平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a1) 2020/09/24(Thu) 0:21:12 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a11) 2020/09/24(Thu) 11:44:05 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン─コンペ会場・宮廷 舞踏用大ホール─ 『それでは、次の方……どうぞ。』 [昨日と同じくまだ朝だというのに>>1:1 楽士の方々や貴族の方、 審査員席の後ろにおられる王族の方々。 民衆の方々は裏方に案内され 審査員席の後ろにある 台付き臨時観覧席が何列も並べられた、 その席に座って鑑賞をする者が多いようです。 中にはホールの端で立ち見をする者や 2階のアリーナ席から眺めるものもおりましたが 警備の者が目を光らせつつも 鑑賞の邪魔はしていない様子。] (65) 2020/09/24(Thu) 16:38:58 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン (やはり、フルートやクラリネットは 屋内希望が集まるわよね。) [1日目が音をかき消されやすい屋外な分、 そういった楽器類の奏者が>>1:1>>1:2 登録し、演奏するケースが目立ちます。 ですが、午前中にはちょっと目を引いた奏者が。] (66) 2020/09/24(Thu) 16:39:14 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン (あら、珍しい楽器。) [彼らは異国の留学で教わった「雅楽」を 演奏しに来た学生達に集団でした。 篳篥や笙、琵琶や龍笛など 初めて目にした楽器に思わず身も前のめりに。 他にも装飾が施された太鼓のような楽器や 弦を張り巡らせた四角い楽器。 衣服も優雅な印象に見えますが 袖や足元がゆったりしておりますし そもそもの構造も全く違います。] (67) 2020/09/24(Thu) 16:39:40 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[ですが、演奏が始まった途端] (あら、 あらあらあら!!) [荘厳で優美な音色がホール全体に響き渡り、 ほうとため息があちこちから聞こえて来ます。 この国の楽器では出しえない、 聞いたこともない音色達。 まるで──大いなる者達を感じさせてくれるかのような!] (68) 2020/09/24(Thu) 16:40:06 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン あらあらあらあら、いいじゃない! なんて澄んだ音色なの!?素晴らしいわ!! そちらの楽器、一つずつ音を聞かせてくださる? [どの楽器も大変素晴らしく、 また雅楽に構成された「天から差し込む光」 「天と地の間を縦横無尽に駆け巡る龍」 「地上に木霊する人々の声」 合奏することにより宇宙を作り出し、 世界そのものを表現するという考えが 何より大いに気に入ったの。] (69) 2020/09/24(Thu) 16:40:21 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[その後も貴族の私楽団の選抜隊や ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス 弦楽器の四重奏、口笛奏者などなど 様々な者が挑戦し、評価を受けました。] (ええ、やはり技術は高いわね) [水準が一定数以上なのは大変喜ばしいですが まだまだ上に行ける底力を感じます。 感じたことや助言を送りつつ、 次の奏者の演奏を聴くことの繰り返し。 時は昼近く、1度目の10分休憩に 差し掛かろうとしていた頃のお話です。]** (70) 2020/09/24(Thu) 16:40:39 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン─コンペ開始前─ [コンペ開始前、審査員の皆様方が集まり 段取りについて打ち合わせをしていた折。 6人組関連に関し、 裏方が一度報告を携えて戻りました。>>40 裏方の報告曰く、休憩という名の転換時間に 拒否らしい返答は無いらしく>>41 延長も短縮も今の所要望は無いようだとか。>>42 私達は2日目コンペの資料にそれを書き足し 会場へと向かいました。 まだ裏方や宮中の警備の者達が バタバタと動く観客も参加者もいないホール。] (71) 2020/09/24(Thu) 16:41:15 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a16) 2020/09/24(Thu) 16:46:27 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[国の水面下に起こる数々の出来事を 果たして人は、全て見通せているのでしょうか。 神ですら───お見通しなのかどうか。 それを知る者、知らぬ者は 当事者として在る者は。 