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人狼物語 三日月国


162 【身内】奇矯の森【R18G】

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視点:


【人】 浮遊する ハグベリー

>>4 
大好きな家族達


「随分掘って疲れたでしょう。
 あとはお兄ちゃんに任せて。」

優しい声で。
優しい笑顔で。
そう語り掛ければ、スコップを受け取って。
数日前より頭一つ分下がった高度。
弟が重しになってくれれば、もっとぐっと下がる。
ありがと、と頭を撫でてから、ざく、ざくと。
まずは
穴を掘る。
愛していた家族が、安らかに眠れるための穴を。
たくさん要る


やがて汗ばみ、息が荒くなる頃。
きっと、十分なだけの穴が掘れる。
お兄ちゃんは、力持ちだ。
(5) 2022/07/25(Mon) 16:56:10
どんなに悲しくても、足を止めてしまいたくても、畑は作物は時を止めて待ってはくれないから。
朝から起きて、手を動かす。

水をたっぷりやって、夏の旺盛な雑草を抜いて、そろそろ豆類は取り入れ時かな。
秋冬野菜のための場所も耕して、畝を作っておかなきゃ。

クロほど鍛えられてない身で一人でやるには結構な重労働なのだけど、その疲労で思考を誤魔化すように熱中している。
皆と、次の季節を生きるための作業に、没頭している。

また、断たれた命に。絶たれようとしている命に。気づいていない。

ハグベリーは、笑顔で見守った。
(a1) 2022/07/26(Tue) 14:32:03

ハグベリーは、涙を流している。
(a2) 2022/07/26(Tue) 14:32:24

ハグベリーは、息苦しい。吐いた空気が上に昇っていくのを見た。
(a3) 2022/07/26(Tue) 14:32:56

【人】 浮遊する ハグベリー

>>14 
愛してる


目の前で行われる惨劇を。
しかし兄を名乗る青年は、笑顔で見つめている。
笑顔で、笑顔で、笑顔で。
それ以外の表情を忘れてしまったかのように。
それこそが最も幸せな事であるかのように。
ただ、ただ笑顔で見つめて。

でも、それがとても痛い事は分かるよ。
苦しいよね、辛いよね。
すぐに、直ぐに楽にしてあげるから。
だって俺。

お兄ちゃんだから。



きっと、愛する弟にはよく見える。
青年が。
スコップを思いっきり、振りかぶるのが。




真っすぐ、頭に……振り下ろされる所まで。
(16) 2022/07/26(Tue) 20:16:26
▙ ▜▓▗
_ クロ……くろ…………いる?
どうしよう…………どうしよどうしよう…………っ〕

日記の記述を読み、到底理解したくないその内容は全て漏らしてしまったのだろう。呼び掛けた者以外にも、きっと近くにいてくれた子達に。
悲痛と動揺と共に。

クロ

声が聞こえて、それでやっと、呼吸をすることを思い出した。
無意識に息を詰めていたらしい。それでも喋れるから、うっかり。

▙ ▜▓▗
_ この文字……多分〕
〔⿻▫__見間違える訳が無い〕

推測に留めたくても、確信しない理由がなくて。
貴方がページを読めるように、少し場所を開ける。
声ばかりで姿は見えていないから、ちょっと頓珍漢な動きになったかもしれないけど。

クロ

▙ ▜▓▗
_ やっぱ、クロから見ても、間違い無い……?〕

自分の見間違いという一縷の線は木っ端微塵に砕かれたけど、そこでうじうじしてる時間を貴方達二人は与えてくれないのだろう。
どうにかすることを、既に話し合い始めていて。

〔⿻▫__ クロとモノ、実は行動力最強コンビなのかも……?〕

余計な考えを挟むことくらいは許して欲しい。