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人狼物語 三日月国


109 毒房のその先で

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【人】 鏡沼 創

「『よ』けとく〜」

壊されたくもないため、ケースに仕舞って高いとこに置いといた。

「見えてるよぉ。外してても日常生活に支障ないからね。オレが見えにくいのイヤってだけでさ。
……もう眠くなってきちゃったか『な』?」

布団の中で相手の様子を伺う。
普段の就寝時間は知らないが、あの二人と暮らしてるならそれなりに早そうだな〜と思いはする。
(9) 2021/11/20(Sat) 23:56:28
鏡沼 創は、こちらもふぁ〜とあくびをひとつ。おねむ。
(a14) 2021/11/20(Sat) 23:56:41

【恋】 貴戸 高志

強請るような視線に気付く。
落ち着いた様子の彼が自分にだけそんな視線を向けてくれるのが嬉しかった。

求められている。
応えたい。

「もどかしい、か。それはかえって辛いだろうな。
 暁に感じてほしいのは辛さではなくて気持ち良さだと言うのに。

 ああ、でも。任せてくれ暁。経験こそないが……」

(?17) 2021/11/21(Sun) 6:37:33

【恋】 貴戸 高志

「……努力しよう。
 お前がもう何も考えられなくなるほど
 快楽に耽ることが出来るように」

(?18) 2021/11/21(Sun) 6:37:59

【恋】 貴戸 高志

薄い唇は更に口付けの雨を降らせていく。

胸から腹へ、臍をくすぐるように舌を突き入れて、鼠蹊部をなぞり上げ、その先へ。

貴方が抵抗しなければ、否、少しの抵抗くらいであれば押し通してでも下衣を脱がせていった。
性器が露わになったなら、長い指を躊躇うことなくそれに絡めた。
先端をぐりぐりと指の先で弄り、幹を上下に擦り上げ、根本にある膨らみにも手を伸ばして刺激を与えようとする。

同じ性を持つ者として、快楽を拾いやすい部分を責め立て貴方を追い詰めようとするだろう。

「…………」

小豆色の瞳は、貴方の表情と下腹部を交互に見つめた。


……こくり。
喉仏が小さく音を鳴らして上下に揺れる。
熟れた果実にも似た赤い舌が、ちろりと己の唇を舐め上げた。
(?19) 2021/11/21(Sun) 6:41:34

【恋】 探偵 闇谷 暁


「ひ、」

貴方にならば、何をされようと抵抗はしない。
すぐにするりと下着ごとズボンは下ろされ、
芯を持ち始めた陰茎が外気に晒されていく。

降り注ぐ唇は腹部───臍から鼠蹊部へ。
普段人目に触れない場所を擽られれば、
ざらつく舌の感触に思わず声が漏れた。

「そんっ、なとこ、
 舐め………る、な……っ!?」

息つく間もなく、貴方の指が伸びて来れば
性器へ奉仕するその動作全てが快楽を齎して
貴方が触れる度、反応するように
じわじわと先走りを漏らしながら固く張り詰めていく。


