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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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視点:


【人】 “観測者” 処暑

 

  ――――――……


[ もし誰かが今、私の姿を“観測”出来たならば、私はとても痛々しい表情をしているのだと思う。
 普段の私からは、想像も付かぬ程。
 但、灯守りになった当時の私を知っていれば、重なるのかもしれないが。
 ]
(12) 2022/01/25(Tue) 4:40:11

【人】 “観測者” 処暑

 
[ 嫌なことを思い出した。

 ……否
 彼に会いたいがために、私は幾度もそれを思い出し再生し、そして彼はその度に息絶える。
 そんな自傷行為にも似ることを、延々と繰り返している。 ]



[ だけど、これでも随分と、思い返すことは減った。これは、本当の話。

 それだけ、今の状況を楽しめるようにはなったし、
 領域に置かれた私の灯りは、穏やかに灯っている。 ]

 
(13) 2022/01/25(Tue) 4:41:34

【人】 “観測者” 処暑

 
[ 故に私は、『カナミ』ではなく、『処暑の灯守り』としてだけ存在している。>>0:179
 先代処暑の彼の面影を残す、次代として。

 『カナミ』はあの日死んだと思えばいい、
 私を個人として認識する者がいなければ、『カナミ』は永遠に彼だけの『カナ』であれるのだから。

 ……そんな、私らしくもない夢見がちな事を考える。
 酷く、馬鹿馬鹿しい考えだ。
 だけど矢張り私は、それを祈るように、縋っている。* ]

 
(14) 2022/01/25(Tue) 4:43:25

【人】 “観測者” 処暑

―― 小満の彼 ――


[ さて、意識を今に戻すが、
 この灯守りの交流の場において、一際目に留まる存在と言えば、小満の灯守りたる彼であろう。
 どこにでも現れ、笑い掛けては、輪の中へと馴染んでいき、或いは人を呼び寄せて輪を作る。
 そんな彼は多数の灯守りや蛍に声を掛けては、友好的に接している。
 会合では私と同じく興味が薄そうであるし、蛍に全てを任せているようだけれど、人々との交流自体は好きなのだろう、という事は“見て”いれば判るし、この場においても観察し甲斐のある人物だと言える。

 但、彼と私の接点はあまり多くない。
 彼は私に構いに来る訳でもなければ、積極的に呼ぶ訳でもなく、話す機も限られている。
 違和感を覚えているのは、何より本人である私であったけれど、私はそれをあまり気にしてはいなかった。>3:*69
 むしろ、誰にでも声を掛けそうな彼が私には無理に関わってこない、というのが、面倒ではない距離感であると思っている。
 嫌われる何かがあったのかもしれない、とも思うのだけど、そういう訳ではなさそうだとも思う。
 判別は付かないけれど、私から聞くことも、なかった。 ]
(15) 2022/01/25(Tue) 5:21:08

【人】 “観測者” 処暑

 
[ 天真爛漫な彼が、何か楽しいイベント事を企画しているらしいのを、私は唯、“観測”するだけだった。
 その集まりは興味がある観察しようと思いながらも、
 常のように上機嫌な彼を見て、華のある姿を、眩しいと思うだけ。** ]
 
(16) 2022/01/25(Tue) 5:23:10
“観測者” 処暑は、メモを貼った。
(a7) 2022/01/25(Tue) 5:39:05

 
[ 己が中央に勤務した頃……と言えば、思い出す事がある。
 芒種の灯守りに突拍子もない提案をされたことだ。
 彼女は、会合中の態度も大人しいし>3:59、あまり問題がない灯守りとも言える。
 ……唯、素晴らしいという話も聞かないので、灯守りとしてはあまり特徴もない、と言えるかもしれない。
見えている範囲では。

 とはいえ、あの“事件”があっては、己からしてみれば彼女は、“扱いに困る灯守り”という認識であった。 ]


  ……?
  ええ、どうかされましたか? 芒種様


[ 微笑と共に声を掛けられた>3:*57頃の己は、特に目立つこともない一職員であったし、灯守りとの関わりも少なかった。
 だから突然“灯守り様”に声を掛けられ、疑問には思った。
 しかも休憩中という事は、仕事ではない。益々疑問が募っていく。 ]


  え、ええ……間違いはありませんが……

  ……はい? あの、何方に付き合いが必要でございますか?


[ 尋問じみた圧で問われるのは、プライベートの事>3:*58。
 困惑した顔をしながらそれでも律儀に答えていたが、「つきあってほしい」との言葉と共に質問攻めが終われば、状況が掴めずに、こちらから質問した。
 ……のだが。]
 

 

  !?!?!?

  えっ?! は!?!? なん……っ!?


[ 恥じらいながら、「恋人になってほしい」と口にする彼女>>3:*59。
 思わず大声を上げて、とても焦った表情をした。
 己のどこがそんなに気に入られたのか……否、それは今重要ではない。……否、重要か……?
 しかし己は彼女の事を何も知らないし、“灯守り様”と恋人とは!?と悩んでしまい、固まったまま、意味のある言葉は出せなかった。

 ……さて、その“事件”はどのように収束したのだったか。
 もしかしたら一瞬程は律儀に“お付き合い”したかもしれないし、早い段階で面倒ごとを持ち込んだだけだと知れたのだっただろうか?

 ふと、彼女の方を向くと、目が合った
 艶っぽい視線を送られれば、表情が引きつる。
 怯えるように、目を逸らすだろう。]
 

“観測者” 処暑は、メモを貼った。
(a24) 2022/01/26(Wed) 5:26:12