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【人】 ハンター見習い ミゲル……あ、その……。 [ 目に見えて憔悴した姿など見せたくなかった 明らかに様子が違えれば訝しまれる 気にされなかったらされなかったで… ] えぇと、ラトゥール…さん? [ 相談? このひとに? 何者かもわからない相手に話すほど気楽でもない 会ってすぐに 何を話したらいいかも、わからない。 ] ………呼んで、貰えますか? [ ぎゅっと拳を握りしめた 積み重ねの重みがのし掛かる ────…今迄は平気だったのに 無関心のあの視線が、痛くて怖い ]* (84) 2020/03/02(Mon) 23:12:03 |
【置】 ハンター見習い ミゲル 星が綺麗な夜だった 縄に繋がれ連行されていったのは 村で行事ごとがある広場だ。 幼いぼくが項垂れたまま 赤いバケモノに引き渡される。 『 ハハッ! これは愉快な連中だな? 約束通り他の奴らは生かしててやるよ。 ────生きた屍としてなぁ? 』 轟。耳に轟き肌を灼く。 燃えていた。火が。焼け付く。 だが炎は人を焼かずに建物を植物だけを焼いた。 八百屋のおばさんが、ぼくより小さい子が あの赤いバケモノと手下に噛みつかれて────。 虚ろな目をしてぼくを見てきていた ぼくは……ぼくは ぼくは……気づいたら赤に、包まれていた (L4) 2020/03/02(Mon) 23:12:20 公開: 2020/03/03(Tue) 2:00:00 |
【置】 ハンター見習い ミゲル ああ、ああ、そうだ。 ぼくを救ったのは、 ぼくを火の海から持ち上げたのは、 歪んだ笑みをした赤い化け物で──── 化け物は何をしたのか 心臓を捕まれるような 心地が首から はしった 。 (L5) 2020/03/02(Mon) 23:12:23 公開: 2020/03/02(Mon) 20:40:00 |
【人】 酒場の女主人 ロゼ[お兄ちゃんとコルドさんの関係が すぐに知られるのも良くないし? あれでもあの研究者気質のコルドさんが 半吸血鬼はさておき見習いハンターに話があるのは、 ちょっとだけ珍しいかも? 教会嫌いでもでも相棒の人とはそうでもないのかな? その辺はお兄ちゃんの担当なのでお任せしとこ!] [ホットミルクが2人分出来た頃に お兄ちゃんが呼び出しに来た。 何でも見習いの人が話があるらしくって? ちらりとクラレンスを見て 大丈夫かなって、疑問とともに首傾げ] 話に行くなら2人で食べて アーモンドクッキーとホットミルク2人分 [トレイに用意した2人分 彼はどう受け取るかな?] 話したなくないなら、まあ 逃げちゃっていいし [向こうの事情は知らないので けろっと言っちゃうのでした]* (86) 2020/03/02(Mon) 23:25:58 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス[ ここにあるのは衝撃の事実ばかりだ 教会以外にも半吸血鬼が生きる道があるとか それを仕切っているのが死んだと思われていたあの人だとか あの研究者がそれに協力していただとか ] いや、言わない 広めるつもりもない、し [ 一度ここで薬を貰っているのだから ある種もう既に共犯者のようなものだ それに、教会に戻るつもりも、なかった ] (87) 2020/03/03(Tue) 7:56:51 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス[ 運ばれてくる ホットミルクとクッキー それとほぼ同じタイミングでの、呼び出し ] わかった ………行って、くる [ トレイを受け取った>>86 連れられた道を引き返して上へ戻る 話を聞くと言ったんだ あるなら最後まで聞いてやるよ 忘れろなんて言うな。その言葉の意味を確かめずにはいられない ] (88) 2020/03/03(Tue) 7:57:17 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス…呼び出されたけど 今度はなんだよ [ 帰ってきた閉店中の酒場の中 近くに居るのは見知った顔の2人 クッキーとホットミルクをトレイから下ろして 再び話し合いの席に座った ]* (89) 2020/03/03(Tue) 7:57:32 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 普段と変わらぬ相棒の視線 無関心で無感動 勝手が過ぎるのはわかっていた。 席に座る。椅子の軋む音に震える。 ] ………………。 [ 何を言えばいいだろう? 何を伝えたらいいのだろう? 僕が僕の糧としていたものが罅が入る ] 何度も、呼び出してごめん。 ……先生、とも、相談して でも…僕ひとりでも決めきれない。 [ 喉奥をぐっと押さえつける こんなに近くにいるのに伝えたいことを伝えられない。 ] (90) 2020/03/03(Tue) 13:40:56 |
