【人】 光の尾 マンユゥ― ユンチェと ― あ、そうですよね…… 今は手伝いのひととか居てくれますけど…… 皆帰っちゃうんですもんね。 ううう、大丈夫かなあ…… [多少身の回りの世話をしてくれる人は残るのだろうが 基本的には自分達だけでやっていかなければならない。 不安を表に出せば彼もそこは同じようで。>>108 のほほんとした笑顔の奥にも やや陰りが窺えて素直にうなずいた。] え、あ。そうなんですか???? [年上の女の人。と聞いて目をぱちくりさせる。 彼が年齢(は知らないが)よりも幼く見える分 何と言うか不思議な組み合わせに思え。 首をかしげていたが続く言葉にさあっと蒼褪める。] (138) 2021/12/03(Fri) 16:58:57 |
【人】 光の尾 マンユゥ……うぅ、こわいこと言わないでくださいよぉ、 だ、だいじょうぶですよっ だって和平のための結婚、ですもん いくらリル族のひとでも こ、殺したりなんて……しない、 しない……ですよね??? [自分に言い聞かせるように ふるふるしながら必死に言い募る。 経験豊富なオトナの女性。 リル族に対する偏見もプラスされて 男を尻に敷くようなセクシー女王様のイメージが 脳裏には形成されていた。] (139) 2021/12/03(Fri) 16:59:26 |
【人】 光の尾 マンユゥわたし…、あ、わたしマンユゥって言うんですけど わたしの相手もお金持ちの跡取りなんだそうです。 海の男〜って感じなんだとか……… きっと軽薄で、乱暴で… わたしなんて散々慰み者にされて ポイされちゃうんです……… でも、でも、これもお役目ですし ヴィス族のみんなだっていますからっ お互いがんばりましょうねっ! [きゅっと拳を胸の前で握って彼を見つめ 滅入る気持ちを鼓舞するように励ましたのだった。**] (140) 2021/12/03(Fri) 17:05:06 |
【人】 光の尾 マンユゥ(......なに言われてるんだろ......) [これは義務。子を成すためだけの。 向こうにとっても望まぬ婚姻だろう。 あんなのが候補?とか話してるのだろうか。 まさか誉められているとは夢にも思わず、 ますます憂鬱な気持ちになった。] (帰りたい......なあ......) [そっと広場を離れ、しょんぼりしながらてくてくと歩き出す。 本気で逃げるつもりがあるわけではなく 自分も新居を一度見ておこうと思って。**] (148) 2021/12/03(Fri) 18:48:54 |
光の尾 マンユゥは、メモを貼った。 (a21) 2021/12/03(Fri) 19:02:25 |
【人】 光の尾 マンユゥあ、ええと、その...... ここまで来ておいて今さら、ですけど...... けっこん......するのが、......不安なんです...... あいてが、こ、こわいひとだったらどうしようって...... [思わず口にしたあとではっとした。 目の前の男が己の結婚相手なのだとは まだわかっていないにせよ リル族の人間にリル族がこわいなどと、 気分を害してしまうのではないか。 むこうがこちらをヴィスだと思っていない、 ......なんてことには思い至らず 一気に青ざめ、大きな目にじわりと涙をにじませる。] (153) 2021/12/03(Fri) 20:05:58 |
【人】 光の尾 マンユゥご、ごめんなさい、......っ 会ったばかりの、リルの人に、こんなこと...... [泣いたら化粧が崩れてしまう。 その一心で涙を堪えた。 そうでなくても皆不安な状況で 自分だけいつまでもめそめそしているわけにもいかないのに。 ぐっと唇を噛み、俯く。*] (154) 2021/12/03(Fri) 20:11:28 |
【人】 光の尾 マンユゥそ、そう、でしょう、か......? あのあの、そんなこと初めて言われました......ので、その、恥ずかしいです...... [普段かわいい、という言葉を向けられることは ないわけではないけれど、 それはなんと言うか友愛親愛に基づくもので。 見知らぬ男性にこう何度も繰り返し 美辞麗句で誉められると流石に少し気恥ずかしく、 もじりと頬を染めた。] ぅ、あり、がとう、......ございます...... [苦笑しながらも袖で溢れ落ちかけた涙をぬぐってくれる。 すん、と鼻を鳴らし、 まだ濡れた目で彼の方を見あげた。] (165) 2021/12/03(Fri) 21:50:40 |
【人】 光の尾 マンユゥ俯かずに、前を...... [彼の言葉を反芻する。 ......確かに、 カラリとした笑顔を浮かべる 目の前の青年は堂々としていて 憂いや陰りは感じられない。 こんなひともいるのだ。 相手がリル族だからと言って ネガティブな想像ばかりしていたが、 さながら快晴の青空のような青年は 悪い人だとは思えない。] (167) 2021/12/03(Fri) 21:52:17 |
