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人狼物語 三日月国


51 【完全RP】ポムペッシュ・フェーリンコロニー【R15】

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【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 昨日の昼間はなんだかんだあれど、
入江さんの采配もあり、無事にカレーは完成した。
途中、戦線離脱していた日下部さんも、
戻ってきて最後には一緒に食事を取ることができた。

ちなみに、はじめての飯盒炊爨であるが、
入江さんに己と共にいるようにと言われた癖に
タバコ休憩にいってしまった雨宮を
じとーっと見てはしまったが、蓋を開ける時には
結局ふきあがる湯気と、米のいい香りに
口元を、にへらと緩めたあと、そちらに向かって
自慢げに笑ったことだろう。

すこしおこげもありつつ、天才的出来栄えだった。
もしかしたら才能が開花したかもしれない。]

 
(@9) 2020/11/28(Sat) 0:40:04

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 日下部さんのほんの少し赤い目尻と
雨宮のパーカーについた跡の関係は
気にならないわけではなかったけれど、
なんとなく聞きづらくて、なにも言わなかった。

変なところで勘繰るのが良くない。


なにもしてない。できてない。
手を伸ばすことすら、ためらったのだ。
だから、なにも聞かなかった。

取り分けられたカレーにお礼を言って、
席に座って口に運ぶ。
ごろごろした野菜の入ったカレー。
サラダまで付いている。
みんなで外で作るというのも、なかなか
できない経験であるし、なんだかいつもより
余計に美味しく感じられた。]
 
(@10) 2020/11/28(Sat) 0:40:20

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ カレーを食べた後は、片付けて、
大浴場へ向かうだろう。温泉は好きだ。
あまり乗り気ではなかった今回の林間学校で
唯一楽しみにしていた部分であった。

もちろんすでに参加済みのバンドメンバー曰く
「ガチの旅館の温泉みたいですげえ」らしく、
いそいそと準備をしていただろう。
途中、件のメンバーから連絡が入ったから、
雨宮に誘われていたのなら「後で追っかける」
と伝えて電話に出ていただろう。
だから、大浴場に合流したのはきっと、
見知らぬ2年生と雨宮が話を終えた後だった。]

 
(@11) 2020/11/28(Sat) 0:40:46

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ たしかに噂に違わぬ大きな風呂。
浸かると、足先からじわじわ電流が流れるみたいに
だんだんと熱が体に広がっていく。

おじさんたちが銭湯で「アァ〜」と息を吐いて
しまう気持ちも今はよくわかった。
疲れた体には染み渡る。
季節も季節、夜は冷えてもいたのだろう。

ぼんやり湯に浸かったまま、
見つめていたら隣にいた友人が
ぽつりと呟くのが聞こえた。>>8

彼の体には傷がある。痛々しいほどの
事故の痕。それに触れることはしない。
今更触れたところでなんにもならないし、
事実が覆るわけじゃない。心配したって
「大丈夫」と言わせるだけだ。
だから、なにも言わないのだ。]
 
(@12) 2020/11/28(Sat) 0:41:09

【見】 3-A 矢川 誠壱




   ───あぁ、綺麗だなぁ



[ あの日、スポットライトの下で
1人、ピアノを弾く彼を舞台袖から見た。
足が動かなくなって、目が離せなくて。
ただ、その音からたしかに感じる決意に
思いに、打たれて、涙が出そうになった。

俺は結局、なにもしてない。

何かしたいと思っていた。
けど、踏み出したのは彼自身で、
選んだのも、歩むのも彼なのだ。

だけど、その先にある未来にたどり着く時、
己もその場所に立つ彼を見たいと思った。
できることなら、遠く離れた土地からじゃなく、
もっと、近くで。

───進路の話は、あまりしてないな。]

 
(@13) 2020/11/28(Sat) 0:41:24

【見】 3-A 矢川 誠壱





[ とまあ、そんなおセンチな気持ちは
寝てしまえばするりと頭の片隅にいってしまう。

ちなみに朝は、「林間学校だから
珍しく早起きできたよ!」なんてミラクル
起きるわけもなく。同室の雨宮に
しっかりアラームを何度も鳴らしてもらって
やっとこさ目を覚ますのだ。

薄く開いた瞼の先。
まつげのカーテンの向こう側に、
大切な友人の姿が視認できたならば、
ゆっくり瞬きを繰り返して欠伸を一つ。
それから柔く微笑んで「おはよ、あまみや」と
寝起きの少し掠れた声で挨拶しただろう。
苦労して起こしたのになんだそのゆるさは、
と怒られても仕方のないことではあるが。