そして……今、ここにいる私は。] (87) 2020/09/25(Fri) 2:55:34 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン─回想・ハイアーム家の御令嬢と─ はい、こちらでしたらアメリア様でも 扱いやすいかと思いますわ。 [確かに淑女の嗜みとして>>@6 管楽器・弦楽器・鍵盤楽器の類は 多く選ばれているように私も感じます。 木琴や鉄琴であれば御令嬢でも、との案。 言葉に否定の音色が混ざったようには あまり感じませんでしたので 少しでもお役に立てたなら、と 内心安堵したのでございました。] (88) 2020/09/25(Fri) 2:55:59 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン ええ、少し変わった珍しい楽器ですわ。 少なくともこの国で製造する者は 誰一人いないと記憶しております。 [ファラリスは慣れた手つきで>>1:217 包みの中のものを組み立て、>>1:218 「電子どらむ」を組み立ててくれました。] こちらの楽器は、従来のものと違い 叩くことで音を奏でる楽器なのです。 少々お待ちくださいませ。 [そう言って私自ら実演して見せたのですが >>@7>>1:219 この時音の高低につきまして 説明するのを失念しておりました。 シンバルの高音と、ドラムの低音。 確かに音の上げ下げが高低という意味であれば 楽器そのものに調整をかけるのは確かに不可能な物。] (89) 2020/09/25(Fri) 2:56:21 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン そうですわね……。 私の体感という形になりますが 金管楽器全般は相性がよろしいですわ。 中でもトランペットとトロンボーンは 互いの音が負けないので、 一方が金管・一方がドラムという状態でも 十分に引き立ちますの。 [御令嬢に伝わりやすいかと、>>@9 楽器名を変えてお話ししましたが 果たしてどうでしたでしょうか。] サクソフォンやクラリネット、木琴に鉄琴 あとはティンパニやパーカッション類も 相性がよろしいですわ。 (91) 2020/09/25(Fri) 2:57:12 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン 逆にフルートなどは、 フルートの音がドラムに負けますので 音量を調節した方が調和を奏でられるでしょう。 [自身の経験や楽器の特徴等を思い出し>>@9] この『電子どらむ』は私楽団や オーケストラにある太鼓や銅鑼などの パーカッションの幾つかを一つに纏めた 楽器としてお考えいただくと分かりやすいかと。 (92) 2020/09/25(Fri) 2:57:31 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[実家の庭は伯爵家のお屋敷とは 比べようにもならないほど狭いもの。>>@10 むしろ広大な大地に咲く花々の方が馴染み深かった私。 笑みを深めたかのような御令嬢の 真の御心内を、 どうして一介の宮廷楽士が見抜けましょうか? 己の歳も進み、寿命や不慮の可能性はあっても 今のままであれば私は見て……知るのでしょう。>>@10] (93) 2020/09/25(Fri) 2:58:55 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン「勿体なきお言葉にございます」と>>@11 紅茶のカップへ手を伸ばした御令嬢へ 頭を下げ、カーテシーを一つ。 私が普段口にするものより一等上等そうな、 実家で口にしたものよりは遥かに上等そうな 茶の匂いが鼻腔を擽るのを感じながら。] (94) 2020/09/25(Fri) 2:59:12 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン (96) 2020/09/25(Fri) 3:00:07 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a23) 2020/09/25(Fri) 3:10:15 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン─コンペ会場・宮廷 舞踏用大ホール(昼)─ [最初の昼休憩が終わり、 次の挑戦者である歌手の歌を聴いて 私が助言したのは次の言葉。] あなた、歌の質はとても素晴らしいわ。 だけど選曲が合ってない。 あなたが選んだのは儚き星の歌だけど、 むしろ雄々しい迫力を持った 強弱の激しい曲の方が向いているわ。 [何せ、声自体は素晴らしいのだけど 彼の声質に曲が全く合っておらず その良さが全然活かしきれていないのだから。] (100) 2020/09/25(Fri) 8:41:17 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[筋骨隆々としたテノールボイスの歌手に対し 私は堂々と言い放った。 恐らく彼にはこうした繊細で美しい曲や 荘厳な曲を好むのでしょう。 けれども声は躍動に満ちた 若き獅子のような咆哮すら思わせる 滾り狂うような力を本来は持ち合わせているはず。 