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人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【人】 天ヶ瀬 青葉

 ── 体育館:壮真センパイと ──
 
 
  
「 ふぇ ……… !? 」

 
 
 変な声が出た。
 跳ねるボールに向けた視線の、更に向こう ────
 開いたドアに寄りかかる形で
 壮真センパイがこっちを見ていたのだ。
忍者?

 
 
(247) 2022/10/15(Sat) 21:35:34

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  「 壮真……センパイ 」
 

 僕は少し目を細め、光で霞むシルエット姿を見やる。
 彼が昨夜、一緒に参加していた事は気付いていた。
 けれど、僕から声を掛ける事は出来なかった。
 

 昨日だけじゃない。彼が去ってからは
 廊下ですれ違っても軽く会釈をする程度。
 もちろん料理の試食に呼んだこともない。
 
 
 3年の引退を待たずして部を去った彼 ───
 今、彼はバスケットにどんな心境を抱いているのか
 その答えを 僕は知らないままだったから。
 
 中途半端な掛け持ちでバスケを続けている僕の存在が
 彼を傷つける事になるんじゃないか、って。

 
 
(248) 2022/10/15(Sat) 21:35:37

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 どうやら、僕の独り言まで聞かれていたらしい。>>129
 確かに、願いが叶えばバスケは辞める事になるだろう。
 
 弾みも止まり、床に転がったボール。
 僕は静かに言葉を聞きながら
 初めて彼を見た日を思い出していた。
 

 入学して間もない頃 ───
 今、彼がいるドアの前には僕が
 今、僕がいるコートの中には彼がいた。
 
 

             キラキラ輝いて見えた。
                 僕は ────
 
 
(249) 2022/10/15(Sat) 21:35:39

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  「 僕は、貴方に憧れてバスケ部に入ったんです。
 
    教えてください。
    壮真センパイは、後悔しているんですか ?
    もし、しているんだったら ……
 
    その後悔を願いで何とかしたい、って
    そう、思わないんですか ? 」
 
 
 後悔する道を選んだらしい彼。 >>210
 言葉で濁らせて欲しくないと僕は声を投げた。
 
 
(250) 2022/10/15(Sat) 21:35:41

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 そして、願うつもりかと聞かれれば >>211
 僕はコクリと頷きをいれてから
 
 
  「 でも、まだ分からないです。
    願いが叶えば失ってしまいそうなモノ ……
    今はそれを探しています。
 
    センパイに話す…… ?
    ……… ありがとうございます。
 
    そうですね、答えが出せなかったら
    どうしようもなくなったら ……

    またパスを出してもいいですか、センパイ 」
 
 
 彼とレギュラー時期が重なった事はないけど、
 僕が控えから出場するような試合は何度かあった。
 ディフェンスを切り崩せなくてどうしようもない時、
 パスを投げれば、先輩がいつも突破してくれていた。
 
 今は、そこまで甘えるつもりは無いけれど ───
 
 
(251) 2022/10/15(Sat) 21:35:44

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  「 センパイも たまにはパスくださいね
 
    少しは上達しましたから
    いいパス返しますよ ……… きっと。 」
 
 
 翌日の朝。
 貴方とこうして話している事は きっと必然で。
 重ねた言葉が、答えを導くための1ピース。
 
 
         
─── ですよね? 壮真センパイ
*
 
 
(252) 2022/10/15(Sat) 21:35:46

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ── 2−A教室 ──
 
 
 壮真センパイとはいつまで話しただろう。
 7時になって他の部員もチラホラ集まりだした頃には
 姿を消していたかもしれないし、
 そのままドアと同化してたかもしれない。
 
 朝練が終われば制服に着替え、僕は教室へと向かう。
 その途中、スマホを手に取り
 昨夜登録したメッセージグループを覗いてみる。
 
 
  「 大木センパイ …… 」
 
 
 真面目なメッセージの方が
 浮いて見えるのはどうしてだろう。少し不憫に感じた。
 僕も生存報告しておこうか ────
 
 
(272) 2022/10/15(Sat) 22:41:27

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 そして、書き込みながら ────
 願いがひとつ、浮かんでしまった。
 どれだけ食べても太らない身体が欲しい。要検討。
 
 
 2−Aの教室に入れば、昨夜一緒だった
 叶冬ちゃんや彩葉ちゃんの姿はあっただろうか。
 
 見かければ、無事に帰れたか声を掛けただろうけど。
 元生徒会副会長代理、的な立ち位置で。*
 
 
(273) 2022/10/15(Sat) 22:41:32

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ── 昨夜:グラウンド・大木センパイと ──
 
 
  「 あ、男子は僕ひとりですけど
    皆いい子達なんで 大丈夫ですよ ! 」
 
 
 言葉に難色が含まれているのは察したので >>222
 男ひとりでも居られる悠々自適な空間ですよ、
 というのをアピールしたいのだけど。
 尊敬のまなざしが返ってきた。