某バンドメンバーも乗っかってゆさぶる、
なんて乱暴なことをしていなければきっと、
同じような朝を迎えられたはずである。]
 
(@14) 2020/11/28(Sat) 0:42:35

【見】 3-A 矢川 誠壱



[ 朝ごはんはたいそう豪華だったらしいが、
普段、寝坊のせいもあって朝食を殆ど摂らない
己にはなかなかどうしてきつかった。
雨宮を先に送り出してのんびり準備し、
申し訳程度に余ったパンを時間ギリギリに
口に放り込んで、牛乳で流し込んだだろう。

冷え切ったパンであってもふわふわ、
もちもちの食感は残っており、
パンひとつとってもこのクオリティなら
きっと朝食もさぞうまかったのだろうと
ほんの少し後悔したのはきっと気のせいだ。

おにぎり作りをしていれば、中途半端に
腹にいれたせいでなんだか減ってきた。
くうぅ、と鳴る腹に目を落として、
手元に握ったおにぎりを見つめる。
いや、さすがにこれ今食べるのはやばい。
わかってる。わかってるけど腹減ったな、
と見つめていれば、誰かに気づかれただろうか。
さすがに口に入れることはしない。
そこまで我慢できないほどに空腹な
わけではないのだけれど…このあとの散策は
なかなかにきついなとは思った。]

 
(@15) 2020/11/28(Sat) 0:42:59

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ ちなみに出来栄えはというと、正直
米に関わるとかなり謎能力を発揮するのではと
自分でも思うくらい素晴らしいおにぎりであった。
ここにきてまさか開花するとは…って
これたしか昨日も思った気がする。
とはいえ、スピードスター、佐藤さんの
出来栄えには到底かなわなかったし、
むしろ己が一つに集中している間に
彼女は20個作り上げているのだからすごい。
いやすげえな…と純粋に感心した。
碗を使ったボール型おにぎりもなかなか良い。
「俺ももらってい?」なんて雨宮に続いて
お願いもしてみただろう。
好き嫌いはないから適当にいくつか取って。
彼女が嫌がらないなら、己の大きな手で握った
少々大きすぎるほどの大きさの
おにぎりと交換ももちかけようか。]

 
(@16) 2020/11/28(Sat) 0:43:23

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 台所に立つと小豆を煮始めるという強者、
日下部さんはお椀おにぎりを作っている。
まるくて小さなものがあったなら、
「おはぎっぽい」なんてこぼしたかもしれない。
それが、おはぎマスターである彼女に
どんな印象を与えたかは定かではないが、
知らなかったことであるから許されたい。

そして昨日素晴らしい采配によって
我がグループのカレーを完成に導いてくれた
功労者、入江さんは海苔カッターを取り出した。
さまざまな形に切り取られる海苔に、
「すげえ」とまたこぼして、見入っただろう。]

 
(@17) 2020/11/28(Sat) 0:43:39

【見】 3-A 矢川 誠壱



[ 散策の時間、と言われてなんとなく、
いつも通り雨宮と巡るような気がしていた。
約束はしてないけれど、共に拷問を受けている
ような気持ちを理解しあった仲だし、
クラスも、部屋も、グループも同じだったのだ。
なんもなく、そんな気が、していた。

この身長の唯一便利なところは、
周りの人の頭に邪魔されず、見渡せることだ。
だから、見えた。雨宮が近藤さんと一緒に
散策へ出かける様子が。

声はかけなかった。
追いかけることももちろんしない。
付き合い始めた、とか、あるかな、
なんて考えながらくるりと踵を返して。]

 
(@18) 2020/11/28(Sat) 0:43:54

【見】 3-A 矢川 誠壱




  なんか、何人かいねーけど
  とりあえず俺、このグループ以外に
  知り合いいそうにないから
  入江さんたちと回ってい?



[ とへにゃ、と笑って行動を共にするだろう。

枝集めに行った森で、比較的太めの枝を
なるべく選びつつ拾う。

話題という話題も浮かばず、
うまく話をすることもできなくて、
我ながらひどいコミュニティ能力だなと
頭を抱えたくなってしまうけれど。]


  あ、そういえば入江さんさ、
  裏生徒会長って…いってたけど…
  裏生徒会って…普段なにすんの…?