曲に合わせて歌い方を変えているせいか、 囁くように歌う声はどこか窮屈で 背伸びしている印象にしか思えない。] (101) 2020/09/25(Fri) 8:41:39 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン 曲を変えましょう、『イリフ・オラ・ジン』 戦場の兵士達を鼓舞する将が放つ一声…… 基本曲だからといって侮ってはいけないわ。 曲に合わせてあなたが歌い方を変えるのではなく、 歌声と声質に合わせて曲を選びなさい。 [目の前の彼は少しばかり動揺してるようだけど 伸びる可能性がある人物を放置するわけにはいかない。] ──── 一方向だけでなく 他方からあなた自身を見つめなさい。 あなたは自分の分析と観察が足りて無い。 磨ける才能を放置するのは私の性分が許さない。 (102) 2020/09/25(Fri) 8:43:17 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン 伴奏も立台だけじゃ足りないわ。 金属製尺八、高低1人ずつに 角笛が1人……喇叭1人。 あとは堤琴3人も第一第二 それぞれおいでなさい。 [伴奏役の裏方達にそれぞれ指示を出し 舞台に立たせた。彼らは共に練習する中なので 演奏に関する心配は一切無い。] さあ、いつでも良いわ。 ────始めて? (103) 2020/09/25(Fri) 8:44:11 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[全員の準備が出来たら、挑戦者に目線で 合図を送った。それに彼が頷くと…… 突如、けたたましく鳴り響く喇叭 ……トランペットの音。 金属製尺八(トロンボーン)がそれを盛り上げ 角笛(ホルン)が戦場の緊張感を表現する。] (────今よ!) [結果は歴然だった。 敵兵を殲滅せよと高らかに叫ぶような歌い出し、 己の誇りと自軍の素晴らしさを褒め称え しかし油断はするなと低く警告を飛ばし、 敵が攻め込むのを待ち───総攻撃をかける!! 堤琴(ヴァイオリン)の音色が不意打ちのように 鋭く響き渡るのを、叫びのような声が応えて!!] (104) 2020/09/25(Fri) 8:44:53 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[先ほどは抑えられていた歌声は その縛りが解き放たれ、遺憾無く声質と曲が ぴったり合わさったせいで迫力と空気の振動を 1000を超える人間が入れそうな大ホールへと響かせた。] (いい、いい! やはりこちらの方が素晴らしい!!) [先ほどの窮屈な服を着た人間のような ちぐはぐな印象は見事に吹き飛んだ。 今、舞台にいるのは1頭の獰猛な獅子。 血走るような瞳孔と犬歯の目立つ口を これでもかと開き……先程手に当てていた腕は 大きく振り被り、動きにも躍動感を与えている。] (105) 2020/09/25(Fri) 8:45:27 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[やがて、空間を切り裂くように伴奏が止まれば。] そう、これよ! 声の質に曲を合わせただけで 周囲の評価もガラリと変わるの!! [歓声も最初の時と比べ明らかに違う。 見れば聴衆も今の声を絶賛している。] あなたはまず自分を卑下するのをおやめなさい? 胸を張って、堂々と前を向いて 観客へ牙を剥くような気概ぐらいが あなたの声には丁度良い。 (106) 2020/09/25(Fri) 8:45:56 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン あなたの喉と心には雄々しい勇敢な獅子がいるわ。 獅子が猫にならないよう、 懸命に育ててくれることを期待します。 [目の前の彼に、そう告げて。] (107) 2020/09/25(Fri) 8:46:18 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[その後はフルート奏者の娘に] 腕の位置については他の審査員が 散々指摘した通り。 あとはドレスの見た目を合わせることね。 服の色は鮮やかなものよりも もう少し霞のような風合いがあなたには合う。 演奏の際見た目が与える印象にも気を配れたら あなたはもっと上に行けるわよ。 [と、助言を加え次に挑戦するよう伝え] (108) 2020/09/25(Fri) 8:46:56 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[次の木琴・鉄琴奏者3人組には] 一番左、木琴のあなたは焦りすぎ。 一番右、木琴あなたは緊張に飲まれすぎ。 中央、鉄琴のあなたは一人でもやっていけるわね。 それぞれの得意分野曲がバラバラなら 曲節の担当を得意箇所で分けて、 主旋律と副旋律を入れ替え続けるように 演奏した方が伸び代がある。 [選曲自体は正しかったわ、とそこを褒めて 次の奏者を呼び出す、これを繰り返し。] (109) 2020/09/25(Fri) 8:47:15 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a25) 2020/09/25(Fri) 8:55:26 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[余談、自身と同じ平台奏者には] 素晴らしいわね、平台は手が大きくないと 演奏に向かないというのが世間の持論だけど、 全くそんなことは無いのよ? 