【人】 ハンター見習い ミゲル [ 仮初めの相棒は関心を向けない 無機質な視線に射貫かれて──── 罅が入った部分から新たなものが入り込む 僕は僕の、見ようとしなかった部分を見つめる ] ………………。 これから、どうするつもり、なんだ? [ 尋ねたいことを一先ず置いて 今の彼がどうあろうとしているのかを、尋ねよう ゆっくり ゆっくり 僕の心を見つめるための 時間をください ]* (91) 2020/03/03(Tue) 13:40:59 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス[ 今、自分の目はどうなっているだろう 本当に目の前に居る彼を映しているのか? ただそこに居ると認識しているだけで 何の関心もなく、何も見ていないのか ゆっくりと瞬きを一度 開いた目の先の景色が、少し変わった気がした ] 別にこのぐらいの手間ならいい ……けど、相談? [ 出て行こうとした事を言われたか この先生はここの味方だが彼は知らない ただ、分かれる話ならしなければならない 手を伸ばしてホットミルクのコップを取った ] (92) 2020/03/03(Tue) 14:16:23 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス[ 喉に流れ込む暖かな液体は 二重の意味で心の波を和らげて 見つめた先の相棒に 聞かれたこと、自分の事を語る ] ここに…居るつもりだ 無理に戦わなくていいって 薬も暮らしも保証するって言われたから そうしたい [ 少し離れた所に座った先生が ぴくりと反応したのが視界の隅に見えた ] …そっちは、どうなんだ [ 質問を返す 聞かれてばかりではない、対話 しっかりとしたそれは、いつ以来だっただろうか ]* (93) 2020/03/03(Tue) 14:17:00 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ さらりと告げて噎せた>>93 待って? 先生いるんだけど? その決意よりも教会の研究長いるんだけど!? 恐る恐る先生を振り返る。 ] 僕のこと話す前に 先生に聞こえる位置でそれ言っていいの? [ ほら、ちょっと反応してるが 最早毒を喰らわば皿まで、だろう。 ] …………きみがここに残るなら、僕も残る [ 奇妙に思われるだろう 罅割れた部分から染みこんだ部分を ゆっくりゆっくり吐き出そうとする ] (94) 2020/03/03(Tue) 15:05:46 |
【人】 ハンター見習い ミゲル今まで辛く当たってごめんなさい。 でももう少しだけでもいいから聞いて欲しい ────…過去を思い出したいと思う? [ 勘づかれているだろう事実を隠して、尋ねる ] (95) 2020/03/03(Tue) 15:05:50 |
【人】 ハンター見習い ミゲルそれは、………きみの根底を揺るがす きみの心を傷つけるだろう。 きみの心を壊すこともあるだろう。 思い出さないほうがいいって先生は言ってた。 きみが、……壊れるぐらいなら、僕もそれがいいと思う。 例え思い出して貰えなくても………。 [ 視界が霞んでよく見えない ああ、僕の嫌いな紅色が見えない。 よく似てる。きみのお父さんに きみが大好きだったお父さんに似たんだね。 ]* (96) 2020/03/03(Tue) 15:05:53 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス[ ひそ、と声を落として 彼が教会に戻るなら ここの味方である先生は 記憶処理なりなんなりするだろう そうだと勝手に決めつけて安心して述べたのはあった ] いいんだよ ここに薬横流ししてるの、あの人らしいし [ 研究員は会話を止めもしない 声の大きさを戻して話を続ける ] ………は?