「あ、………っ、き、
 きもちい……高志……」

胸元で震えるクリップが鳴らす僅かな振動音──直接的な愛撫──なによりも貴方からの視線。
気を抜けば、すぐにでも淫欲に溺れてしまいそう。

「こう、じ……高志、
 俺も……おれも、高志を気持ち良くしたい……、」

(?20) 2021/11/21(Sun) 8:12:05

【恋】 探偵 闇谷 暁



揺れる貴方の視線。

舐めずる舌がやけに扇情的に映って、
ぼんやりと、求めるように生唾を飲む。


「今っ、良すぎる……から、嫌、
 いっしょに、耽りたい……っ」


  
何も考えられなくなるくらいに
   共に快楽に、耽ろうではないか。
(?21) 2021/11/21(Sun) 8:14:24

【恋】 貴戸 高志

は、と呼吸を一つ。かすかな笑みが含まれていた。

貴方が気持ちよさそうにしてくれるだけでもたまらなく嬉しくて、少年は緩やかに瞳を細めながら指の動きを激しくしていく。

「暁……ふふ。可愛い」

滲み出した先走りを絡めながら扱けばはしたない水音が耳をくすぐった。ぴくぴくと手の中で反応するその性器すら愛おしく見えてくる。

素直に反応する陽芯を見ながら抱いてもいいし、その質量と熱を内側へ招き入れて貪る快楽もこの身は知ってしまった。

どちらでもいい。
貴方と溺れるのなら、なんだって。

全てが幸福に至るためのスパイスなのだ。

(?22) 2021/11/21(Sun) 16:52:19

【恋】 貴戸 高志

見つめ続けていたら、美味しそうに思えてきた。
貴方の全身に口付けを落としていた少年の唇は、最後に……恋人の張り詰めた熱の先に口付けを落とす。

「暁」

わざと性器から殆ど唇を離すことをしないまま声を出した。吐息混じりに名前を呼べば、きっと熱い息が性器をくすぐることだろう。

体を起こす。自分もズボンと下着を取り払おうとして、その前に一度だけ自分の手に舌を伸ばす。

「…………ん、…………っふ……」

衣服に貴方の先走りが少しでも吸い込まれていくのが嫌だった。これは、自分のものだ。
てらてらと濡れる指に赤い舌を這わせて貴方の残滓を舐めとる。喉を鳴らせば苦くも愛しい感触が胃の底へと滑り落ちて、背筋に甘い痺れが走った。

(?23) 2021/11/21(Sun) 16:52:50

【恋】 貴戸 高志

「暁」

艶めく舌が貴方の形に揺れ動く。
何度呼んでも足りない、世界で一番好きな言葉。

下着ごとズボンを下ろせば、既に半分勃ち上がりかけている少年のものが見えるだろう。

「お前が望むなら、そうしよう。
 一緒に気持ちよくなろう」

詰め寄って、熱を帯びた性器を張り詰めている貴方自身へと押し付けた。

「何がしたい?」

ひたひたと誘うように欲の塊を貴方のものへ何度もぶつける。
出来る限り冷静を装ってはいるが、自分だって限界なのだ。

小豆色の瞳の奥に焦げ付くような炎が灯る。


「…………好きにしていいよ、暁」
(?24) 2021/11/21(Sun) 16:53:57

【人】 迷彩 リョウ

「……、『な』んか今日はやけに眠いかも。
 いつもはもっと起きてる…………」

初めての来客にはしゃぎまくり、初めてのお使いで緊張しまくった。自覚していないだけでまあまあ疲れている。

「明日はぁ、寝坊しまくろ……。
 目覚まし……かけないでおくからねぇ」

恐らく、いつもの時刻になっても味噌汁の香りは漂って来ないだろう。
だったら全員で惰眠を貪り朝食兼昼食にした方が良いはずだ。多分。
(10) 2021/11/21(Sun) 22:55:29
迷彩 リョウは、スヤァ…………
(a15) 2021/11/21(Sun) 22:55:41