手が大きいものは和音を多用した演奏に向いてるし 小さいものは指を細かく動かす運指を多用した、 そんな曲が向いてるの。 [手の小ささをバネに頑張る奏者へ微笑むように 手の甲へ筋肉が着いた自身の手を見せて>>1:85] (113) 2020/09/25(Fri) 9:13:51 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン 私は女にしては指が長くて大きいけど、 その分手や指が鍵盤を飛び越えやすいから 細かい運指が多い曲……実は苦手なの。 手が大きければ良いとは必ずしも限らないわ。 [そう言って子供のようにクスクス笑い 「今の内緒ね?」と、唇付近に 人差し指を当てて片目を瞑る。] 勿論研鑽次第では指の長さに不向きな曲でも 素晴らしい演奏を奏でられる可能性は十分にある。 諦めず研鑽を重ねなさい、 あなたみたいに常識を打ち破ってくれる 挑戦者はね────私、大好きよ? (114) 2020/09/25(Fri) 9:16:10 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[余りにも嬉しかったものだから、 ついクスクスと愉しそうに笑って。] 精進なさい。 楓のように小さな愛らしい手でも、 その手中に世界を収めることは十分可能なのだから。 [こう言った者達が音楽の常識と世界を作り変え、 より高みと限界に挑戦してくれることを期待しながら]** (115) 2020/09/25(Fri) 9:17:21 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a26) 2020/09/25(Fri) 9:33:34 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン─回想・ハイアーム家の御令嬢と一つの御約束─ ええ、ゆっくりとした拍節を保つ楽曲も 幾つかございますし 取り合わせや工夫次第で 幾らでも音楽に出来ますの。 [ゆっくり叩いても音楽になるのか、という 意味合いのような問いには ハッキリと力強く頷いて>>@23] (122) 2020/09/25(Fri) 13:29:48 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン かしこまりました。 それでは私から講師に相応しい楽士へ お話を通しておきましょう。 近く本人から伯爵家へ 日程に関する打診の手紙が 届く手筈になるかと存じますわ。 [私以上にあの楽器へ嵌った 元ボーリス子爵のオーケストラ所属の スネアドラム・コンサートバスドラムの楽士。 年は20後半と若くはあるが、 御令嬢と同じ女性で 年も私と比べれば十分に近い。 それに、何より人へ教えるのが上手な彼女だから 御令嬢の希望と技術に合わせた適切な指導を 行ってくれるでしょうと信じて。] (123) 2020/09/25(Fri) 13:30:21 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[白い頬を赤らめ、期待に胸を膨らませたご様子の 御令嬢ににっこりと微笑む。>>@23 そして、次の御言葉には>>@24] ……勿論でございますとも。 その時は私に直接お知らせいただくか、 私の名を宮廷に要請していただけたなら。 私──喜んでアメリア様の元へ馳せ参じますわ。 [御令嬢との再会のお約束。>>@24 私と御令嬢の寿命と体が願わくば、 それまで保たれますように。] (124) 2020/09/25(Fri) 13:31:21 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[この未来がどうなるかは 私もハッキリとは分かりませんが──── 願わくば、御約束が実りますように と。その日の夜……窓から眺めた一筋の流星に 私はそっと、祈りを捧げて過ごしたのでございました。]** (127) 2020/09/25(Fri) 13:33:07 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a29) 2020/09/25(Fri) 13:42:43 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a34) 2020/09/25(Fri) 17:07:20 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a35) 2020/09/25(Fri) 17:09:05 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン─幕間・何気ない朝食風景─ [これは何気ない日常のお話。 平台の演奏がある日のお話。 平台の演奏がある日には、練習と 手の筋肉……特に薬指と小指の関節は 入念にほぐす必要がある為 本番が早い日は必然と早起きする形となりました。] (159) 2020/09/25(Fri) 22:44:42 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン お行儀悪かもしれないけど、 これが美味しいのよね。 [台所でファラリスが野菜を切ってる間、 私はフライパンで2人分の卵とベーコンを焼き、 ヤギのチーズを温める。 貴族令嬢が料理なんて驚かれるかもしれませんけど、 何せ実家には使用人が10人もいなかった貧乏時代。 屋敷の料理人だけでは追いつかず 私も簡単な手伝いをするうち、 料理を教えて貰い覚えたのです。 それもあり、朝はファラリスと共に 料理をするのも最早日常茶飯事。] (160) 2020/09/25(Fri) 22:46:08 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[ライ麦のパンを厚めに切って 上に温めたチーズを乗せ、 皿に目玉焼きとベーコンを…… 何てお上品なことはせず パンにチーズと焼いたベーコン、 目玉焼きを乗せて塩胡椒を轢いたら そのまま豪快にガブリ!が 私達の通常運転でございます。] あ、今日はお給料が出たから 上にパンをもう一枚乗せて 挟んで食べちゃいましょうか。 [贅沢だわー、とご機嫌に鼻歌を歌いながら 食べる前にもう一枚パンを切って。 ファラリスの分も追加で切っておきました。 安定した収入を得て、メニュレーが豊かになってからも 貧乏根性というのは案外染み付いたままのようですわ。 一応男爵令嬢の端くれではありますが、 まるで らしからぬこの行為。 人前に見せない二人きりの食事くらい 楽に食べて良いかと思ってる訳ではございませんよ? ] (161) 2020/09/25(Fri) 22:47:49 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[後は白インゲン豆と野菜、ハーブのスープと ファラリスが切った季節野菜と 無花果のサラダを果実酢のドレッシング。 デザートはフライパンで薄く焼いた 林檎のパンケーキを添えて。] 今日は演奏があるから しっかり食べておかなきゃね。 [平台の演奏は代謝を消費するから 食べる量が少ないと途中でバテてしまいますもの。 しっかり食べて、しっかり練習しなければ 演奏の質にも差し障ってしまうから。 食材を生み出してくれた各々の恵みに感謝して。 楽士ご飯の小噺────これにておしまい。]** (162) 2020/09/25(Fri) 22:48:21 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a42) 2020/09/25(Fri) 22:56:31 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[余談ですが、宮廷内で子供を連れての入場は 目を離さないように・はぐれないようにと>>164 裏方に注意を受ければ問題なく入れることでしょう。 審査員達の考えは、老若男女関係なく 音楽に触れる機会を奪ってはならないと いうものなのですから。] (165) 2020/09/25(Fri) 23:21:37 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン─コンペ会場・舞踏用大ホール 審査員席(夕)─ [夕方の演奏はもう残り二人。>>110 後は暫定夜枠の挑戦者を残すのみ。 夜枠の彼らの準備は大丈夫かと 少しばかり案じながら。 向こうからの要請や変更が無ければ 残り2人の演奏後、司会の発表により 30分の休憩時間が挟まれることでしょう。]** (166) 2020/09/25(Fri) 23:22:43 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a44) 2020/09/25(Fri) 23:27:37 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[最優秀者は宮廷楽士となる権利を得られる>>0:n0 この国でも特に誉れ高い賞だと、私は認識するこの栄光。 それとは別に、 各審査員によって選出される審査員特別賞。 宮廷楽士になる権利こそないものの 褒賞として各審査員から幾つか褒賞の選択肢を出され、 その中から好きなものを選択出来るというもの。] (私、は) [未来の音楽のため、この国のために 誰へ一票を投じるべきか。 どの才能へ、手を差し伸べるべきなのか。 その精神的重圧は10年経とうが慣れぬものです。] (185) 2020/09/26(Sat) 10:24:31 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン (186) 2020/09/26(Sat) 10:24:54 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a48) 2020/09/26(Sat) 10:31:01 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン─コンペ会場・舞踏用大ホール─ [彼と逸れてしまった私の瞳。 まさか私に裁いて欲しかったというその心中を 察することも今は出来ないままに。>>188 その心を知れていたら一体誰が怒りましょう? 一体誰が裁きましょう?>>188 確かに悪意を持ち込んだやも知れません、 ですがそれで会場の人々を 直接傷付けたわけでは恐らく無いのでしょう? 