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人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

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視点:


【人】 フィアンメッタ



  「いつまでも子供でいられないと思えるのは
   立派だと、私は思います。>>0

   ……叶うなら、いつまでも子供でいたい。
   そう思う人は、少なくないから。

         
責任なんて、捨ててしまいたいと。」


 
(86) 2022/05/28(Sat) 23:38:26

【人】 フィアンメッタ


  見ないふりをしてもいい。>>1
  そんな風に、言ってもらえるとは
  思ってもみなかったから
  ぱちり、と瞬きをして。

  現実のきつさの説得力は、それはもう。
  言葉の重みが違う。だからこそ、響く。

 
(87) 2022/05/28(Sat) 23:38:51

【人】 フィアンメッタ



   「……っ、そうね。

    私の運命は……
    他人の運命を背負うことだと。
    ずっと、そう思っていたし、
今も、少し。」


  
持って生まれた力からは、逃れようがないから。

  でも、決断した本人の責任、という言葉に
  救われてしまうのも、事実で。
 
(89) 2022/05/28(Sat) 23:40:57

【人】 フィアンメッタ



   「ありがとう。
    そうだったらいいな、と思う。」


  私がセシリーに話していたならば
  背負わなくていいと、言ってくれていたのか。
  それは、わからないことだけれど。

   
(90) 2022/05/28(Sat) 23:42:08

【人】 フィアンメッタ



  一瞬、曇った表情に、>>5
  もしかして、
前向きな願いではなかったのか、
と。
  思わなくはないけれど、それでも私は
  彼の願いが叶うように祈ろうと思う。


   「祈ることしかできないけれど…
    応援しています。

    会って、成したいことを、成して。」


 
(91) 2022/05/28(Sat) 23:43:15

【人】 フィアンメッタ


  だからこそ。
  私はたとえ彼の願いがどんなものであろうと
  応援したい、と思うの。*
 
(92) 2022/05/28(Sat) 23:46:26

【人】 フィアンメッタ



   「……まるで自分が
されたみたいな。
    そんな言い方をするんですね。

          
それとも、ただの例え話?」



  首を微かに傾げて。
  私の気の所為だとしても、そう聞こえたから。
  知っている人に見つけて欲しい
  忘れないでいて欲しい。

  それは、この人の願いにも聞こえて。
  もし、そうならば。
  叶えたいと思うのに、
  きっとそれは私じゃない誰かの役目で

 
(150) 2022/05/29(Sun) 19:41:23

【人】 フィアンメッタ


  誰も冥福を祈ってくれる人が居なかったと
  そういう声はどこか寂し気に響いた気がして
  ゆらり、と瞳が揺らめく。
  貴方の大切な人も……
  祈ってくれなかったのか、と言いかけて、
  私の声は酒場の賑やかさにかき消された。
  届いたとしても、聞こえなかったと
  誤魔化せそうなくらいの、声だったから。
  

  
「縁のある人しか……出来ない……。」


  
(151) 2022/05/29(Sun) 19:42:18

【人】 フィアンメッタ



  今からでもまだ、届くのなら。

          ―――――願いたい。


     「……!やっぱ、り……。
      願いって何処に向かって投げるの…?
      空、とか……?」



  一人のゴーストさんの意見を聞いて
  私は悩みながらも。
  最後に付け加えられた一言に
  ムッとした顔をしてしまったはず。
 
(152) 2022/05/29(Sun) 19:43:11

【人】 フィアンメッタ




   
「食べて大きくなるような歳じゃない!」



 
(153) 2022/05/29(Sun) 19:43:31

【人】 フィアンメッタ



  頼んだピザは一人で……食べられなくはないけれど
  分けるつもりでいたから。
  ハバネロなんて入っていたとしたら
  激辛ピザを食べることになったのは
  私だけではないはずだけれど。



        「……優しいですよ。
         ハバネロまみれになってても。」


    
(154) 2022/05/29(Sun) 19:44:07

【人】 フィアンメッタ



  だから―――――。
  ハバネロまみれのピザが来たとして。
  私は彼を優しいと、思ってしまう。

  辛い辛い、って何の躊躇いもなく泣けるでしょう?

 
(155) 2022/05/29(Sun) 19:45:31

【人】 フィアンメッタ

***


  夜が明ける。霧夜の終わり、
  私は席を立って外を見た。
  うっすら明るくなっていて、今なら帰れそうで。

  結局自分が飲み食いした分のお金は
  席に置いて、立ち上がった。
  ……夜が終わりを告げたからかな。
  
私にはすでに、ゴーストが見えなくなっていたから。



   「ごちそうさまでした。
    
……お料理、どれも美味しかった。」



  シーフードピザも、分けてもらった船盛も
  唐揚げも、海の色みたいなカクテルも。
  ありがとう、と小さく呟いて。

 
(156) 2022/05/29(Sun) 19:46:06

【人】 フィアンメッタ



  それから、懐の中から一枚、
  タロットカードを取り出す。
  無造作に取り出した一枚は、なんでだろう。
  未来を見たわけでもないのに予想がついていた。

  
 