【恋】 探偵 闇谷 暁


「ッ、ぅ、やっ────!」

陰茎にあなたの唇が触れる。
そこから言葉が発されれば、吐息が昂りを焦ったく擽って
刺激に耐性のない身体はすぐに達してしまいそうになる。

ぎゅ、敷布団の白に皺を刻み付けた。

「……高志、」

世界でいちばん好きな言葉。
応えるように喉から吐く。

「なに、って………」

自らの先走りを舐めとる舌の赤色が艶かしくて
腹の奥がずくずくと疼きを訴えてくる。
早く気持ち良くなりたい、……誰でもない、貴方と。

「ぜんぶ、
 全部お前と、高志と………したい。
 おまえだけを、覚えていたい……っ」

あの少年院で、貴方以外と寝た記憶。
貴方以外の温もり、貴方以外の言葉。
その全てを、上書きして欲しい。

……なんて贅沢な要望。
(?25) 2021/11/22(Mon) 1:36:49

【恋】 探偵 闇谷 暁


熱に浮かされた頭でぐるぐる考える。
貴方が欲しい、他にはいらない。

「………すき、
 愛してるよ、こうじ。」

そっと自らの下腹部へ手を伸ばせば
ろくに解していない後孔へ、
貴方の昂りを招こうと触れる。



既に勃ち上がったあなたの性器へ指を這わせ、
先程してもらったように五指で先端──幹──根本へとぎこちない愛撫を与えながら

早くこれが内側へ欲しい、と
あなたの首元へ口付けを落とした。
(?26) 2021/11/22(Mon) 1:37:24

【恋】 貴戸 高志

恋人の要望に小豆色の瞳が笑みの形にそっと細められた。

「ああ、そうだな」

どこまでもどこまでも愛しさが募り続ける。限界なんてない。

「俺だけを覚えて。俺だけを感じて。
 俺はお前のもので……

 ……お前も、俺のものだろう?」

(?27) 2021/11/22(Mon) 2:18:49

【恋】 貴戸 高志

ぎこちなく行われる愛撫に体がはしたなく乱れ、藤色が踊る。求められていることの証左に肉体は分かりやすく反応したが、それ以上に心が激しく悶えて震え続けた。

愛しくて仕方がない。
一つになるほどに強く抱きしめて、二度と離別しないよう溶けてしまいたい。

「……は、ぁ…………っ、そこ、は……」

首筋に落とされた口づけに背が緩くしなった。少年院の頃に鮮やかに咲いていた痕はすっかりなくなってしまったが、教え込まれた痛みと快楽はきちんと体と記憶に焼き付いている。

可愛らしいおねだりに一つ笑みをこぼしてから貴方の手を自身の昂りから引き剥がした。

もう我慢できない。
余裕があるように見えて、解すことを忘れる程度には冷静さも思考もぐずぐずになってしまっている。

「暁」

(?28) 2021/11/22(Mon) 2:19:12

【恋】 貴戸 高志

「俺も、愛している」

紫の瞳から一片たりとも視線を逸らさず、誓うように囁いて――熱を、ゆっくり貴方の内側に埋め込んだ。
(?29) 2021/11/22(Mon) 2:19:46

【恋】 探偵 闇谷 暁


確かめるように。確かめ合うように。

「高志は俺のもの、だし
 おれは高志の……ものだ、」

自分達は、互いのものである。
少年院時代──Wあんな事Wがあったからこそ、言葉にする意味をよく理解していた。



 ……手が引き剥がされて、
      貴方が挿入ってくる。

「いっ────!」

ろくに解していない上に、スキンだって装着されていない陰茎。
内壁へ割り込めば、痛みを伴って当然だ。

「はー、……はあ、………っふ、」

眉を寄せながら、深く呼吸。肩を震わせて息を整えようとすれば、胸元の振動がそれを邪魔してくる。浅いリズムで熱のこもる息を吐く。
それでも、今更抜いて欲しくはない。準備なんてしようものなら、ただもどかしい時間が増すだけ。
だから、それを逃すために、

「こ、じ………
 噛んで、良いか、ッ」

あなたの肩口へ──唇を寄せて、
ちゅ、ちゅ、と肯定を強請るように───否、確かに強請った。
(?30) 2021/11/22(Mon) 4:07:02

【恋】 貴戸 高志

貴方の苦しげな反応でようやく準備不足であったことに気付く。

「……ぁ、あかつき、すまな、い……」

謝罪の言葉を口にした。口にしただけだった。

狭い内壁がきゅうきゅうと締め上げてくる。
痛すぎる程の刺激に思わず呻くも、貴方が欲しくて仕方がない。

もう我慢できない。
ずっと、ずっと欲しかった。
穏やかな日常を貴方と過ごせるだけでも嬉しかったけれど、身も心も蕩けるような快楽越しに愛を確かめ合う行為も好きだった。