【人】 光の尾 マンユゥ......そう、か......そう、ですよね。 向こうだっていいひとかもしれないのに、 会う前からこわがってばかりじゃだめ、ですよね。 [決められた婚姻だとしても、いやだからこそ、 できれば愛を育み、仲の良い夫婦生活を送りたい。 自分が怯えてばかりでは むこうがどんな相手だったとしても うまくいくものもいかなくなってしまうだろう。 そんな風に励ましてくれている気がして、 ふわりと口許に笑みを浮かべた。] (169) 2021/12/03(Fri) 21:54:23 |
【人】 光の尾 マンユゥふ、ふふふ。 なんですか、それ。 [愉快な人だ。 気にするなと言いたげな態度に思わず笑ってしまった。 そもそも突然の婚姻に戸惑っていただけで 根は明るい性格のマンユゥである。 なんとなく緊張もほぐれたところで レモンの砂糖付けを渡された。 物珍しそうにそれを眺めたのち、 ぱくりと頬張る。] あ......!おいしい......です うちの森で採れる果物とは違う、 すっぱくて......でも、あまくて。 [顔を輝かせながらもぐもぐと 小動物のように齧っていれば いつのまにか目的地に到着していた。] (193) 2021/12/03(Fri) 23:29:25 |
【人】 光の尾 マンユゥ......あ、もうついたんですね。 はい、それじゃ......って、え? [改めてレモンの礼を言い 別れようとしたところで 彼がそのまま新居に入っていく。 家を間違えたのかと思ったが、 周囲を見渡せば確かに自分の荷も運び込まれている。 では間違えているのは彼の方?......いや。] ......若......??? [家の中から声が聞こえて中を覗き込んだ。 若、と呼ばれているのは先ほどの青年でーーー。 思わず彼の背を追い、その服の裾を掴んだ。] (194) 2021/12/03(Fri) 23:30:52 |
【人】 光の尾 マンユゥあ、あのっ。 ......もしかして、ジャヤートさん、ですか? [聞かされていた婚姻相手の名前。 そうだ、よくよく考えてみれば 婚礼衣装を着たリルの男性は二人しかいないのだから、 彼が自分の夫である可能性は決して低くないのだ。 不安で頭が一杯で(あとこわいひとのイメージが強すぎて)そんなことにも考えが至らなかった。] わ、わたし。マンユゥです。ヴィス族の。 ......なまえ、族長から聞いてませんか? [様子を伺うようにじっと見つめる。**] (195) 2021/12/03(Fri) 23:33:34 |
【人】 光の尾 マンユゥい、芋っ!? 白桃???[彼の喩えはよくわからなかったが、 どうも何かヴィス族について 勘違いをしているのではないだろうか。 彼が名を思い出すのをじっと待つ。>>224 やがてその微笑みが怪訝な顔へと変わり>>225 膝を折って至近距離で此方を覗き込んだ。 端正な顔にそうじっと見つめられると 何となくどぎまぎしてしまうのだが 負けじと彼を見つめ返し、困惑の色を浮かべた。] ど、どうって言われても…… ヴィス族のマンユゥはわたし以外にいない、ので。 あなたがリル族のジャヤートなら、 わたしとあなたが結婚するってことになります、……ね。 [何とも間の抜けた返答になってしまったが。] (229) 2021/12/04(Sat) 10:02:31 |
【人】 光の尾 マンユゥええと……なので、 よ、よろしくおねがいしますっ。 ………だんな、さま……? [先程から好みだ、とか、可愛い、とか、 …まぶい、はよくわからないが、 何にせよ彼は自分の見目を 気に入ってくれているようだったし 先程のやり取りも悪い人ではなさそうだった。 手荒に扱われることはなさそうだ、という安堵と。 ヴィス族だと分かった途端掌を返されないだろうか、 という不安が半々と言った所。 まだ緊張を残しながらも彼の様子を窺い、 気恥ずかしそうに小さくはにかんだ。**] (230) 2021/12/04(Sat) 10:11:34 |
【人】 光の尾 マンユゥなっ...... [どうやらようやく自分が 婚姻相手だと伝わったらしい。 ......のはいいのだが、ひどい言われようである。 独り言のつもりのようだが丸聞こえだ。 自分はまだしも一族を悪く言われるのは聞き捨てならない。 ぷくーっと頬を膨らませ、彼を睨んだ。] 根暗って、ひきこもりって......! 違うもん、ヴィスの民はっ、代々森を守る誇り高い一族なの! リルの民こそ軽薄で乱暴だって聞いてたよ。 だから怖いひとにちがいない、......って...... [勢いでつい敬語が外れてしまっていることも介さず。 言い募れば今度は何やら悔いているようであり、 その様子に首をかしげた。] (238) 2021/12/04(Sat) 15:22:12 |
【人】 光の尾 マンユゥえ、あの、あの...... あううう...... [かと思えば淀みなく並べ立てられる甘い台詞に 落ち着きなく視線をさまよわせた。 ヴィスの男性はどちらかと言えば物静かで純朴な者が多いが、 リルの男性は皆こうなのだろうか。 指先に唇がふれ、お伽噺で見るような口づけに ぶわわっと顔に熱が上った。] ......ううん。 それこそ、まだ見ないうちから わたしが勝手に思い込んでただけ、だし...... [たぶん偏見で凝り固まっていたのはお互い様だ。 謝罪にゆるゆると首をふる。 彼の中で誤解は解けたのだろうか。] (239) 2021/12/04(Sat) 15:25:29 |
