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人狼物語 三日月国


150 【R18G】偽曲『主よ、人の望みの喜びよ』【身内】

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視点:


【人】 跼蹐 カナイ


「………エマさん、戻って来ませんね」

定期的に集まる為、指定された時間になるかどうかという頃。
集まった人々を見渡して、その中に提案者の姿が見えなくて。
ふと、そんな呟きが口を衝いて出た。

「…何かあったんでしょうか…?それとも…」
(0) 2022/05/31(Tue) 21:31:49

【人】 跼蹐 カナイ


「僕も……外には篝屋さんと出たきりで。
 エマさんの事は…その時には見掛けなかった、はずです」

おずおずと答えて、また一つ周囲を見回した。
彼女の姿を見ていない、という証言ばかりが集まる事に
なんとなく気が引ける思いではあったのだけれど。
ここで答えを濁しても意味がない。

「……脱出経路の確認に
 時間が掛かってるだけならいいんですけど…」

勢い良く寝落ちした知り合いの方を見て、
それから、再び外へ向かう様子にお気を付けて、と声を掛けた。
(7) 2022/05/31(Tue) 22:07:57

【人】 跼蹐 カナイ


一人、二人、三人と会議室を後にする背を見送った。

「……僕も残ります。
 篝屋さんも寝たままですし…起きてます?」

見えない場所で事が起きてしまうのは恐ろしくて。

今はじっとしている方がよほど落ち着かないけれど、
残っている面々が留守番と探索どちらを選ぶかは半々くらい。
自分は残っておいた方が得策のように思えた。

いくらか充電の減ったスマホを充電しつつ、
綺麗に寝落ちを決めた知り合いの様子を見つつ。
暫くはそうして時折会議室に残った面々の様子を窺っていた。
(13) 2022/05/31(Tue) 22:39:54
カナイは、聞こえた声は……幻聴ではなさそうだ、と思った。
(a4) 2022/05/31(Tue) 22:44:43

【人】 跼蹐 カナイ


「………聞こえてました、よ。
 疲れてて……何か聞き間違えたのかと思ったんですけど
 ええと…『ストレスで倒れても誰も面倒見てくれない』と。
 神陰間さんはどうでしたか……?」

ふと零された疑問に遠慮がちにそう答えて、
タブレットの文面から同じものを聞いたらしい、と推測した
少女の方へちらりと視線を向けた。
(18) 2022/06/01(Wed) 0:19:34

【人】 跼蹐 カナイ


「独り言にしては距離があるのに随分はっきり聞こえましたし…
 聞き間違えにしても殆ど同じ内容を聞くというのは……」

「あるとすれば僕達が覚に目覚めたとか……」


心を読む事でおなじみ、妖怪のあれ。
そんな現実逃避じみた冗談は置いておくとして。

「……どういうことなんでしょう…?」

置いておいても、わからない事しかわからない。
(20) 2022/06/01(Wed) 0:36:27

【人】 跼蹐 カナイ


「…………、 
あっ 突っ込まないでおこうと思ったのに……


諸行無常。古来より情けは人の為ならずとも言います。
聞こえなかったフリは通らないのだ。

「…どうぞ、寝られるなら寝てしまった方が良いと思います…
 僕は……ちょっと疲れただけで、眠気はないので……」
(25) 2022/06/01(Wed) 1:07:06

【人】 跼蹐 カナイ


「………外から…?
 僕は何も聞こえなかったような気がしますけど……
 ……神陰間さんは…?」

毛布を受け取り小さく礼を言いつつ、少し訝しげに。
この会議室は防音対策がしっかりとされているようで、
裏を返せば外からの物音も──勿論大きなものは聴こえるけれど。
ごく些細なものであれば殆ど聞こえない……ような。

「……どのみち用心した方がいいのは、そうなんですよね…」

何れにしても、それはそう。
会議室の扉に近い方へ椅子を一脚移動させて、
座ったまま毛布を被って目を閉じた。
寝入りこそしないけれど、疲労は少しましになると思いたい。
(28) 2022/06/01(Wed) 2:45:38

【人】 跼蹐 カナイ


暫く座ったままじっとしていた。

伊縫と結木のやり取りには耳を傾けど、口は挟まずに。
今複数人で話し掛けるとより混乱させてしまいそうだと思って。

その後に奈尾の声がすれば開いたドアにふと目を向けて、
その格好を見れば ひっ、と少々引き攣った声を上げた。
とはいえつい驚いてしまっただけなので、それだけ。

「………僕、ちょっと見て来ます……」

それからまた少し周囲の様子を窺って、
今この場所を空けて良いものか、どうか。
幾許か逡巡の後に篝屋の後を追う事にしたようだった。
(47) 2022/06/01(Wed) 13:31:32
カナイは、気絶は睡眠の内に入らないと思います。
(a29) 2022/06/01(Wed) 19:22:17

【人】 跼蹐 カナイ


「………う〜ん……」

篝屋の様子を見に行った後、会議室に戻って来てからの事。
ホワイトボードに書き付けられたあれやそれやを見て、
疑うわけではないけど、なんとも現実感の薄い話だ、と。
そんな事を思いながら暫くの間控えめな音量で唸っていた。