だって、今この時だけは、貴方は何もかもを忘れて自分だけを見てくれると確信できるから。

限りなく不自由に近い自由の檻でもないし、
限りなく自由に近い不自由の箱庭でもない。

貴方が齎してくれた本当の自由な世界で二人きり。
昔の己では考えたこともないようなとびきり甘い幸せに、泣いてしまいそうだった。

(?31) 2021/11/22(Mon) 4:43:31

【恋】 貴戸 高志

「あか、つき……、暁っ」

肩口にキスをされれば、苦しげに笑いながら体を更に密着させた。互いの体がぶつかって、クリップが揺れ動いたかもしれない。

「すまない、もう……止められそうにない……から……ッ」

柔らかな髪をかき分けて、耳朶に唇を寄せて吐息を吹き込む。

「噛んで。好きなだけ痕をつけて。
 俺もそれが……欲しくてたまらないよ、暁」

言うや否や、埋め込んだ昂りを一度引き抜いて、最初よりも勢いをつけて恋人の中を穿った。
抜いて、また挿れて。ゆっくりと、けれど確実に貴方を追い詰め始めていく。
(?32) 2021/11/22(Mon) 4:44:18

【人】 鏡沼 創

「『寝』な〜。
……もう寝てる?はやぁい。んじゃ、おやすみリョウちゃ『ん』
って事で、しりとりもおしまーい」

よいしょと布団に入り直す。
この少年も遠方からやってきた為、そこそこに疲れてはいるのだ。
ご飯できたら起こしてもらお〜と思いながら、スヤァ……

ーーーこの少年はまだ、隣で眠る少年の寝相を知らない。
(11) 2021/11/22(Mon) 12:56:09
鏡沼 創は、スヤスヤ
(a16) 2021/11/22(Mon) 12:56:33

迷彩 リョウは、本日の寝相が奇跡的に良かった
(a17) 2021/11/22(Mon) 13:22:17

【恋】 探偵 闇谷 暁


「高志、」

名前を呼ぶ。
はじめての『夜更かし』の晩と同じように、
紫色の瞳に貴方だけが写る。

秘めるつもりだった
片恋

踏み出す勇気を貰わなければ、
今頃自分達はまだあのW毒房Wの中に居ただろうか?
どうであれ、あなたが側に居るならば大差はない、とすら思えてしまう。

ただ、貴方が笑って暮らせる本当の自由な世界なら、それで良い。


「───っあ、ぁっ、あ、」

境界線が消えていくように密着すれば
挟まるクリップの刺激だけが互いを線引いて、ほのかな痛みが快楽に変わりつつある。

「高志の、好きに、
 されたい……………ぁ、んっ」

鼓膜──乳首──後孔。
快楽を受け取る場所ではないそれらが貴方によって開発されていく。

遠慮の少ない抽挿に合わせて、はしたない声を漏らすのが恥ずかしくて
許可を得れば、加減を忘れたまま
首元の肌色へ歯を突き立て────がぶりと噛み付く。
(?33) 2021/11/22(Mon) 14:04:25

【恋】 探偵 闇谷 暁


あなたが内壁を割いて揺さぶる度に、
それに合わせて喰らい付く、捕食行動に近しいもの。

「ん、んん……ふぁ、あっ」

唇の端からは、呻くような嬌声が溢れていく。

肩口から首元へ噛みつき、
鎖骨を舌でなぞっていって、時々歯を立てて、
喉仏まで辿り着けば、甘えるように口付けを何度も落とす。

「う、……すき、すき………」

次第に、表情は苦痛よりも
快楽の熱に浮かされ蕩け始めた。
(?34) 2021/11/22(Mon) 14:04:47

【恋】 貴戸 高志

貴方の唇からこぼれ落ちる嬌声が更に情欲の炎を燃え上がらせていく。

貴方を気遣う為の理性だって端から焦げて燃え尽きてしまえば、一つに重なるのに邪魔な玩具を外す仕草さえも荒々しさが滲んでしまった。
尖りを苛むクリップを無理矢理引っ張って取り上げ、生じた隙間を埋めるように体を重ねたものだから、直前まで虐められていた少年の乳頭はのしかかってきた体に少なからず擦れてしまったかもしれない。

