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人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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視点:


到着:サラリーマン 御門 涼司

【人】 サラリーマン 御門 涼司

――朝・???――

[聞き慣れたスマホのアラームが鳴り響く。
目覚めは良い方だ。いつもすぐに覚醒する。
けれど今日はひどい目覚めだった。

ぐわんぐわんと頭蓋が押し開けられるような、
久しく忘れていた激しい痛みが覚醒と共に訪れる。
何とも懐かしい。
学生時代、そして入社したての頃に親しんだ
憎らしく後悔を呼び起こす痛みだった。]

あー…。

[むくりと起き上がり、溜め息に似た声を上げる。
しばらくぼんやりと痛みがマシになるのを待つが、
待ったところで一向に改善する気配はない。

諦めて起きよう。

眼鏡を取ろうとして手を伸ばすけれど、
その指先がフレームに触れる事はなかった。]
(56) 2020/10/18(Sun) 23:55:55

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[極度の近視の俺に眼鏡は生命線だ。
あれがなければ何も出来ない。
ひとたび眼鏡の行方を見失えば、
その生命線たる眼鏡を探す事さえ困難になる。]

何だよ、くそ…!

[べろんべろんに酔っていた事は二日酔いからも明らか。
眼鏡をいつもの場所に置かず寝たであろう昨日の自分を心底恨んだ。
それだけ眼鏡の場所が分からないと言うのは大ごとなのだ。

這いつくばりながら手探りで眼鏡を探す。
眼鏡に気を取られていたが、服も着ていなかった。
昨夜の事を思い出そうとするが箸にも掛からない。
何をどうやったら全裸で、眼鏡を放り出して寝れるんだ。
一体どんな飲み方したんだ、いい大人が。

昨日の自分を叱責しながら眼鏡探しは続く。]
(57) 2020/10/18(Sun) 23:56:43

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[しばらく探していると更なるやらかしに気付き始めた。
ぼんやり見える景色がどうにも俺の部屋と違うのだ。
あと、背後になんか人の気配がする。

振り向いたところで眼鏡がなければ相手の顔も見えない。
取り敢えず俺は眼鏡捜索に全神経を集中させた。]

…あった。

[やっとの事で眼鏡を発見。
今度買い替える時はフレームの太い物にしよう。
このフレームはほんと、見えない。

さて、じゃあ状況を確認しよう。
まずは振り向いて後ろの気配を確認だ。
何となく何が起きたか予想は付く。まあ初めてじゃない。
問題はここがどこで、出社に間に合う場所かどうかだ。

けれど振り返って相手の顔を見た瞬間、
俺の喉からは声にならない引き攣った音が飛び出たのだった。]*
(59) 2020/10/18(Sun) 23:57:07
サラリーマン 御門 涼司は、メモを貼った。
(a7) 2020/10/19(Mon) 0:01:03

【人】 サラリーマン 御門 涼司

――若かりし日々のこと――

[中学まではそれなりに勉強が出来た。
教科書を読んでればテストでいい点が取れたし、
自転車通学出来る高校を選んだものだから
高校受験で苦労した記憶もない。

けれど高校生になったらそうもいかなかった。
中学と同じ具合で1年を過ごしていたら、
2年になって大きなしっぺ返しを食う事になった。
赤点とまでは行かないが大学受験どころじゃない。
俺は慌てて予備校の門を叩くこととなった。

彼と出会ったのはそんな秋のことだ。]
(71) 2020/10/19(Mon) 3:37:58

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[清廉な顔つき、耳に心地いい声。
教え方は的確で、穏やかな雰囲気の彼は
女生徒たちに人気の講師だった。

褒めてくれる時の笑顔が特にいいと言う噂話に
俺はいつも心の中で同意していた。
どこどこの大学生だとか、彼女はいないだとか
女子は様々な情報を容易く仕入れ、
それを俺は漏れ聞く形で記憶に留めていった。

仲良くなりたかった。
でも話しかけるのはいつも躊躇われた。
後ろめたかったのだ。
夜な夜な、頭の中で彼を辱めていたから。
想像は自由だと開き直れるほど度胸はなかった。
憧れと罪悪感の狭間、
俺は勉強に打ち込んでいった。