   「決めました。
    逃げてきたあるべき場所へと
    一度戻ることにします。

    残してもらった物の意味を考えるために
    他にもないか、探すために
    
……後悔を、忘れないために。」


 
(157) 2022/05/29(Sun) 19:46:43

【人】 フィアンメッタ



  手に握られているのは、愚者のカード
  数字を振るなら0。

  可能性を示すカード。
  タロットは、愚者が旅する軌跡とも言われるし
  旅の最後に愚者は世界を手にするのだとか。

  ……世界は要らないけれど
  私にとっての正しい答えせかいを、手にしたいから。
  きっとこれは始まりのしるし。

 
(158) 2022/05/29(Sun) 19:48:16

【人】 フィアンメッタ



   
「最後に……祈っていてもいいですか?」


 
(159) 2022/05/29(Sun) 19:48:46

【人】 フィアンメッタ



   「次来た時に、
    貴方達がここに
居ない
ことを。」

  
(160) 2022/05/29(Sun) 19:49:46

【人】 フィアンメッタ



  遠回しで、素直な言い方じゃない祈り。
  願わくば、ここに留まる魂たちの想いが
  果たされますように、と。


  それがどう取られていたとしても
  私はもう、見ることが出来ない。

  ブレスレットを付けてから微笑って。

  私は店を後にした。**
  
 
(161) 2022/05/29(Sun) 19:51:13

【人】 フィアンメッタ


  お会計はエアハートが奢ってくれる、>>188
  そういう話だったのは覚えてたけど……
  話を聞いてくれたゴーストさんたちのために
  私も少しでも、と思ったから。

  だから、余計に払った分は
  心付けとして置いておきたいなと思ったけれど…
  ダメそうなら無理には置いていかなかった。



  酒場を出た後、一度自室に戻って
  故郷へと戻るための用意をしてから
  ギルドへとキンウに渡してもらうつもりの手紙を
  持っていった。
 
(320) 2022/05/30(Mon) 23:48:21

【人】 フィアンメッタ


  酒場で聞いた彼女の話は
  夜が明けてもちゃんと覚えている。
  ひとつの場所に留まれない理由も
  吹き矢なんて物騒なものが飛ばされる理由も。
  大変だったんだ、とか月並みなことしか
  言えなかった気がする。
  非力だから、キンウの力にも…
  あんまりなれないだろうし、ね。

  真名を聞いた時、私は確かこういった。>>315


   「貴女によく似合ってる名前だね。

    貴女の笑顔、太陽みたいだったから。」



  お酒が入った勢いはあるけど、これは本心。
  そして教えてくれてありがとう、
  とその時はお礼を言ったんだったかな。

 
(322) 2022/05/30(Mon) 23:50:06

【人】 フィアンメッタ


  パーティを組みたい、といった
  私の誘いは反故にするつもりはなかったから
  ギルドに残した手紙には
  
  「暫く所用でプロテアを離れるけれど
   必ず戻ってくる。
   戻ってきたときは、一緒にダンジョンに行こう」


  なんて、書いて。
  それを見てから彼女が私を追いかけることは…
  タイミングがよければ、出来たかもしれないけれど。
  でも、私の知らない所で隠れ家を譲ってもらったり
  色々あったみたいだから……どうだろう。

  
(323) 2022/05/30(Mon) 23:50:53

【人】 フィアンメッタ

***

  故郷にある外れの森にセシリーのお墓はあった。
  殺されたと、里の皆に知られたようで。
  寂しい場所に、弔われていた。
  セシリーが生きた証は……
  もう、残っていなかった。

  セシリーの死の原因は、何処からか
  里の皆にも伝わってしまったらしい。
  セシリーは里の恥だと、
  生きていた時に好かれていたのが嘘だったみたいに、
  
好意の全てが反転したかのように
嫌われていて。

  貴女に純粋な好き、を向けられなかった私なのに
  哀しいな、と思ってしまうのはなぜ……?

  
(325) 2022/05/30(Mon) 23:51:53

【人】 フィアンメッタ

  

  「さよなら、セシリー。」


  
頬を伝う涙はそのままに、
里を後にした。
(326) 2022/05/30(Mon) 23:53:03

【人】 フィアンメッタ



   そして、また霧の夜が来たのなら。 
   私は、またあの酒場を訪れることになるだろう。
   もういない店員がいると知れたなら
   その人の行く末を思って。
   
   変わらず酒場にいる人、
   以前は見なかった人に対しては……
   どうだろう、占いでもどう?なんて。
   言って見たかもしれない。

   それは、行ってみなければわからないけれど。

   いつかは来るだろう霧夜の前日に
   流れる噂を耳にした私は、きっとこう言う。


    
「私が行った中で一番素敵な酒場だった。」**


  
(327) 2022/05/30(Mon) 23:54:09