え? な、なんで……? [ だってお前は、あれだけ憎んでいたのに 憎悪の対象の半分を持つ自分が 居なくなれば喜ぶのでは? 嫌だ、とか、駄目だとは言わない どうしてそんな、反応を……? そう戸惑うだけの、感情 ] (97) 2020/03/03(Tue) 15:55:28 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス過去…… 過去のこと、なんて [ 全くの真っ白で 目を向ける余裕もなくて 意識したことは殆どない、それ 戸惑いに戸惑いが重なり、沈黙が広がる ] (98) 2020/03/03(Tue) 15:55:52 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス……過去を考えた事、ない ただ、さっき言ってたアレは きっと、そういう事なんだろうし わざわざ聞くってことは…… [ そうして欲しいってことだよな? 言おうとした口が開かない。苦しい 何故か理由のわからないあの痛み 過去に近づく程、じりじりと増す 知るなと拒んでいることだと知らず 優しさの目隠し ]根底?傷付く?壊れるって? (99) 2020/03/03(Tue) 15:56:19 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 横流し。流出。つまり横流し? あの先生が教会へ反意? 目的も思考水準もわからない>>97 いやに親身だった理由如何もわからない 先生のことは一旦片隅に置く意味合いでも 黙したまま頷いた。 ] 今更って思われるのも、わかってる。 ……都合が良いとか ………詰られるのは、覚悟してる。 [ 暴力は言葉や態度だってあり得るのだ。 半吸血鬼の立場が如何様か 見習いよりずっといいだろうと比べて 先生に目を掛けられてるのも知っていて 帰るところもなく、帰るのを喜ぶ人もいない 理不尽をぶつけてしまった。 大切なあの子にどうして似ているんだって 無意識に蓋をしてしまっていた。 ] (100) 2020/03/03(Tue) 17:19:56 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 困惑を深めている様にぶつけるのは 焦燥と深慮の視線 僕は身勝手だった。 きっときみで無ければまだ身勝手なままだ。 だから>>99 声にならなかったその問いには横に首を振る ] …これ以上、苦しませるぐらいなら 思い出さなくていいよ。 ただ僕が知っているということを 伝えずには居られなかっただけで きみがどうなのか、知りたかった…だけで。 [ 先生の記憶処理の影響だろう 顔色を悪くする彼に緩く首を振る。 強がりとかではない 今後はどうあれ、これが僕の今の結論 ────今の僕に きみを精神的に支える力があるだろうか 壊してしまうぐらいなら思い出さないでいい ] (101) 2020/03/03(Tue) 17:20:00 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス[ 話を聴けば聴くほど胸が苦しい 頭も痛い。幾度か経験したこの苦しさ 荒くなる呼吸を抑えられないか ホットミルクに手を伸ばしても 何も変わらない事に狼狽えた ] ………は、はは 苦しめてるのはお前じゃねえだろ そんな能力なんてねえんだから [ 時折襲い掛かる不調 目の前の男が原因ではない事は理解していた 思い出したいか、思い出したくないか 考えた事もない事、急に言われてもわからない だからお前がそうしたいならって 過去は仲良くしていたのならって 本当に昔の私を知っているならと、答えたんだ ] (102) 2020/03/03(Tue) 18:24:48 |
【人】 酒場の女主人 ロゼ[さてさて! どうやら中は込み入っている感じかな? コルドさんは半吸血鬼は無碍には扱わないし ほんとに嫌なら隠れて 見習いさんと話したくないだろうし 呼ばれて話にもいかないだろうし お兄ちゃんもいるので、私はお店を開く準備をしましょう!] お兄ちゃんー お店のほうよろしくね? 私足りないもの買い出し行ってくるから [そうだ。クラレンスの歓迎会もしちゃおうかな? いる人だけでちょっとだけ。 牛乳たっぷりの具沢山シチューに、ライ麦パン ちょっと贅沢にレモンステーキ これは酒場のメニューにもあるしね。 ケーキも5人分は買って来よう そんなに楽しい気分じゃなくても そんなに食べられなくてもね 並んでるだけで楽しくなることもあるし ここに居ていいんだよって態度は大事大事!]* (103) 2020/03/03(Tue) 19:02:31 |