そんなわけで彼とは講師と生徒のまま
特に仲が良い訳でもない、大勢の中の一人のまま
大学受験の終了と共に縁が切れてしまった。]
(72) 2020/10/19(Mon) 3:38:18

【人】 サラリーマン 御門 涼司

――日常のこと――

おはようございます。これ、お土産。

[出張土産を女子職員に渡し、にっこり笑む。
必要以上に愛想を振りまいている自覚はある。
けれど異動してきたばかりの新参は
新たな職場に馴染む努力をしなければならないのだ。

高校時代、後ろめたさで好きな相手と話せなかった
そんな生真面目な男は世間の荒波に揉まれ、
それなりに荒んでもう他人をズリネタにしたところで
罪悪感なんて感じる事もなくなっていた。]

葛西さん。俺がいなくて寂しかったですか?

[呼んだ後ろ姿に近付き、両肩を軽く掴む。
彼はこの職場の先輩だ。
そして現在のオナネタの提供者でもある。

肩を掴んでいた手がするりと、
まるで愛撫のような繊細さで肩口を滑る。]
(73) 2020/10/19(Mon) 3:40:02

【人】 サラリーマン 御門 涼司

ちゃんと葛西さんへのお土産もありますからね。

[はい、と相手の目の前に差し出したのは小さな紙袋。
中に入っているのはキーホルダーだ。
ゆるキャラや某白猫がご当地のコスプレをしている物、
だったらまだマシだったかも知れないが、
生憎この中に入っているのは今どき小学生でも買わないような
昔懐かしの剣にドラゴンの絡まったデザインの物だ。
出張先でなくても全国どこでも買える代物である。

ベタなツッコミ待ちのボケである。
嫌がらせレベルのボケと言ってもいい。
けれど俺はこんなクソつまらない絡みをするのが好きだった。

かつて出来なかった、得られなかった時間を取り戻すみたいに。
この人に関わっていたくて仕方なかったのだ。]
(74) 2020/10/19(Mon) 3:40:32

【人】 サラリーマン 御門 涼司

――朝・葛西宅――

[どうしてこうなった。
それ以外の言葉が思い浮かばない。

目の前に寝ているのは会社の先輩だ。
仲が良いと言うか、俺が絡みまくってる先輩だ。
仕事帰りに食事に誘う事もあった。
が、酔い潰れないよう気は遣ってきた。
自制が出来ないほど酔っぱらったらいらん事を口走りそうだからだ。

しかしこれは。
いらん事口走るどころの話じゃない。]

……ヤっちゃった?

[小声で自問自答する。
そも、二人で飲みに行った記憶すらないので答えは出ない。
ほんと、どうしてこうなった。
いや落ち着け。
全裸で同じベッドに寝ているだけだ。
暑くて服脱いで爆睡って線もあるのでは?
むしろそれが普通では?

幸いにも決定的証拠の残るゴミ箱>>66は中身が見えないし
もう一つの証拠である空箱>>65は視野外だ。]
(75) 2020/10/19(Mon) 3:41:20

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[背を向けて眠る相手にもう一度視線を向ける。
規則的に動く肩が少しだけ布団から出ていた。
続くうなじも普段よりずっと無防備で、
まるで夢想の中の彼のようで妙に扇情的に見えた。

股間に血が集まるのを感じて、
慌てて衣類を探してみるけれど何故か下着だけが
ひとつぽつんと放り出されていた。

取り合えず下着とシャツ、スラックスに足を通し
この後どう行動したものかと思案する。

最優先は気まずくならない、だ。
一番いいのは身体から始まる関係だが、
相手はまあ間違いなくノンケだろうから
そんなマンガみたいな展開にはまずならない。
そもそも問題、何かあったとは限らないし。

ここは普通に泥酔して泊まった事を謝ろう。
そんで何もなかった体でいこう。
よし、方針は決まった。
迷惑をかけた事を怒られるかも知れないが、
修復不可能な亀裂にはならないはずだ。]
(76) 2020/10/19(Mon) 3:42:03

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[……でも。]

なんで覚えてないんだよ、俺ぇ…

[こんな機会二度とないってのに!
何かあってもなくても、致してなかったとしても。
全裸の彼と彼のベッドで寝るなんて、
金輪際二度と訪れないシチュエーションだって言うのに。

どうして俺は記憶がないんだちくしょう!