[ と、自己紹介時から気になっていた
質問を投げたりはしただろう。]
 
(@19) 2020/11/28(Sat) 0:44:09

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 雨宮のことが全く気にならない訳ではない。
部屋も同じだったし、友人なのだから、
付き合いはじめた、とかなら正直教えて
欲しかったというのが本音だ。

だからといって何かいうつもりはないし
祝福の言葉を述べるくらいのことだけれど。

もや、としたものが心に広がって、
ふ、と短く息を吐く。]


   そういえば、ほかのメンバーは?
   みんな結構ばらけてんのかな。


[ そんなわざとらしい言葉が口から出た。
素直に教えてくれる入江さんに>>130
なんとなく罪悪感があった。

知ってた、のに。]

 
(@20) 2020/11/28(Sat) 0:44:26

【見】 3-A 矢川 誠壱



   ───そっか。
   んぁーちょっと様子見てくる。
   飯とかも別に食うのか、とか。


[ ついでに置いてくるわ、と
彼女らの持っていた枝も預かって、
一度キャンプに戻って置けば、もう一度
森へと足を進めていく。

たぶん、こっちの方だな、と辺りをつけて
ゆっくり歩いていれば、人影に立ち止まり、
そっと木陰に隠れて覗き見た。

その後ろ姿は、よく知っているものだった。
そしてその向こう側、すぐ近くにある
もう一つの人影も、誰だかくらいわかる。

眉根が寄った。
気まずいな、と目を逸らして
踵を返そうと足を動かした。
近くにあった茂みがかすかに音を立てる。
気づかれないのならそのまま、
その場を後にしただろう。]*

 
(@21) 2020/11/28(Sat) 0:44:50
3-A 矢川 誠壱は、メモを貼った。
(t1) 2020/11/28(Sat) 0:48:38

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ かすかな音だった。
気づかれるかどうかも曖昧なほど。
だから、返した踵。

たぶん、邪魔しちゃいけないやつだ。

そう、思ったのに、あっけらかんとした
声が背中にかかるから、動かした足を止めて、
ゆっくり振り返った。

髪で頬を覆うようなポーズで呼びかけた
昨日知り合ったばかりの後輩は、
髪を離して、ぶんぶん手を振った。>>145
はらりと髪が落ちる。
彼女の頬が赤らんでいるのがわかった。

気まずげに振り返った友人に、>>156
表情そのまま視線を向けて、逸らして。
後輩の方を見ながら困ったように眉尻を下げ、
「あーー」と小さく唸ってから、
誤魔化し笑いを浮かべる。]
 
(@24) 2020/11/28(Sat) 8:53:10

【見】 3-A 矢川 誠壱



   いや、なんか、人影が見えて


[ 半分本当だけれど、半分は嘘だ。
人影は見えたけれど、ここにいるのは、
彼らを探していたから。

だが、本当にそういう関係ならば、
邪魔をするのは野暮というものだろう。]


   2人、付き合ってんの?しらなくて、
   あーー…邪魔してごめん、じゃあ、


[ ずく、と何かが痛む。
───教えてもらえなかったからか。
いや、友人にもプライベートはあるだろうし
なんならもしかしたら昨日とか、今朝とか、
この林間学校で付き合い始めたのかも
しれないし…だとか、頭をぐるぐる巡らせ
ぺこ、と高すぎる頭を下げて、一度その場を
あとにしようとするだろう。]*
 
(@25) 2020/11/28(Sat) 8:53:28

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 付き合ってないのか、と思うと
なぜか胸が撫で下ろされたけれど
その理由はいまいちよくわからないまま、
別段考えようともせず。

ちなみに、男女が一緒にいたら
「付き合っているのか」と探りを
入れられるのが不快だという意見には同意だ。
己にも覚えがあることもある。
だが、今回ばかりは2人の距離がかなり近く、
腕まで掴んでいたのだから正直、
睦み合っているところに邪魔を入れた、
と思ってしまったって仕方がないと思うのだ。
もし彼女に言われていればそう答えただろう。]


  ええと、少女漫画は…わかんねえけど…


[ ひとまず、揃って否定したのだ。
誤解した自分が悪いことは明らかであるから
「ごめん」と一言謝ろう。]

 
(@26) 2020/11/28(Sat) 18:16:47

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 雨宮がポケットを探るのを見ながら、止める
近藤さんと同意見だと言わんばかりに頷く。
それから彼らの方に少しだけ近づいた。]


   お願いしたこと?