【人】 研究者 コルド[ 彼らの話し合いは 先に自分から説明した 彼を苦しめない方法の話のようだ と、何を話したかまでは全ては聞いていないが 鈍い音がしたと目を向ければ 半吸血鬼の方が机に突っ伏していた 恐らく記憶処理によるものだろう しばらくすれば意識も戻るとは思うが 果たして何処まで話したやら 慌てたラトゥールは厨房から出てきて 毛布を用意して寄越してきた アイツほんとぶれねーな ] (105) 2020/03/03(Tue) 19:06:13 |
【人】 研究者 コルドミゲルさん 過去に触れれば触れる程 痛みを伴うと話したでしょう? 話しすぎると慢性的なものになりますよ そうなれば再度の記憶処理を行うことになりますが ……そのままにするのなら、気をつけてくださいね [ 思い出さぬよう掛けられたプロテクト 過去の自己に関する事実を 認知すればするほど刺激となる 否定し、認知の外へ置けば痛みは引くが そうでなければ痛みは残り続けるのだ ] (106) 2020/03/03(Tue) 19:06:51 |
【人】 研究者 コルドそう、僕からもまだ話があるのでした 片手間でも良いので聞いていただけますか? [ 今度はこの倒れている半吸血鬼に 聞かれたくないというものでもないが ちょうど手が空いたのだから、と話す ] ……あなたにつけられた呪い それを解くためには薬が必要です このお酒はその為に買ったのです、ね [ 机の上に置いていたボトルを数ミリ持ち上げ とん、と音を鳴らした ] (107) 2020/03/03(Tue) 19:07:44 |
【人】 研究者 コルド僕はね、あなたたち2人が 教会を出ることは止めません ですが…あなたはまだやるべきことがある 生きたければ やらなければならない事は、見失わぬように [ ふ、と一息吐いて2人を見る そうして寄り添うように共に在れる事が ほんの少しだけ、羨ましかった ]* (108) 2020/03/03(Tue) 19:11:05 |
【人】 ハンター見習い ミゲル グラ… ………クレメンスッ! [ 気を失うように机に倒れる 弱々しく握られた手をぎゅっと掴む 慌てて女主人の兄が毛布を用意してきた 随分手際が良いものである。 青ざめて狼狽するしかない自分に>>106 落ち着いた声が降ってくる ] ……ごめんなさい。 僕には、昔のことをまったくなくして クレメンスと接するのはきっと無理だから ……気を、つけ…るよ [ 安易に記憶処理を措置しても負担はあるだろう 僕はその度に彼に苦しみを与えるなら 幼馴染みとして、大事な大事なきみとして 触れ合わないようにしないなら 記憶を封じたままのほうがいいというなら ( 僕はもう彼にひどい言葉を ]投げつけるのだって嫌なんだ ) (109) 2020/03/03(Tue) 20:40:22 |
【人】 ハンター見習い ミゲル 今度は、何の話? [ ぎくり、と身が強ばる。 落ち着いていた心境が荒波に晒される。 咄嗟に首筋に触れた────獲物の印 教会はおのれの能力を 勝っていたからすぐには殺されなかった。 それもいつまでか、と心臓が逸る 僕が死んでもあの吸血鬼は死なない あの吸血鬼が死んだら僕も死ぬ。 呪詛が解けないままでは待つのは死だ ] [ 心臓がうるさい 抱き寄せるように 縋るように引き寄せる クレメンスの体が重い ] (110) 2020/03/03(Tue) 20:40:35 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 生きてやらなければならない事を 見失うように…────。 その言葉が胸に痛いほど突き刺さる。 フードの下に隠れた顔が ほんの少しだけ寂寥を帯びていた気がして 僕は、そう。先生のことも、この子のことも 見えていなかったのだと思い知らされた。 ] あの、クラレンスどこに運んだら…… [ 元々体格差がある上に いろんな事があって疲労が溜まっていた ────困り果ててラトゥールのほうに視線が向いた ]* (111) 2020/03/03(Tue) 20:40:49 |
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