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【人】 勇者 アスベル・レイフェルス─王城の客間─ そ、そうか? そう言われると照れるな。 兄さんだってばっちり男前じゃないか。役者みたいだ。 [正装を纏う機会などほぼ無い田舎出身の冒険者。 明らかに衣装に“着せられている”側ではあるのだが、 すぐに馴染んでくれると信じよう。 髪が触れた感触がして、兄さんの方を見た>>0:13。 子供じゃあるまいし、と思ったのは嘘では無いが 嬉しくない訳が無い。 緊張していた口元も自然と緩んでいた。 俺にとって兄さんは、いつまでも手間のかかる弟で 面倒を見る対象だったから。 それは、多少なれど今もあると思う。 生まれてからずっと一緒だった、二人だけの兄弟。 俺は一番兄さんのことを知っている自信がある。] (0) 2022/09/18(Sun) 1:17:29 |
【人】 勇者 アスベル・レイフェルスあ、ありがとうセシリー……。 そう言って貰えると気が楽になる、って でも、もうそのことは忘れて欲しいんだけどな?? [ セシリーの緊張解し>>1:26は、十分過ぎる程に効果があった。 途端に語気が強まってしまう。 同時に、緊張に震えていた俺と違い、 セシリーの堂々とした立居振る舞いには 改めて彼女が王女だと実感し、尊敬の度合いが高まる。] (1) 2022/09/18(Sun) 1:19:02 |
【人】 勇者 アスベル・レイフェルス─閑話:適材適所─ [この四人で旅をするようになり、今まで一年弱程度の期間しか経過していないが、危険な場所や、寿命が縮まる思いをする経験も何度も遭遇した。 中には昔からの伝統、若く美しい娘を生贄に差し出す村の問題に直面したこともあった>>28。 「私なら大丈夫」身代わり作戦を提案したのはヘンリ>>1:29。 確かに俺よりも強いと思うし、綺麗な方だとは思うし、任せるには最適の人材だった。 実際、セシリーが立候補したとしても、俺は大反対しただろう。] そうか、なら危険だが任せ……。 [ と言おうとした時、を遮ったのは兄さんだった。>>1:30 兄さんの言葉に、皆がはっと兄さんを、ヘンリを見て下を向いた。] ……確かに。危険だよ……な……。 兄さんの言う通りだ。ごめんヘンリ。 [ ヘンリと言えば、大丈夫よと普段と変わらぬ様子に見えたが、兄さんの反対に結局押し切られてしまっていた。] (2) 2022/09/18(Sun) 1:23:41 |
【人】 勇者 アスベル・レイフェルスうん……… …ふぁっ?!?!?! [ 兄さんが無茶な頼みをしてくることは基本無いので 反射で頷いてしまったけど、頷いて一秒後 言葉の意味が脳に追いついて、変な声が漏れた。] なんで俺が!? いや、それなら ……うっ……。 [ 兄さんが、と言おうとしたけれど 狙撃役が必要だと言われた上、メンバーのバランス、 配置等を考えるとこうするしか無く。 ヘンリは「ならやっぱり私がやるわよ」と 言ってくれたけど、ここまで来て 「女装が嫌」な理由だけで引き下がれない。 俺は勇者だから。苦境や困難に立ち向かうのは基本。] (3) 2022/09/18(Sun) 1:32:57 |
【人】 勇者 アスベル・レイフェルス[ 結局、ふわふわロングウェーブのかつらを被り 素朴な街娘に扮し、なるべく声を出さないようにして 囮役は成功した──のだけれど。 今思い出しても恥ずかしい。 人助けの為とは言え、結果村長村民に神の如く崇拝され 多額の謝礼も貰えたとはいえ。 次から似たようなことがあれば「人形を作ろう」と 大真面目に提案もしたのだった。*] (4) 2022/09/18(Sun) 1:33:11 |