[ 彼女の言葉に頭を捻る。
付き合っていない男女がなにやら
密接に体を寄せ合って、何をお願いしたのか。
なにやら苦しげに呻くように聞こえた
雨宮の言葉に余計、頭の中に
クエスチョンマークがひしめいていく。

大袈裟に顰められた顔が、下手くそに笑った。
なにかを誤魔化しているのはわかった。

踵を返して立ち去ろうとする雨宮に
状況が飲み込めていないままの己は、
またさらにクエスチョンマークを増やし。
がさがさ音を立てる落ち葉を見下ろして、
それを踏んでその背中を追う彼女を見る。

なんとなく、そのまま行かせてはいけないのは
わかったから、彼女の手が雨宮の首根っこに
届かなかったとしても、己が手を伸ばして
引っ掴んだことだろう。]
 
(@27) 2020/11/28(Sat) 18:17:26

【見】 3-A 矢川 誠壱



[ 続けられた近藤さんの言葉を聞く。
それからまた首を傾げて。]


   ええと、ごめん、わかんないんだけど、
   なんか、整理して良い?


[ と眉尻を下げた。]


   とりあえず、俺は、近藤さんと雨宮が
   付き合ってないってのはわかった。
   で、付き合ってないなら、友達に
   なんの報告もされなかったことへの
   もやもやがあったのはまあ、晴れました。
   だから2人で話し合うことはないんだけど…

   で、さっき2人がなんかすげえ
   距離近かったのは見えてたんだけど、
   それが、近藤さんのお願いに関係あって
   んでそれは、雨宮じゃなくて、
   俺でも聞くことができる、ってこと?


[ 一度整理して確認し、間違いが
ないことがわかるならば息を吐き。]
 
(@28) 2020/11/28(Sat) 18:17:46

【見】 3-A 矢川 誠壱



   とりあえず、ここから雨宮が立ち去るのも
   近藤さんが立ち去るのも変なので、
   俺が後から来たわけだし、で、
   ええと、お願い?ってのは、
   俺が協力できることならするけど
   …だから、聞いてもい?


[ そう彼女の方に向き直った。]*

 
(@29) 2020/11/28(Sat) 18:18:01

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ そのとき、彼女の表情が変わる。
ぐ、と身を乗り出すのが見えて、
手を伸ばすのが見えて、
向き直った体をくるりと翻し、]


   うぇ、雨宮!!?!?


[ こちらも手を伸ばす。
彼が倒れるなら、あるいはふらつくなら、
支えになれる位置にまで届いたはずだ。
その肩が腕に収まったならば、
ほ、と息を吐いて。]


   え、大丈夫かよ、


[ と眉尻をまた下げるのだ。]*

 
(@30) 2020/11/28(Sat) 18:22:28
3-A 矢川 誠壱は、メモを貼った。
(t2) 2020/11/28(Sat) 18:25:17

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ だまって彼女の言葉を聞いていた。
失礼だとは思わなかった。
なるほど、恋話に耐性があるかどうか、
という点を除けば、ではあるが。

そして続いていく言葉に、全く驚かない
わけではない。一般的ではない考え、
なのだとはおもうけれど。
「自分を大事にしたほうがいいよ」だとか
「もっと違う方法はないの」だとか
そんな言葉はかけるつもりはなかった。

ふ、と一度瞼を伏せるようにして、
落ち葉を見つめて、もう一度、あげる。
言葉を発しようとしたそのとき、
ぐらりと傾いた雨宮を支えようと手を伸ばし。
腕にかかる重みに、ほ、と息を吐いた。]


   いや、うん、大丈夫だけど
   無理すんなよ。


[ 座らせてくれという彼に頷いて、
そっとその体を落ち葉の上に下ろす。]

 
(@31) 2020/11/28(Sat) 20:34:13

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ それから、彼女の方に向き直り。]


   事情はわかった。
   …俺で協力できるならするよ。
   近藤さんが、相手が俺で、
   嫌じゃないならってかんじだけど。


[ そう眉を下げる。
もう不要だと言われるなら、
それならそれで構わない。
雨宮の様子を見つつ、よくなるまで
ひとまずそこで待つだろう。]*
(@32) 2020/11/28(Sat) 20:35:02

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 恋愛は、あまりしてきてはない。
誰か特別な人を作ろうと思わなかった。
誰かの特別になろうともしなかった。

いついなくなるかもわからない場所で
新しくなにか深い関係を築くことは、
しないようにしてきたから。

それでも、どうしてもと押し切られて
付き合ったことくらいはあるし、
キスくらいはしたことがある。

特別な人を作らないようにしてきた、
それを、もうやめると決めた。
だが、決めたからといってできるわけじゃない。
告白されたことはあるけれど、断った。
だから今現在もまだ、浮いた話はないまま。]*