その後にふとカエルだの猫だの犬だの落書きの一角を見て、
2くらいの出来の毛布おばけのようなものを書き足しておいた。
(65) 2022/06/02(Thu) 3:39:28
カナイは、あの、これは、違うんです。
(a36) 2022/06/02(Thu) 3:39:46

カナイは、悲しきモンスターを創造してしまったかも……
(a37) 2022/06/02(Thu) 3:41:10

跼蹐 カナイは、メモを貼った。
(a38) 2022/06/02(Thu) 4:00:01

カナイは、周りが上手すぎるだけなのでは?そんな気がしてきた。
(a43) 2022/06/02(Thu) 4:26:11

【人】 跼蹐 カナイ


「は、はんぺん…………」


実は、はんぺん描くのが上手かったらしい。
褒められてて訂正できなかった。これははんぺんです。
(70) 2022/06/02(Thu) 4:51:09

【人】 跼蹐 カナイ


「やっぱりお腹は空かないですけど……何ていうか、
 あんまり食べないのも胃によくなさそうですよね…」

挑戦者が現れました!


はんぺんショックをうやむやにすべく、
適当なクッキーを一枚つまみ上げた。
animal
(72) 2022/06/02(Thu) 4:59:18
カナイは、陸の生き物部門で言えば現状はトップだ。屁理屈Fox。
(a46) 2022/06/02(Thu) 5:02:19

【人】 跼蹐 カナイ


「……え?あ、はい…いいですけど…?」

哀れなクッキーはさくさくされた後。
受け取るか否かはまあものによるとしても──

「あの皆目見当もつかないんですがこれはいったい???」


怪しい。容れ物が試験管なのが非常に怪しさを醸し出している。
物凄く訝しげに差し出されたものを見て、
それからやっぱり笑顔の青年を見上げた。
(75) 2022/06/02(Thu) 5:16:21

【人】 跼蹐 カナイ


Melon soda.


復唱。

「わからなくはないですけど……
 …わざわざ何処かから探してきたんです…?中身……」

こんな状況なのに、なのか、こんな状況だから、なのか。

そんな事を思いながら試験管をおずおずと受け取った。
すんと鼻を鳴らせば確かに香料のわざとらしい匂いがする。
(77) 2022/06/02(Thu) 5:54:15

【人】 跼蹐 カナイ


「…………」

意を決して試験管の口を口元にあてて、ぐ、と傾けた。

「………炭酸抜けてる……」


炭酸、抜けてました。諸行無常。
(78) 2022/06/02(Thu) 5:55:01
カナイは、でもまあ、メロン味はメロン味でした。
(a47) 2022/06/02(Thu) 5:55:53

【人】 跼蹐 カナイ


「……はんぺん…………」


ネコチャンに食まれているはんぺん或いは雑巾[要出典]を見て
なんとも言えない顔をしていたとかなんとか。

絵、皆さんお上手ですね。つまりおれの絵って相対的に見たら
味がある(婉曲表現)というだけなんじゃないでしょうか。
そんな事はない。


「……犬も、かわいいですよ。優しいし…」

犬派、ここでは結構少数派なのかな。
ちょっと肩身が狭い感じがして独り言。
別に派閥争いとかではないんだけど、わかってても。
(87) 2022/06/02(Thu) 15:05:20

【人】 跼蹐 カナイ

>>88 神陰間

「……、……あれ、…ど、どうかしました?神陰間さん…
 ………あ、いぬ…」

いぬ。
と、はんぺん。


自分の所に誰かやって来るとは思っていなくて、
すぐ近くまでやって来た人影にちょっと困惑した後。
少女の手元の画面を覗き込んで、気の利かない感想……
感想?


「……柴犬だ。…かわいい、ですね 
はんぺんかじってるけど…


ここに来てからずっと下がりっぱなしだった口角をやや上げて、
親指を立てるあなたに、改めて感想を述べた。

気を遣わせてしまったようでほんのり申し訳ないけど、
同時にほんのり、うれしいね。
絵、上手だね……
(89) 2022/06/02(Thu) 19:50:19

【人】 跼蹐 カナイ

>>90 神陰間

「う……す、すみません……頼りなくて…
 でも、神陰間さんが少しでも安心できたならよかったです…」

タブレットをはんぺんに見立てて食んで見せるあなたに、
もう少しだけ、ぎこちなく口角を……上げられたかな?
きっとあなたは何度か見た事がある、はにかみがちな笑い方。

それはそれとして。

「ん"、んんんんん………」


開いてしまった。地獄の釜の蓋的な何かが。


「………あの……えっと……あれは……」

「…………」

ぎこちない笑顔のまま冷や汗をだらだらと流し、
たっぷり10秒ほど言葉に詰まった。視線が泳ぎに泳ぎ……


「あれは毛布のおばけです……………」


屈した。


とはいえよくよく考えてみてほしい。
自分は別に明確にはんぺんや雑巾説を肯定してはいなかった。
つまりセーフでは?
あれは実際毛布のおばけなのでは?
(91) 2022/06/02(Thu) 21:59:20