もう何年も焦がれた、夢の中で汚した男だ。
俺が彼にとって記憶にも残っていないと知っても
それでも彼に惹かれて仕方がなかった。
さらに惹かれたと言ってもいい。

そんな相手とこんなにも近付いていたと言うのに、
現実は本当に上手いようには出来ていない。

口惜しく思いながら、最後にこれくらいはと
相手が起きている事にも気付かないまま
その耳を名残惜し気に親指の腹で柔く撫でた。]**
(77) 2020/10/19(Mon) 3:51:29
サラリーマン 御門 涼司は、メモを貼った。
(a10) 2020/10/19(Mon) 3:55:13

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[突然動いた彼の身体に誇張でも何でもなく
本当に驚きで肩が跳ねてしまう。
反射的に手を引っ込めて何もなかった風にしたいが
不快感を訴えるような視線が、
俺が触れる前に時間を戻す事を許してくれなかった。

善意の塊のような人だ。
女性社員からの評判は講師だった頃と変わらず良い。
男からだって悪口を聞かない。
俺に対してだって下らない絡みにも
面倒そうな顔一つせず、むしろ優しい笑みを向けてくれる。
そんな彼の負の表情を、初めて見た。
俺が、そんな顔をさせた。
途端に血の気が引くような、気持ち悪さが襲う。]

あ、えっと…。

[さっきプランを決めたばかりだと言うのに
すぐに謝罪の言葉は出てこない。
それどころかどうやって茶化そうかと、
どうやって笑って誤魔化してしまおうかと
そんな卑劣な事を今更に考えている自分がいる。

所在なさげに目が泳ぐ。]
(161) 2020/10/20(Tue) 1:18:59

【人】 サラリーマン 御門 涼司

すみませんでした!

[ぐるぐると混乱と焦燥の狭間で頭が真っ白になり
気付けばシーツに頭を擦りつけていた。
所謂土下座の体勢では視界には自分の服しか映らず、
奇しくも心地の悪い視線からは逃げられた。

その代わりに急激な動きで頭痛がぶり返した。
痛い。しんどい。
もうまともに何かを考えられる状況じゃない。

相手が寝たふりしてたとか、
そんな事に意識を回せるような状態ではなかった。]

泥酔して何も覚えてません!ほんとすみません!
でも見るからに迷惑かけたみたいで、

その、乱暴…な事とかしてたら本当にごめんなさい!

[記憶はない。ない、が。
彼の艶っぽい反応を見るにいかがわしい事があったのは
どうしたって疑いようもない。

吐いたとか暴れたとか、そんなのだったら
普通に怒って叱責するだけでいいはずだ。
上擦った声出して、触るなみたいな顔しないはず。

ああ、やっぱヤっちゃったんだ。
駄目押しありがとうございます。再起不能だ。]
(162) 2020/10/20(Tue) 1:19:25

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[尻の方はそれなりに使い込んでる。
まったく胸を張って言える事じゃないんだけど。
とにかく今の俺の尻穴は確認するまでもなく締まってるし、
経験的に絶対昨日は使っていない。
これは自信ある。

だったらノンケの葛西さんの尻に
強引に捩じ込んだって考えるのが普通だろう。
ローションなんて絶対ないだろうし、
想像するだけで痛々しいし可哀相で仕方ない。

まあ俺がした事なんですけど。
ほんと酷い。]

どうぞ、ぶん殴って下さい!
そんなんじゃ収まらないと思いますけど…。

それで葛西さんはゆっくり寝ててください。
掃除して、何か食べるもの用意して

……俺、帰りますんで。

[一気に言い終わって上げた顔は
某女史が例えたようにワンコのようだっただろう。
しかも叱られてしゅんとした犬。

まあそんな会話は俺の知るところではない訳だが。]
(164) 2020/10/20(Tue) 1:20:43

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[自分で言っておいてなんだけれど
人に殴られた経験なんかないから覚悟がいるわけで。

よしと腹を決めて大きく息を吸い込んで、
ぎゅっと拳に力を入れて身構えながら衝撃に備える。

先輩と後輩以上の関係になれたら、と
もちろん思わなかったわけじゃない。むしろ思った。
でもそんなの希望的観測が過ぎる。
相手はノンケ確定だし、ノンケをその気にさせるのなんて
きっと俺が1、2年で課長になるのより難しいはず。