 
(@33) 2020/11/28(Sat) 20:35:15

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 世話を焼く彼女の様子をぼんやり見て、
少し思い立って羽織っていたパーカーを
脱いで、彼の膝にかける。
「羽織ってても良いから」と告げて。]



   ───安全性、ね。


[ 彼女の言葉を聞いて、困ったように笑う。
まあ、安全性は保証しよう。
何か変な気を起こす、なんてこと、
正直はっきりないと言える。

───場所も、場所だし。

そう思っていたのは近藤さんの方も同じ
だったのだろう。倣うようにして
雨宮の方を確認した。

気まずいか気まずくないかでいえば、
そりゃあもちろん気まずい、のではあるが。]

 
(@35) 2020/11/28(Sat) 21:24:51

【見】 3-A 矢川 誠壱




   …でも、かといって改めて
   別の場所で、なんていうのも
   変な話だろ。

   それに、近藤さんのこれからにとって
   必要な確認作業なんだから、まあ、
   うん、……俺は、いい、です。


[ そう肯定を示せば、彼女と向き合うだろう。
なんだか変な感じだ。
顔を上げて、目を閉じたその表情を見て。
そっと雨宮の方に視線だけを向ける。]


   雨宮、目閉じるか、顔伏せろ。
   さすがに見られんのは気まずい。


[ そう、眉を下げて笑って、
律儀に待ってくれる彼女に一歩、近づき。]

 
(@36) 2020/11/28(Sat) 21:25:07

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ ───昨日は、肩が触れるのも気をつけた。
体を折ると、かすかに香る甘い匂い。
変なかんじだな、と思いながら
ふ、と眉を下げて。

右手を彼女の口元を覆うように頬に添え。
左手で手首を緩く掴み。]


   ……バニラか。



[ その香りの答えを囁くように呟いて。
彼女が止めたり、雨宮が声を上げたり
しない限りは、そのまま、
少しかさついた唇が口づけを落とすだろう。]*
 
(@37) 2020/11/28(Sat) 21:26:48

【見】 3-A 矢川 誠壱

  ──裏生徒会とは?

[ 枝を拾い集めている時、
自己紹介の時から気になっていたことについて
つい尋ねてしまう。W裏Wなんてついているし、
なにか闇の組織的な要素があるのかとか
影の暗躍者的な感じがあるのかとか
いろいろ思うところはあるけれど。
堂々と自己紹介で名乗ること
そしてなにより、彼女自身の優しさや
気遣いの深さを考えるならば、
聞くこともまずそうな、関わってはいけない組織
とかではないのだろうと踏んでのことだった。

なにやらあらかじめ用意されていたかのような
セリフから始まった説明に手を止める。>>147

ちなみに問いかけには、「フルネームに
W同級生Wってつけて呼ばれたの初めてだな」
なんて全然関係ないことを考えていたから
答えることはしなかった。]

 
(@38) 2020/11/28(Sat) 21:57:16

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ そうして黙って話の続きを聞いていた。
───なるほど、全てをきちんと理解
できているかと問われれば微妙ではあるが。]


   つまり、こう、なんでも親切団、
   みたいなかんじなわけだ。


[ と頷いて見せた。
───それで、己がなんとなくであっても
理解していることが伝わったかどうかは
定かではないが。]


   すげえな、なかなかできないよ。
   人のためになにかするってさ。


  
(@39) 2020/11/28(Sat) 21:57:48

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 「入江さん、親切だしなあ」と
昨日のカレー製作時を思い出しながら
へらりと笑う。]


   「裏」とかいうからやばい組織かと
   思ってたけどあれみたいだな、
   忍者っぽいかんじすんな。


[ そんなことを落として。
また、枝拾いを再開するだろう。
「かっこいいな、入江さん」と呟いて。]
 
(@40) 2020/11/28(Sat) 21:57:54

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ それは本心だ。
だからもしも、「知っていたのに聞いた」
なんて話をして、その延長で、
彼女の意図を聞いたとしても。>>146

そうか、と返すだけだ。

その先にあるものを詮索はしない。
結局行くことを選択したのは己だ。
彼女が何かしら罪悪感を抱くのならば、
それはきっと己も共有しなければ
いけないものだ、と眉を下げて笑っただろう。]*

 
(@41) 2020/11/28(Sat) 21:58:06