくらい、私とお祭り過ごそうよ。 …… だめ? 」 >>391 友人の「もしも」の話を耳に入れれば、 小首を傾いで誘いを紡ぐ。 忙しければ当然、店の方を優先して貰う方が良いし 暇になってしまうのであれば、 少しくらい時間を貰っても大丈夫 … な、はず。 誘いの返事がどちらにせよ 女は通されるまま店奥へ行き、礼を言ってから 丸椅子へ腰掛ける。 (421) 2021/12/09(Thu) 22:46:00 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ魔術師といえば大抵は捻くれているもので、 生業としていれば当然ながらプライドも高い。 女のように人当たり柔らかな魔術師もいるにはいるけれど それもあくまで礼儀程度。 「 あ、銀の子。 私でも未だにリルの謎解きは分かんないや 」 てきぱきと準備を進めてくれる銀色のスライムには、 通じているか不明だが、ありがとうと言っておこう。 礼の言葉はもちろん 綺麗な赤茶色の紅茶を淹れてくれた彼女にも。 (422) 2021/12/09(Thu) 22:46:05 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ「 ありがとう、リル。 ね、アップルパイとベリーパイならどっちがいい? 半分こしてもいいけど。 最近のリルのお話、聞きたいな。 」 他愛のない、明日になれば忘れているような そんな話でも構わないのだ。 可愛らしくて穏やかな、種族も寿命も違う友人と 少しでも共に時を過ごしたいだけなのだから。 夜も近い時間帯に、そこまで長居するつもりは無いけれど 窓の外に夜の帳が降りるまでの間くらいは、 彼女と束の間のティータイムを楽しんだのだ。** (423) 2021/12/09(Thu) 22:46:12 |
(a81) 2021/12/09(Thu) 22:47:55 |
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