だから一緒に飲みに行ったってボロを出さないように
酔っぱらって好きだなんて口走らないように
今まで浮かれる気持ちを抑えて気を遣ってきたのに。

それがこんな最低の――
相手を一番傷付ける方法でぶち壊すなんて。
昨日の夜に戻れるなら、
俺はどんな方法を使ってでも俺をぶちのめす。

ホント、俺許すまじ。]*
(167) 2020/10/20(Tue) 1:30:24
サラリーマン 御門 涼司は、メモを貼った。
(a18) 2020/10/20(Tue) 1:34:31

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[いや、そうじゃなくて。
いつもの軽口で突っ込みそうになる。

後で誤魔化しがきくようにわざと汎用な言葉を使い
具体的な暴力について言及しなかったのは自分だ。
けれどいざ逃げ道を用意されると
どうにも酒の失敗で軽く流してしまいたくなる。

直前に過去の自分を恨んだばかりだと言うのに。]

――!

[怒気のない相手の声から何となく
殴られそうにはないなとは思っていたけれど、
さすがに彼から触れてくるとは思っていなかった。

まだぽんぽんまでなら分かる。
彼の優しい性格ならありえなくはない。
が、さすがに肌に直接触れる指先は駄目だ。
神経がぶるりと震える。

思わず逃げるみたいに僅か身体が引けた。]
(216) 2020/10/20(Tue) 18:21:17

【人】 サラリーマン 御門 涼司

俺は、大丈夫です。

[未だ二日酔いは残っているけれど
この状況で彼に気遣いをさせるのは気が引ける。
何でもないフリで答えて素直に顔を上げる。

顔を上げたところで相手を直視出来るわけもなく、
後ろめたさと申し訳なさで視線は落ちたままだ。
かけられる声に上を向いたけれど
その先に無防備な尻が視界に飛び込んできたから
やっぱり視線はすぐに下を向いた。

恨み節も叱責も何も飛んでこないし、
無理矢理突っ込まれたにしては尻丸出しで
俺に対して警戒心がなさすぎでは…。

見てはいけない。でもちょっとだけなら、と
相手の視線がこっちに向いてないのを良い事に
年相応な形をした白めの臀部にチラ見して、
土曜だなんだと問いかけに気もそぞろで答えていく。

さほど頭に入らないやり取りだったけれど、
(いや出勤しなきゃいけないのかは大事な事だが)
この彼の自宅が割と自分の最寄り駅から近いと知れたのは収穫だったかも知れない。]
(217) 2020/10/20(Tue) 18:21:55

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[グラスを手に戻ってきた彼をぼんやり見つめて
やっぱり何にもなかったんじゃないかって思い始める。

怒られもしないし、追い出されもしない。
と言うか何ともないって言ってたし。
それどころか水まで持って来てくれて
優しくて穏やかないつもの先輩のままだ。

そっか。何もなかったのか。
これは安堵すればいいのか、残念がればいいのか。
今度は正しい反応なんだろう。]

ありがとうございます。





…ブフォ!


[目に飛び込んできた一目で何か分かる箱に
思わず口に含んでいた水を噴いた。]
(218) 2020/10/20(Tue) 18:22:24

【人】 サラリーマン 御門 涼司

<xlarge></xlarge>[え?

え、どういう事?
何もなかったんじゃないんですか。
それ完全にアレですよね。空じゃないですか。

再び混乱が訪れる。

って言うか。
ソレの存在を知ってた上であの態度?
そのつもりで買ってきた可能性?

葛西さんが?あの聖人みたいな葛西さんが???
ワンナイトラブありなんですか???
俺とそんな風になってもいいかもって???

ない!


