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【人】 宮々 瀬里微笑み合って、手をつないで。 色とりどりのステンドグラスで彩られた舞台へ 一歩ずつ、一歩ずつ、ゆっくり歩いていく きっとね 明日からの毎日も、 今までで一番幸せだって言えると思う だって、貴方と一緒だから シャッター音が私たちの一瞬を切り取って それが少し面白くて蓮司に向かって微笑んで ほら目が合ったこの一瞬だって、 カシャリ、と後ろから音がした。 私たちが選んだ道。 あの時離れなくて本当に良かった。 ううん、離れていたとしても 記憶が戻ったら、また 貴方を探し求めていたかもしれないけれど (37) 2022/06/02(Thu) 19:15:55 |
【人】 宮々 瀬里神父さんがいるわけでもない舞台だけど 神様を特別信じていない私たちには これくらいがちょうどいいのかもしれない。 私たちは向かい合う その一瞬でさえ手が離れるのが惜しくて 指先はゆっくりと離れた そんな表情も、貴方に向かい合って照れた顔も 眩しそうに見上げる表情も。 全部、全部、カメラに収められていく。 「 誓います、とか言えばいい? 」 こういう時なんていうのが正しいんだろう。 結婚式ではないから、言葉に困って微笑んだ。 微笑んだのは…それだけじゃないけど。 私の花婿さんが、世界で一番素敵だったから (38) 2022/06/02(Thu) 19:17:10 |
【恋】 宮々 瀬里「 だから私は、なにがあっても 蓮司のそばにずっといることを、誓います 」 誓わなくても、私の気持ちが変わることはないけれど それでももしも何か神様に誓うのならば。 たとえ、どんな困難が訪れて道に迷ったとしても、 もう二度と、貴方と離れないことを、誓いたい。 * (?10) 2022/06/02(Thu) 19:17:52 |
【恋】 宮々 瀬里重ねられる誓いと、向けられた視線。 私も貴方を選んだ。 私も貴方に二度の、恋をした。 それは今この瞬間も同じ。 ステンドグラスの光が彩る中で、 私と貴方の影が重なった。 (?13) 2022/06/02(Thu) 21:11:50 |
【人】 宮々 瀬里朝、テーブルにはふたつのマグカップが並ぶ ひとつには、ブラックのままの珈琲 ひとつには、お砂糖とミルクをたっぷり入れて。 棚の上には大聖堂での写真と、 どこかのBARで集まったときの写真。 それから新婚旅行で現地の民族衣装に身を包んだ 私たちが微笑む写真が飾られている。 互いに忙しいから お昼は離れ離れかもしれないね。 今年の冬、個展を開けることになったの そんな嬉しい報告から暫くは、 私もアトリエに籠りきりになったりしたけれど それでも夕飯は必ず貴方と食べるのだって決めていた (41) 2022/06/02(Thu) 21:13:16 |
【人】 宮々 瀬里ほんの少し離れているだけでも、 いつだって貴方に会いたい、そう思う気持ちは 週末デートのころと、なんにもかわらない。 そうね。いつだって、毎日同じ感情を繰り返す。 だけどそれが、たまらなくうれしくて、 愛 おしい。 (42) 2022/06/02(Thu) 21:13:41 |
【人】 宮々 瀬里私は、毎日貴方に恋をしている。 「 会いたかった 」 貴方に会えて、第一声はいつだって同じ。 私の両の瞳は、貴方のふたつの綺麗な瞳を映して。 その距離が、一歩、近づいたなら ────── 、 (43) 2022/06/02(Thu) 21:14:11 |
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