 この感覚 ─────
 これは男子の新入生を勧誘した時と同じパターンだ。
 そして有耶無耶なまま逃げられるやつだ。
 来年は勧誘方法をもっと考えなければ。そう決意した。
 
 
(312) 2022/10/16(Sun) 0:19:51

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  「 えっ …… ?
    いや、…… 僕は大丈夫です。
    なんせ、ここから電車で1時間かかるんで。
    だから、女の子達を送ってあげてください。
              
でも、……ありがとうございます。
 」
 
 
  送ろうか?がコッチに飛んでくるとは思わなくて
  ビックリしてしまったけれど。 >>223
  おかげさまで心は落ち着いているし、
  女子を残して男子たちで帰ってしまうという構図も
  あまり良くない気がするので。

  それにしても、分け隔て無いというか ───
  会長選挙に推した人の気持ちが分かった気がした。
*

 
(313) 2022/10/16(Sun) 0:19:54

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ── 休み時間:彩葉ちゃんと ──
 
 
 SHRが始まろうとしているのに
 彩葉ちゃんの姿が見えなかった。

     ───── ゾクリ、と身体に悪寒が走る。
 
 実は僕たちは、願いを叶えるなんて甘い餌を撒かれて
 知らない間にデスゲームにまきこ
 
 僕の妄想が終わる前に
 息を切らした彼女が教室に飛び込んできた。>>281
 クラスに名探偵がいなくても
 誰もが寝坊と推理できる状態で。
 
 
(326) 2022/10/16(Sun) 1:30:27

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  「 彩葉ちゃん、おはよ!
    おー、三つ編みも似合ってるね。 」
 
 
 バタバタしていて(主に彼女が)。
 ようやく声を掛ける事ができたのは
 休み時間に入ってからだったかな。
 そして彼女はお腹を鳴らして僕に答えた。>>282
 
 
  「 ちょ、ちょっと待ってね 」
 
 
 僕は慌てて自分の席に戻って鞄の中をゴソゴソ。
 そして戻ってきた僕は
 こんなのしか無かったけど、とビスケットを差し出した。
 
 ちなみに、昨日配ったミルフィーユは
 彼女の分で売切御礼となりました。>>279
 
 
(327) 2022/10/16(Sun) 1:30:30

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 「 ところでさ、彩葉ちゃんってユメリン推し?
   最近お昼の放送でユメリン特集みたいな神回が
   時々あるからさ ! 」
 
 
 あれ?
 昨日の幽霊の話をしようとした筈なのに口が勝手に。
 この身体をオタクが解放してくれたら
 今後の相談もしますとも、きっと。**
 
(328) 2022/10/16(Sun) 1:30:33

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ── 昼休み:千葉くんと ──
 
 
 毎朝、5時には家を出る僕にとって
 " お弁当 "なんてのは夢のまた夢であって。
 そんな早い時間から親に頼むのは気が引けるし、
 家のキッチンで僕が何かを作る事は無い。今は。
 昨日のミルフィーユは昼に調理室で作ってから、
 一旦学校の外に出て。夜になるのを待って
 門から昇降口へ持って行ったモノでした。
 内緒の探索なんかするんだから
 アリバイ工作はしっかりしておかないとね。 

 
 だから通学途中、
 コンビニでなにか買ってから学校に来るか
 学校の食堂に行くか。だいたいその二択だ。
 
 今日コンビニで買ってきていれば ───
 休み時間、お腹を鳴らした彩葉ちゃんに
 もう少しマシなものを提供できたのだけど。
 昨日の事を考えながら歩いていたら
 コンビニに寄るのも忘れて学校に着いてしまっていた。
 
 そんなわけで、食堂に向かうべく
 教室を出ようとしたところで、
 2−Aを覗きに来た千葉くんと出会った。 >>317
 
 
(475) 2022/10/16(Sun) 15:31:38

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  「 ああ、千葉くん やっほー ! 」
 
 
 彼の目には、普段と変わらないテンションの僕が
 映っていればいいなと思う。>>318
 誰かに『 演劇部にも入ればいい 』 >>0:193
 なんて思われている事は知らないけれど、
 " コミュ強の天ヶ瀬 "も2年目だからね。
 まあ、感情が高ぶった時とか
 たまにボロは出るのは仕方ない。


 それから謎の瓢箪について尋ねられれば
 
  
  「 ひょうたんは、ひょうたんだよ。
    かわいいよね、ひょうたん。 」
 
 
 昨日、千葉様専用皿に書き加えたひょうたん。>>0:262
 僕から見ても 紛う事なきひょうたんだったのだから
 もう最初からひょうたんを書いた事にした。
 
                それと ────
 
 
(476) 2022/10/16(Sun) 15:31:43

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  「 禁断のバターサンドのこと ?
    知りたい …… ?
    ひとくち3000キロカロリーの秘密……