【人】 勇者 アスベル・レイフェルスじゃあ行ってくる。 晴れ舞台……楽しみに、してくれ。 転んだとしても、笑わないでくれよな。 [ >>0:39栄誉を受け取る時間が近付いてきた。 あまり緊張しない性質だが、流石に今回ばかりは度合いが違う。 国王直々に面するだけではない。 兄さんとヘンリには内緒にしているサプライズもあるから。 表情の変化で悟られないようにしないといけないんだ。 ──……もうすぐ、夢が現実となる。**] (5) 2022/09/18(Sun) 1:45:48 |
【人】 勇者 アスベル・レイフェルス[ 宴もたけなわの頃、遂に国王より 直々に栄誉が贈られる時が来た。 目の前には国王、すぐ近くには 豪華絢爛なドレスを纏ったセシリー。 見慣れた僧服では無く、今の姿こそ本来の姿だと 改めて実感すると同時に、美しさに言葉を失う。 自分がこの場にいる現実と 先に在る未来を見据えて──。] 私ごときの身に、有り余る程の栄誉。 畏れ多いことながら、有難く頂戴致します。 [ 緊張はヘンリにも伝わっていただろう。 言葉も所々たどたどしくなっていたが 何とか言い終えた後、 国王の、セシリーの方を見て、こくりと頷いて] (15) 2022/09/19(Mon) 2:42:41 |
【人】 勇者 アスベル・レイフェルスまだ出会って数年ですが、王女を愛する心は 誰にも、国民の皆さまにも負けない自信があります。 [ 徐々に頬が紅潮してきた。 眼前のセシリーも同じようになっているだろうか。 それでも、どのような表情でも 愛らしいことには違いないだろうが。 ──兄と仲間、二人の席を見る心の余裕は、無かった。* ] (18) 2022/09/19(Mon) 2:46:13 |
【人】 勇者 アスベル・レイフェルス私はセシリー王女に 多くの幸せと、幸福と、愛を頂きました。 王女がいらっしゃらなければ 今、私がこの場にいることも無く 世界も不安に怯えたままだったでしょう。 世界を守った次は、愛する人を守りたいと思います。 人生を、生涯を──この命を賭して、永遠に。 もう一度……いいえ、何度でも申し上げます。 セシリー姫、俺は貴女を 愛しています 。[ しゃがみ込み膝を立て、セシリーの手を取り 軽く口付けを落としてから、頭を上げる。 瞳に映る愛しき人の姿は、一層美しさが際立っているが、 見慣れた澄んだ眼差しは、俺の良く知る 普段旅をしていた頃と、何ら変わらない。] (37) 2022/09/20(Tue) 22:09:08 |
【人】 勇者 アスベル・レイフェルス俺の言うことを、何でも覚えてくれて 俺が転ぶなら、君も転ぶと告げてくれた。 どんな小さな冗談でも、軽口でも。 君が云う言葉、全てが愛おしくて仕方がないんだ。 [ 少し前の事を思い出し>>24>>25、優しく笑みを向ける。 緊張していない訳では無い。 ただ、瞬きをすることすら惜しかった。 この美しい人を、姿を、目に焼き付けたかった。] (38) 2022/09/20(Tue) 22:09:18 |
【人】 勇者 アスベル・レイフェルス[ 間も無く、ぱちぱちぱち、と拍手が背後から起こった。 国王──セシリーの父だった。] 「皆の者、勇者の心はこの通りである! 勇者殿の人柄、我が娘への愛情は、余が保証する。 セシリーも勇者殿を愛しているならば、何ら問題は無い。 ゆくゆくは娘のセシリーと 世界を平和に導いた勇者アスベル・レイフェルスが 契りを交わすことを認めようと思っておる。 余も王として、父として、一人の人間として 心より祝福するつもりである!」 (39) 2022/09/20(Tue) 22:09:37 |
【人】 勇者 アスベル・レイフェルス 「おめでとうございます!」 「姫様と勇者様に幸あれ!」 「新たな記念日が誕生した!」 [ 再び会場が歓声で沸き上がり 祝福の声が四方八方から響き続けていた。*] (40) 2022/09/20(Tue) 22:09:40 |
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