ないないないない!絶対にない!]
(219) 2020/10/20(Tue) 18:23:24

【人】 サラリーマン 御門 涼司

駄目ですよ、そう言うの。
俺が何か変な事言ったんだったらすみません。

でも葛西さんは優しいから…
世の中には悪い奴もいるんで、そう言う、
付けこまれるような事は言わない方がいいと思います。

[付け込んでしまいたいのは俺だ。
自分に都合よく受け取って丸め込んでしまいたい。
多分、彼の言い方を聞くに出来そうな気がする。

でも彼は間違いなくノンケだし
(聞いた事はないけど何となく空気で分かる)
抵抗があまりないだけで男が好きなわけじゃないだろう。

そんな相手を利用しちゃっていいんだろうか。
こんな優しくて素敵な人を、
その人の善意に甘えて騙していいんだろうか。

と言うか、誰にでもこんな緩いのか。
このままだといずれ流されそうな気がする。]
(220) 2020/10/20(Tue) 18:23:55

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[俺自身、素面でぶつかる勇気はない。
やっぱり男無理とか言われて、気まずくなって
今までの関係がぶっ壊れるとか想像するだけで震える。

けど俺以外の奴にいつの間にか食われてましたとか
そっちの方がよっぽど嫌だし、怒りで震える。
だったらちょっと釘を刺した方がいいのでは。]

それとも…付け込まれたいんですか?

[ぐいと水を飲み干して氷の残るグラスをサイドテーブルへ。
相変わらず無防備に転がる彼との距離を詰めて
箱を持った方の手首を掴んでやれば
暗にどうにでも出来る状況だと伝わったか。

普段話しかけるよりもずっと色を帯びた声で
低く囁いてみたらさすがの彼も動じただろうか。

そしたら冗談だと笑って誤魔化して、
いつも通りの懐いた後輩の顔に戻るとしよう。]*
(221) 2020/10/20(Tue) 18:24:58

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[釘を刺すつもりがこっちが刺されてしまった。
もちろん無体を働くつもりはないけれど
あわよくばって気持ちがまだ残ってはいる。

まるで心を読まれたような気がして狼狽える。
けど聖人のような彼の事だ。
俺を警戒するとか、そんな気がまるでないに違いない。
と言うか、他人に対する警戒心が薄いのかも。
性善説とか信じてそうだ。]

いや、俺はまあ、酷い事はしないですけど。

[誘導されるみたいにそう答えて
視界に入った口元の笑みに違和感を覚えた。

もしかして、計算…?

途端に今までの言動が煽られているような
わざと演出されていたみたいな気が――]
(251) 2020/10/20(Tue) 23:59:17

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[いや、ないな。ないない。

この人に限って他人を挑発して
その反応見て楽しむみたいな癖はないはずだ。
だってめっちゃいい人だし。

……天然なんだろう。]
(252) 2020/10/20(Tue) 23:59:46

【人】 サラリーマン 御門 涼司

そう言う事じゃなくて、ですね。
ゲイっていうのは割と男女間より性にフリーなんですよ。

だから曖昧な態度してると簡単に食われます。
酔った勢いとは言え、
葛西さんは彼らからしたら子羊同然なので
自ら据え膳になるような態度は慎んでください。

[さっきはカウンターを食らったが、
ここはちゃんと注意し直した方がいいだろう。
事実、俺に対して警戒心なさ過ぎだし。
本当に彼は何をもって俺を信用出来ると言うのか。

……天然なんだろうな。

そう結論付けて掴んでいた手を離す。
その代わりに彼の前に正対して、
子供に言い聞かすみたいにゆっくりと説明をする。

折角冗談みたく誤魔化したのに
これでは自分がゲイの事情に詳しいですと白状しているも同然だが、
その辺は残念ながら自分で気付く事はなかった。

それにこのやり取りには決定的な齟齬があるのだけれど、
彼を『抱かれたい相手』ではなく『抱きたい相手』と
認識している俺にはやはり気付く事はない。]
(253) 2020/10/21(Wed) 0:00:52

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[この後も問答は続いただろうか。
終わった後にしろ、最中にしろ俺の腹はぐうと
気が抜けるような音を発して自己主張した。

泥酔してこの部屋にお邪魔しただけなのだから、
そろそろ帰ると出て帰りに買い物すればいいのだけど
二人で仕事じゃない時間を共有しているのが名残惜しくて
「何か買ってきていいですか?」なんて
またここに戻ってくるみたいな言い方をしてみる。

友達だったら「いや帰れよ」とか言われるけど
きっとこの人は帰れって言わないどころか
近くのコンビニを教えるまでしてくれるんじゃないかって
そんな打算で伺うように視線を向けてみた。]*
(254) 2020/10/21(Wed) 0:01:18
サラリーマン 御門 涼司は、メモを貼った。
(a19) 2020/10/21(Wed) 0:02:35