奏者の邪魔をしたわけでもなく、 貴方が抱いた心、そのものを どうして私が裁けましょう?] (198) 2020/09/26(Sat) 13:37:55 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[物理的にも、情報的にも 精神的にも恐らく彼らから 最も遠い席にいるであろう私に 彼らの真実を知る時は 果たしてやってくるのでしょうか?] (201) 2020/09/26(Sat) 13:40:58 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン─宮廷・臨時控え室─ あーーー、ファラリス! 炭酸水あるかしら!? [さすがに少々疲れが溜まり始めたのか、 休憩を挟んできたとは言え 少しばかり背と腰に違和感を訴え始めていて。 ファラリスからよく冷やした炭酸水を フルートグラスに入れたものを手渡され 少しずつ口をつけて喉を潤し、気分転換いたします。] (203) 2020/09/26(Sat) 13:42:06 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン やっぱり評価で喋っていると 喉が乾くわね……。 [正直コンペの最中に 水分補給取れたら良いのに、と 何度感じたことか。 こうして休憩の間に急いで水分補給と 花摘みを済ませたのち、 瞑想で心を落ち着けて。] (204) 2020/09/26(Sat) 13:42:26 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[軽くクッキーを摘めば、休憩終わりまで10分前。] それじゃあ、行きましょうか。 ファラリス。 遥々此の国を訪れた彼らの元へ。 [今から向かえば5分前には 審査員席に着席出来る計算。 彼らとの邂逅の時が──近付く私の足音を聞きながら。]** (205) 2020/09/26(Sat) 13:43:47 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a52) 2020/09/26(Sat) 13:49:53 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン (これは!?) [そう、聞こえてきたのはまさかの不協和音。 しかし不快かと言われたら……否。>>231] (まさか──音の反響具合を見越して!?) [会場が広いと音に遅れが生じたり>>209 音によっては特定の音と壁が共振を起こすこともある。 実際、挑戦者の中に不幸にも引き起こした者がおり 結果演奏がバラバラになってしまった例もあった。>>210 まさか私達審査員の位置で収束するよう 計算までされていたとは思う筈もなく。>>210 然し、少なくとも音に対する知識に対しては 心得のある者が居ると見解して。] (248) 2020/09/26(Sat) 22:11:13 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[音が初めに感じさせるのは沈み込むような重圧感。>>231 地の底から這い出る魔のような低き声。 憂鬱げな、仄暗さ を感じるけれど差し込まれるように聞こえる 和音から構成される低音から高音を順に弾く手法。 これは……電子六弦。音盤とは違う生の音。 霧深い針葉樹林に紛れ込んだかのように 体感温度の低下を肌が錯覚していく。] (例えるなら、哀愁。 環境であり……) [これが彼らの代名詞とも言われるような>>231 曲ではあるとは知らないけれど。] (249) 2020/09/26(Sat) 22:11:51 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[何処か陶酔してしまいそう音が終わった ……そう思いきや。] ──────! [打って変わって先程の空気を打ち消すかのように 激しさを全面的に押し出すような曲調へ変わる。>>232] (今度は、マグマ!?) (251) 2020/09/26(Sat) 22:12:52 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[躍動感の加速が続き、曲の最高潮で 唐突に落ち着いたかと思えば 高音域の裏声がホールに響く。>>232] (見事だわ……この声域。 ここまで高低差を出せる者も 使い分ける幅広さも珍しい) [喉に負担が掛かるでしょうに、と 心の中で独り言ちて。] (あなたたちの中には一体、 何通りの……いや、 何色もの一面が隠されているのかしら?) (252) 2020/09/26(Sat) 22:13:17 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[極端とも言える違いを見せつけられ、 次は何が来るかと期待すると>>233] (あら?) [曲は短調、激しさはあるけれど 電子六弦が旋律を担い、調和し 先まで歌ってなかったであろう各々も 合いの手や副旋律を加えるかのように 厚みを与えていった。] (先の2曲と比べれば、 この国には馴染みやすい曲ね) [現にこの曲を気に入ったのか、 横の審査員が指でリズムを紡いでる。 