    知ったからには食べてもらうよ? 」
 

 僕が書き込んだメッセージについて聞かれたら 
 幽霊に負けないほど優しい声で、彼に囁こう。
 
 
(477) 2022/10/16(Sun) 15:31:45

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  まあそんな冗談を飛ばしたりもするけれど、
  日常だけに縋ってる場合じゃない事も分かってる。
 
  2−Aに来た用件があるのなら聞いただろうし
  「 千葉君は決まった ? 」なんて
  周りの目を気にしながら
  小声で尋ねてみたりしたかな。 *
 
 
(478) 2022/10/16(Sun) 15:31:48

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ── 食堂で ──
 
 
  「 おっと …… 着信かな ? 」
 
 
 食堂でズルズルとうどんを啜りながら、
 左手に持ったスマホに視線を向ける。
 いつだって現代人は忙しいのだ。
 
 個人メッセージの画面を開いてみれば、絵音からだった。
 
 
  「 あら、秋獅ソゃんと知り合い …… ? 」
 
 
 " 最近どうしてる? "なんて聞いてくるあたり ───
 昔からの知り合いで、最近は疎遠
 そんなニュアンスを感じなくも無いけど。
 
 僕はいったん箸を置き、考えながら文面を打ちこんだ。
 
 
(504) 2022/10/16(Sun) 16:38:56

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ── 昨夜 グラウンド:鈴掛センパイと ──
 
 
  「 あ、先に食べてくれてたんですね !
    ありがとう、嬉しいです。

    えっと ……2年の天ヶ瀬っていいます。 」
 
 
 ミルフィーユも残り僅かといったあたりだったかな。
 女生徒から声が掛かって >>334
 お皿を用意しようとすれば、彼女からの言葉は
 既に食した後の感想だった。

 比較的、心が落ち着いてきた頃だったので
 僕はにこやかに答える事ができたでしょう。
 
 
(526) 2022/10/16(Sun) 18:04:16

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 ちゃんと名乗ったのは、
 もちろん相手の名前が知りたいからで。
 
 
  「 少なくとも3日間は
    運命共同体みたいな感じになっちゃいましたけど
    よろしくお願いしますね。 」
 
 
 よかったら料理部にも遊びに来てくださいね、と
 部の宣伝も抜かりなく。
 もう卒業していく3年生だったとしても
 人が人を呼び輪を作るのだ。増えろ部員。 *
 
 
(527) 2022/10/16(Sun) 18:04:19

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ── 休み時間:彩葉ちゃんと ──
 
 
 デスゲームに怪談話 >>326 >>356
 非日常に出くわすと、
 人はこういった思考に逃げ出すモノなんです。
 互いの妄想を口に出さないのがせめてもの救いで。

 
 
(568) 2022/10/16(Sun) 20:56:10

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 「 うん、おしゃれ度ちょっとダウンだけど
   おしとやか度アップって感じ!
 
   だからこれからも、
   その日の気分で変えていいんじゃないかな ? 」
 
 
 どっちも否定しないのがコミュ強。たぶん。
 ほら、その証拠に彼女が笑顔を作れば >>358
 それに合わせて彼女のお腹もグーって。
 
グーーって。

 
 授業中じゃなかったからラッキーって事にしとこ ?
 ってビスケットを頬張る彼女に、そう笑って。
 
 
(569) 2022/10/16(Sun) 20:56:13

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  それから昨日の話をするつもりだったんだけど
  なぜだか僕の口から発せられたのはユメリンの話題で。
  これが願いの代償なんだろうか。
  まあでも、これも同じぐらい重要な会話だ。
  僕にとっては。
 
 
 「 あ ーーーー リクエスト !!
   そっか! そうだよね!!
   前にトシセンパイが
   学校をユメリンで染め上げようって言ってて!
   あ ーーーー わすれてた !! 」
 
 
 とりあえず伏せられた個人名が
 すぐさま公開される結果にはなったけど。 >>359
 " あんまり偏る時は別の曲も流す "という付け加えに
 僕はうんうん頷きつつ
 
 
 「 じゃあ僕もこれからは
   どんどんユメリンのリクエストしていくね ! 」
 
 
 この時点で僕は、
 話聞いてない系限界オタクになっていた。
 
 
(570) 2022/10/16(Sun) 20:56:16

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 ああ、でもリクエストがあるからで
 彼女自身は放送部のお仕事をこなしているだけなんだ。
 そう、少し冷静になりかけた時ですよ >>360
 
 
 「 えっ !! うそ !?!?
   なってきた!?!?!? 好きに!!!???
  
   そうそう!!

   いつかぁー ゆめの むこうに!!!
 