【人】 光の尾 マンユゥ[自分の方とてこの短いやりとりで 彼のことが全て分かったわけではないけれど。 けれど会ったばかりの自分を気遣ってくれた彼は 情に厚く、義を通す人物に思える。 この青年を信じたいと感じ始めていた。] あ、の。......わ、たしも...... ......あなたが相手で、良かった、なって...... えへへ...... [何より、こんなに真摯に 自分を娶ることを嬉しいと言ってくれている。 じんわりと胸に温かいものが広がっていくのを感じ、 照れ臭そうに微笑みながらそう口にして。] (240) 2021/12/04(Sat) 15:29:40 |
【人】 光の尾 マンユゥひゃっ......!? [まだ甲に触れた感触が消える前 ふいに抱き締められて心臓が跳ねあがった。 勿論こんな経験、あるはずもなくてーー ぼふっと湯気が出そうなほどに顔が真っ赤になった。] あ、あ、あのあのっ、 み、みんな見てますよおっ......! [周囲の手伝いの者たちの視線を感じる。 リル族的にはこれくらい普通!?挨拶の範疇!? ぐるぐるしながら装束の下の尾をぱたぱたと揺らし、 それでも囁きは耳に入ってきたから。] (241) 2021/12/04(Sat) 15:37:17 |
【人】 光の尾 マンユゥで、でもでもでもっ…! は、恥ずかしいよぉ……… [向けられる視線は別に嫌悪のものではなく どちらかと言うと好奇や感心の類。 流石は若、みたいな声も聞こえてくる。 マンユゥとて別に嫌なわけではないのだが 男女のこういうことは密やかに、2人きりで、 というのがマンユゥの感覚だったし あと単純に免疫がなくていっぱいいっぱいである。 それでも目の前の夫(予定)は 全く自分を離すつもりがないようで。 結局腕の中にすっぱり収まったまま、 あうあう言いながら眉を下げていた。] (253) 2021/12/04(Sat) 20:01:14 |
【人】 光の尾 マンユゥ[そうして抱擁が離されれば ほっとしたような、ちょっとだけ寂しいような。 まだドキドキとうるさい心臓を抑え、 新居の方に向き直った。] あ……うん。 色々用意してくれたって聞いてる。ありがとう。 もう、運ぶのも終わったのかな。 新しい家、どんな感じなんだろう。 ちゃんと見たことなくって。 [彼の側が一式を用意してくれるらしいと 事前に聞いていたこともあって 身一つでやって来たため 自分の分の荷物はそこまで多くはない。 服や化粧道具、本類なんかの雑貨。 あとは畑を耕すのに必要なもの。 …とは言ってもマンユゥは自分の腕ではなく 魔法でそういう作業をやっていたので 鍬ではなく木で出来た杖なのだが。 何にせよ実際に見てみたいことには 足りないものがあるかどうかも分からない。 中を覗き込み、彼に視線を移して。] (254) 2021/12/04(Sat) 20:06:34 |
【人】 光の尾 マンユゥ[彼の人徳がなせるわざなのか、 視線は概ね祝福ムードに思える。 微笑ましくこちらを眺めている女性にも 気づくことはできなかったが、>>267 彼がユンチェの相手なのだと知れば やはり抱いたイメージの違いに驚いたかもしれない。 取られた手を繋ぎ、リビングへと足を踏み入れる] わあ、すごい......っ 立派なおうちだあ......! なんたかいい匂いがするねっ。 こんな置物もはじめて見るし...... [さすがに御曹司が住む予定の新居だけあって、 家の設備は充実していた。 丸い大きなテーブルの周囲に 見たことのないオブジェが並ぶ。 きょろきょろと物珍しそうにリビングを歩き回り、目を丸くした。] (280) 2021/12/04(Sat) 23:08:05 |
【人】 光の尾 マンユゥ[マンユゥの生家はもっとこぢんまりとしており 家具も最低限のものしか置かれていなかった。 ジャヤートは何故か申し訳なさそうにしているが、 調度品は華美すぎるわけでもなく、 かといって質素なわけでもなく、 全体的に洒落た印象が漂う。 謝る彼にぶんぶんと首を横にふった。] そんな、ぜんぜん、十分だよ。 むしろこんなに至れり尽くせりでいいのかなって......。 ......え、あ、う、うん...... 大丈夫、です......っ [寝室、に言及されてじわりと顔を赤らめる。 そうなのだ、この儀の目的は子作りなわけで。 覚悟の上ではあるし、彼はさらりと言っただけかもしれないが、 今になって急に意識してしまい ぶんぶんと繋いだ手を揺らす。] (281) 2021/12/04(Sat) 23:12:08 |
【人】 光の尾 マンユゥじゃ、じゃあ順番に見ていきたい、かな。 あ、こっちが個室、かな......? [自分の私物は概ね個室に運び込まれているようである。 取り敢えず手近なドアを指差し、部屋を開けた。**] (286) 2021/12/04(Sat) 23:16:09 |
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