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人狼物語 三日月国


77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】

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視点:


[小僧の体は初めてとは思えないほどに天狗に馴染む
ほろほろと涙を零し、耐えかねて手に爪を立てるというのに
声は苦し気な中に悦を隠さず、体はもっと欲しいと天狗を誘う
こんな風に真っ直ぐに受け入れられたことなど、これまでなかった事


嬉しいかと揶揄うように言えば浮かぶ笑み
辛抱堪らず責め上げれば、それにさえ歓喜の声上げて
届く限りの奥の奥へと精を放てば
喜びに蕩け切った声と共に小僧の体が跳ねて
最後の一滴まで逃さぬと言わんばかりの締め付けに思わず息を詰め
望み通り、最後の雫まで残さず注ぎ込んでから

じぃ、と小僧を見下ろした]

[初めてのまぐわいで気を遣るほどの悦を知るとは、と
よほど覚えがいいかそれとも相性がよかったかなどと
くてりと果てたままの小僧をみつめる

ゆるりと呼吸を戻し、腹を撫でるのに気づいて]

 そうじゃ、中にワシがおる
 たっぷり注いだからの、
全部受け入れぇよ


[精と共に注がれた天狗の毒、もう十分小僧を
侵して
はいたけれど]

 気を遣るほどじゃ、少し休め
 その後で、ワシの住処に運んでやろう

[そう言って、入れたままでも辛かろうと
らしくないことを
考えて
ゆっくりと、中から竿を引き抜こうと身を起こす]

[休め、と抜かれたモノの名残を惜しむ様に、受け入れた孔はきゅうと窄まってまるで縋るかのように、]

 あ……ッん、

[くったりとしていても、甘い声を一つ零して、抜かれた刺激にすら小さく身を震わせる。
楽な体勢を作ってもらって、ゆっくりと、呼吸を継ぐ内に……青年の身体に忍び寄る変化に、青年自身は気づかない。]

【人】 龍之介

 
  
── 裏の森 ──

 
[掃除で日々鍛えられた体。
 慣れぬ足場に苦戦することはあっても
 息が上がることはない。

 ただ、焦りから来る疲労は
 空っぽの籠を担ぐ肩に重く伸し掛かっていた。

 それでも、探す目を手を足を緩めずに
 一刻半で尽きる蝋燭の
 三本目が残りわずかになった頃]



   ────!!



[漸く見つけた手がかりに息を飲む。]
 
(114) 2021/06/24(Thu) 23:51:01

【人】 龍之介

 
[慌てて地面に手を伸ばし、提灯にかざせば
 ぷちぷちとした細かな実が
 集まった一房だった。

 小鳥が美味しいところだけ啄んで捨てたのか
 天敵でも現れて急いで逃げたのか
 食べかけのもの。

 匂いを嗅ぎ
 指で潰して汁を舐めてみれば
 淡い酸味と甘さが口の中に広がっていく。



    (これなら…!)



 ミクマリ様が
 好んで召し上がられているものと比べれば
 食べでがあるとは言い難いけれど…

 甘さを足して煮詰めて
 まんじゅうや寒天などに添えたりすれば
 おそらく満足していただけるはず。

 それには量が必要だと
 見上げる梢は、確認できぬほど高かった。]
 
(115) 2021/06/24(Thu) 23:51:07

【人】 龍之介

 
[逸る気持ちで荷を下ろし
 背負い籠だけになると
 二拾尺、いや三拾尺はありそうな樹を登り出す。

 途中、何度も足を滑らせて
 ひやりとしつつも
 どうにかこうにか辿り着けば
 鈴なりの豊かな実りが待っていた。



   (ああ、よかった…!!)



 空が薄っすらと染まり始める中
 熟している房だけを選び
 手早くもいで籠に入れていく。

 山盛りとは言えないまでも
 それなりの量を確保して降りる頃には
 空だけでなく
 指先も赤く染まっていた。]
 
(116) 2021/06/24(Thu) 23:51:13

【人】 龍之介

 
[荷は増えたはずなのに軽く感じる籠と共に
 するすると降りて
 暗い地表が近づいて来た、その時。


 ────
ガッ



 何が起きたのか分からぬまま
 衝撃に転がった。


 ぱきり、と
 ひしゃげた籠が悲鳴をあげるから
 ミクマリ様への土産を気にして
 即座に身を起こそうとする、すぐ傍で


   
グルルル…
 


 獰猛な獣の、低い唸り声が響く。]*
 
(117) 2021/06/24(Thu) 23:51:20
[あ、と開けた口で、指先を咥える。
ちゅうと吸い上げては、傷口を舌先で刺激する。
痛いかな?とか考える余裕もなく。
もう少し、もうちょっと、
甘露
が欲しくて強請るように、吸う。]

 
ちゅ……ちゅぷ、


[ざわざわと、翼の先が震える。
こめかみが、熱っぽく脈打つような気がする。
はふ、と吐息を零した。

漸く満足したころ、咥えていた指を返すが、その表情はどこかとろんとしていた。
ふるふるっと全身を震わせると、一度開いた翼がするすると背中に収まって、肌表面の刺青のような描画に収まる。
それからまたひとつ身震いすると、するすると黒い糸がどこからともなく肌の上を滑り、墨色の着物となって青年の身を包んだ。]

 あは……どう?

[おそろい、なんて、馴染んだばかりの妖力で編んだ着物を自慢げに見せ**]

[ちゅぷ、と音を立てて指先に吸い付く姿を愛おしく眺める
飢えた赤子が糧を求めるようで、欲しいだけくれてやろうと決めてしまえば
指先の痛みも心地よく、吐き出す域に熱が宿った]

 いいぞ、茅
 啜った分だけ力も強くなるからの

[先とは違い、望んで得た物ならば暴走もすることはない
妖力を操れる証のように、揺れる翼が背に消えて
蕩けるような表情のまま、また一つ力を使って天狗を驚かせ、喜ばせた]

 ほぉ、見事なもんじゃ、よく似合っとる
 こうもすぐに力を使いこなすとは、さすがワシの茅じゃの
 それにその表情……とてもいい顔じゃ、のう、茅

[くつくつと笑いながら、天狗は茅の間近へと顔を寄せ耳元で囁く]