   あっ、でも明るいだけじゃなくてね!バラードとかも最高でね!ひとり布団の中で聴いてたらつつーって涙が流れるの!!ただ悲しいって訳じゃなく何て言うんだろ?こう、寄り添ってくれてるって言うの??お昼の放送には向かないかもしれないけど本当に全国民に聴いてほしくてむしろ国歌に文字数 」
 
 
 背後から首筋に手刀を受け、僕はハッと我に返った。
 誰だろう ───
 気をきかせてくれたクラスメイトかな。
 
 
(571) 2022/10/16(Sun) 20:56:20

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 「 えっと、うん…… ゴメンね もう大丈夫。
   うんうん、リクエストするね。
 
   テーマは願い事、願い事かぁ ……… >>361

                それって …… 」
 
 
 リクエストするって2回言った気がするけど
 前半の方の記憶が曖昧なので、もう一度頷いて。
 
 
(572) 2022/10/16(Sun) 20:56:23

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 「 彩菜ちゃんは …… 叶えたい願い、あるの ? 」
 
 
 本来なら、この話題から入るはずだったんだけど。
 うん、いいよね。問題なし。
 彼女にも" ユメリンぬい "を受け取ってもらうという
 願いが増えたけど、これは自力で実行しよう。*
 
 余談だけど ────
 " 青葉くん "呼びされた事があったとしても >>362
 僕は全然気付いてないんじゃないかな。
 たぶん、なになにー?って普通に返してる。
 
 慣れてるから、とは少し違って
 彩菜ちゃんから言われても違和感を感じないからかな。
 うまくいえないけど、
 違和感を感じないってなんか良くない ?
 葉っぱ同士で呼び合うのも、きっと楽しいよ。*

 
 
(573) 2022/10/16(Sun) 20:56:27

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ── 回想:叶冬ちゃんと ──
 
 
 名前を呼んだら ひえっ、て驚かれた。>>365
 やっぱり、勝手にヌイグルミなんかつけて
 警戒されてるのかなって思って。
 しおしおだった僕が、しおしおしおぐらいになった。
 
 
  「 うん、僕も何十体も失敗してるから
    作るのは、簡単じゃないかな ……

           ……… 叶冬ちゃんも ? 」
 
 
 しおしおな僕の顔が少し嬉しさを覗かせた。
 手芸の難しさを分かってもらえたからじゃなくて
 彼女もユメリンぬいを作ろうとしていたらしいから。
 
 
(592) 2022/10/16(Sun) 22:04:36

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 彼女がユメリンを返そうと差し出せば >>366
 僕はリボンだけを頂戴して、
 そのまま彼女の手を押し戻す。
 
 
 「 叶冬ちゃんのユメリンだって
   夢の向こうで待ってるよ。
 
   分からないところは手伝うから
   それまで、その子を側で応援させてあげて ? 」
 
 
  僕は、また作る気があるのなら手伝うよ、と。
  『 お礼はいつかします 』と
  逃げるように去って行った彼女。 >>369
 
  同志が出来たっていうだけで
  充分すぎるんだけどな ── 僕はぽつりと独り言を *
 
 
(593) 2022/10/16(Sun) 22:04:39

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ── 回想:大地センパイ ──
 
 
 「 大地センパイの脅かし役、
   ちょっと興味がありますけどね 」>>494
 
 
 なんだかふんわりとした人だから
 どうだろ、怖いのかな ?
 驚かせた後に『 ごめんごめん 』って言いそうで。
 
 ミルフィーユを頬張る彼が
 " 食べごろ "について聞いてくれば、>>496
 んー、と人差し指を唇にぽんぽん当てて。
 
 
 「 確かにありますけど、
   苺とか使う食材でも変わってきますし。
   それに部活だと
   作ったらそのまま食べちゃいますしね。
   だから、食べたい時が" 食べごろ "です。 」
 
 
 気にしちゃ負けです、そう言って僕はにっこり。
 
 
(622) 2022/10/16(Sun) 23:46:32

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 今日の探索は助っ人なのか、
 それとも自主的なのか聞いてみれば
 彼がちら、と目をやった先には壮真センパイの姿。>>497
 この時の僕はまだ、
 壮真センパイに近付く事も躊躇っていたから
 そうなんですね、と軽く相槌を。
 
 
  「 ……… 僕はそっちですよう
    誰が何と言おうと秘密。秘密ですけどね。 」
 
 
 願い事目当て ───『 そっちかな? 』と聞かれて、
 僕は頬を膨らまし、拗ねたような声で肯定した。
 遠足のつもりで、なんて言ったところで
 なんとなく" お見通し "みたいな顔されそうだったから。
 
 まあ、「 なあんて 」ってすぐ笑顔を向けるけれど *
 
 
(623) 2022/10/16(Sun) 23:46:35