【人】 跼蹐 カナイ

>>92 神陰間

「民主主義………??」


自分の絵、正体を議論する必要があったんだ。
内心でそんな顔を覆いたくなるような気持ちになったとか。

「毛布……ああ、猫は揉みますよね……海外だとあの仕草を、
 ビスケット作り(making biscuits)っていうそうです。
 ……ちょっとかわいい気がしますよね、…」

流石にこの場で顔を覆うわけにもいかないので、
至極どうでもいい雑学の方に思考を逃した。
(94) 2022/06/02(Thu) 23:24:00

【人】 跼蹐 カナイ

>>92 神陰間

「えっ 
ふ、増えてる増えてる増えてる


そしてふと差し出されたタブレットを見遣れば、
そりゃあもう増えていた。毛布のおばけ、はんぺん、雑巾。
諸説ありまくりの謎の……何かが。

「これそういう絵なんですか?
 
愛護団体から苦情が来ますよ(ペットショップ店員並感)

 ああもうどんどん大変なことになっていく……」

嗚呼どんどんデコられていく。
シュールな盆踊りが儀式に早変わりしてしまった。南無。
(95) 2022/06/02(Thu) 23:25:51
カナイは、ノリノリでデコられていくのを為す術なく見てる。諸行無常。
(a66) 2022/06/02(Thu) 23:28:36

【人】 跼蹐 カナイ

>>96 神陰間

「このままじゃおれがビスケットに………」


ならない。

不明な世迷い言を宣いながらうにうにされている。

「マルチタスクなのに全然速度落ちませんね……
 
もしかしてこの真ん中のネコチャン交代制なんですか?

 つまり永久機関……ってこと……?」

骨がネコチャンに生まれ変わり、
毛布の下から出てきたネコチャンが中心のネコチャンと交代する
なんともシュールな光景を思い浮かべた。

無限ループするGIF画像とかに、ありそう。
(97) 2022/06/03(Fri) 0:39:51
カナイは、スマホを取り出して、ついでに儀式の絵の写真を撮った。
(a69) 2022/06/03(Fri) 0:40:12

【人】 跼蹐 カナイ

>>98 神陰間

「食物連鎖の最下層になる………」


人間>>>その他>>|越えられない壁|>>ビスケット。

俄に非現実的な事が起こりつつある今、
こんな冗談も案外冗談では済まないのかもしれないな、なんて。
うにうにされながらそんな事を思っていたのはさておいて。
ビスケットにはなりたくないな……。


「…本当にすごいと思います、努力できるのだって……
 
あっ違います そういう努力じゃなくて


永久機関を創造する努力ではなくて。
うにうにしていたので努力は方向音痴にならず済んだようです。
本当にそうでしょうか?
(100) 2022/06/03(Fri) 1:57:25
カナイは、なんとかビスケットになる事は回避できた。危ない所だった。
(a71) 2022/06/03(Fri) 1:57:55

【人】 跼蹐 カナイ


「………う、動物……ですか?」

「あんまり会いたくないな……」


ふと始まった話題に、殆ど独り言のようにそう零して。
不意に自分の名前が挙がればちょっと気まずそうな顔をした。
というか自分も動物語チョトワカルっぽい人だと思われてる?


「…パニックに陥ったりで、凶暴になっている動物は
 ペットのように手加減なんてしてくれませんから……
 普段見るものとは別物だと思った方が、いいです」

「近寄らずに済むなら、それが一番なんですけど……
 餌じゃなくても…意識を逸らすものは、あった方がいいのかも」

物音なんかで誘導して撒けるならそれが一番だ。
後輩の言葉にまあまあの肯定をして、
ほしいものリストはとりあえず頭の片隅に留めておいた。
(106) 2022/06/03(Fri) 14:13:13

【人】 跼蹐 カナイ


「……あ、……まあ、その…もしばったり出会して、
 逃げる為に怯ませるなりしなきゃってなっても、ちょっと。
 咄嗟にできるかわからなくて……」

どうにも動物に対して厳しく接する事ができない質だった。
以前目指していた職はそれで諦めたのだと、
元後輩であった篝屋であれば聞いていた、かもしれない。

「探しものにしても、様子を見に行くにしても……
 …気を付けてください、ね」

動物も、人も、理解によって心を通わせる事はできるけれど。
それは友好的なものにしか当て嵌まらないものだ。

とはいえわざわざ言うまでもない事とわかってはいて、
やや気後れしながらも念を押した。
(108) 2022/06/03(Fri) 15:29:24
カナイは、戻って来た人々が例の絵に触れない事を心の底から祈ってる。
(a77) 2022/06/03(Fri) 18:26:10

【人】 跼蹐 カナイ


「…………」

集合時間が間近に近付く頃。

戻って来た者があればその度にほんの少し安堵して、けれど。
──今度こそ、エマは戻って来るだろうか?
やはりどこか不安な思いを抱きながら、
いつも通りに周囲を窺っている。

一人、二人、三人、…………
(110) 2022/06/03(Fri) 20:14:06