この国の音楽を脚色したかのような。] (253) 2020/09/26(Sat) 22:13:55 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[そして、次の曲が始まった途端 またまた空気は一変する。>>234 一見調弦の低さも激しい音像もあるが 今度纏われたのは涼しくはあるが 辛口の白葡萄酒を思わせるようなキレを感じる音像。] (まるで、 吹っ切れたかのような 曲ね──)[抑圧と葛藤、電子六弦を手にして固めゆく決意。 何故でしょう……そこに並々ならぬ覚悟と 反骨精神のようなものを強く感じて仕方ないの。] (254) 2020/09/26(Sat) 22:14:44 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン (255) 2020/09/26(Sat) 22:15:40 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[全ての演奏が終わり、 裏方がシャンデリアの明かりを再度つけた。 明るくなった周囲に人々は呆然とし、 やがて舞台の彼らの方を向き始める。 初めの闇の時のような静寂が訪れた、と思いきや。>>213] 『いいぞー!異国の音楽家ぁー!!』 『何だこれ、初めて聞いた!』 『何だか知らねえけどその楽器凄えな!?』 [主に若者達を中心とした観衆が 彼らに惜しみない拍手喝采と熱狂を送り始めた。 一部の聴衆は馴染まないのか顔を顰めたり きょとんとした顔のままだったりしたのだけど。] (256) 2020/09/26(Sat) 22:16:03 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン マイク、貸して。 [裏方からマイクを受け取り、電源を入れて 私から彼らに告げた言葉。 始まった瞬間から、ずっと言いたかった言葉。] ────あなたたち、 何者 なの?[その声が思った以上に妖艶で自分でも驚いたけど、 何よりそれ以上にゾクゾクして仕方ない。] (257) 2020/09/26(Sat) 22:17:01 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン 一見激しい音や哀愁漂うような曲調と、 あなた達はその楽器と自分たちの能力で 様々な一面を見せてくるなんて、最高じゃない! けれど、ただ音を叩きつけてただけじゃない。 さてはあなたたち、全て計算ずくなのね? そこには緻密な計算が無しには成立しない 音の反響やズレも考慮されたものというのは 私でもすぐに分かったわ。 (258) 2020/09/26(Sat) 22:17:24 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン あなたたち、只者じゃない。 暗闇ですら自分達の音楽に変え、 まるで森羅万象のように…… 1人の人生のように曲を繋ぎ、 演奏として一つの形式に仕上げている。 ────とても見事だったわ。 あななたちはまるで一つの生命体のようね。 [これは、彼らの曲を一身に受けた私からの最大の賛辞。] どの曲も素晴らしかった。 哀愁も激しさも好ましいし、 3曲目はこの国のものにも親しみやすい。 (259) 2020/09/26(Sat) 22:17:47 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン ────けどね。 [一度、言葉を切り上げ深呼吸して。] 私が一番好きなのは最後の曲。 荒削りで即興性な点は感じたけど、 この曲が一番鋭く光り、尖ってた。 曲の歌詞通り、あなたたちの新境地にも 吹っ切れた者達の潔い覚悟のような そんな清々しさすら覚えたわ。 若者らしい何かを、この曲は抜群に超えていた。 (260) 2020/09/26(Sat) 22:18:31 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン ……この曲は、大事にしておきなさい。 それだけじゃなくあなた達を構成した 音楽、経験、感情──その他全て。 あなた達を組み立ててきたもの全てを 大事にしていきなさい。 [何となしに感じた直感。>>235 陰も陽も恐らくは、 彼らが内側から生み出していったものなのでしょうと。] (261) 2020/09/26(Sat) 22:18:54 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[自分に席にマイクを置くと、 優雅に──けれど惜しみない拍手を送って。] 私からは以上よ。 ふふ、こんなに血が滾るようなゾクゾク感は 滅多に味わえるもんじゃないわ……。 これだから新たな才能や可能性に 触れていくのはやめられないのよ。 最後の最後に思わぬ大物に出会えるとはね!! [自分でも唇が弧を描いているのが分かる。 この国には無い新しい音楽と新境地、 嗚呼──気になっていたのだけれど。 想像を遥かに超えた、いや。 想像を遥かに踏み越えてくれたわ!!]** (262) 2020/09/26(Sat) 22:19:46 |
(a61) 2020/09/26(Sat) 22:26:21 |
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