「い゛ッ、く、ぅあ……っ、は…………ッ!」

首元に走る鋭い痛み。
貴方と繋がるだけで胸を締め上げるような幸福感と頭が焼き切れるような刺激が襲ってくるのに、自分にとってはすっかり快楽の一つとなってしまった痛みが与えられれば声を上げるしかなかった。

その整った顔に苦悶の色が乗ったは最初だけで、すぐにとろりと熱に浮かされたような惚けた表情へと変わっていく。

(?35) 2021/11/22(Mon) 16:52:10

【恋】 貴戸 高志

貴方を貪りながら貴方に捕食される。
互いが互いを求める行為にどこまでも溺れていく。

「っぁ、いい、そこ……っ、あか、つき……あかつき……ッ!」

生き物としての弱点である首を貴方に差し出して、与えられるものを心から嬉しそうに受け取った。麻薬にも似た苦楽に体が悦び打ち震える。

「すき、すきだ…………暁……っ
 愛してる、愛しているから…………ッ!」

ぱちゅんと肉がぶつかる音も、にちゃりとはしたなく零れる水音も、随分遠くに聴こえる。

できるだけ奥を、貴方の"いいところ"を目掛けて腰を引き、抉るようにまた押し進めて。何度も何度も恋人の内側に自分を刻み込んでいく。

視界がちかちかと明滅してきた。腹の奥底から熱いものが込み上げる。
限界が近いと本能的に理解すれば、縋るように貴方を更に強くかき抱いた。

(?36) 2021/11/22(Mon) 16:52:29

【恋】 貴戸 高志

「ずっとそばにいて」

吐息混じりにそう囁いて、
少年は愛する人の内側に熱を吐き出し震えて果てた。
(?37) 2021/11/22(Mon) 16:53:05
貴戸 高志は、愛する者が出来た。昔の自分には無かったものだ。
(a18) 2021/11/22(Mon) 16:53:52

貴戸 高志は、喪失の恐れを知った。昔の自分には無かったものだ。
(a19) 2021/11/22(Mon) 16:54:23

貴戸 高志は、自分の意思で歩き、傍にいるための努力を怠ることはない。欲しいものは自分で掴み守るのだと決めている。
(a20) 2021/11/22(Mon) 16:57:55

貴戸 高志は、けれど、不安が微塵もない訳ではない。特に、理性も知性も溶けている時であるならば。
(a21) 2021/11/22(Mon) 16:58:16

【恋】 探偵 闇谷 暁


ひっ───!?

 や……っ、んんWん……!」

ばちんとクリップが引き千切られて
ぐっと貴方の熱が寄せられれば
もうこれが痛いのか気持ちいいのか、判別が付かなくなってきた。

声を飲み込むため、丁度噛み付いていた首筋へ強く歯の刃を押し込む。
肌をさいて鉄錆の味が僅か口内へ混ざり始めた。

「ふ……ぁ、あぁっ……───!」

無遠慮な抽挿。弱点を執拗に擦り、擦られ、
快楽を貪り合う為だけの行為。
燃え盛るほどの熱で蕩ける意識の中──ひときわ甘い声を発した後、耳まで顔を真っ赤に染めて、


「や……まっ、
高志!

 声っ、リョ、ウたちに、」

    聞かれたくない───!