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[駄目だ。全然通じない。
俺がどうのじゃなくて、他の男相手だったらって
そういう広義の話をしているのに、
そこんとこに気付いてはくれないらしい。

やめよう。何かこの話題ずっと続けてたら
都合よく考えてしまう気がする。

嫌だったらちゃんと抵抗出来るし、NOって言える。
誰でも受け入れるわけじゃない。
君だから気にしないんだよ、なんて。

まるで俺が特別みたいな、そんな気がしてしまう。

これはだいぶ危ないぞ。正気を保て。
自分に都合のいい解釈を勝手に生み出すな。
冷静になれ俺。それは妄想だ。]
(267) 2020/10/21(Wed) 3:21:16

【人】 サラリーマン 御門 涼司

ひ弱だとは思ってないですよ。
すみません。そうですよね。
葛西さんも良い大人だ。

まあ、騙されやすそうだとは思ってますけど。


[鍛えていると言われて一瞬
さっき盗み見た後ろ姿を思い出してしまって、
心拍数が上がるような気配を感じたので
慌てて言葉を繋いだら何とか頭の中の彼は消えた。]
(268) 2020/10/21(Wed) 3:22:06

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[恰好なんてジャケットの前を閉めたら
それが皺になっていようとさほど気にしなかったのだが、
悪いですよと口にする前に相手が動き出したので
有耶無耶なまま甘えさせてもらう事になった。

とは言え、簡単な物と言えば
パンと卵焼くとかその程度だと思っていたので、
鍋を持ち出した時には何を始めるのだと
気になってベッドから降りて様子を見に行く。]

何でもいけます。
選んでいいなら甘いので。

[邪魔にならない程度の位置で返事をしながら
手際がいいなぁなんて呑気に眺める。
そのうちバナナが来て、作業は次なる段階へ移った。

手際もそうだが、マメだと貰ったバナナを食んで
さらに彼への神格化がレベルアップした。]
(269) 2020/10/21(Wed) 3:22:26

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[俺も一人暮らしが長いし自炊はするが、
朝はパン焼いてたまにヨーグルト食べるくらいだ。
それも一食分のおやつみたいなヨーグルトだし、
フルーツを乗せる事もなければ
蜂蜜なんて家に常備されてる物だっけ?なんて有り様だ。]

その言い方、本格的にホテルみたいですよ。

[準備があらかた済んだらせめて並べるのは手伝おうか。
飲み物を聞かれたら軽く笑ってコーヒーをと返答。

ウインクが飛んできたけど見なかった事にした。
まともに受けると心臓が一瞬止まるやつだ。
なまじ顔がいいだけに、この人がやったら
お茶目じゃなくてただのファンサービスになってしまう。

実際、ビジネスホテルの朝食レベルじゃないかと思う。
朝からこんな豪華なご飯でいいんだろうか。
これ、接待では??
俺、ここで一体何してるんだっけ?
なんで葛西さんから接待を受けてるんだっけ?

もしかして俺まだ寝てるんだろうか。これは夢か。
憧れてる人の家に上がり込んで、
手料理食べれるとか本当に現実か?]
(270) 2020/10/21(Wed) 3:22:43

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[手を合わせて食べ始めた相手をぼーっと眺めて
しばらく放心していたけれど急に我に返って]

…週明け、雑用でも何でも承りますね。

[唐突にそう告げて、いただきますと食事を始めた。

だってこれだけ一度に幸福が降ってきたら
どっかでその分だけ何か悪い事起きそうな気がする。
ちゃんと貰ったものは還元しとかないと、多分俺の命が危ない。]

いつもこんな品数用意してるんですか?

[取り留めない会話を投げかけたりして
普段と変わらないつもりで食事をしていたけれど、
貴重な手作り朝食というイベントの最中
幸福オーラが駄々もれていたとしても俺の責任ではない。

食事が終わって少し休息して、
後片付けは是非にと立候補する事にする。
相手にこだわりがあると言うなら無理にとは言わないが、
遠慮で断られるようなら少し強めに休んでくれと言おう。

避妊具が空になるくらい行為に及んだのだ。
本人が否定したとは言え、身体がしんどくないわけがない。
まぁ、それは俺の思い込みなんだけれど。]**
(271) 2020/10/21(Wed) 3:23:36