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【人】 琴羽の天狗 時見─ある寒い朝の前の晩─ [その路地裏は、帝都の闇の更に深淵であった。 元は、ただのゴミ捨て場だったと聞く。 当然、正規の集積場では無い。 けれど不法投棄に適したその場所には 有象無象のあらゆるものが捨てられ、腐敗し。 結果今となっては腐肉を煮詰めた様な匂いと、 そして怨霊がこびり着く場と化していた。 今回の依頼はそこに巣食った何者かを 退治して欲しいという事だったが────…] (68) 2020/11/04(Wed) 0:59:10 |
【人】 琴羽の天狗 時見琴羽、頼む! [近付いただけで、これである。 周囲の闇から湧きいでる様に 向かい来る悪霊やら餓鬼の類を ヤツデの風で牽制し。 彼女を護る様にその前に出ると 背の羽根を大きく左右に拡げ仁王立つ。 指一本、いや瘴気一筋触れさせてたまるかと、 殺気まみれで睨み据える俺とは対象的に。 小さく、歌い継ぐ様な祝詞と共に 背後より、暖かな光が拡がり照らすのを感じ取れば] (69) 2020/11/04(Wed) 1:01:09 |
【人】 琴羽の天狗 時見[この闇に囚われた様々な怨霊が、 幾つもの、悲劇が。 琴羽の角灯の明かりに導かれ天へと還り] …────出たな、本体。 [かくして闇のヴェールは剥がされて。 奥の、奥より。 人を喰らい肥え太っていた 肉の塊の如き妖怪が姿を現したのだった。 今迄であれば、こいつを見つけ出すのに それこそ気の遠くなるような労力と 力の放出が必要だったのだが……] (70) 2020/11/04(Wed) 1:01:44 |
【人】 琴羽の天狗 時見悪いな。 うちの妻は、有能でな? [向かい来る肉の塊を足蹴にし、 力を籠めて、踏み降ろす。 …────ぐしゃり 、と。ブーツが多少汚れたが、まぁそれは明日、 靴磨きにでも頼もうか。 それよりも、今は] (71) 2020/11/04(Wed) 1:02:08 |
【人】 琴羽の天狗 時見大丈夫だったか!? 怪我は無いか? 疲れてたりとか、目眩がするとか…… [初任務を見事こなした琴羽の元へと慌てて駆け寄って その身の無事を確かめるのだった。 尋ねるだけでなく、両手で抱えて持ち上げてみたり、 おでこに手の平を当ててみたり。 ……どうやら、大事は無さそうで。 ほっと、一息ついたその後に] お疲れ様だ。 戦勝祝いに牛鍋でも食べに行くか。 それから…… (72) 2020/11/04(Wed) 1:08:58 |
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