あなたが身を掻き抱くと同時、
こちらも腕を伸ばし、強く縋り付く。

ちかちか視界に火花が散る。
絶頂を迎える為の条件は、充分すぎるくらいに揃っていた。
(?38) 2021/11/22(Mon) 20:42:35
闇谷 暁は、惚けた意識の中で、あなたの言葉をはっきりと聞いた。
(a22) 2021/11/22(Mon) 20:43:20

【恋】 探偵 闇谷 暁



「……っ、…………、……───!!」

背を丸めてあなたの欲を胎に受け入れれば
後孔をぎゅうっと締め上げ、吐精を伴わずに達した。

中を汚される感覚を
貴方から齎されるのは、これが初めて。

やっぱりゆるりと下腹部へ手を伸ばし、
腹越しにあなたの昂りをつ、と撫でる。
愛撫にすらならない、自己満足。


「はあ、はーっ、はー………」

ぼんやりしていた意識がやっとくるくる回り始めて
荒い呼吸を繰り返しつつ、言葉を混ぜる。

「そばにいる、から……。
 居なくならない、ほら。」
(?39) 2021/11/22(Mon) 20:44:16
闇谷 暁は、あなたの頭へ手を伸ばし、優しく撫でた。
(a23) 2021/11/22(Mon) 20:44:45

闇谷 暁は、貴方を愛し続けることだけは、自信がある。
(a24) 2021/11/22(Mon) 20:45:39

闇谷 暁は、貴戸 高志が好きだ。
(a25) 2021/11/22(Mon) 20:46:01

【恋】 貴戸 高志

貴方の刃が埋め込まれれば、一際高く鳴いて体を震わせた。
人の体は本来なら痛みを受け入れるように作られていない。肉体が苦痛や快楽から逃げようと無意識に離れようとしたのを、少年の心が押さえ込み、噛み付く貴方へ全てを差し出す。この身は恋人のものだ。逃げるなどと例え己の体でも許せない。

「はっ、はぁ…………、…………は……」

顔を上げないまま貴方を抱きしめ続け、呼吸を整える。
一滴残らず吐き出して、それを奥に擦り付けるように僅かに腰を揺らしたのはきっと無意識に行われたものだろう。伏せたままの少年は惚けたままだった。

スキンを被せず性行為に及んだことも、貴方に優しく尽くすことも、何もかも忘れてゆるやかな甘い海に浸っている。

「あかつき…………」

ちょうどその頃だろうか。
果てた直後特有の呆然とした状態の脳に、意識が戻ってきた貴方の言葉が染み込むように伝えられたのは。

(?40) 2021/11/23(Tue) 17:14:58

【恋】 貴戸 高志

「…………だめ、だな」

普段堅苦しい声を紡ぐ少年の声に自虐的な色が滲んでいる。それを隠すかのように、すぐに小さく笑い声が転がった。

「……お前には弱いところを見せてばかりだ。こんな筈じゃなかったのにな」

人は守るものがあると強くなれるという。
でも、自分はどうだろう。弱くなってしまったように見えて仕方がない。

好きという気持ちはたいへんに難しい。
お前は、こんな複雑なものを抱えながら共に過ごしていたのだろうか。

「暁は凄いな。眩しいよ」

藤色の髪が張り付いた肌を貴方に擦り寄せる。
強い意思も生真面目さも、恋人を過剰なまでに優しくしようとする気持ちも。
何もかもが久しぶりの情交で溶けてしまった今、ようやく少年は剥き出しの感情を貴方に晒して寄りかかった。どこにでもあるような、ささやかな寂しさと甘えが心の底に沈んでいた。
(?41) 2021/11/23(Tue) 17:15:17
貴戸 高志は、大人しく頭を撫でられて素直に笑った。
(a26) 2021/11/23(Tue) 17:15:40

貴戸 高志は、同じものを返せているか、貴方を幸せに出来ているか、本当は少しだけ自信がないけれど。
(a27) 2021/11/23(Tue) 17:16:09

貴戸 高志は、闇谷 暁が好きだ。
(a28) 2021/11/23(Tue) 17:16:23

 




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迷彩 リョウ(4d)
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おもてなしする!

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